(1)メルロー主体(仏:ボルドー地方:コート・ド・カスティヨンAC:02)\1450
(2)ピノ・ノワール(ルーマニア:デアルマーレ:06)\1080
(3)シラー(スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO)\920
(4)シラー45%、グルナシュ45%、メルロー10%(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:NV)\900
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\690
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
鮮やかな色調の濃いルビー色。
深い透明感があるが、底がギリギリ見えないくらい。
色調は鮮やかで、フチはバイオレット。
粘性は中庸で、脚が現れるがすぐに消える。
【香り】
濃厚な果実香。
ややヴェジェタル。
スモーキーで、茎のようなグリーン香。
タバコの葉のような焦げ臭。
グラスを回すと生っぽい動物香。
少し鼻をつく、ケミカル臭がある。
【味わい】
残糖がやや多めのセック。
フルーティで甘い印象。
ミディアムボディ。
酸味は強く、フレッシュな印象。
タンニンは柔らかく、穏やか。
フレッシュフルーティで飲みやすいタイプ。
余韻は短い。
【判定】
若々しくて濃い外観からは2009年のカベルネ・ソーヴィニヨンが怪しい。
スペインのシラーは生産年をメモしてなかったが、これも候補。
香りはスモーキーなグリーン香があり、カベルネ・ソーヴィニヨン。
悪い言い方をすると、生の茎を裂いたような香りがある。
味わいはニューワールドっぽい、やや甘さのあるフルーティで飲みやすいタイプ。
軽い飲み口も低価格な印象があるが、バランスがいいので、ひょっとすると1000円近いワインの可能性もある。
でもさすがにこの香りはカベルネ・ソーヴィニヨンだろう。
ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン
カジュアルでフルーティな、カベルネ・ソーヴィニヨンです。
【総評】
ネブリナ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
neblina Cabernet Sauvignon 2009
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
リカーランドトップで、690円で購入。
少し前のチリカベ(チリのカベルネ・ソーヴィニヨン)は、濃ければいい、みたいなバランスの悪いワインが多かったですが、最近はとても洗練されてきましたね。
このワインも、ほどほどに濃いですが、スッキリと飲みやすいフルーティさがあります。
飲み物ととしてまとまっているというか。
でもワインとして考えると、ちょっと人工的で、工業製品みたいな印象があって、ちょっと物足りなさを感じますね。
飲み進んでもずっと同じ印象なんだろうなー、って感じ。
このワイン、数日たっても味が変わらないんじゃない?って思わせるくらい、人工的に作られたイメージがあるんですよね。
と、あれこれ文句言ってますが、この価格帯の中では、バランスが良くてとても美味しく飲めるデイリーワインだと思います。
カルロロッシ、フランジア、リヴァークレストあたりと比べると、ワンランク上ですね。
(価格も違いますが)
今日の晩御飯はトマトソースの煮込みハンバーグだったのですが、酸味が強いのでトマトソースにもワインが負けません。
ソツなく合う、って感じでしょうか。
このワイン、フルーティさが強くて少し甘いのですが、それほどボディが強くないので、案外いろいろな食事に合わせやすいかもです。
牛肉というよりは、トマトソースやミートソース、チーズなんかに合いそうです。
意外とケチャップに合うかも。
飲み進んでも全然イメージが変わらず、実に単調なのですが、フルーツ感がとてもジューシーで、そこが飲み続けられるポイントでしょうか。
この価格帯のワインの中ではオススメの1本です。
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