2011/01/30

ドメーヌ・カスタニエール ブルゴーニュ・アリゴテ 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:07)\2180
(3)クレレット(仏:プロバンス・コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:03)\1380
(4)リースリング(ドイツ:モーゼル地区:QbA:08)\1120
(5)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デュ・コンテ・トロザン:07)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・カスタニエール ブルゴーニュ・アリゴテ 2007
【外観】
若々しいグリーンがかった、淡めのレモンイエロー。
色調は黄緑に近い。
少しグレーがかっていて、色合いは淡め。
強い輝きがあり、ギラギラした印象。
粘性は弱め。

【香り】
蜜の入った甘い果実。
酸っぱいリンゴの印象。
グラスを回すと、さらにシードルのような印象になる。
ミネラルとミントのようなハーブ香で、爽やかさがある。
香りは弱めだが、繊細な上質感がある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
強い酸味。
リンゴや梨のような、フレッシュフルーツの酸の印象。
ボディは締まってて、細め。
芯の強さを感じる。
アルコール度は高そう。13%くらい?
フレッシュな酸味の強いアタックから、キレイな余韻が広がり、爽やかさを感じる苦みと、心地よい後味が残る。

【判定】
グリーンっぽさのある若々しい外観は、2008か、2009年くらいの印象。
2003年クレレットは外れる。

香りはリンゴの印象が強い。
第一印象はアリゴテ。
ただ2007年って感じでは無い。

味わいは強い酸味とキレイな余韻。
この強い酸味はリースリングが考えられる。
2008年なので、生産年も当てはまる。

リンゴのような印象と感じた部分は、ブドウの種のような印象でもある。
マスカットみたいな感じ?
というかドイツワイン的な印象。

リースリングの特徴、ペトロール香は感じない。
ただ、ミネラルの印象はある。

なんというか、ちょっと昔風の香りというか、伝統的な印象というか。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー

アリゴテでした。

【総評】
ドメーヌ・カスタニエール ブルゴーニュ・アリゴテ 2007
EARL DOMAINE CASTAGNIER Bourgogne Aligote 2007

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ
アルコール度:12%
ブドウ品種:アリゴテ

町田の蔵家さんで、2180円で購入。

ネタばれしてみると、完全にアリゴテ。

良くも悪くもアリゴテって感じ。

グローバル品種にはない、クセを持ってますよね。
全体にバランスよく、丸くまとまってなく、個性的で尖ってます。

酸っぱくて美味しくないので、クレーム・ド・カシスを入れて、キールにして飲むというのがアリゴテの代表的な飲み方ですね。

このワインも、酸っぱさが強く、品種のアイデンティティを強く感じます。

でもすごく丁寧に作ってある印象があり、クリーンで、飲み終わった後の余韻がとても良いです。
また飲みたい、と思わせるフィニッシュ。

ワインだけで完成してるタイプでは無いので、料理を合わせる事で完成する、という楽しみがあります。

合わせ料理の印象は、グリルした魚介類でしょうか。

生だと、この酸味が刺々しくなりそうですね。
ちょっと火が通っていて、魚介の脂が甘くなっている状態の方が合いそう。

酸味が強いので、脂分が欲しくなります。
バターやクリーム、魚の脂くらいが、良く合いそうですね。

カミさんに値段を聞いたら・・・980円。
単調な感じが安く感じたみたい。

まあ、確かに、高そうな味わいではありません。

飲み進むとさらにシンプル感が強くなってきました。
ナチュラルなんですが、素朴でサバサバした印象。

しっとり感とか、リッチ感は無いんですよね。
2000円を超えてると、ちょっと高い印象かも。

でも、すごく素性の良さを感じるので、この生産者の他のワインを飲んでみたいですね。

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