2011/12/22

ロス・ヴァスコス シャルドネ 2010

ロス・ヴァスコス シャルドネ 2010
ロス・ヴァスコス シャルドネ 2010
LOS VASCOS CHARDONNAY 2010

チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1280円で購入。

【外観】
少しクリームがかったような、淡めのレモンイエロー。
色調は白っぽいような麦わら色。
輝きは強め。
粘性は強めで、脚がゆっくり降りてくる。

【香り】
柑橘系。
ミネラル。
パイナップル。
グラスを回すと熟した果実。
ちょっと傷みかけくらいの甘い感じ。
クセのあるハーブ。
スモーキー。
やや悪臭系の印象あり。

【味わい】
残糖を少し残したセック。
フレッシュでフルーティ、ほんのり甘みのあるアタック。
ボディはややぽっちゃり。
甘くてフルーティな飲み口から、強い苦味が出てくる。
梨の芯の部分のような果実の苦味。
アルコール度はそれほど高く感じない。
余韻は少し続く。

【総評】
安定感のあるシャルドネですね。
色味はほとんどグレーに近く、ちょっとクリームっぽい穏やかな色調。
ときどきこの白っぽい色調のワインがありますが、何が要因なんでしょうね。

香りは果実香中心。
複雑な要素もあって、期待感が膨らみます。
上質感というよりは、ちょっとカジュアルで陽気な印象でしょうか。

飲み口は想像以上のフルーツ感で、さらにスッキリとした味わい。
苦味がかなり強めなのが特徴ですね。

ホントにフルーツを食べてるような味わいなので、食事には合わせにくい?

今日の晩御飯は、カレイの干物、豚汁、それに冷凍のパスタ。

豚汁に合わせると不思議な合い方をします。

良く言えば、ゆずを絞ったような感じ。
悪く言うと、豚汁にフルーツを入れたような感じ。
ワインの苦味がギリギリセーフにしてるみたいですね。

甘く煮た、かぼちゃの煮物があったので合わせてみると、最初OKだけど、後味がとても苦くなります。

カレイの干物に合わせると、生臭さが強くなって完全にアウト。
干物に合うワインって無いですよね。

冷凍の、醤油たらこスパゲッティに合わせると、まあ問題なく合います。
口をさっぱりして、シメてくれるような合い方です。

焼いてから5日経った、自家製シュトーレンに合わせてみると、これがバッチリ合いました。
シュトーレンって、ワインに合うからいいんですよね~。

でも、バターとかナッツとかたっぷり使ってるから、カロリーが半端じゃありません。
食べ過ぎには要注意。
シュトーレンと白ワインのこの組み合わせって、とってもクリスマスっぽいですね。
頭の中を自然とクリスマスソングが流れていくようです・・

このワイン、食事無しで飲むと、苦味と、後味のエグ味が気になってきました。
さらにアルコールの印象も気になります。
白ワインでアルコール度14%は相当高いですからね。

ただ、品質感は安定感があるので、安心して買えるブランドだと思います。
コストパフォーマンスも高いですよね。

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