2010/11/18

ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010(ジャスコのペットボトル入りボージョレ・ヌーヴォー)

 
ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010
VICTOR MASSON BEAUJOLAIS NOUVEAU 2010

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

ジャスコのペットボトル・ボージョレ・ヌーヴォーを、680円で購入。

【外観】
ビクター・マッソン ボージョレ・ヌーヴォー 2010
透明感のある、明るい、鮮やかなルビー色。
輝きは弱め。
紫がかった、若々しいピンク。
透明度は高く、底がはっきりと見える。
粘性はやや強く、脚が長めに残る。

【香り】
赤い果実。
フローラル。
カラメルっぽい甘い香り。
セメダインのようなケミカル香も少し。
いわゆる、イチゴやキャンディのヌーヴォーらしい香り。
ややカラメルっぽさが強い?

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
甘い印象が強いが、残糖なのか、他の要素なのか、いまいち判断出来ず。
ライトボディ。
まだ醗酵段階のようなピチピチとした触感がある。
酸味は穏やかだが、程良く効いている。
タンニンはとても控え目ながら効果的にある。
アルコール度は低く感じる。
味や香りに広がりが無く、やや地味な印象。
愛想のいいフルーティな口当たりから、ほとんど口で広がらず、重い印象に変わっていく。
後味は、鈍調。
余韻はほぼ無い。

【総評】
今年初めてのボージョレ・ヌーヴォーは、ジャスコのペットボトル入り、680円です。

ラベルのデザインとボトルのデザインは、ちょっと地味ですね。
まるでセンスが無くて、美味しくなさそうに見えます。

でもそこは680円という破格のボージョレ・ヌーヴォーなので文句は言わないことにしよう。(すでに言ってるけど)

外観で気になったのは、粘性の高さ。
案外サラッとしてなくて、ねっとりしてますね。
脚が長く残ってます。

香りは、ふむふむボージョレ・ヌーヴォーらしい、イチゴやキャンディに花の香り。
でもここでも、ちょっとカラメル香が強めなのが、やや気になります。

味わいはいかにもボージョレ・ヌーヴォーらしい、フレッシュでピチピチした口当たり。
今年もこの季節が来ましたか~って実感して、しばし、余韻を楽しもうとしたら・・・なんだか後味が重いな、これ。

口に入った時の印象はいいんだけど、どんどん重くなっていく。
粘性の強さや、カラメル香にも関係してそうですね。

後味にフレッシュさが無いんですよね。
何口か飲んだけど・・・あまり美味しくないかも・・・

いやまて!

ついつい、ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヌーヴォーをイメージして比較してしまいますが、これは680円。
ランクを下げて考えないとダメですね。

え~、あらためて、680円ワインとしてみてみると。

フレッシュで、軽くて飲みやすい。
飲み口に荒っぽさはあるものの、全体的にまとまりはいい。
気軽にグイグイ飲める。

という点では合格点じゃないでしょうか。

冷やすと飲みやすいかと思って冷蔵庫に入れてみました。

温度が低いと、香りも立たないし、飲み口もパサパサになってしまうのでイマイチ・・・
でもジュースっぽくなって飲みやすい??

いや~、これ、冷やして飲むのを想定してるような気がしてきましたね。
何となく欠点が気にならなくなってるような・・・

冷蔵庫に気軽に入れられる、ってのも、ペットボトルの利点ですからね。

買って帰ってきたらまず冷蔵庫に入れておいて、晩ご飯の時に冷え冷えの状態で楽しむ、ってパターンを想定してるようなワインです。

完成度はともかく、ワインの裾野を広げるという意味では、こういった低価格ボージョレ・ヌーヴォーはとても意義のあるトライだと思います。

ただ・・・

一つ言えるのは、一年に一回しかボージョレ・ヌーヴォー飲まないんだったら、もうちょっと美味しいのを飲んで欲しいかな~。

今年のジョルジュ・デュブッフ・・・期待してます。

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