2010/11/23

イージー・バイ・エニーラ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(2)グルナッシュ60%、シラー20%、カリニャン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:08)\1449(6本セット@997円で購入)
(3)メルロー(ブルガリア:トラキアン・ローランズ:08)\1199(ホントは1580円くらい)
(4)ガルナッチャ(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:09)\1050(6本セット@997円で購入)
(5)メルロー主体(仏:ボルドー地方:リュサック・サンテミリオンAC:08)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

イージー・バイ・エニーラ 2008
【外観】
若い色調の濃いガーネット。
色はほとんど黒でフチだけ薄くバイオレット。
透明感はまったく無く、5mm先も見えないくらいの濃さ。
粘性は強く、脚が長く残る。
液面はねっとりとしたツヤがある。

【香り】
香りが強そうなので遠目から嗅ぐが、最初にグリーン系のスパイス香。
茎っぽい印象。
凝縮感のあるフルーツ。
たばこの葉。
スモーキーな印象もある。
グラスを回してもあまり印象が変わらない。
少し温度が低い可能性もある。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
甘みとフルーツ感がありフレッシュさを感じる口当たり。
フルボディ。
アルコール度は高め。
フルーティでフレッシュな口当たりから、あまり広がらず、余韻が少し続き、後味は乾く印象。

【判定】
ものすごく濃い外観からは、ニューワールドスタイルの印象がある。
生産年の印象は、2008年以降くらい。

香りは強く、独特な、やや野趣あふれるワイルドな印象。
カベルネ・ソーヴィニヨンっぽいが、今回の選択肢には無い。
しかもいわゆる高貴品種では無い感じ。
そうなるとガルナッチャ?

味わいはフルーティさがあり、見た目よりは軽い。
甘みもあり、グルナッシュ、シラーのイメージ。

ブルガリアのメルローってのもちょっと気になるが、スパイシーさと甘さは、シラーが混ざっている印象。

ファイナルアンサーで、コート・デュ・ローヌ
で、ブー

あれー、ブルガリアのメルローでした。

【総評】
イージー・バイ・エニーラ 2008
EASY BY ENIRA 2008

ブルガリア:トラキアン・ローランズ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:メルロー

リカーランドトップで、ワケあり1199円で購入。通常は1580円くらい。

メルローをシラーと間違えるパターン、結構多いんですよね~。

メルローらしい部分はチャーミングなフルーツ感でしょうか。
タンニンも極め細やかで、メルローっぽいんですが、舌へのアタックが優しい感じが個人的なメルローの印象とちょっと違う。
飲み口の甘さも、シラーと間違えたポイントですが、残糖の甘みは品種の判別のポイントにはなりませんね。

でも間違えた最大のポイントは香り。

メルローってこんなに野性的な香りがしないと思うのですが、このワインはローカル品種のような個性的な香りを持っています。
もう少し開いてくると、落ち着いて華やかさが出るのかもしれません。

とにかく濃いワインです。
雫にも色素が残って、グラスがすぐに汚れてきます。

今日の晩ご飯は、赤ワインをたっぷり使ったソースの自家製ハンバーグステーキ。

合わせてみると、ワインの甘さが気になります。
しかも、ちょっとワインが勝ち気味ですね。

このワインを家庭の料理に合わせるのはかなり難しそう。

朝食のガーリックトーストが残ってたので合わせてみると、それはちょうどいい感じでした。

そのままで飲んでて美味しいタイプなので、家で飲むときは無理に食事に合わせなくてもいいのかも。
オードブル的なもので十分な気もします。

品質は良いので、フレッシュなフルーツ感を、ワインだけで十分楽しめます。
チビチビ飲んでると、他には何もいらない感じ。

ちなみにカミさんに価格を聞いたら、「980円」。
まあ・・確かに、完全にブラインドで飲んだら、チリカベかと思ってしまうかも。

時間とともに変化するかと期待してましたが、最初の印象がずーっと続いてるんですよね。

濃厚で、フルーティなワインが好きな人にはオススメですね。
我が家的には・・・リピートしないタイプかも。

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