2011/03/09

ダニエル・ベシエール ミネルヴォワ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

 
(1)シラー、ムールヴェードル、グルナッシュ、カリニャン、サンソー(仏:ラングドック・ルーション地方:AOCミネルヴォワ:08)\1080
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(3)テンプラニーリョ(スペイン:バレンシア州:DOバレンシア:09)\980
(4)品種不明(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:06)\598

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ダニエル・ベシエール ミネルヴォワ 2008【外観】
若さを感じる、濃いガーネット。
色はほとんど黒だが、フチは青味のあるバイオレット。
フチぎりぎりまで、しっかり色がついている。
深い透明感があるが、底は見えないくらい。
粘性は中庸。

【香り】
凝縮感のある果実。
ブルーベリージャム。
グリーン系のスパイス。
スモーキー。
グラスを回すと生っぽい動物香。
フローラルとフルーツもしっかりある。
香りはそれほど強くないが、厚みを感じる。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
やや頼りない印象。
酸味は弱く、締りがない。
タンニンは弱めで、かすかに舌が乾く感じ。
チグハグでバランスの悪い印象。
口に入れてすぐに萎むようなボディ。
後味は、渋味とエグ味が残る。
余韻はほぼ無い。

【判定】
濃い外観からはほぼどれも候補。
生産年の印象は、2008年くらい。

香りは果実香主体で、それほど強くないが、厚みがある。
スモーキーなグリーン香があり、カベルネ・ソーヴィニヨンの印象。

チリカベかボルドー。

味わいはライトボディで、低価格ワインの印象。
ややジュースっぽくて、アルコール度も低い。

ファイナルアンサーで、低価格ボルドー
で、ブー

なんと、ミネルヴォワでした。

【総評】
ダニエル・ベシエール ミネルヴォワ 2008
Daniel Bessiere Minervois 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:AOCミネルヴォワ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シラー、ムールヴェードル、グルナッシュ、カリニャン、サンソー

ライフで、1080円で購入。

シラーをカベルネ・ソーヴィニヨンと間違える、よくあるパターンでした。
スモーキーさのあるグリーン香が、ローヌのシラーに良く似てますね。

でも、ネタばれしてみると、これはやっぱりシラー寄りで、スパイシーさも強く、間違っちゃいかんだろ、って感じ。

最初の印象はあまり良くありませんでしたが、飲み進むと結構美味しいです。
軽くてジュースっぽい印象は、変わりませんが、何か嫌味がないんですね。

今日の晩ご飯のハンバーグには良くあいました。

軽さが特徴的ですが、ちょっと苦い感じも独特です。

カミさんに価格感を聞いたら、1480円と高評価。
軽くて美味しい、とのこと。

そうですね、軽さの中に、独特な深みというか、個性をもっているワインだと思います。

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