2010/07/30

キュヴェ・ブレヴァン 赤 NV(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\1350
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%(仏:ボルドー地方:メドックAC:06)\950
(3)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598
(5)カベルネ・フラン主体(フランス:ヴァン・ド・ターブル:NV)\500

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

キュヴェ・ブレヴァン 赤 NV
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー色。
底がちゃんと見えるくらいの透明感。
色合いはやや黒っぽいレッド。
少し熟成感を感じる。
輝きはやや強め。
粘性は弱く、サラッとしている。
ちいさな気泡が少し見られる。

【香り】
加熱された黒い果実。
なめし革のようなケミカル臭。
香りは弱めで、やや神経質。
グラスを回すとセメダインのようなケミカル臭が強くなる。
動物香がしっかりあって、張りのあるなめし革のような印象は変わらない。
鉄サビのような印象もあり。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
酸味が強く、味の中心になっている。
ライトボディ。
アタックはフレッシュで軽やか。
酸味も爽やかさを出している。
赤ワインなのに爽やかな印象。
タンニンはほとんど感じない。
飲み終わったあとにちょっと舌の奥が乾く、くらい。
飲んだあとに全然膨らまないので、飲んだ瞬間がピークで、あとはすぐに消える。
びっくりするくらい、早く消えて、舌の奥まで降りてこない感じ。
後味はキレイ。

【判定】
グラスの底まで見える透明感。
この中ではカベルネ・フランのヴァン・ド・ターブルしかない。

香りは弱めで、なめし革や鉄サビのイメージ。
伝統産地のテーブルワインって感じ。

味わいはライトボディ。
この中でライトボディは、ヴァン・ド・ターブルくらいかな。

可能性があるとしたら、グルナッシュ。

口当たりは良く、まずくはないけど、安い印象はある。
600円そこそこの印象。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

このシリーズ美味しいですね。

【総評】
キュヴェ・ブレヴァン 赤 NV
Cuvee Brevin Rouge NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・フラン主体

リカーランドトップで、500円で購入。

軽くて優しい、日本人受けするワインですね。
いや、日本人受けというよりは、年寄り受けするワインかも。

ちょっとクールな口当たりで、温度が高めでも美味しく飲めます。

今日の晩ご飯はフツーのルーのカレー。

完全に負けるだろうと思って合わせてみたら、何というか、体力では負けてるけど、精神力では負けてない、みたいな・・・

カレーに合わせると、フルーツ感が強くなりますね。
ジュースのように、グイグイ飲んでしまいます。

でもなんでしょう、最終的にはワインが包みこむ、みたいな合い方なんですよね。

結論としては、このワインカレーに合う、ですね。

ベージュ東京の石田 博さんがセミナーで、料理に合わせる時はワインが負けてるくらいの方がいい、と言ってましたが、家庭料理だとどうしてもワインの方が強くなりがちですね。

そういう点では、このワインみたいな、軽くて美味しいタイプは貴重な存在ですね。

コストパフォーマンスも高い、美味しいワインだと思います。

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