2010/05/18

ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス ブルゴーニュ シャルドネ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(2)インゾリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\1040
(3)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ ヴェネチエ I.G.T.:08)\780
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス ブルゴーニュ シャルドネ 2008
【外観】
グリーンがかった、中庸なレモンイエロー。
色合いは若々しく、シンプルな色調。
輝きややや弱め。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
モモやパイナップルのような甘い果実香。
かすかにミネラル。
ハーブ。
グラスを回すと、ミントのようなハーブ香が強くなる。
そこに揮発性のある、ソーダのような印象。
香りは全体的に華やかで、陽気なイメージ。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は強く、刺激的。
ほぼ酸味に支配されているような味わい。
後味に苦味が少し残る。
飲み終わりが、喉でつっかえるような印象。
キレイに消えず、ひっかかるような感じ。
ボディは弱く、頼りない。
余韻は短い。

【判定】
若々しい、シンプルな色調の外観からは2008年の3本が候補。

香りはモモやラムネ菓子のような、軽やかで陽気な印象。
イタリアに良くあるイメージ。
インゾリアか、シャルドネか。

飲み口は酸味が強烈。
ボディが頼りなく、低価格ワインの印象。
ちょっとボソボソするような感じ。

イタリアの低価格ワインに絞ると品種はシャルドネ。

イタリアらしい陽気な印象の中に、シャルドネらしい、少し重さのある果実香を感じる。
ヴァン・ド・ペイのシャルドネも可能性はあるが、最初に感じたイタリアっぽさと、生産年で決定。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、イタリア
で、ブー

な、なんと、ブルゴーニュ・・

【総評】
ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス ブルゴーニュ シャルドネ 2008
ROUX PERE & FILS BOURGOGNE CHARDONNAY 2008

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5&
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1280円で購入。

イタリアテイストの、ブルゴーニュ?
外した事は真摯に受け止めるにしても、ちょっとこれブルゴーニュですか?って感じのまとまりです。

カミさんの評価も、私の評価も700円台。

名前だけで高く出来る産地ほど、外すと大きいですよね。

そういう点では、我が家的にすっかり地位を失墜させたのは、シャブリですね。

昔大好きだっただけに、ちょっと残念です。

逆に地位を向上させたのはチリワインですかね。
最近ではオーストラリアと同じくらいの、ブランドレベルになりつつあります。

とまあ、話はそれてしまいましたが、このブルゴーニュは、いままで飲んだ中でも最低レベルですね。

ワインとしての品が無い、というか。(ちょっと言い過ぎ)

食事との相性は、レモンの役割だと合いそうですが、それにしては、後味がイマイチ。
サッパリさせても、後味が悪い、みたいな。

このシリーズ、赤は美味しかったのですが、白はあまり良くないですね。

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