2010/05/30

ドメーヌ・ド・ローランソー 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)メルロー主体(仏:ボルドー地方:コート・ド・カスティヨンAC:02)\1450
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1080
(3)ピノ・ノワール(ルーマニア:デアルマーレ:06)\1080
(4)メルロー(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\1050
(5)シラー45%、グルナシュ45%、メルロー10%(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:NV)\900

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ド・ローランソー 2008
【外観】
落ち着いた色調の、やや濃いルビー色。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
色合いは黒っぽく、落ち着いている。
輝きは大人しい。
粘性は中庸。

【香り】
オリエンタルスパイス。
ちょっとお醤油っぽい。
熟成を感じる。
プルーンのようなドライフルーツ。
グラスを回すと生っぽい動物香。
加熱された、ジャムのような果実香。
ローズマリーのようなシナモンのような、ハーブ香が立ってきた。
いや、香木のような、木の印象かも。
それほど香りは強くないが、芯がしっかりしている。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ミディアムボディ。
一口目、ゴムのようなケミカル臭があった。
酸味は弱く、やや締まりのない味わい。
タンニンも控え目。
熟成感があり、やや力の落ちている感じ。
余韻は短い。

【判定】
外観、香り、味わいともに熟成感があるので、メルロー2002、ピノ・ノワール2006、シラー、グルナッシュのノンヴィンテージが候補になる。

外観の印象は、濃いピノ・ノワール。
香りは独特な香木のような印象があり、南西地方やラングドックをイメージさせる。

味わいはピークを過ぎている感じ。
力のないワインを寝かせすぎたような印象。
あるいは閉じてる?

香りはピノ・ノワールっぽくないが、ニューワールドのピノ・ノワールでは、ときどきこういうタイプがあるかな。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール、ルーマニア
で、ブー

なんと、2008のボルドー?

【総評】
ドメーヌ・ド・ローランソー 2008
Domaine de Lauranceau 2008

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

町田の蔵屋さんで、1080円で購入。

あの~、このワイン、ちょっと痛んでません??って感じ。
もちろん飲めないようなレベルではありませんが。

それにしても今回のブラインドテイスティングは全然ダメでしたね。
生産国も、生産年も、ブドウ品種も、すべて外れ・・反省。

このワイン、じっくり飲むとそんなに悪くありません。

辛くて、ぶっきらぼうで、荒っぽい。
でも味わいはしっかりしてます。

時間とともにフレッシュになってきましたね。
最初はお年寄りみたいな味わいでしたが、だんだん若々しくなってきます。

ただ、飲み進むと、木のチップを投げ込んだような香りがちょっと気になるかな~。

・・・・

で、次の日に残ったワインを飲んでみました。

香りは、相変わらず硬質で、カタブツなイメージ。
華やかさはなく、ちょっとケミカルな印象。

味わいは少し酸化してるものの、昨日より全体が落ち着いてます。
最初からデキャンタージュすれば良かったかな。

何でしょうね、昔ながらの、辛くて真面目な印象のワインなので、憎めないんですよね。

機会があったら、また買ってみよう。

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