2011/08/25

ドミニオ・デ・トラスモンテ 赤 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

 
ドミニオ・デ・トラスモンテ 赤 NV(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)バルベーラ、サンジョヴェーゼ(イタリア:ロンバルディア州:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ:NV)\670
(3)シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:03)\598
(4)テンプラニーリョ主体(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:NV)\523

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色味はほとんど黒で、フチは鮮やかなバイオレット。
透明感はほとんど無い。
粘性は中庸。

【香り】
黒い果実。
グリーン系スパイス。
タバコの葉。
卵白のような動物っぽさ?
グラスを回すと、花の印象と、なめし革。
香りは強めでボリューム感がある。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
軽く、優しい口当たり。
ライトボディ。
酸味はしっかり強め。
タンニンも強く、舌全体が乾く感じ。
アルコール度は低めだが、後味に残る。
タンニンが支配的で、後味はかなりドライ。
余韻は短い。

【判定】
若々しく、濃い外観からは、ノンヴィンテージのイタリアとスペイン。

香りはグリーン系の印象と、動物香が強め。
印象としてはカベルネ系。
でもこの中にはない。

飲みくちはかなりライトで、低価格な印象。
わりとマイルドで、ドライ。
かなりの辛口。

全体の印象ではテンプラニーリョ。
ちょっとワイルドな動物香があって、そこもテンプラニーリョっぽい。

ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ
で、ピンポン

強いタンニンがひとクセくわえてて、面白いまとまりです。

【総評】
ドミニオ・デ・トラスモンテ 赤 NV
DOMINIO DE TRASMONTE RED NV

スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:12%
ブドウ品種:テンプラニーリョ主体

OKストアで、523円で購入。

カミさんの価格感は580円で、ほぼ正解。
軽いので、高そうな感じはしませんが、しっかり個性を持っていて面白いワインです。

ちょっとシラーっぽい感じもありますが、飲みくちのドライさはまったく違うかな。
やはりカベルネ・ソーヴィニヨンの方が近い印象です。

ただ、この何とも言えないこのクセは、カベルネ・ソーヴィニヨンだと出ないでしょうね。
テンプラニーリョならではの味わいって感じがします。

このワイン、タンニンや香りの主張が強いのに、頼りないボディがなんともアンバランス。

竹内力の顔をしてる、カラテカ矢部って感じ?
でもまあ、それが何ともいい味を出してます。

今日の晩御飯は照り焼き味のチキンソテー。

照り焼きのソースに良く合います。
焼き鳥とかつくねとかいいでしょうね。

ワインの力が弱い分、料理の邪魔をしません。
甘いソースだとタンニンも和らいでいい感じ。

ただやっぱり、後味に強すぎるタンニンが残るので、そこが課題かもしれません。

釜揚げしらすの佃煮、ってのをカミさんが作っていたので試しに合わせてみると、ひぇ~ってくらい合いません。
生臭さが爆発して、ワインも佃煮もアウト。
まあ、当たり前か・・・

チョコレートに合わせると、一瞬合うのですが、チョコレートの苦みとワインの渋味が見事にケンカします。
ナッツクリームの入っているチョコだと、クリームのなめらかさがタンニンを和らげてくれてよく合いますね。

いろいろ試すと楽しいワインです。

デイリーワインとしては完全に合格点ですね。
タンニンが強めな分、食事と合わせる楽しみがあるような気がします。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事