2011/04/30

カミーノ・サン・ペデロ ストークスタワー 赤 2007(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)カベルネ・フラン100%(仏:ロワール地方:トゥーレーヌ地区:AOCサン・ニコラ・ド・ブルグイユ:09)\1380(6本セット@997円で購入)
(2)メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPコトー・デュ・リブロン:08)\1200(6本セット@997円で購入)
(3)テンプラニーリョ、シラーズ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)ネグロアマロ(伊:プーリア州:IGTサレント:09)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カミーノ・サン・ペデロ ストークスタワー 赤 2007【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
ほとんど黒に近い色調だが、フチだけ鮮やかなバイオレット。
透明感はほとんど無いが、底光りするような輝きがある。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
重く、濃厚な果実香。
香りは厚みがあるが、それほど強くない。
グラスを回すと生っぽい動物香が強くなる。
タバコの葉や、スモークの印象も強い。
茎っぽいグリーン香。

【味わい】
残糖を少し残しているセック。
まろやかなアタック。
酸味はしっかりしているが柔らかい。
タンニンは細かく、まろやか。
フルボディ。
マイルドな味わいに、かすかにフルーツ感が残る。
スムーズな喉越しで、とても上質感を感じる。
後味はジューシーさとかすかなタンニン。
余韻も心地良く続く。

【判定】
若さのある、濃い外観からは、どれも候補になる。

香りは濃厚で樽の印象が強めのニューワールドタイプ。
スパイシーさもあって、シラーのような印象。

飲み口はマイルドで柔らかいが、ニューワールドというよりは、上質なボルドーをイメージさせる。

極め細やかなタンニンはメルローっぽくもある。

香りがやや重い感じと、動物香が強めで、テンプラニーリョやカベルネ・フランのような気がする。

ボルドーっぽい、卵白のようなマイルドな味わいは、ボルドーに近いテイストのスペイン、って感じもある。

でも時間が経つと、カベルネ・ソーヴィニヨンのグリーン香も感じられる。

そうなると、ボルドータイプのチリ?

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

スペインの方でした・・・

【外観】
カミーノ・サン・ペデロ ストークスタワー 赤 2007
CAMINO SAN PEDRO STORKS'TOWER RED WINE 2007

スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、シラーズ

マルコホールで、1200円で購入。

テンプラニーリョにシラーが入っている感じ、だったんですよね。(いまさら遅い)

しかもこれ、2007年でしたね。
まろやかな口当たりは、4年熟成の影響もあったみたいです。

香りはまあまあ、ですが、飲み口は質のいいボルドーっぽさがあって、美味しいワインですね。

柔らかい味わいは、いろいろな食事に合わせやすそうです。

今日の晩ご飯はチキン南蛮。

タルタルがかかっているので、ちょっと合わないかと思ってましたが、マイルドな口当たりなので、結構いい感じ。

フルーティさもありますが、ニューワールドっぽくはありません。

テンプラニーリョが個性を出して、シラーがフルーティなベースを作っているようなまとまりです。

ワインだけで飲んでても美味しいですね。

このワインオススメです。

モンペイルー・ロゼ コトー・デュ・ラングドック 2009 ドメーヌ・ドピヤック(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCマルサネ:08)\2500
(2)サンソー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル(仏:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック:09)\1180(6本セット@997円で購入)

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モンペイルー・ロゼ コトー・デュ・ラングドック 2009 ドメーヌ・ドピヤック【外観】
鮮やかなルージュ色の、濃いロゼ。
色調は青味がかった若々しい、ルージュ。
ちょっと黒っぽさも感じる。
クラレットくらいの濃さ。
輝きは強めで、フルーツゼリーくらいの印象。
粘性は、やや強めで、脚が長く残る。

【香り】
フルーツゼリーのような甘い印象。
グリーン系のハーブ。
アセロラのような酸味を感じる果実香。
グラスを回すとクリームのようなまろやかな香り。
シャープな赤い果実の印象も強くなる。
香りはそれほど強くないが、フルーティでデザートっぽい印象。

【味わい】
残糖を多めに感じる、セック。
フルーティで甘みのある口当たり。
酸味はしっかりしている。
かすかにタンニンの渋味を感じる。
アルコール度は高く、後味は辛め。
アタックはまろやかだが、酸味がしっかりしていて、そのあとアルコールの影響で辛くなる。
余韻は少し続く。

【判定】
濃い、青っぽい鮮やかな外観からは、ラングドックのロゼ。

香りもフルーティで甘い印象で、南のイメージ。

味わいも残糖を多めに残す、甘みを感じるタイプで、さらに強いアルコール度が南のロゼをイメージさせる。

ファイナルアンサーで、サンソー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル
で、ピンポン

これは色で分かってしまいますね。

【総評】
モンペイルー・ロゼ コトー・デュ・ラングドック 2009 ドメーヌ・ドピヤック
MONTPEYROUX ROSE COTEAUX DU LANGUEDOC 2009 DOMAINE D'AUPILHAC

フランス:ラングドック地方:AOCコトー・デュ・ラングドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:サンソー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル

ドラジェの通販で、6本セット5980円、1本あたり997円で購入。

ほんのり甘くてフルーティで美味しいロゼです。
ただ、ちょっとアルコール度が高くて、後味辛めかも。

今日の晩ご飯は、チキン南蛮。

タルタルソースがかかっていて、マイルドな感じがロゼに合うかな、と思っていましたが、このワインはアルコール度が高い事もあって、ちょっと辛くなってしまいます。

肉料理でもビーフくらいが合いそうですね。
焼肉とかいいかも。
豚肉使った中華も良さそうです。

おつまみで、ビーフジャーキーで合わせてみると、ちょっと違和感があります。
やっぱり豚肉の甘みにフィットしそうです。

ただこのワイン、そのままでも美味しく飲めますね。
アセロラのゼリーみたい。

ちょっとジュースやカクテルのような雰囲気もあるので、スナックとか、オードブルみたいなものにも合いそうです。
みんなで楽しく飲むのが良さそうですね。

美味しいロゼだと思います。

2011/04/29

ウマニ・ロンキ ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(2)ヴェルディッキオ(伊:マルケ州:DOCヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ:09)\1200
(3)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ウマニ・ロンキ ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ 2009【外観】
グリーンがかった、淡めのレモンイエロー。
やや淡い色調で、フチはほぼ無色。
輝きは強く、ギラギラしている。
ちいさな気泡がグラスの内側につく。
粘性はやや強い。

【香り】
アルコールの印象。
青草香。
青りんご。
グラスを回すと蜜と、炭酸の香り。
クリームっぽさも出る。
香りはやや刺激的で、キツめ。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
フレッシュでシャープなアタック。
酸味は強め。
アルコールの印象が強く残る。
わずかに炭酸を含んでいる印象がある。
後味はかすかな苦みと重さが残る。
余韻は短い。

【判定】
グリーンっぽい、若々しい外観からはソーヴィニヨン・ブランが候補。

香りはややアルコールがキツめ。
鼻を突く、刺激臭がある。
グリーン香があって、やはりソーヴィニヨン・ブランが候補。

味わいは残糖多めの、甘みを感じる味わい。
それでいて飲み口はシャープ。

まず、500円ワインか、そうじゃないか、を判定すると・・・750円くらい?
微妙な感じ。

軽めな飲み口だが、バランスは悪くない。
香りはちょっと刺激的だが、しっかりしている。
複雑さと、樽熟成の印象もあって、悪くない。

そうなると、ソーヴィニヨン・ブランとヴェルデホがブレンドされているスペインかも。

ソーヴィニヨン・ブラン単一って感じでは無いし、イタリアっぽくもない。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ
で、ブー

あれま、ヴェルディッキオ、イタリアでした。

【総評】
ウマニ・ロンキ ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ 2009
UMANI RONCHI Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico 2009

イタリア:マルケ州:DOCヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ヴェルディッキオ

マルコホールで、1200円で購入。

ネタバレしてみると、イタリアらしさがありますね。

口に含んだ時にフワッとかすかな炭酸を感じて、軽やかな感じがイタリアっぽい?
クセもなく、プレーンでシャープな味わいもそうですね。

スペインの白はちょっとシェリーっぽいものが多いですよね。
日本のワインに日本酒の酵母の印象を感じるのも同じような感覚でしょうか。

さらに、飲み口のこの甘さが、判断を鈍らせましたね。
イタリアの白は、香りは華やかで果実味たっぷり、でも飲むとスッキリドライ、というパターンが多いので。

ネットで調べてみると、このワイン、ステンレスタンクでの熟成ですね。
ちょっとカラメルっぽさとか、ヴァニラっぽさを感じるのは何だろう??

開けて時間が経ってくると、穏やかでまとまりのいい味わいになってきます。
上質な印象がありますね。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円で、ほぼ正解ですね。
1000円は超える印象で、口当たりが良くて美味しい、という評価。

今日の晩ご飯は、ネギトロ丼。

さすがに生魚に合わせると、生臭さが強くなってダメです。

魚でも、フライやフリッターだったら良く合いそうですね。
ちょっと甘くてまろやかな味わいなので、タルタルソースにも馴染みそう。

チキンよりは、魚の方が合いそうな気がします。

まろやかで、ほんのり甘い、フルーティな味わいなので、ワインだけで飲んでも美味しく飲めます。

後味にグレープフルーツのような苦みがあって、余韻も悪くありません。

ボトルの形が古代のアンフォラをイメージしているようで、個性的で、ちょっとオシャレな感じで、手土産で持って行く分にはいいかもしれません。

カミさんもガバガバ飲んでたし、美味しいワインだと思います。

2011/04/28

フェウド・モナチ プリミティーヴォ・サレント 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)テンプラニーリョ、シラーズ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(2)プリミティーヴォ(伊:プーリア州:IGTサレント:08)\1200
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(4)ネグロアマロ(伊:プーリア州:IGTサレント:09)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フェウド・モナチ プリミティーヴォ・サレント 2008【外観】
少し落ち着いた色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒に近く、フチだけ薄くルージュ色。
わずかにオレンジがかっている。
透明感はほとんど無い。
粘性はやや強めで、脚が後からゆっくり降りてくる。

【香り】
濃縮感のある果実香。
グリーン系のスパイス。
なめし革。
グラスを回すと生っぽい動物香。
グリーン香も強くなる。
香りは強めで、重い印象。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
かなり甘さのある、煮詰めたような、濃いフルーツ感のあるアタック。
プルーンみたいな感じ。
フルボディ。
酸味は柔らかいがしっかりしている。
タンニンは柔らかく控えめ。
アルコール度は高めだが、甘くてフルーティなので、気にならない。
ソフトな果実感のあるアタックから、酸味と甘みが広がり、後味は少し乾く印象。
余韻は長めに続く。

【判定】
とても濃い外観で、ほんのりオレンジがかっているようだが、生産年はみな若いので、品種の色と思われる。

香りは、濃厚で、やはり熟成感のある香り。
プルーンのような印象。
グリーン系の印象もあって、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーも考えられるが、クセが強く、いわゆるグローバル品種では無さそう。

味わいも、甘みの強さが特徴。
それにやはりプルーンのような煮詰まった果実感がある。

イタリアの土着品種の2つが候補。
産地は一緒で、品種だけ違う。

プリミティーヴォは今まで何度か飲んだことがあるが、ネグロアマロは記憶にない。

かなりクセがあって特徴的なので、これは珍しい方の品種かも。

ファイナルアンサーで、ネグロアマロ
で、ブー

プリミティーヴォの方でした。

【総評】
フェウド・モナチ プリミティーヴォ・サレント 2008
FEUDO MONACI PRIMITIVO SALENTO 2008

伊:プーリア州:IGTサレント
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:プリミティーヴォ

マルコホールで、1200円で購入。

ちょっとクセはありますが、フルーティで飲みやすいワインです。

今日の晩ご飯は、チキンの照り焼き。
お休み前なので、ついでに冷凍のミートソースのパスタも。

合わせてみると、甘さがちょっと気になりますね。
それと、ちょっとアルコール感が強くなります。

クセのあある甘さのワインなので、合わせる食事は絞られるかも。
フルーツソースの肉料理とか、中華の炒め物もいいかもしれません。

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
アルコールの印象が気になるみたいです。
飲み終わりに強く出るんですよね。

でもフルーティで飲みやすいワインなので、2人で1本、すぐなくなりました。

甘さのある赤ワインなので、家庭料理に合わせにくいかもしれませんが、そのまま飲んでも美味しいワインですね。

2011/04/27

ルイ・ジャド シャブリ 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(3)ヴェルディッキオ(伊:マルケ州:DOCヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ:09)\1200
(4)マカベオ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\500
(5)ソーヴィニヨン・ブラン(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\500

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ルイ・ジャド シャブリ 2009【外観】
ややグレーがかった、淡いレモンイエロー。
色味は薄く、グレーっぽい。
輝きは柔らかい。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
クリームやヴァニラの甘い香り。
柑橘系のフルーツ。
グラスを回すと、よりクリームっぽい印象が強くなる。
炭酸のニュアンスがあり、ちょっとスパークリングっぽい。
後からスモーキーさが出てくる。
香りは弱いが、上品で、複雑。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
マイルドな飲み口で、ほんのりフルーティ。
酸味も優しい。
アルコール度は低めで、ボディは軽い。
後味にグレープフルーツのような苦みが残り、爽やか。
酸味も後から強くなる。
少し、喉につっかかるような印象がある。
優しさと刺々しさが同居してる感じ。
余韻は少し続く。

【判定】
淡い外観からは、ソーヴィニヨン・ブランとイタリア。

香りは弱めで、品種の特定が難しいが、ソーヴィニヨン・ブランぽいスモーキーなグリーン香をかすかに感じる。
ただ、香り全体の印象はイタリアっぽくもある。

味わいは、優しくマイルド。
少し高い感じで、1000円越えのイメージ。
ただ、後からやや荒っぽさが出てきて、なかなか判断が難しい。

全体的な印象は、安いソーヴィニヨン・ブラン。
でも軽いながらもまとまりがいいので、イタリア、あるいは高めのスペインも考えられる。

ちょっと混乱してきたので、頭を空にして、もう一度味わう。
香りの印象や、炭酸を含んでいる感じ、後味の酸味の印象が、イタリアっぽさを感じる?

いやいやいや、でもこれはちょっと軽すぎるので、やっぱり低価格ワインじゃないかな~。

ファイナルアンサーで、500円のソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー

・・・・・・・・え、シャブリ???

【総評】
ルイ・ジャド シャブリ 2009
LOUIS JADOT CHABLIS 2009

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、特売2480円で購入。(元値3500円)

これは久々の大外れですね。
生涯最大の大外し、といっても過言ではないでしょう。(おおげさ)

ルイ・ジャドのシャブリを、500円のテーブルワインと間違えるとは・・

擁護するために言っておきますが、このワイン、とても美味しいです。
ただ、軽く上品にまとまっていたので、なかなか判定が難しかった、って事で。

エライ人に会うのに緊張してたら、とてもカジュアルで気さくな人だった、みたいな感じ?

すごくチャーミングで上品なフルーツ感があって、口当たりはとてもマイルド、後味もジワッと果実感が残ります。

平日に良いワイン開いちゃったな~、こりゃもったいない。
しみじみと良いワインですね、これは。

力の抜けた、肩肘はらないまとまりで、あえて強さを出すわけでもなく、自然に体に入ってくるような美味しさがあります。

お金がたっぷりあったら、こういうワインをデイリーで飲みたいですね。

でもお金の無い我々(?)にとって、これで3500円!って言われたら、ちょっと考えちゃうかも。

今日の晩ご飯は、魚の南蛮漬けと、かき揚げ。

かき揚げは、天つゆに大根おろしを入れていただきます。

普通だと、まったく合わなさそうなメニューですが、このワインに合わせると、くるっとフルーツで包みこむ、みたいな合い方をするんですよね。

南蛮漬けの生タマネギとか、結構辛くて香りがキツイのですが、このワインは全然負ける事無く、優しいフルーツ感で包み込みます。

すごいな、ルイ・ジャド!

ほんのりとある甘さが、食事とのつなぎを良くしてるみたいですね。
しかも、料理には絶対負けない、的な芯の強さを持ってます。

負けないだけじゃなくて、料理も活かす、というスタンスなんですよね。
すごいですねー。

ワインに合わないNo.1、納豆があったら合わせてみたかったですね。
どういう結末になっていたか・・(すでに興味の方向性が違うような)

あれっ、明太子がありました。

明太子もワインに合わない筆頭ですが、早速合わせてみると・・・

なんと、明太子がルイ・ジャドに手なづけられてます!

生臭さを、ワインが押さえ込みますね。
ピッタリ合うとまではいきませんが、そこそこ問題なく食べられます。

なんか、すごいですねー。
ルイ・ジャド・マジック、なんでしょうかね。

このワイン、どんな食事に合わせても、印象がブレないんですよね。

何枚写真撮っても、いつも同じ顔をする女性みたいな・・・ちょっと違う?

もう一つ、面白いつまみを発見しました。

ワインに良く合うけど、その味を封じ込めてしまう「レーズン」。

果たして、ルイ・ジャドのシャブリはレーズンに勝てるのか!

と、その前に・・・

口に残る南蛮漬けの匂いを取るために、フロスして、歯磨きして、ワインで口をゆすいで、口の中をプレーンにしてチャレンジです。

さすがにレーズンと合わせると、ワインの味わいは全部吹っ飛んでしまいますね。
頑張っている感はありますが、やっぱりレーズンの味になっちゃいます。

実はこのレーズン、明日の朝食用に焼いていたレーズンパンの残り。
焼き上がったレーズンパンを、ちょっとつまませてもらって・・

さすがにパンが入ると、とても良く合います。
やっとまともな食事に合わせてくれたか・・・って、シャブリが言っているみたい。

落ち着く取り合わせですね。

とにかく、何にでも良く合うワインですが、魚の生臭さに負けないって事は、生牡蠣にも良く合いそうです。
レモンを絞るような合い方じゃなくて、フルーツで優しく包んだ、って合い方になるのかな。

このワイン、今まで飲んだシャブリの中でも、トップクラスの美味しさですが、いわゆるシャブリって感じではないんですよね。

気軽にカジュアルに飲める、ほんのり甘い、チャーミングなフルーツ感のある、上質で美味しい白ワイン、という印象です。

お金に余裕がある方にはオススメします。

2011/04/24

サントネージュ エクセラント リミテ かみのやまシャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(3)ヴェルディッキオ(伊:マルケ州:DOCヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ:09)\1200
(4)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サントネージュ エクセラント リミテ かみのやまシャルドネ 2005【外観】
わずかにオレンジがさしている、濃いイエロー。
色味は強く、熟成感のある黄色。
シンプルで、均等に色がついてる。
輝きは強め。
粘性はやや強め。

【香り】
強い樽香。
ウイスキーみたい。
バター。
グラスを回すと、オレンジや柑橘系の果実香。
樽香が強すぎて、他の要素が見えてこない。
香りは強めで、やや鼻をさす、刺激的な強さ。

【味わい】
残糖をわずかに感じる、セック。
ボディはやや厚め。
樽香が口に広がる。
酸味はやや酸化しているような刺々しさがある。
アルコール度は少し高そう。
後味はキレイに消えて、ほんのり苦みと、クセのある香りが残る。

【判定】
やや熟成感を感じる濃い黄色からは、2005年のシャルドネ。

香りは樽香主体で、品種の要素が見えてこないが、どちらかというとシャルドネっぽい。

味わいは、コッテリとしてクセのある味わい。
酒精強化されたワインみたい。

シャリーっぽさがあるので、ひょっとするとスペイン?
でもさすがに、2009年って事は無いだろう。

単調で、インクで色をつけたような色調も、なんとなく日本のシャルドネって感じがする。

ファイナルアンサーで、日本のシャルドネ
で、ピンポン

ちょっと頑張りすぎてる感じのシャルドネですね。

【総評】
サントネージュ エクセラント リミテ かみのやまシャルドネ 2005
Ste.Neige Excellente Limitee Kaminoyama Chardonnay 2005

日本:山形県:かみのやま
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、ワゴンセール600円で購入。

力いっぱい頑張って造りました、って感じの、やや押し付けがましい味わいでしょうか。

樽香が強いワインは、我が家的にはアウトなんですが、これはストライクのアウトです。(意味不明?)
印象としては、ニューワールドのシャルドネ。

今日の晩ご飯は、たけのこご飯。
日本のワインですが、ニューワールドテイストなので、まったく、合いません。

カミさんに価格感を聞いたら、1680円。
好きなタイプじゃないけど、ワインとしてはしっかりしている印象だそうです。
ただ、ネタばらしで600円って教えたら、それでも買わない・・って言ってました。

このクラスで、6年間瓶熟成すると、もう下り坂に入っているものが多いですが、このワインは下り坂という感じではありません。
まだまだ頑張ってる感を保ってますが、でもなんだかちょっと、美味しくないかな。

いろいろと強すぎて、リラックス出来ないんですよね。

6年の樽熟成でちょっと酸化が始まっている、というの一つの原因かもしれませんが、まだまだ発展途上な印象を受けてしまうワインです。

ドラジェ 「フランスワイン6本セット」

 
楽天でワインセットを物色してて、良さそうなセットがあったので、注文してみました。

【送料無料】フランスワイン6本セット! 【希望小売価格より54%OFF!】 ※送料無料のまま、ワインあと6本<合計12本>までは一緒に送れます。【YDKG-td】【smtb-td】円高還元 税込 5,980 円 送料込

赤ワイン4本、ロゼ1本、白1本と、ちょっとバランスは良くないのですが、マイナーなAOCが入っていて、私好みです。

1本1000円弱で、ちょっとお買い得感もありますね。

1)アントニウム AOCサン・シニアン 赤 2009 カネ・ヴァレット

現在このドメ-ヌでワイン造りに従事するマルク・ヴァレット氏は、父親の代からずっと生産者組合に売っていた自社畑のぶどうを、1992年から自分たちの手で醸造し始め、試行錯誤の努力を続けて数年後、彼のワインは非常に高い評価を受けるようになりました。
現在ビオディナミに移行中で、畑に、活力と生命力を喚起させるためにラピスラズリやサンゴをまいたり、ビオディナミのなかでもかなり上級テクに挑戦してます。
希望小売価格2310円 → 実売は1500円位

2)モンペイルー・ルゥ・マゼ AOCコトー・デュ・ラングドック 赤 [2008] ドメーヌ・ドピヤック

パリ8区の三ツ星レストランでも取り扱われ、フランスの有名誌「フィガロ」や「ル・ポワン」でも取り上げられる実力派ワインを産み出しています。
クラスマンやロバート・パーカーからも高評価、独自に設置した気象観測装置で観測し、病気の蔓延を未然に防ぐ研究なども行っているドメーヌです。
希望小売価格2048円 → 実売は1180円

3)サン・ニコラ・ド・ブルグイユ レ・モンティル 赤 2009 ドメーヌ・コテルレ

シャトー・シュヴァル・ブランで修行を積んだ現当主、ジェラール・ヴァレさんの代になってからは飛躍的な発展を遂げました。
的確な樽使いによって、カベルネ・フランそのものの完熟した果実味と、鉄分の多いテロワールの特徴が明確に感じられるワインを世に送り出しています。
2003年2月のワイン・アドヴォケイドではパーカーさんも絶賛、まだ30代になったばかりという事もあり、将来が大変有望されている造り手です。
希望小売価格2415円の品 → 実売は1380円

4)ミル・ローズ メルロー 赤 2008

1000本のバラ(ミル・ローズ)という名の生産者による自然派ワイン。
魅力的なあふれる果実味に加えて、酸とタンニンのバランスも良い飲みやすい仕上がり。
ラングドック・ルーションの地で、ビオロジック(有機栽培)にこだわり造られたワイン。
希望小売価格2100円の品 → 実売は1200円

5)シャトー・オー・グラン・シャン 白 2006

少し黄色がかった色合い、レモンピールや少しスモーキーな香りが感じられます。
5年を経ていますので僅かに熟したニュアンスと、角が取れた酸味の味わい、後味には心地よい苦味を残します。
希望小売価格2100円の品 → 実売は1280円

6)モンペイルー・ロゼ AOCコトー・デュ・ラングドック ロゼ 2009 ドメーヌ・ドピヤック

パリ8区の三ツ星レストランでも取り扱われ、フランスの有名誌「フィガロ」や「ル・ポワン」でも取り上げられる実力派ワインを産み出しています。
クラスモンやロバート・パーカーからも高評価、独自に設置した気象観測装置で観測し、病気の蔓延を未然に防ぐ研究なども行っているドメーヌです。
希望小売価格2048円の品 → 実売1180円

飲んだらまたレポートします。


【送料無料】フランスワイン6本セット! 【希望小売価格より54%OFF!】 ※送料無料のまま、ワインあと6本<合計12本>までは一緒に送れます。【YDKG-td】【smtb-td】円高還元 税込 5,980 円 送料込

2011/04/23

コスティエール・ド・ニーム 2008 レ・グラン・ド・セール(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)グルナッシュ60%、シラー40%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコスティエール・ド・ニーム:08)\1280
(2)テンプラニーリョ、シラーズ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200 (3)プリミティーヴォ(伊:プーリア州:IGTサレント:08)\1200
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)ネグロアマロ(伊:プーリア州:IGTサレント:09)\950

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コスティエール・ド・ニーム 2008 レ・グラン・ド・セール【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒に近いが、フチだけ薄く、青味のあるバイオレット。
透明感はほとんど無い。
粘性は高めで、脚が長く残る。

【香り】
スモーク。
茎のようなグリーン香。
チョコレート。
グラスを回すとグリーン香がさらに強くなる。
さらにスパイシーさが出てくる。
香りはそんなに強くないが、厚みを感じる。

【味わい】
残糖を少し感じる、セック。
マイルドで、穏やかなアタック。
フルボディ。
アルコール度は高そうだが、バランスよく収まっている。
外観や香りの印象とは大分違う、軽さのある綺麗な口当たり。
ちょっと上質なボルドーみたい。
酸味は穏やかで、やや頼りない。
タンニンは柔らかく、控えめで、舌の真ん中がちょっと乾く。
後味はキレイに消える。
余韻は少し続く。

【判定】
とても濃い外観からは、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン。
でも、他のワインも外せない。

香りの印象は、茎っぽいグリーン香がカベルネ・ソーヴィニヨン。
だが、スパイシーさがあって、ローヌもありそう。

口当たりは洗練されていて、優しい感じ。
どちらかというと、伝統産地の印象。
ニューワールドっぽくない。

トータルではローヌが一番近い?

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー
で、ピンポン

上質な印象のローヌです。

【総評】
コスティエール・ド・ニーム 2008 レ・グラン・ド・セール
Costieres de Nimes Rouge 2008 Les Grandes Serres

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコスティエール・ド・ニーム
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ60%、シラー40%

イオンで、1280円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、1980円。
安くても、1680円くらいだそうです。

確かに、ワンランク上のイメージですね。

口当たりがいいんですよね。
香りはそれほど華やかさはありませんが、ツボは押さえてる感じです。

晩ご飯は煮込みハンバーグ。
トマトベースのソースで煮込んでます。

合わせるとちょっと辛さが出てきますが、問題なし。

ワインだけで飲んでいると、まろやかな口当たりにプラスして、上品なフルーツ感が出てきます。

軽く、チーズくらいをおつまみで美味しく飲めそうなタイプですね。

コストパフォーマンスも高く、オススメです。

カンティーナ・デュエ・パルメ マルヴァジア ビアンカ サレント 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルデホ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(3)ヴェルディッキオ(伊:マルケ州:DOCヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ:09)\1200
(4)マルヴァジア・ビアンカ(伊:プーリア州:IGTサレント:09)\950
(5)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンティーナ・デュエ・パルメ マルヴァジア ビアンカ サレント 2009【外観】
わずかにグリーンがかった、中庸な濃さのイエロー。
色味はニュートラルな黄色で、少し緑っぽい。
輝きは強め。
粘性は弱い。

【香り】
果実の蜜。
柑橘系。
白い花。
グラスを回すと南国系の果実。
洋ナシ。
全体に甘い印象で、楽しげな印象。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
優しく、穏やかなアタック。
酸味も優しいが、飲み終わりにちょっと強くなる。
梨の皮のようなフレッシュな苦みがあり、爽やかさを感じる。
塩味も少しある?
ボリューム感はほどほどで、優しく膨らむ感じ。
余韻は少し続く。

【判定】
ややグリーンっぽい、若い印象は、2009年の4本。

香りはフルーツ香中心で、少しスィーツっぽいというか、楽しげな感じがイタリアをイメージさせる。

味わいは少し残糖を多めに残した、優しく柔らかい飲み口。

全体的な印象から、イタリアの2本に絞って検討する。

ヴェルディッキオはお魚のボトルが有名で、個人的な印象では、やや酸味がきつくて辛口のタイプ。
全体の感じは少し南の産地をイメージさせるので、マルケ州よりはプーリア州。

マルケ州は長靴のふくらはぎの位置で、プーリア州はかかと、ですね。

ファイナルアンサーで、マルヴァジア・ビアンカ プーリア州
で、ピンポン

ほんのり甘みのある、優しい味わいです。

【総評】
カンティーナ・デュエ・パルメ マルヴァジア ビアンカ サレント 2009
CANTINE DUE PALME MALVASIA BIANCA SALENTO 2009

イタリア:プーリア州:IGTサレント
アルコール度:12%
ブドウ品種:マルヴァジア・ビアンカ

マルコホールで、950円で購入。

甘みが結構強めですね、中辛口って感じ?

温度が高めだと甘さも強く感じるので、温度低めがいいですね。
冷やすとフルーティで爽やかな印象になって、甘さはあまり気にならなくなります。

梨とか、オレンジのような甘いフルーツの味わいがあって、カジュアルな美味しさがありますね。

今日の晩ご飯は煮込みハンバーグ。
さすがにハンバーグには合いませんが、付け合せのホウレンソウのソテーとポテトのソテーには良く合います。

ストリングチーズに乾燥バジルをふったおつまみにも、ちょうどいい感じ。

軽くて、ほんのり甘くて、フルーティ、そして爽やかなので、家庭で飲むにもちょうどいいバランスですね。

カミさんに価格感を聞いたら、980円で、ほぼ正解。
甘みもあまり気にならないみたいで、好評でした。

このワイン、ラベルのデザインがイマイチで、ギスギスして酸っぱい、イタリアのテーブルワインをイメージしてましたが、実際の味わいは全然違いますね。

明るくて楽しい、爽やかなフルーティさを持ったワインです。

これはオススメですね。

2011/04/21

ウルメネタ シャルドネ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(3)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:09)\598

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ウルメネタ シャルドネ 2009【外観】
少しグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色味は淡く、単調で、グレーがかっている。
輝きは弱め。
小さな気泡がグラスの内側に多く現れる。
粘性は弱い。

【香り】
石灰のようなミネラル。
柑橘系。
白い花。
ちょっと石鹸っぽい。
グラスを回すと、さらにミネラル感が強くなる。
香りは弱めで、ちょっと地味。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
軽くて、力の抜けた感じの口当たり。
酸味はちょっと頼りないが、最後まで残る。
アルコール度はあまり高くなさそうだが、後味にアルコールっぽさがある。
ボディは弱く、少し水っぽく感じる。
余韻は少し続く。

【判定】
全部シャルドネの、生産国と価格違い。

グリーンがかった外観からは、2009年が候補。

香りは弱めで頼りないので、シャブリは消える。

味わいは少し残糖を残したニューワールドタイプ。
いかにも低価格って感じの、力の抜けたまとまり。

ファイナルアンサーで、チリ
で、ピンポン

爽やか系のシャルドネですね。

【総評】
ウルメネタ シャルドネ 2009
URMENETA CHARDONNAY 2009

チリ:セントラル・ヴァレー地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、598円で購入。

カミさんに感想を聞いたら、「美味しいんだけど、微妙に水っぽい、780円。」
598円とネタばらししたら、それはお買い得、という評価でした。

確かに、水っぽい感じはあるんですが、バランスはいいのかも。
軽いなりに、美味しくまとまっている感じ。

最初は、あまりフルーツ感を感じなかったのですが、飲み進むと、結構フルーティですね。
爽やかで、さっぱりしたフルーツ感がなかなかいいですね。

軽めで、スイスイと飲めるのもポイントです。

今日の晩ご飯は、鶏肉ともやしの炒め物と、アジのみりん干し。

炒め物は、ご飯のおかずになるように強めの味付けだったので、ワインが負けてしまってダメでした。

アジのみりん干しは完全にアウト。
とにかく生臭くなります。
干物とワインって、なんでこんなに合わないんでしょうね。

うちで焼いた丸パンがあったので合わせてみたら、今度はワインがちょっと強くなります。
シャルドネらしい強さが、急に主張しますね。

チーズと一緒だと、ちょうどいいかもしれません。

最初はあまり良い印象じゃありませんでしたが、飲み進むとだんだん良くなってきましたね。

軽くて、爽やかなフルーティさがあって、スイスイ飲めてしまいます。

ニューワールドのシャルドネによくある、ベッタリと重い、感じではありません。

800円前後だったらお買い得かも

2011/04/17

ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ アリゴテ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:06)\1990
(3)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:09)\598

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ アリゴテ 2006【外観】
黄金色の、濃いイエロー。
色味は鮮やかで強い。
ニュートラルなイエロー。
輝きは強く、キラキラしている。
粘性は強めで、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
濃厚な、花の蜜や、はちみつのような香り。
柑橘系フルーツ。
グリーン系のハーブ。
グラスを回すと、ミネラルとクリーム。
香りはそれほど強くないが、複雑で、厚みがある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
酸味が中心の、酸っぱいアタック。
ボディは厚めで、後味はまろやか。
アルコール度は強そうだが、とてもバランスがいい。
舌が酸味に慣れてくると、ふっくらした穏やかな飲み口になってくる。
後味はキレイに消えるが、かすかな苦みと心地よい果実感が残る。
余韻は長め。

【判定】
かなり濃い外観からは、2006年のアリゴテか、2005年のシャルドネが候補。

香りは蜜のような甘い印象が最初にくるが、後からグリーン系のハーブやミネラル、それにリンゴの印象が出てくる。
シャルドネというよりはアリゴテ。

最初のアタックは酸っぱい。
でも深い味わいがある。

樽の印象も強いが、上品にバランスをとっていて、かなり高級な印象。
後味もとても良く、2000円クラスの味わい。

リンゴの香りと、酸っぱいアタック、価格の印象もアリゴテ。

でも、ひょっとしたら、シャブリの可能性もあるので、再検討。

う~ん、シャブリも、あるといったらある。
でもこの酸っぱいリンゴの印象はやっぱりアリゴテ。

ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ピンポン

アリゴテらしさをちゃんと残していながら、優しい飲み口です。

【総評】
ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ アリゴテ 2006
Joseph Drouhin Bourgogne Aligote 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ
アルコール度:12%
ブドウ品種:アリゴテ

リカーランドトップで、1990円で購入。

以前も飲んだことがあるけど、やっぱり、これはいいアリゴテですね。

ブーズロンのアリゴテにも引けをとりませんね。

ただちょっと、下り坂、あるいは熟成の谷間、みたいな印象があるんですよね。
ちょっと力が抜けてるような。

グラスに入れて時間が経つと、かなり酸っぱくなってきます。
でもまあ、アリゴテらしさの範囲?

カミさんに価格感を聞いたら、1480円。
アリゴテって、なかなか評価が難しいですよね。

もともとそんなに力のある品種じゃないので、マイナスポイントで評価されてしまいます。
ボリューム感が無いとか、酸っぱいとか。

すっかり食事もすんで、ワインだけで飲んでいると、じわじわと美味しくなってきました。
う~ん、やっぱりこのワイン良いですね。

グレープフルーツのような、爽やかな苦みもあって、後味がとてもいい。
オレンジとかライムとか、いろいろな果実の味わいもあるんですよね。

1本飲み終わる頃が一番美味しくなってきました。
ホントに良いワインですね、オススメです。

2011/04/16

クロズリー・デ・アリズィエ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(2)グルナッシュ60%、シラー40%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコスティエール・ド・ニーム:08)\1280
(3)テンプラニーリョ、シラーズ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:09)\1200
(4)プリミティーヴォ(伊:プーリア州:IGTサレント:08)\1200
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

クロズリー・デ・アリズィエ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009【外観】
若々しい色調の、濃いガーネット。
色はほとんど黒に近いが、フチは鮮やかなバイオレット。
深い透明感があって、底がうっすらと見える。
粘性は弱め。

【香り】
酸っぱい黒い果実。
なめし革?
ちょっとケミカル?
グラスを回すと、グリーン系のフローラル。
香りはあまり強く無いが、鼻を突く印象。
グリーン系で少しケミカルな印象が特徴的。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ミディアムボディ。
酸味はしっかりしていて、フレッシュ。
タンニンも主張があり、舌の表面全体が乾く感じ。
クールでドライな、キレのいい飲み口。
後味は乾く。
余韻は短い。

【判定】
若い外観でいくと2008年以上だが、どれも入る。
濃さは、ピノ・ノワールとチリのカベルネ・ソーヴィニヨンが外れるくらいの透明感。

香りはグリーンっぽさが強いが、酸味を感じる果実というか、ボリューム感の無い、シャープなイメージ。
何となく、イタリアっぽい。

味わいは、残糖をほとんど感じない辛口。
グルナッシュやシラーの印象ではない。
やはりイタリアの土着品種、って印象?

ファイナルアンサーで、プリミティーヴォ
で、ブー

あれ、ピノ・ノワール。

【総評】
クロズリー・デ・アリズィエ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2009
Closerie des Alisiers Bougogne Pinot Noir 2009

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1499円で購入。

改めて飲んでみると、あーなるほど、濃いピノ・ノワールですね。
サバサバした素っ気なさと、その中にある気品、がピノ・ノワールらしいです。

なんだかとっても、割り切ったというか、斬新というか、モダンというか、主張もを持っている感じがしますね。

辛口の、キリキリしたワインが好きな人には美味しいと思います。
飲み口は優しくありませんが、手を抜いたような感じは全然無く、こだわって好きなことをやりました、って感じがします。

このワイン、飲めば飲むほど、ハマっていく感じですね。
なかなか良いかも。

今日の晩ご飯は、自家製シューマイだったのですが、やっぱり豚肉とはイマイチ合いませんね。

スパイスやハーブもちゃんと効いた、しっかりした肉料理じゃないと合わなさそう。
家庭料理だと相当気合を入れないと。

でも、ワインだけで飲んでも美味しいですね。
ちょっとタンニンがキツイかと思ったけど、飲み進むと、フルーティさも感じてきて、なかなかいい感じ。

飲み進んでも飽きてこないし、グラスに置いて時間を置いても、しっかりしています。

カミさんに価格感を聞いたら、1480円でほぼ正解。
「美味しい」と好評でした。

コストパフォーマンスの高い、美味しいブルゴーニュ・ピノ・ノワールだと思います。

シャトー酒折 甲州・辛口 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:06)\1990
(3)甲州(日本:山梨県:甲府市酒折町:07)\1320
(4)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(5)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー酒折 甲州・辛口 2007【外観】
少しグリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は薄く、グレーっぽい。
輝きは強く、金属質な印象。
フチに小さな気泡が多く見られる。
グラスの内側にも小さな気泡が多く付着。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
甘酒のような酵母の印象。
柑橘系フルーツ。
シュールリーのような澱の印象。
梨のようなみずみずしい果実。
香りは弱めで、繊細。

【味わい】
残糖を少し感じる、セック。
わずかに炭酸を含んでいる。
酸味はやや尖っててフレッシュ。
アルコールの印象が強く、後味に強く残る。
ボディは弱いながらも、そこそこボリューム感を持っている。
余韻は少し続く。

【判定】
淡い外観からは甲州か、日本のシャルドネ。

香りは柑橘系と日本の酵母の印象が、甲州。
でも日本のシャルドネもあるかも。

味わいは残糖を少し残していて、アルコールが強い。
炭酸を含んでいて、まだ若さがあるので、2005年とは思えない。
でも2007年ってイメージでもない?

改めて飲んでみると、炭酸は含んでいるものの、味わいは少し落ち着きが出ている。
2007年もありかも。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

日本の食事に合いそうな甲州です。

【総評】
シャトー酒折 甲州・辛口 2007
Chateau Sakaori Koshu Dry 2007

日本:山梨県:甲府市酒折町
アルコール度:12%
ブドウ品種:甲州(韮崎市保坂地区、山梨市八幡地区)

リカーランドトップで、1320円で購入。

とっても日本酒っぽい香りを持っている甲州です。

甘酒っぽいというか、麹の感じというか。
味噌や醤油につながる味わいですね。

これから初鰹とか、タケノコが美味しくなるシーズンですが、このワインだったら合うかも。
ただ、あまりに和食テイストなので、ワインとしては、ちょっとどうなの?って感じもあります。

今日の晩ご飯は自家製シューマイ。

豚肉の匂いとか味わいにイマイチ合いませんね。

九州から送られてきた明太子と合わせてみたら、意外と問題なし。
明太子はワインに合わないメニューの定番ですが、このワインは大丈夫そうです。

最初は何とも言えない「重さ」を感じましたが、飲み進むと、キレのいい感じに変わってきました。

甘酒っぽさも消えて、ワインらしくなってくる感じ。

軽さだけじゃない、複雑性を持っている、いい甲州だと思います。

※裏ラベルの内容
山梨県を代表する2つの産地で収穫された甲州種で造ったフレッシュでキリッとした瑞々しいワインです。
韮崎市穂坂地区の切れの良い酸味と、太陽の恵みを十分に浴びた山梨市八幡地区のグレープフルーツを思わせる後味が絶妙に調和した、甲州葡萄100%のワインです。梨、グレープフルーツ、リンゴなど様々なフルーツの味わいが感じられる、すっきりとしながら表情豊かなワインです。
料理との相性:天ぷらをはじめ、和食全般。刺身や鍋物とも。

ティル ティル 赤 NV

 
ティル ティル 赤 NVティル ティル 赤 NV
Til Til Red NV

チリ:セントラル・ヴァレー:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロ、カルメネール、シラー

マルコホールで、690円で購入。

【外観】
若々しさのある、濃いルビー。
色味は少し紫がかったルージュ。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性は弱めでサラッとしている。

【香り】
やや閉じた、固い印象。
フローラル。
ミント。
赤い果実。
グラスを回すと、ビーフジャーキーみたいな匂い。
スモークと、赤味の肉?
歯磨き粉のようなミントの印象も強め。
香りは弱めで、少し変わっている。

【味わい】
残糖を多めに残すセック。
フルーティでマイルドなアタック。
ライトボディ。
酸味は穏やかで、フレッシュな果実の印象。
タンニンは控え目で、舌の真ん中が少し乾くくらい。
ボリューム感は無く、ジューシーで、ライト。
余韻は、短い。

【総評】
甘い印象が強い、フレッシュでジューシーな赤ワインです。
半分くらい果汁が混ざってる?って感じ。
醗酵途中というよりはブレンドされているようなジューシーさですね。

今日の晩ご飯は、から揚げとポテト揚げ。

から揚げは、カジュアルに良く合います。
ワインの甘みもちょうどいい感じ。
フルーツソースをかけたような味わいになります。

ポテト揚げは、逆にちょっと甘さが気になりますね。

レトルトのカレーがあったので、合わせてみると、これも甘さが全然合わない。

食事と合わせるよりも、集まって、おつまみと一緒にワイワイ飲むようなタイプでしょうか。

この甘さで好き嫌いが分かれるでしょうね。

個人的には・・・ギリギリセーフ?

2011/04/12

ティル ティル 白 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)ソーヴィニョン・ブラン主体、セミヨン、モスカテル(チリ:セントラル・ヴァレー:DOセントラル・ヴァレー:NV)\690
(3)シャルドネ(日本:山形県:かみのやま:05)\600(ワゴンセール)
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:09)\598

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ティル ティル 白 NV【外観】
ベージュっぽい色調の、中庸なイエロー。
少しオレンジがかったベージュで、熟成感を感じる。
輝きは大人しい。
粘性は強め。

【香り】
強い果実香。
パイナップルやライチ。
ゲヴュルツトラミネールのような印象。
グラスを回しても強いライチ香は続くが、少しハーブっぽい香りが混ざる。
完全にアロマティック品種の香り。

【味わい】
残糖を多めに感じる、中辛口。
まろやかで、ボリューム感のあるアタック。
フルーティで、ほんのり甘い。
アルコール度は低め。
ボディはゆったりした感じ。
酸味はしっかりしているが、優しい。
苦みは後味にかすかにある。
余韻は少し長く感じる。

【判定】
少し熟成を感じる、オレンジっぽい外観からは、ノンヴィンテージのソーヴィニヨン・ブランか、2006年のシャルドネ。

香りは、完全にアロマティック品種。
ゲヴュルツトラミネールクラス。
この中では、モスカテル、しかない。

味わいは、残糖の多めの、中辛口からやや甘口くらいのタイプ。
いかにもモスカテル。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン、モスカテル
で、ピンポン

ほぼ、モスカテルだけの印象のワインです。

【総評】
ティル ティル 白 NV
Til Til WHITE NV

チリ:セントラル・ヴァレー:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニョン・ブラン主体、セミヨン、モスカテル

マルコホールで、690円で購入。

辛口のワインが好きな人には、ちょっと勧められないくらい、甘さのあるワイン。
いわゆるモスカートを使ったワインの甘さです。

最近ではイエローテイルが、微発泡のモスカートを出しましたが、よく似た感じ。

香りは強めで華やかさがあって、甘みはあるけど、ベタベタ感じはなく、フルーティでスッキリしています。

甘いワインが平気な人にはオススメですね

ワインとして破綻してるところが無いですね。
バランスよくまとまってます。

今日の晩ご飯は、タラのバターソテーと、マカロニサラダ。

マヨネーズ味のマカロニサラダは、とても良く合います。
サンドイッチなんかにも良く合いそう。

ピクニックで、公園でサンドイッチとかに合わせる、ってイメージでしょうか。

これ花見用としても良かったかも。

タラのバターソテーは、魚臭さがちょっと出てしまいます。

ちなみに醤油とか、ご飯にはまったく合いません。(当たり前か)

素煎りピーナッツには絶妙な合い方。
ちょっとスナック的な?

渋皮の苦みはケンカしますが、ナッツの油脂分とワインの甘みがマッチして、すっかり飲み会テイスト。

カミさんに価格感を聞いたら、480円。

甘いワインって、価格のイメージが難しいですよね。

個人的にはコストパフォーマンスの高い、良いワインだと思います。

2011/04/10

ミニミニワインアンケート:お花見で飲みたいのは?

今年は桜が咲くのが遅いと思っていたら、気がつくと、アッという間に満開。

関東は、今週末がちょうど見頃だったのではないでしょうか。

うちも家族で行ってきましたが、自粛ムードの中、大人数の団体さんは無く、少人数でこじんまりやっているグループが多かったですね。

ホントは美味しいロゼワインでも持って行きたかったのですが、小学生の息子二人に、近所の子どもも連れていったので、ビールの350ml缶を、2本だけ持って行きました。

【質問】

お花見に飲みたいのは?

【回答】

■■■■■■■ スパークリング 7 (43%)
□□■■■■■ ロゼワイン 5 (31%)
□□□□■■■ やっぱりビール 3 (18%)
□□□□□□■ 白ワイン 1 (6%)


やっぱりビール、が1位かな、と思っていましたが、スパークリングが1位でしたね。
花見に持って行くんだったら、やはり桜色のロゼのスパークリングでしょうか。

2位がロゼワインで、意外と健闘してます。
ビールと白ワインを抑えての2位ですからね。
ロゼワインの認知度もどんどん上がってきてるのではないでしょうか。

来年の花見の時期には、日本中で楽しく花見が出来るといいですね。
みんなで頑張りましょう!

シャトー・レストリュエル 2007(ブランドテイスティング:当てる)

 
(1)メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン5%(仏:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ:07)\2100
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(3)グルナッシュ60%、シラー40%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコスティエール・ド・ニーム:08)\1280
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・レストリュエル 2007【外観】
少し落ち着いたルージュの、濃いガーネット。
色調はほぼ黒に近いが、フチは黒っぽいルージュ。
透明感はかすかにあって、底は見えないが底光りするような印象がある。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
スミレ。
凝縮感のある、黒い果実。
なめし革。
グリーン系のスパイス。
香りは強めで、華やかさがある。
グラスを回すとさらに香りは強くなる。

【味わい】
残糖をかすかに感じるセック。
マイルドで滑らかな口当たり。
フルボディ。
酸味はしっかりしているが穏やか。
タンニンはきめ細かく、ソフトな口当たり。
後味は軽く、ソフトに消えていくが、タンニンがしっかり残って、少し乾く。
余韻は長めに続く。

【判定】
少し落ち着いた、濃い外観からは、2007年ボルドーか、2008年ローヌあたりが候補。

香りは、スミレの香りが華やかなボルドータイプ。
でもローヌの可能性も捨てられない。

口当たりはマイルドで、上質。
いいボルドーって感じ。

香りも味わいもこれだけボルドーっぽくて、違う産地だったら逆にスゴイぞ。

上質感もクリュ・ブルジョワって感じだし。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

久々にいいボルドーです。

【総評】
シャトー・レストリュエル 2007
CHATEAU LESTRUELLE 2007

フランス:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン5%

伊勢丹で、2100円で購入。

最近、安いボルドーが氾濫していて、ボルドー=高品質、というイメージではありませんが、このワインはしっかりボルドーのイメージを守っている感じですね。

華やかな香りと、滑らかな口当たり。

たまには良いワイン飲んどけよ、って言っているみたい。

出来れば休日前に開けたかったかな~。

しかも、しっかりした牛肉とか、ラム肉のグリルとかにピッタリ合いそう。

こういうワインがあるから、やっぱりボルドーはいいな、って思っちゃいますね。

2100円は、超お買い得ですね。

カミさん評価では、1980円だったけど、個人的には3000円を超えるくらいの品質感を感じます。

今日の晩ご飯は麻婆豆腐。
ちょっと残念なメニューですが、合わせてみると意外と美味しい。

ただ、ワインがもったいないですけどね。

食事も終わってワインだけで飲んでいたら、あれ? 何だかちょっと変わってきたぞ。

香りから華やかさが消えてきて、ドーンと重い感じ?

口当たりのまろやかさは変わりませんが、香りが地味になってきたので、後味もちょっとボソボソする感じに。

なんでしょうね、最初あんなに良かったのに。

グラスに入れて時間が経つと、香りも飛んで、飲み口も悪くなります。

カベルネ・ソーヴィニヨンの青臭い感じが強くなってきましたね。
えー、化けの皮が剥がれた、ってこと??

最初あんなにべた褒めしたのはいったい・・・

2011/04/09

エコ・バランス ピノ・ノワール 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン5%(仏:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ:07)\2100
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(3)グルナッシュ60%、シラー40%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコスティエール・ド・ニーム:08)\1280
(4)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランンカ・ヴァレー:08)\1280
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エコ・バランス ピノ・ノワール 2008【外観】
若いルージュ色の、濃いルビー。
若さを感じる色調だが、紫っぽくは無く、落ち着いた感じ。
濃いながら透明感があって、底がギリギリ見えるくらい。
粘性は弱め。

【香り】
スモークチップ。
焦げた肉?
グラスを回すと動物香。
青臭いスパイス。
ヴェジェタル?
ひょっとしたらキャベツっぽい印象は還元香かも。
香りはそれほど強くないが、少し刺激的。

【味わい】
残糖を多めに感じる、中辛口くらい。
赤ワインにしては多めの残糖。
ライトからミディアムボディ。
アルコール度は低め。
口当たりはマイルドで、ほんのり甘い。
酸味はしっかりしている。
タンニンは柔らかく、控え目。
渋味はほとんど無い感じ。
後味は酸味と甘みが残る。

【判定】
濃いながら、わりと透明感がある感じは、濃いピノ・ノワールか、ローヌあたり。

香りはスモーク香中心で、品種の印象は良く分からない。
ただ、ピノ・ノワールっぽくは無い。

味わいは残糖を多く残して、タンニンは柔らかく、マイルドで飲みやすい、ニューワールドタイプの飲み口。

そうなると、チリのピノ・ノワール?

甘い印象もシラーのような感じではなく、単純に残糖が多い感じ。

香りは生木のような青っぽさがあって、カベルネ・ソーヴィニヨンっぽいが、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンって感じでは無い。

ローヌの可能性も捨てがたいが・・
やっぱりこれはニューワールドだろう。

ファイナルアンサーで、チリのピノ・ノワール
で、ピンポン

なんだか、不思議なまとまりのピノ・ノワールですね。

【総評】
エコ・バランス ピノ・ノワール 2008
ECO BALANCE PINOT NOIR 2008

チリ:アコンカグア地方:DOカサブランンカ・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:ピノ・ノワール100%
※50%はフレンチオークで8カ月熟成

イオンで、1280円で購入。

ちょっと不思議な香り。

スモーク香が強かったですが、だんだんキャンディや、カラメルの印象も出てきました。

味わいは生ブドウジュースみたいで、たしかにオーガニックっぽいのですが、ワインとしてはちょっと、って感じ?

しかも、ピノ・ノワールを期待すると全然イメージが違いますね。

カミさんに価格を聞いたら、1280円でピッタリ。
でもオーガニックじゃなかったら、980円、って言ってました。
軽めで、ジュースっぽい印象があるからでしょうね。

何というか、ニューワールドテイストのオーガニックという、新ジャンルって感じがします。

ライトなバランスなので、家庭の食事には合わせやすそうですね。

今日の晩ご飯はホタテクリームコロッケだったのですが、意外と合いました。
中濃ソースと相性が良かったみたい。

ニューワールドって、だんだん飽きてくるタイプが多いけど、これは逆で、だんだん美味しくなってきました。
良いワインって感じじゃないですけど、なんだか意外と美味しいかも。

優しい飲み口で、カジュアルだけど、飽きのこないタイプですね。

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エミリアーナ・エコ・バランス・ピノ・ノワール 2008 税込 1,029 円 送料別

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ラ・シャス・デュ・パプ コート・デュ・ローヌ 白 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:06)\1990
(3)甲州(日本:山梨県:甲府市酒折町:07)\1320
(4)グルナッシュ・ブラン、ブール・ブーラン、クレレット、ルーサンヌ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:08)\1098

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ・シャス・デュ・パプ コート・デュ・ローヌ 白 2008【外観】
わずかにオレンジがかった、中庸な濃さのイエロー。
まだ若さがあるが、ほんのりオレンジの色味がある。
輝きは強め。
粘性も強めで、脚が多く現れ長く残る。
色の濃淡の差があり、フチはほぼ無色。

【香り】
青りんご。
蜜。
シードルのような印象。
グラスを回すと香りにボリューム感が出てくる。
少し酸化をイメージさせる、リンゴの香りが支配的。
ボリューム感のある香りで、やや刺激的な感じ。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
トロみのある柔らかいアタック。
アルコール度は高め。
ボディも強い。
酸味はしっかりしているが優しい。
後味はキレイに消えるが、ややアルコールの印象が残る。
余韻は長く続く。

【判定】
濃い目の黄色にしっかりした輝き。
少し高めのワインの印象。

香りはシードルの印象が特徴的。
リンゴっぽさが強い。
これはアリゴテに良くあるタイプ。
価格的にも、外観の生産年の印象も近いか。

味わいはマイルドで、ボリューミー。
とても上質な印象。
ほぼアリゴテだが、シャルドネの可能性も検討。

ボリューム感はあるものの、3000円を超えるシャルドネの印象ではない。
シャルドネにしてはちょっとボディがかよわい感じ?

ファイナルアンサーで、アリゴテ
で、ブー

何と、ローヌでした。

【総評】
ラ・シャス・デュ・パプ コート・デュ・ローヌ 白 2008
LA CHASSE DU PAPE COTES DU RHONE BLANC 2008

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、ブール・ブーラン、クレレット、ルーサンヌ

スーパー ライフで、1098円で購入。

このリンゴの印象は、アリゴテっぽくもありますが、ボルドーブランでも良くあるタイプですね。

でもローヌでこの印象っては、あまり記憶にありません。

コート・デュ・ローヌの白は、南国系フルーツの香りと、マイルドな口当たりのワインが多いですが、このワインは、酸っぱいリンゴの香りと、ちょっと収斂性を感じる、荒い口当たりです。

カミさんに価格感を聞いたら、980円。
まあ、大体合ってますね。
1000円前後のまとまりです。

今日の晩ご飯はホタテクリームコロッケ。

揚げ物と合わせると、ビールのような合い方をしますね。
口をさっぱりしてくれるような合い方です。

また、ワインの尖った酸味と、ホワイトソースが良く馴染みます。
シーフードも、クリームソースも、コロッケの衣も、ちょうどいいバランス。

ワインだけでは、ちょっと荒い感じの口当たりですが、食事と合わせると美味しいですね。

あまり特徴はありませんが、地味に良いワインかも。

2011/04/07

コノスル シャルドネ ヴァラエタル 2009 ハーフボトル

コノスル シャルドネ ヴァラエタル 2009 ハーフボトル
Cono Sur Chardonnay 2009 375ml

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

サンクスで、ハーフボトルを598円で購入。

【外観】
やや淡い、グレーっぽいイエロー。
色調はシンプルで色味が薄い。
輝きは大人しい。
粘性は中庸。

【香り】
パイナップル。
モモや洋ナシ。
グラスを回すと、酵母とミネラル。
ちょっとチーズっぽさもある。
グリーンっぽいハーブ。
柑橘系も出てくる。
香りは、それほど強く無いが、華やかで、複雑。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
フルーティでフレッシュなアタック。
酸味は強めでジューシー。
後味にかすかな苦み。
マイルドな口当たりで、バランスが良い。
アルコール度は高そうだが、上品にまとまっている。
ボディは軽め。
余韻は少し続く。

【総評】
フルーティで飲みやすいんだけど、品質感というか、上質感を持ってるワインです。
さすがコノスル品質。

飲み口も優しいですね。
誰にでも好まれそう。

優しい上品なフルーツ感で、スッキリした味わいです。

高級な感じではなく、カジュアルなんですが、とてもバランスがいい感じ。

少し飲み進むと、後味にエグ味のようなものが残ります。
ちょっと喉にひっかかる感じ?

まあ、マイナスポイントにはならないレベルでしょうか。

今日の晩ご飯は、コンビニのペペロンチーノ。
合わせてみると、苦みが出てきて、アルコールが強く感じますね。
ちょっと意外。

試しに、ガーナチョコと合わせても苦くなります。

う~ん、このワイン、そのままで飲むのが一番美味しいかも。
合わせる食事が意外と難しいみたいですね。

とはいえ、上品なカジュアルワインとして、とても美味しいと思います。

コンビニでハーフボトルで買えるってのもポイント高いですよね。

■関連情報(コノスルのワイン)

2011/04/05

モンテマール 赤 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン主体、メルロ、カルメネール、シラー(チリ:セントラル・ヴァレー:DOセントラル・ヴァレー:NV)\690
(3)品種不明(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:06)\598
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\480

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モンテマール 赤 2009【外観】
若い色調の、濃いガーネット。
色あいは黒に近いが、フチは鮮やかなバイオレット。
深い透明感があるが、底は見えない。
粘性は中庸で、脚が多く現れるが、すぐに消える。

【香り】
凝縮感のある果実。
ケミカル。
ちょっと醤油ぽい?
まだ閉じている印象。
グラスを回しても開かない。
なんだか煮詰めたような印象。
ちょっとタール?
とにかく、良い印象は無い。
クセがあり、ちょっと傷んでいるイメージ。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
ちょっとケミカルな印象のあるアタック。
これ、飲んで大丈夫?って感じ。
ミディアムからフルボディ。
酸味は少し弱めで力不足。
タンニンは強めで、舌の表面全体が乾く感じ。
アルコール度は高く感じる。
独特な甘さを持っている。
舌にワックスが残るような、ちょっと嫌な後味。
余韻は短い。

【判定】
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンが3本と、低価格ボルドーという、当たりっこない組み合わせ。

外観は若くて濃い目。2006年のボルドーは違いそう。

香りは閉じてて、ちょっと傷んでいるような印象。
さらに煮詰まったような、醤油のような、不思議な感じ。
1080円のチリカベは信頼できるコノスルなので、まず違うだろう。

そうなると低価格チリの2本に絞られる。

味わいも、やっぱり傷んでいるようなイメージが少しある。
カベルネ・ソーヴィニヨンにブレンドされているものが何か、という方向で考えるのもあるし、価格で検討する手もある。

690円と480円だったら、迷わず480円。

ブレンドされている品種もシンプルにカルメネールだけ、って感じがする。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール
で、ピンポン

ブラインドテイスティングは当てたけど、ワインは久しぶりに大外れかも。

【総評】
モンテマール 赤 2009
MONTEMAR RED WINE 2009

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール

イオンで、480円で購入。

とにかく飲みのにちょっと躊躇してしまう感じの、傷んでる印象を受けるワインですね。
このワインがすべてそうでは無いかもしれませんけど。

スクリューキャップも、下の部分までクルクル回って開かず、ナイフで切り離したそうです。

しかもキャップ内の緩衝材もポロって取れてるし・・・

スクリューキャップなのに、バカになっているので、もう締まりません。
ガバガバなので、保存も出来ないですね。

変な味ですが、傷んでるわけでは無さそうなので、恐る恐る飲んでみました。
酔っ払えば、味なんて分からなくなるし!

なんだか変な味わいで、バランスが悪くてジュースっぽいんですよね。

食事と合わせると、ちょっと気にならなくなりますが、ワインだけで飲むと、酔っ払っても気になる、嫌な口当たりです。

この体に悪そうな感じは、以前飲んだペリートに似てるかも。

お、チビチビ飲んでて、ちょっと分かりました。

後味が龍角散っぽいんですね。
苦さとか、粉っぽさみたいなものが、粉薬を飲んだあとみたいな感じ。

これは~、前例が無いくらいにワインが減りません。

料理酒にするのも嫌なレベルかな。

ジャスコの低価格ワインは、わりと良かったのに、今回はとっても残念ですね。

なんだかんだで進まなかったので、やっぱり料理用にしました。

■関連リンク(トップバリュー/イオンのワイン)

2011/04/03

M.シャプティエ コトー・デュ・トリカスタン ”ラ・シボワーズ” ルージュ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン35%、カベルネ・フラン5%(仏:ボルドー地方:AOCメドック クリュ・ブルジョワ:07)\2100
(2)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

M.シャプティエ コトー・デュ・トリカスタン ”ラ・シボワーズ” ルージュ 2008【外観】
少し落ち着いた色調の、濃いルビー。
黒っぽく落ち着いたルージュ。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
粘性はやや強めで、脚が長く残る。

【香り】
甘いミツのあるフローラル。
カラメル。
なめし革。
グラスを回すとなめし革の印象が強くなる。
少しグリーンっぽさのあるスパイス。
香りはそれほど強く無いが、重みがある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
熟成感を感じるドライフルーツのようなフルーツ感のアタック。
酸味は落ち着いている。
タンニンも滑らか。
ミディアムボディ。
アルコール度はやや強いが、バランスは良い。
余韻は長めで、口の中で膨らみ、長く続く。

【判定】
少し落ち着いた色調の透明感を感じる外観からは、2007年ボルドーと、2008年ローヌが候補。

香りは、ボルドータイプではなく、甘い印象が強い。
ちょっとキャンディのような、ガメイっぽさがある。

味わいは少し熟成感を持っていて、まろやか。
甘みも強く、ボルドーというよりは、ローヌ。

ドライフルーツのような果実感のあるワイン。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル
で、ピンポン

レーズンやプルーンをジュースにしたような味わいですが、後味はスッキリしています。

【総評】
M.シャプティエ コトー・デュ・トリカスタン ”ラ・シボワーズ” ルージュ 2008
M.Chapoutier Coteaux du Tricastin “La Ciboise” Rouge 2008

フランス:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ60%、シラー30%、ムールヴェードル10%

伊勢丹で、1680円で購入。

ドライフルーツや、煮詰めたフルーツのような、独特の甘い味わいを持っていますが、飲み口はとてもスッキリとキレイです。

ただ、あまりにクリーン過ぎて、飲み終わった後に余韻が残らないんですよね。
水飲んだ後みたい。
味の記憶が残らないとでもいいましょうか。

なので、次のグラスに手が伸びにくいですね。
不思議な感覚で、こんなワインはあまり記憶にありませんね。

でもとても良いワインだと思います。
じわっと沁みる美味しさです。

カミさんに価格感を聞いたら、1680円とドンピシャ。
価格なりの印象だけど、口当たりが良くて美味しい、という評価です。

今日の晩ご飯は鶏の南蛮風。

酢醤油の南蛮風の味わいなので、さすがに合いませんでした。

意外と合ったのが、昆布の佃煮。
こってりとした甘さが馴染みました。

このワイン、絶対、焼き鳥に合いますね。
照り焼き味のハンバーグにも合いそう。

ひょっとしたら、うなぎの蒲焼も美味しいかも。

香りも味わいも軽めなので、和食によく合うと思います。

今度は、是非焼き鳥と一緒に飲んでみたいですね。
良いワインだと思います。
おすすめです。

2011/04/02

ベソ・デ・ヴィノ ガルナッチャ ロゼ 2009

 
ベソ・デ・ヴィノ ガルナッチャ ロゼ 2009ベソ・デ・ヴィノ ガルナッチャ ロゼ 2009
Beso de Vino Garnacha Rose 2009

スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルナッチャ

イオンで、980円で購入。

【外観】
やや紫っぽい、バラ色のロゼ。
色調は若々しく、鮮やか。
ロゼとしては、やや濃い。
粘性は中庸。

【香り】
炭酸。
スパイス。
グリーンっぽいハーブ。
赤い果実。
少しカラメル?
カラメルを使ったスイーツ、みたいな感じ?
香りはそれほど強くないが、凝縮した感じがある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
力強いアタック。
アルコール度は高く、辛さが強い。
酸味は穏やか。
タンニンはロゼとしては強め。
赤ワインに近いテイスト。
余韻は少し続く。

【総評】
ちょっと辛さが強いですが、スッキリしたクリーンな印象です。
ロゼですが、赤ワインに近い感じ?

カミさんの評価は1680円。
強めの味わいなので、ちょっと高く感じるそうです。
美味しいけど、ちょっと重いかな?という評価でした。

今日の晩ご飯はトマト煮込みのポークチャップ。
ロゼと豚肉ってよく合いますよね。

ただ、ちょっと赤ワインに近いテイストなので、ワインが少し強めだったかなって感じ。

飲み進むとスッキリした軽さが出てきました。
花のような香りも現れ、華やかさもありますね。

ガルナッチャというよりはカベルネ・ソーヴィニヨンのような強さなのかな。

強い味わいなので、合わせる食事は意外と難しそうです。
しっかりした肉料理にも合わせてみたい感じですね。

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