2012/04/23

シニアワインエキスパート試験受けてきました。


<※この記事は2012年受験の記事のため、現在の試験システムとは大分違いますのでご注意ください。>

いよいよシニアワインエキスパート試験日当日。
それほど緊張感も無いまま、一夜漬け状態で試験を受けてきました。

■会場のグランドプリンスホテル高輪に到着

早めにホテルに着いたのですが、開場前からフロアには多くの人が集まってきて、床に座り込んで、みな直前までお勉強。
みなさん有資格者なので、受かればラッキーくらいの気持ちかと思いきや、意外と緊張階あります。

会場は400名くらい入れそうなグランドプリンスホテル高輪の宴会場。
ワインエキスパートと同じ雰囲気ですね。
もう2回も受けてるので、慣れたものです。
( ̄^ ̄)>エッヘン

ちょっと余裕を取って席を配置してるので、200名くらいでしょうか。

机に出していいのは、筆記用具だけって何度も言われましたが、もちろん時計もOKです。
時計があるかないかで、ペース配分が全然違ってくるので、必ず持って行った方がいいですね。

■まずは白ワインが2種類

ワインエキスパート試験と違って、シニアの方は、先にデギュスタシオンがあります。

先に酒を入れてから筆記試験なんて、何か意図があるのかも。
( ̄ー ̄;)

まず最初に白が2つ出てきて、そこで試験がスタート。
残りのワインは試験中に出てくるシステムでした。

自宅のワインテイスティングでも、ずっと試験対策の項目でやってきたのでとってもスムーズ。
品種とアペラシオンの2項目は、自由記述方式になっています。

1つ目の白は明るい麦わら色。
香りはグレープフルーツのような爽やかな果実系で、ソーヴィニヨン・ブランに絞って、項目をチェック。

2つ目の白も一緒に進行します。

もう一つは色味の強いタイプ。
しかも香りはバターリィ。
いかにも典型的なシャルドネなので、その線で項目を選択。

最近の傾向からして、日本じゃないかと思っていたけど、選択肢にありません。

じゃあニューワールドで、アメリカかオーストラリアに絞りましたが、オーストラリアのアペラシオンが思い浮かばず、アメリカをチョイスして、アペラシオンはナパ・バレーを想定。

外観、香り、味わいと、項目チェックを進めていると、あれ?一つ目、ソーヴィニヨン・ブランじゃないみたい?
種の部分の香りが強くて、これはリースリング?

これは完全に違いそうなので、方針転換。

リースリングだとしたら、ドイツかアルザス?
ドイツって感じでも無いので、ここは王道でアルザス。

なかなかいい線でまとまったかも。 ( ̄ー ̄)ニンマリ

■赤は1種類

選び終わって、ホッと一息してる間もなく、赤ワインのデギュスタシオン開始。

明るめのルビーで、香りはなめし革やドライフルーツのような印象。
ガメイやサンジョヴェーゼと迷ったのですが、これは王道でピノ・ノワールで決定。
しかも、これはフランスではなくて、ニューワールド?

つい先日、オレゴンのピノ・ノワールセミナーやったばっかりだし、ここはウィラメット・ヴァレーのピノ・ノワールか!?
('ー') フフ これもなかなかいいチョイス。

ちょっと熟成感があるので、2008年にしておきました。

■4つ目は日本酒

驚いた事に4つめは日本酒。
すでにネタばらしがしてあって、特定名称、精米歩合、使用米、アルコール度、産地などを選択。

これはもう全くわからないので、一口飲んで、あとはヤマカン。

大吟醸で、精米歩合は60%、山田錦、アルコール度は18度くらい、産地は岩手。
震災応援関連で東北の酒が出るだろう、ってヤマをはりました。

でも、山田錦って東北でも使われてたっけ?と我ながらちょっと疑問??

■5つ目は琥珀色の酒精強化ワイン

5つくらいの選択肢があって、その中の1つが紹興酒。
さすがに紹興酒は分かるだろう、と香りを嗅いでみると、まったく紹興酒そのもの。

これは決まりと思ったら、飲んだら甘い。

ええ、じゃあ、これはポート?
ということで、ルビー・ポートを選択。

これもまったくのヤマカンというか、ルビー・ポートなんて飲んだこと無いような??
r( ̄_ ̄;)

ヤマカンだよりの部分もあって、スムーズに記述が終わり、時間を余らせて終了。
デギュスタシオンは、考えれば考えるほど外れていく、という今までの経験で、第一印象を大事に選んでみました。

■日頃のトレーニングが役立ちました

毎日のように試験用の項目を使ってテイスティングメモを取っていたので、かなりスピードアップしてチェックできましたね。

試験1ヶ月まえくらいから、地道に毎日のワインをテイスティングチェックしておくと、当日焦らずに出来ていいですね。

筆記試験が控えているので、ほとんど飲まず、ほぼ香りで決めた感じです。

■ほんのり酔っ払って、筆記試験突入

なるべく口に含まないようにしていたものの、5種類テイスティングしたら、ほんのり良い感じになりますね。

10分休憩があって、トイレにいかせてもらえたので、落ち着いて取り組めました。

分かるところと、まったく分からないところに集中して、悩むところは飛ばして一気に回答。
85問の3分の2くらいを終えたのが、開始後10分くらい。

意外とヤマがあたっていた事もあって、ちょっと簡単?って感じでしたが、ヨーロッパ系のマイナーな国が多く出ていて、そこが勝負の分かれ目になりそうです。

残してあった、悩む問題も一通り終わらせて、残り30分。

時間がたっぷり余ったので、あらためて問題を読み直してみると勘違いしてるところが多く、答えをかなり変更しました。
やはりスピーディに回答して、時間に余裕を残して良かった。

基本マークシートですが、自由筆記も意外に多かったですね。

いままでは問題用紙も回収されてましたが、今回からお持ち帰りになりました。
自己採点しても合格してるかどうか分かりませんが、何点取れたか、確認してみよう。

■シニアワインエキスパート試験を受けてみて

合格するかどうかは分かりませんが、今回シニアワインエキスパート試験受けて良かったと思ってます。

日々、スポット的に入ってくる情報なども、総合的に繋がって意外な発見があったり、曖昧に覚えている名称をしっかり確認出来たり、やはり基本は大事ですね。

定期的に試験受けたいな、って思ったくらい。

不合格だったら、また来年受けてみたいと思っています。
受験料は高いけど・・・ (-ω-;)

■デギュスタシオン結果

さっそく、本日デギュスタシオン試験の答えが出ていたので、ソムリエ協会ホームページにアクセス。

ちょっと自信があったのですが、答えをみて愕然。。。 ( ̄▽ ̄;)!!

(1)白ワイン スペイン:アルバリーニョ:リアス・バイシャス:2010
(2)白ワイン オーストラリア:シャルドネ:ビクトリア:2008
(3)赤ワイン アメリカ:ジンファンデル:ナパ・ヴァレー:2007

ああああ・・アルバリーニョって・・
これ当たった人いたら、ものすごいですね。

唯一、ピッタリ当たっていたのは、シャルドネだけ。

デギュスタシオン試験は品種・銘柄当てでは無いので、各項目の選択が当たっていたら合格の可能性もありますが、やはり品種と生産国を外すとガッカリしますね~。

くそー、来年リベンジだ!

■関連リンク

シニアワインエキスパート合格しました!

シニアワインエキスパートの認定バッジが届きました!

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