2010/06/11

ネブリナ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)メルロー主体(仏:ボルドー地方:コート・ド・カスティヨンAC:02)\1450
(2)ピノ・ノワール(ルーマニア:デアルマーレ:06)\1080
(3)シラー(スペイン:アラゴン州:カリニェーナDO)\920
(4)シラー45%、グルナシュ45%、メルロー10%(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:NV)\900
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\690

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ネブリナ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
【外観】
鮮やかな色調の濃いルビー色。
深い透明感があるが、底がギリギリ見えないくらい。
色調は鮮やかで、フチはバイオレット。
粘性は中庸で、脚が現れるがすぐに消える。

【香り】
濃厚な果実香。
ややヴェジェタル。
スモーキーで、茎のようなグリーン香。
タバコの葉のような焦げ臭。
グラスを回すと生っぽい動物香。
少し鼻をつく、ケミカル臭がある。

【味わい】
残糖がやや多めのセック。
フルーティで甘い印象。
ミディアムボディ。
酸味は強く、フレッシュな印象。
タンニンは柔らかく、穏やか。
フレッシュフルーティで飲みやすいタイプ。
余韻は短い。

【判定】
若々しくて濃い外観からは2009年のカベルネ・ソーヴィニヨンが怪しい。
スペインのシラーは生産年をメモしてなかったが、これも候補。

香りはスモーキーなグリーン香があり、カベルネ・ソーヴィニヨン。
悪い言い方をすると、生の茎を裂いたような香りがある。

味わいはニューワールドっぽい、やや甘さのあるフルーティで飲みやすいタイプ。
軽い飲み口も低価格な印象があるが、バランスがいいので、ひょっとすると1000円近いワインの可能性もある。
でもさすがにこの香りはカベルネ・ソーヴィニヨンだろう。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

カジュアルでフルーティな、カベルネ・ソーヴィニヨンです。

【総評】
ネブリナ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
neblina Cabernet Sauvignon 2009

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、690円で購入。

少し前のチリカベ(チリのカベルネ・ソーヴィニヨン)は、濃ければいい、みたいなバランスの悪いワインが多かったですが、最近はとても洗練されてきましたね。

このワインも、ほどほどに濃いですが、スッキリと飲みやすいフルーティさがあります。

飲み物ととしてまとまっているというか。

でもワインとして考えると、ちょっと人工的で、工業製品みたいな印象があって、ちょっと物足りなさを感じますね。
飲み進んでもずっと同じ印象なんだろうなー、って感じ。

このワイン、数日たっても味が変わらないんじゃない?って思わせるくらい、人工的に作られたイメージがあるんですよね。

と、あれこれ文句言ってますが、この価格帯の中では、バランスが良くてとても美味しく飲めるデイリーワインだと思います。

カルロロッシ、フランジア、リヴァークレストあたりと比べると、ワンランク上ですね。
(価格も違いますが)

今日の晩御飯はトマトソースの煮込みハンバーグだったのですが、酸味が強いのでトマトソースにもワインが負けません。
ソツなく合う、って感じでしょうか。

このワイン、フルーティさが強くて少し甘いのですが、それほどボディが強くないので、案外いろいろな食事に合わせやすいかもです。

牛肉というよりは、トマトソースやミートソース、チーズなんかに合いそうです。
意外とケチャップに合うかも。

飲み進んでも全然イメージが変わらず、実に単調なのですが、フルーツ感がとてもジューシーで、そこが飲み続けられるポイントでしょうか。

この価格帯のワインの中ではオススメの1本です。

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