(1)メルロー主体(仏:ボルドー地方:コート・ド・カスティヨンAC:02)\1450
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1080
(3)ピノ・ノワール(ルーマニア:デアルマーレ:06)\1080
(4)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1080
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
透明感のある明るいルビー色。
底がハッキリ見える透明感。
ロゼを少し濃くした感じ。
クラレット?
色合いは落ち着いていて、黒っぽい。
ディスクは少し厚く、粘性は中庸。
【香り】
なめし革。
黒い果実。
グラスを回すとさらになめし革香が強くなる。
少しケミカル。
香りはそれほど強くなく、ちょっと刺激的。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトボディ。
酸味は強く、舌に長く残る。
ちょっと刺激の強い酸味。
タンニンは細かいが、しっかり渋い。
口に中全体に渋みが残る感じ。
軽い飲み口ながら、味わいはしっかりしている。
余韻は短い。
【判定】
明るい、透明感の強い外観からはピノ・ノワール。
香りもなめし革や、ドライフラワーのような印象がピノ・ノワール。
味わいは軽いながらも辛口で、しっかりした味の構成。
ブルゴーニュをイメージさせる。
ピノ・ノワールは2本あって、ブルゴーニュとルーマニアだが、印象はブルゴーニュ。
生産年は、2006と2008と違うが、若々しい印象なので、2008。
ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール、ブルゴーニュ
で、ピンポン
ブルゴーニュらしいピノ・ノワールです。
【総評】
ブルゴーニュ ピノ・ノワール プリヴァテュス 2008
Bourgogne Rouge Pinot Noie Privatus 2008
フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール
町田の蔵屋さんで、1080円で購入。
イマドキの、濃厚フルーティ路線とまったく違う価値観のピノ・ノワールです。
明るい色合いでライトな口当たりながら、しっかり味わい深い。
あまり愛想はないけど、じっくり付き合えるようなタイプです。
今日は自家製豚丼だったのですが、豚肉だけに合わせると、豚の甘さを引き出して良く合いました。
ロゼに近いテイストなので、豚肉料理一般に良く合うかもしれませんね。
軽いわりには温度が高めだったので、ちょっと冷やしてみたら、なんだか生くさいような香りが出てきました。
持ち味の繊細で複雑な香りが抑え込まれてしまいますね。
しかもギスギスした味になって、いいとこなし。
このワイン、少し温度高めの方がいいですね。
グラスにほとんど無くなっても、香りが残ります。
カラメルっぽい印象があるので、しっかり樽で熟成されているのかも。
この価格帯で、さらにこのライトボディで、これだけ香りがしっかりしてる、というも珍しいですね。
強いわけでは無いのですが、芯がしっかりしてるというか。
カミさんに感想を聞いたら、「可もなく、不可もなく。」だそうです。
ちょっと単調な味わいで、これといって特徴もないワイン。
でも、マズくはないそう。
食事があった方が美味しいかな、と言ってましたが、そのまま飲むよりは、食事と合わせた方が活きるタイプですね。
ちなみに価格を聞いたら、「1280円」
実際の価格よりは高い評価なのですが、ブルゴーニュのピノ・ノワールという期待感からはちょっと落ちるって事でしょうか。
個人的にはとても高感度の高い、ピノ・ノワールです。
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