2011/02/27

ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(2)ピノ・ノワール(仏:ロワール地方:VDQSサン・プルサン:08)\1627
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(4)サンジョヴェーゼ85%、カナイオーロ・ネッロ10%、マルヴァジア・ネラ5%(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ・コッリ・セネージ:08)\1250
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008【外観】
明るく透明感のあるルビー色。
若さを感じる色調。
輝きがある。
透明感が高く、底までハッキリ見える。
粘性は弱め。

【香り】
フレッシュな赤い果実。
ミネラル。
グラスを回すとなめし革。
カラメル。
香りは弱めで、上品。
グリーン系のスパイスの印象もあり。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトからミディアムボディ。
フレッシュで軽い口当たりながら、ボディはしっかりした印象。
酸味は柔らかいが、しっかり効いている。
タンニンは弱めで細かく、渋味は弱い。
アルコール度は意外と高そう。
余韻は長めに続く。

【判定】
底までハッキリ見える、高い透明感。
ほぼ、ピノ・ノワール。

香りはイチゴのような赤いフレッシュな果実香が中心。
そこに、ピノ・ノワールらしい、なめし革や、スパイスの印象もあり。
ただ、サンジョヴェーゼもまだ残る。

味わいは、軽めながらしっかりしたボディ。
味の深みもある。

サンジョヴェーゼの特徴の、紹興酒のようなオリエンタルスパイスの要素は無いので、ブルゴーニュかロワールのピノ・ノワールで絞る。

全体の印象は、ブルゴーニュっぽくはない。
何というか、甘さの印象があって、ブルゴーニュよりはフルーティな感じ。
チャーミングで親しみやすさがある。
渋味が少ないのも、その要因の一つかも。

ファイナルアンサーで、ロワールのピノ・ノワール
で、ピンポン

ロワールらしい、優雅でチャーミングな味わいです。

【総評】
ドメーヌ・ジャン・フランソワ・メリオー レ・ゼキサゴナル ピノ・ノワール 2008
Les Hexagonales Pinot Noir 2008

フランス:ロワール地方:VDQSサン・プルサン
※サン・プルサンはAOCに格上げになったみたいですね
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

伊勢丹で、1680円で購入。

人によっては水っぽいと思うくらいの、軽さですが、味の深みや余韻があって、じわっと美味しいピノ・ノワールです。

ブルゴーニュのピノ・ノワールよりも、優しい感じでしょうか。
いやー、これ、春っぽくていいかも。

今日の晩ご飯は鶏の味噌焼き。

軽いので合うかと思ったら、味噌に合わなかったみたい。
香りに華やかさがあるからでしょうか?和食には合わせにくそうです。
パンのような酵母の印象があるので、それも原因かもしれません。

まあ、無理に和食に合わせる必要はありまえんが・・・

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
やはり軽さが評価の低いポイントみたい。
あまり好みじゃなかったみたいで、はっきり、美味しくない、って言ってました。

ロワールのワインって難しいですよね。

ブランドでも、ボルドーやブルゴーニュには負けるし、軽くて明るい色あいのワインが多いので、ニューワールドの力強くて安いワインと真っ向勝負すると不利だし。

でもこのワインは、じっくりと飲むと美味しいワインです。

最初はニューワールドタイプの、飲みやすさ優先のワインかと思いましたが、後半の方が良くなってきました。
旨みが強いというか、じっくり味わえる美味しさがありますね。

個人的には、これは一人で1本開けられるタイプです。
飲みやすいし、軽いし、美味しいし。

フランスでは、春はロワール、なんですってね。
これから暖かくなってくるシーズン、ロワールワインをちょっと飲んでみたいですね。

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