2011/09/25

ワインエキスパート二次試験:過去の傾向から予測する、今年の出題ワイン

【注意】
これは2011年の記事です。
2012年の傾向はこちら
・ワインエキスパート二次試験 過去の出題品種まとめ

-----------------------------------

ワインエキスパートの二次試験を受けるみなさん。
9月26日の本番に向けて、猛勉強中かと思います。

ワインをしっかり飲んで勉強するのも重要ですが、テストのテクニックとして、過去問題を知っておくのも重要ですね。

出題傾向ってのがありますので、私なりに予想してみたいと思います。
念のため言っておきますが、これはあくまで私の予想なので、個人の感想として参考にしてください。

■過去の出題ワイン ※平成16年以降 ワインエキスパートのみ

<平成16年:2004年>
・シャルドネ フランス 2000年
・カベルネ・ソーヴィニヨン アメリカ 2000年
・シラーズ オーストラリア 1998年
・ルビーポート ポルトガル

<平成17年:2005年>
・シャルドネ フランス 2001年
・リースリング ドイツ 2002年
・カベルネ・ソーヴィニヨン アメリカ 2001年
・コニャック フランス

<平成18年:2006年>
・シャルドネ フランス 2003年
・ピノ・ノワール アメリカ 2004年
・カベルネ・ソーヴィニヨン オーストラリア 2003年
・アルマニャック フランス

<平成19年:2007年>
・ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ) フランス 2005年
・シャルドネ 日本 2005年
・シラーズ オーストラリア 2002年
・チェリーヒーリング デンマーク 

<平成20年:2008年>
・シャルドネ フランス 2003年
・カベルネ・ソーヴィニヨン チリ 2005年
・リースリング ドイツ 2005年
・泡盛 日本

<平成21年:2009年>
・ソーヴィニヨン・ブラン フランス 2007年
・状態不良のため不採用
・サンジョヴェーゼ イタリア 2005年
・アルマニャック フランス

<平成22年:2010年>
・リースリング ドイツ
・シャルドネ 日本
・メルロー フランス
・アマレット イタリア

■いままでの出題傾向のまとめ

<シャルドネ:過去6回>
とにかく、ほぼ毎回シャルドネが出てます。
でも生産国はフランスから、日本などのニューワールドにシフトしてきています。
フランスが4回、日本が2回。
今年もシャルドネは出そうですが、生産国はニューワールドの可能性が高いかも。
特に日本のワインは注力してるので、要注意ですね。

<リースリング:過去3回>
白ワインでシャルドネの次に多いのはリースリング。
しかもすべてドイツ。
最近、ドイツワインを飲む機会が少ないかもしれませんが、ソムリエ協会的にはまだ重要品種です。
しっかり飲んでおきましょう。

<ソーヴィニヨン・ブラン:過去1回>
シャルドネに続いて重要なソーヴィニヨン・ブランは、意外にも過去1回しか出ていません。
青草香が分かりやすいからでしょうか。
生産国はフランスでした。

<ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ):過去1回>
ムロン・ド・ブルゴーニュはいままでに1回出ています。
ちょうどこの時は試験を受けたのですが、答案用紙にヒントがありました。
合わせる料理の選択肢に「白身魚のグリル・ナント風」というのがあったのですが、ナント風ってのは、ロワールのペイ・ナンテ地区の事ですね。
ペイ・ナンテがあるってことは、ミュスカデが出る?というのがヒントになって、甲州かミュスカデか迷ったあげくに、ミュスカデを選択して無事に正解。
解答用紙にも十分目を配りましょう。

<カベルネ・ソーヴィニヨン:過去4回>
赤で一番多いのはカベルネ・ソーヴィニヨン。
これが面白いのですが、すべてニューワールドなんですね。
アメリカ2回、オーストラリア1回、チリ1回です。

<シラーズ:過去2回>
赤ワインでカベルネ・ソーヴィニヨンに続いて多いのはシラーズです。
もちろん、すべてオーストラリア。
赤ワインはニューワールド比率がとても高いですね。

<ピノ・ノワール:過去1回>
ピノ・ノワールが意外と少ないんですよね。
すぐ分かってしまうからかも。
しかもアメリカです。

<サンジョヴェーゼ:過去1回>
サンジョヴェーゼが過去1度だけ出ているのですが、これはイレギュラーですね。
でも2年まえの2009年なので、この傾向が今回も無いとは限りません。

<メルロー:過去1回>
重要品種のメルローも過去出たのは1度だけ。
メルローって意外と分かりにくいので、出ると迷うかしれません。

■今年の出題ワインを考えてみると

傾向として、ソムリエやワインアドバイザーと比べて、ワインエキスパートはあまりひねった問題は出ないようです。
基本品種を抑えておけば大丈夫だと思います。

いままでにフランスの出なかった年は無いので、どれか一つはフランスでしょう。

ドイツは過去3回出ていますが、続けて出た事は無いので、今年は出ないのでは。(あくまで予想)

2007年以前はオーストラリアが良く出ていましたが、最近はまったく出てません。
ニューワールド枠を日本とチリに取られた感じになってますね。

気になるのがイタリア。
ここ2年続けて出ています。
※去年はアマレットというリキュール

それと、意外にも一度も出ていないがスペイン。
これは今年も出なさそうですね。

■まったく個人的な予想結果

予想は意外と難しいですね。
まったく、部外者の意見として、予想を載せておきます。

1)シャルドネ フランス
去年のシャルドネは日本だったので、今年はフランスに戻る?

2)甲州 日本
甲州はずっと出ると言われ続けていますね。
さすがに出ないかな~。

3)カベルネ・ソーヴィニヨン チリ
赤で一番出題回数が多いことと、最近のニューワールドでのチリの重要性を加味して選んでみました。

4)スコッチウィスキー
蒸留酒枠は、昨今のハイボールブームで、スコッチやバーボンのようなウィスキー系が出るような気がするのですが・・・

他に気になるのは、イタリアのネッビオーロ、スペインのテンプラニーリョ、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランあたりでしょうか。

すみません勝手に予想してしまいましたが、あまり参考になりませんね。
テイスティング技術をしっかり身につけて、二次試験の当日に備えてください。

みなさんの検討をお祈りしています。 ※\(* ̄▽ ̄*)/※

<9月26日>
速報で見ると全然違ったみたいですね。
ソムリエ協会から正式に発表があったらまた結果を掲載します。

<10月17日>
すみません!!!
今年から、ワインエキスパートは、口頭試問無しで、デギュスタシオン6種類だったんですね。

しかも選択肢も随分変わったみたい。
実際に試験を受けてないので、詳細は分かりませんが、<清澄度><輝き><色調>などの項目で選んでいくようです。
情報が入ったらまた掲載していきます。

ちなみに、今年のワインは以下のとおり。
1.シャルドネ 2009 アメリカ
2.リースリング 2008 フランス
3.シラーズ 2007 オーストラリア
4.テンプラニーリョ 2004 スペイン
5.ドライベルモット
6.ウォッカ

6種類のテイスティングは大変ですが、さらに項目も詳細になってて、みなさん苦労されたのでは。

■関連記事

イーエックスワイン 品種別ハーフセット 12本
ワインエキスパート二次試験 ブラインドテイスティングのコツ
ワインエキスパート二次試験用の資料(テイスティングシート)
Winaroma(ワイナロマ:香りのサンプル)

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事