2011/04/03

M.シャプティエ コトー・デュ・トリカスタン ”ラ・シボワーズ” ルージュ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン5%(仏:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ:07)\2100
(2)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

M.シャプティエ コトー・デュ・トリカスタン ”ラ・シボワーズ” ルージュ 2008【外観】
少し落ち着いた色調の、濃いルビー。
黒っぽく落ち着いたルージュ。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性はやや強めで、脚が長く残る。

【香り】
甘いミツのあるフローラル。
カラメル。
なめし革。
グラスを回すとなめし革の印象が強くなる。
少しグリーンっぽさのあるスパイス。
香りはそれほど強く無いが、重みがある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
熟成感を感じるドライフルーツのようなフルーツ感のアタック。
酸味は落ち着いている。
タンニンも滑らか。
ミディアムボディ。
アルコール度はやや強いが、バランスは良い。
余韻は長めで、口の中で膨らみ、長く続く。

【判定】
少し落ち着いた色調の透明感を感じる外観からは、2007年ボルドーと、2008年ローヌが候補。

香りは、ボルドータイプではなく、甘い印象が強い。
ちょっとキャンディのような、ガメイっぽさがある。

味わいは少し熟成感を持っていて、まろやか。
甘みも強く、ボルドーというよりは、ローヌ。

ドライフルーツのような果実感のあるワイン。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル
で、ピンポン

レーズンやプルーンをジュースにしたような味わいですが、後味はスッキリしています。

【総評】
M.シャプティエ コトー・デュ・トリカスタン ”ラ・シボワーズ” ルージュ 2008
M.Chapoutier Coteaux du Tricastin “La Ciboise” Rouge 2008

フランス:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ60%、シラー30%、ムールヴェードル10%

伊勢丹で、1680円で購入。

ドライフルーツや、煮詰めたフルーツのような、独特の甘い味わいを持っていますが、飲み口はとてもスッキリとキレイです。

ただ、あまりにクリーン過ぎて、飲み終わった後に余韻が残らないんですよね。
水飲んだ後みたい。
味の記憶が残らないとでもいいましょうか。

なので、次のグラスに手が伸びにくいですね。
不思議な感覚で、こんなワインはあまり記憶にありませんね。

でもとても良いワインだと思います。
じわっと沁みる美味しさです。

カミさんに価格感を聞いたら、1680円とドンピシャ。
価格なりの印象だけど、口当たりが良くて美味しい、という評価です。

今日の晩ご飯は鶏の南蛮風。

酢醤油の南蛮風の味わいなので、さすがに合いませんでした。

意外と合ったのが、昆布の佃煮。
こってりとした甘さが馴染みました。

このワイン、絶対、焼き鳥に合いますね。
照り焼き味のハンバーグにも合いそう。

ひょっとしたら、うなぎの蒲焼も美味しいかも。

香りも味わいも軽めなので、和食によく合うと思います。

今度は、是非焼き鳥と一緒に飲んでみたいですね。
良いワインだと思います。
おすすめです。

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