2011/11/05

サンタ・イネス メルロー 2009(ブラインドテイスティング:外す)

サンタ・イネス メルロー 2009
(1)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(2)メルロー、マスカット・ベーリーA、ベーリー・アリカントA(日本:山梨県:09)\1350
(3)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(4)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
(5)シラーズ(豪:南東部:10)\780

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若々しい色調の濃いガーネット。
フチ8mmくらいは鮮やかなマゼンタ。
深い透明感を感じるが底はまったく見えない。
粘性は中庸。

【香り】
タバコ。
スモーク。
スパイス。
樽の印象が強い。
グラスを回すと生っぽい動物香。
スパイスも強くなる。
香りはやや強めで、ニューワールド的。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
フルボディ。
ほんのり甘さを感じる口当たりで、濃厚なフルーティさがある。
酸味は穏やか。
タンニンも柔らかい。
全体にまろやかでトゲがない。
口に含んでそれほど膨らみはないが、優しく広がる感じ。
余韻は少し長めに続く。

【判定】
若々しい、濃い外観からは2009年チリか、2010年のオーストラリア。

香りはスパイシーで、シラーズの印象。
樽の印象も何となくオーストラリアのシラーズって感じ。

味わいは甘みが強く、やはりシラーズの印象。
マイルドで飲みやすい感じはニューワールドの中でもオーストラリア?

ファイナルアンサーで、シラーズ
で、ブー

チリのメルローでした。

【総評】
サンタ・イネス メルロー 2009
SANTA INES MERLOT 2009

チリ:マイポ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー

ジュピターで、970円で購入。

シラーズ(シラー)とメルローを間違える事が良くあるんですよね。
特に樽香が強いとそうなります。

シラーズは口当たりの甘さ、メルローは細かいけどしっかりしたタンニンっていうのが個人的なポイントなのですが、このワインは第一印象がとにかくシラーっぽかったですね。
でも、開けてから時間がたって、落ち着いてくると、メルローらしい、柔らかいフルーツ感が出てきました。

それにしてもこのワイン、人工的な樽の香りが我が家的にはアウト。
最初はとても口当たりが良いのですが、グラスに入れて時間がたつとだんだん飲みくちが荒っぽくなってきます。

なんだかイマイチな印象ですが、まあでも、フルーティでほんのり甘くて、飲みやすい、という点ではパーティワインとしてはいいのかもしれませんね。

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
確かにそんな感じ?

今日の晩御飯は「じゃがぽぉ」のお鍋だったのですが、意外と大丈夫でした。

それほど主張が強くないので、合わせる料理の幅は広いのかもしれません。

フルーティで飲みやすく、悪くないのですが、我が家的にはあまり好きなタイプじゃないかな~。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事