2010/08/31

アベス・デル・スール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:メンドーサ州:09)価格不明
(5)マルベック(アルゼンチン:メンドーサ州:09)価格不明

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アベス・デル・スール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
【外観】
若い色合いの、濃いガーネット。
深い透明感があるが、底がギリギリ見えないくらい。
フチは若さを感じるバイオレットだが、2年前くらいの印象。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
ジャムのような凝縮感のある果実香。
焦げ臭。
スモーク香。
グラスを回すと、フレッシュな果実の印象と、赤身の肉のような動物香。
ケミカルな印象もある。
グリーン香も少し。
厚みのある香りだが、やや粗野な印象。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
フルーティな口当たり。
酸味が強く、フレッシュ感もある。
ミディアムからフルボディ。
アルコール度は高め。
酸味はしっかりしていて味の基本になっている。
タンニンもやや強めながら、柔らかい。
バランスよくまとまっていて、しっかりした印象ながら飲みやすい。
余韻は少し続く。

【判定】
濃い外観からは、ピノ・ノワール以外が候補。

香りはフルーツ感と焦げ臭。
グリーン香も入って、ニューワールドのカベルネ・ソーヴィニヨンって感じ。

ただ味わいは、伝統産地のシラー?
甘い印象があるが、シラーっぽい、上品な甘み。
香りもあらためて嗅ぐと、スパイシーさが特徴的。

実は、アルゼンチンのカベルネ・ソーヴィニヨンとマルベックはすでに飲んだことがあって、新酒のようなテイストだったので、この2本は外れる。

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンか、ヴァン・ド・ペイのグルナッシュ、シラーか。

で、改めて香りを嗅いで飲み直してみると、やっぱりカベルネ・ソーヴィニヨン独特なグリーン香があって、飲み口もニューワールドらしい、残糖を残したタイプ、と思われる。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

このワイン、なかなか美味しいですね。

【総評】
アベス・デル・スール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
aves del sur CABERNET SAUVIGNON 2009

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、598円で購入。

コストパフォーマンスの高い、チリワインです。

フルーティで飲みやすいタイプなのですが、軽くないというか、バランスがいいというか。

今日の晩ご飯は鶏の煮物だったのですが、結構合いました。
ちょっと醤油の感じに合いますね。

甘辛のタレをつけた手羽先のから揚げなんて、良く合いそうな感じ。

和食に良く合いそうなテイストです。

なんだか、ふんわりとした穏やかさがあるんですよね。
それでいて、安っぽさをあまり感じない。

微妙に地味な味わいですが、良く言えば、ちょっと自然派ワインをイメージさせます。

洗練されているタイプではないけど、素直で信用できる、って感じ?

500円台ではお買い得ワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

デル・スール・カベルネ・ソーヴィニヨン[2009] 税込 500 円 送料別

※サイトより引用
『旨安』を代表する国、チリで、1825年創業と、すでに長い歴史を持つ、ヴィカール社が、その歴史と誇りをかけて、世に送り出したのが、このD.O.マウレ・ヴァレーのシリーズです。
各品種の個性に溢れる果実味とバランス、適度なボリューム感、想像以上のコストパフォーマンスは、試飲に立ち会ったスタッフ誰もが、早速販売準備に取り掛かるほど、あまりのお値打ちにただただ感心…(驚)
飲食店さんも、毎日飲みたいワイン好きも、1本500円でこんなのが飲めちゃったら、価値観変わって、私達の商売もあがったりです(汗)
ブラックベリーやカシスなどの深みを感じる香りに、滑らかなタンニンは、リッチで丸い果実味に溶け込んでいて、カベルネ好きも大満足の1本♪

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