2010/07/09

アベス・デル・スール ソーヴィニヨン・ブラン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(2)シャルドネ(伊:ピエモンテ州:ピエモンテDOC:08)\1180
(3)セミヨン37%、ソーヴィニヨン・ブラン36%、ミュスカデル27%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\1120
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598
(5)品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\500

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アベス・デル・スール ソーヴィニヨン・ブラン 2009
【外観】
淡く、グリーンがかったレモンイエロー。
かなりグリーンが強くグレーっぽい。
輝きは大人しい。
ディスクは薄く、粘性は弱め。

【香り】
青草香。
グレープフルーツのような柑橘系。
香りは弱め。
グラスを回すと、チーズのような醗酵香がたってくる。
でも芯にはグリーン系のハーブのような印象。
少し石油香もある。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
酸味はしっかりとしていて、最後まで続く。
口当たりはマイルドで、中盤から酸味がキツくなってくる。
フィニッシュはややアルコールのニュアンスが残る。
ボディは細身で固く、筋張ってるような印象。
後味がとても辛い。
余韻は少し続く。

【判定】
若々しいグリーンで淡い感じはソーヴィニヨン・ブラン。
香りはまったくソーヴィニヨン・ブラン。
青草香が中心で、ペトロール香のようなニュアンスがある。
味わいも酸味が中心のソーヴィニヨン・ブランのイメージ。
ボルドーって感じではない、ニューワールドのソーヴィニヨン・ブラン。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、チリ
で、ピンポン

最初甘くて、後辛い、不思議なまとまりのソーヴィニヨン・ブランです。

【総評】
アベス・デル・スール ソーヴィニヨン・ブラン 2009
aves del sur SAUVIGNON BLANC 2009

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、500円で購入。

このワイン、500円にしては、とてもしっかりしてますね。

ラベルも鳥のイラストが入っていて一見オシャレなんですが、よく見ると安いカラーコピーみたいな、色ブレのある残念な仕上がりになってます。

飲み始めはフィニッシュのアルコールの強さがとても気になったのですが、飲み進むとだんだん落ち着いてきました。

酸味も少しマイルドになって、ネクターのような優しいトロミを感じます。

食事が入った方が美味しいワインですね。

今日の晩ご飯は鶏のつくねとポテトサラダ。

鶏のつくねは醤油味のタレがかかっているので、さすがに白ワインには合いません。
辛さがケンカします。

ポテトサラダは野菜を一度ドレッシングであえてからマヨネーズを加えた、少し酸味の効いたやつ。
これはとても良く合いました。

ポテトサラダにさらにレモンを絞ったような合い方、とでもいいましょうか。
いや、ちょっと違うかな。

ワインを合わせることで、ポテトのコクみたいなものが強調されるんですよね。
まあ、とにかく良く合います。

つまみに、ストリングチーズのバジルトッピング。
これもよく合います。

基本的には軽くてカジュアルな味わいなので、簡単なおつまみによく合いますね。

ナッツもピスタチオなんて、良く合うのではないでしょうか。

カミさんに値段を聞いたら、880円。
確かにそれくらいの印象があるんですよね。

輸入元はモトックス。
このワインは、モトックス始まって以来の低価格ワインなのではないでしょうか。

天下のモトックスブランドを傷つけない、とてもコストパフォーマンスに優れたワインだと思います。

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