2011/10/06

テル・デュ・ルヴァン 2009(ブラインドテイスティング:外す)

テル・デュ・ルヴァン 2009
(1)アラゴネス、アルフロシェイロ、アリカンテ・ブーシェ(ポルトガル:アレンテージョ地方:06)\1380くらい(6本セット@902円で購入)
(2)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970
(3)グルナッシュ、シラー(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCヴァントゥー:09)\950
(4)トリンカデイラ、テンプラニーリョ、アリカンテ・ブーシェ、カステラン(ポルトガル:DOCアレンテージョ:NV)\680 (6本セット@902円で購入)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若々しい色調の、濃いルビー。
色調は青味のあるルージュで、やや明るい。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は弱め。

【香り】
黒い果実。
ケミカル。
なめし革。
生木のようなグリーン香。
グラスを回すと生っぽいグリーン香が強くなる。
フローラルな印象も出てきた。
ユーカリのようなスパイス香。
香りは弱めだが、派手さがある。

【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
軽くて優しい、フルーティさのあるアタック。
酸味はしっかり強め。
タンニンは弱めで、舌の真ん中が少し乾く程度。
アルコール度は低め。
後味にタンニンが残り、渋さが強くなる。
後味は少し乾く印象。
余韻は少し続く。

【判定】
明るめで、若さのある外観からは低価格のポルトガル?

香りは、いろいろな要素が混ざり個性的。
香水を混ぜたような、華やかさを持っていて、生木のような、野菜のような印象もある。
ローカル品種のイメージ。

味わいはライトだが、しっかりワインらしいまとまり。
甘すぎず、フルーティになり過ぎず、ドライな印象で、伝統産地をイメージさせる。

ヨーロッパの安くて美味しいテーブルワインって感じだが、グルナッシュ、シラーではないので、ここはポルトガルか。

ファイナルアンサーで、トリンカデイラ、テンプラニーリョ、アリカンテ・ブーシェ、カステラン
で、ブー

なんと、グルナッシュ、シラーでした。

【総評】
テル・デュ・ルヴァン 2009
TERRE DU LEVANT 2009

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCヴァントゥー
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー

リカーランドトップで、950円で購入。

軽いけど、とても魅力的なワインです。

最初の口当たりがあまりにライトだったので、680円クラスかと思いましたが、じわじわと良さが出てきました。
大体軽めのワインが好きな方なので、これは結構好みのタイプですね。

口当たりは軽いけど、深みがあって、ほんのりフルーティさもあって、後味はしっかり渋味があります。

今日の晩御飯は鶏とポテトの炒め物。
味付けは塩味ベース。

鶏肉は粉をまぶして炒めてあるので、しっかり焦げ目と塩味がついています。

赤に合いそうな、皮の部分に合わせてみると、完全にワインが勝ってしまって、辛さが強くなります。
白身でも同じく、辛い印象になりました。
一緒に炒めてあるジャガイモも同じ。

塩気の強い食事には合わないみたいですね。
このワイン、意外と頑固者です。
おかずとごはんと一緒に食べてから合わせた方が、塩気が抑えられて合いやすくなります。

とりあえずは、ワインだけで飲むのが一番美味しいかも。
カミさんにも好評で、二人で1本すぐに無くなりました。

後味に残る、チャーミングなフルーツ感がとてもいいんですよね。
我が家的には、かなりストライクなワインです。
ほんのり残る果実味が心地よくて、またグラスに手が伸びるんですよね。

合わせる食事がちょっとイメージつかないけど、とてもいいワインだと思います。

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