2010/12/31

トマ・バッソ コート・デュ・ローヌ 白 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ:09)\2480(特売:元値\3500)
(2)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・アリゴテ:07)\2180
(3)クレレット(仏:プロバンス・コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:03)\1380
(4)ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュ・ブラン(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:09)\1121
(5)ピノ・グリージョ(伊:ロンバルディーア州:プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T.:09)\1080

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トマ・バッソ コート・デュ・ローヌ 白 2008
【外観】
かすかにオレンジを感じる、中庸なイエロー。
若々しい印象だが、ちょっとオレンジっぽい。
輝きは強めで、ギラギラしている。
粘性はやや強く、細い脚が長く残る。

【香り】
熟した果実。
ミネラル。
柑橘系の果実。
クリーム。
こってりした印象の中にも爽やかな果実感がある。
グラスを回すと、白い花や、ハーブの印象が出てくる。
スモーキーな印象もある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
収斂性のある強い酸味。
後味に少し苦みが残る。
アルコール度は強そうだが、全体的にはスッキリとまとまっている。
ただ、後味がやや辛い。
フルーツ感は少なく、スッキリとした辛口。

【判定】
明かりのせいかどうか、ちょっとオレンジがかってみえる。
でも全体の印象は若々しい。
2007年のアリゴテあたりまで候補か?

香りはしっかりしていて、高品質ワインのイメージ。
熟した果実香や、スモーキーな印象があり、この中ではシャルドネが一番近い?

味わいは思ったよりシャープ。
でもアルコール度が高くバランスもいいので、2000円超えの2本が怪しい。

シャルドネかアリゴテ。

前回、プティ・シャブリをアリゴテに間違っているので、慎重に選ぶ。

空気に触れてワインが落ち着いてくると、とても良いバランスでまとまっている。

クリーンな飲み口で、透き通るような後味。
これはかなり高品質だとみた。

ファイナルアンサーで、シャブリ
で、ブー

ええー、コート・デュ・ローヌでした・・・

【総評】
トマ・バッソ コート・デュ・ローヌ 白 2008
Thomas Bassot Cotes-du-Rhone Blanc 2008

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュ・ブラン

ジャスコで、1121円で購入。

今年最後のブラインドテイスティングで、外してしまいました。
しかも、この外し方は結構恥ずかしい。

産地も、品種も、値段も外してます。
特に値段は2倍以上も違うし・・・とほほ。

カミさんに価格を聞いたら、1780円。
言い訳する訳ではありませんが、結構、品質が高い印象なんですよね。

コストパフォーマンスの高いワインだと思います。

でもさすがにネタばれしてみると、シャブリではありません。

まず色調も複雑で、色合いがオレンジっぽいってのが、シャルドネじゃないかな。
ただヴィオニエにしては、クセが少ない感じ。

ライトな感じが食事にも合わせやすそうですね。

今日は大晦日だったので、年越しそばとおせちの余り。
筑前煮とか熨斗鶏とかは意外と合いました。

食事が終わって、チーズとクラッカー、ポテチに合わせてみると、結構幅広く対応します。

食べ物が入ると、上品なフルーツ感が出てきますが、このあたりが、ヴィオニエっぽいのかも。

そんなに力強いタイプではありませんが、グラスの少量残っても、香りも味も飛びません。
リッチ感はありませんが、芯のしっかりした、飲み口のキレイなワインですね。

1000円台前半だと、かなりお買い得ですね。オススメです。

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