2011/10/16

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2007
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー:09)\3200
(2)ソーヴィニヨン・ブラン70%、セミヨン30%(仏:ボルドー地方:AOCペサック・レオニャン:07)\2980
(3)ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\1499
(4)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(5)ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント(ポルトガル:DOCアレンテージョ:NV)\680 (6本セット@902円で購入)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
オレンジがかった、濃い黄金色。
色調は熟成感を感じる濃いゴールド。
輝きは強い。
粘性も強め。

【香り】
はちみつ。
白い花。
熟成感のある果実。
ドライマンゴー。
グラスを回すと蜜の印象が強くなる。
ハーブやドライフルーツの印象が混ざり、複雑で厚みがある。
時間がたつとリンゴのような酸化の印象が出てくる。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
少し酸化を感じる、収斂性のある飲み口。
酸味は強く、厚みを感じる。
アルコール度は強く、後味に残る。
後味の苦味は強め。
酸が味の中心になっていて、苦味と相まって、後味がかなり辛い。
全体的にギスギスしたまとまりで、バランスが悪い。

【判定】
熟成感のあるゴールドに、ギラギラした輝き。
高いワインが開いたかな、って印象。
ただ、色のイメージでは、2007年よりも古い感じ。

香りは、甘い蜜のような印象が中心。
そこにハーブはドライフルーツの印象がまざって、印象は南のワイン?
リンゴのような酸化の印象はボルドーでよくあるタイプ。

飲み口は、キツめの酸と、酸化したやや口当たりの悪い印象。
高いワインかと思っていたけど、これは違うかも。

改めて香りを嗅ぐと、かなり個性的な要素が混ざって、ローカル品種をイメージさせる。

これはノンヴィンテージのテーブルワイン?

ファイナルアンサーで、ロウペイロ、フェルナン・ピエス、アリント
で、ブー

なんと、ヴィオニエのミティークでした。

【総評】
ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2007
LA CUVEE MYTHIQUE BLANC 2007

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュブラン

リカーランドトップで、特売1499円で購入。

そうですね、ネタバレしてみると、これはヴィオニエが入ってるワインですね。

ローヌ地方北部の主要品種を使っていますが、酸化の印象や樽香が強いせいか、あまりローヌっぽくはありません。

時間と共に、酸化と樽香が、木酢液のような感じになってきました。

カミさんにミティークとネタばらしして価格感を聞いたら、1480円でほぼ正解。
ただ、この味だと、980円でも高い、ってという評価でした。

セールで買ったワインですが、値段の下がっているワインは要注意ですね。

ただ、ベースはしっかりしているので、コンディションは悪いものの、飲めないレベルじゃないかもです。

今日の晩御飯はチキン南蛮。
竜田揚げの鶏肉にタルタルソースがかかってます。

合わせてみると、やっぱりワインの酸化してる感じが気になってしまって、イマイチ。

でも、ハーブの効いたレバーペーストに合わせてみると、ワインの欠点をうまく隠してくれて、とても美味しくなりました。
多少ワインに欠点があってもカバーしてくれる食材って重要ですね。

それにしても、素性はいいワインなので、このコンディションはちょっと残念でしたね。
ローヌ系の白は好きなタイプなので、また飲んでみたいと思います。

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