2011/10/23

シャトー・オー・ラヴィニョー 2000(ブラインドテイスティング:外す)

シャトー・オー・ラヴィニョー 2000
(1)メルロー主体(仏:ボルドー地方:AOCサン・テミリオン:00)\2180
(2)メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCサンテミリオン・グラン・クリュ:06)\1699
(3)カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ(ポルトガル:リスボア地方:DOCアレンケール:07)\1280くらい(6本セット@902円で購入)
(4)品種不明(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール:06)\1080
(5)メルロー(チリ:マイポ・ヴァレー:09)\970

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
落ち着いた、黒っぽい色調の、濃いガーネット。
墨を垂らしたような黒っぽさがあり、フチはほんのりオレンジがかっている。
深い透明感があるが、底は見えない。
粘性は強め。

【香り】
しょうゆっぽい、オリエンタルスパイスの印象。
プルーン。
ジャムのような果実感。
グラスを回すと、なめし革とドライフルーツ。
炙った木のような感じ?
グリーン系のスパイス。
とても独特な香りを持っている。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
卵白のような印象のある、なめらかなアタック。
ライトからミディアムボディ。
酸味は穏やかだがしっかり効いている。
タンニンは繊細で弱め。舌の表面が微かに乾く。
アルコール度はそれほど高くなさそうだが、やや浮き気味。
後味はかなり辛い。
余韻は短い。

【判定】
落ち着いた色調で、深い透明感。
2006年、2007年あたりが候補。

香りはドライフラワーや、煮詰めたプルーンのような、かなりの熟成感。
独特な個性をもっていて、何となくボルドーじゃないような感じ?
ポルトガルとヴァン・ド・ペイあたりが候補か。

味わいは軽くてまろやか。
このまろやかさはちょっとボルドーっぽいかも。
でも、サンテミリオン・グラン・クリュにしては軽すぎる?

何となくだけど、カベルネ・フランっぽい、マイナーな雰囲気を持っていて、そうなるとサンテミリオン・グラン・クリュという選択肢もある。

2000年のボルドーも十分候補。

これは分からなくなってきた・・・

あらためて飲んでみると、この個性的な味わいはローカル品種っぽいかも。

ファイナルアンサーで、カステラン、カマラーテ、ティンタ・ミウーダ
で、ブー

なんと2000年のボルドーでした。

【総評】
シャトー・オー・ラヴィニョー 2000
CHATEAU HAUT-LAVIGNERE 2000

フランス:ボルドー地方:AOCサン・テミリオン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー主体

町田の蔵家さんで、2180円で購入。

この軽やかさにだまされてしまいました。
飲み口は軽いけど、アルコール度はしっかり高そうです。

熟成感したワインのブラインドテイスティングって難しいですよね。

卵白っぽい、なめらかな口当たりはボルドーっぽかったのですが、熟成のせいかクセが強く、メルローとは思いませんでした。

とっても軽いのですが、傷んだ感じとか、力が落ちてるような印象はありません。
11年経っても、まだしっかりしていますね。

今日の晩御飯は甘酢がけの肉団子。
中華風の味付けです。

このワイン、オリエンタルスパイスのような熟成感があって、さらに軽めなので、実に良く合いました。

家庭料理に合う2000年のボルドーってあまりないのでは。
カベルネ・ソーヴィニヨンじゃなくて、メルロー主体ってのも、軽やかな熟成感のポイントですね。

食事が終わってワインだけになると、ちょっとペースが落ちますが、熟成感は十分楽しめます。

2000円を超えるとちょっと高い感じもありますが、2000年のボルドーで、まだまだ十分美味しいというだけで、価値はありますね。

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