2010/05/02

アーサー・メッツ ピノ・グリ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・グリ(仏:アルザス地方:ヴァン・ダルザスAC:07)\1280
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(3)インゾリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\1040
(4)グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ(仏:ラングドック・ルーション地方:コスティエール・ド・ニームAC:08)\920

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アーサー・メッツ ピノ・グリ 2007
【外観】
すこしベージュがかった、淡いイエロー。
色合いは薄く、グレーっぽい。
若々しさがあるが、色合いはちょっとベージュがかっている。
輝きが強く、硬質な輝きがある。
粘性は中庸で細い脚が見られる。

【香り】
熟した印象の果実香。
ヴェジェタルな青っぽい香り。
グリーン系のスパイス。
グラスを回すとチーズのような醗酵香。
小石のようなミネラル。
香りは厚みがあり豊か。

【味わい】
残糖を多く感じる、中辛口くらい。
かなり甘さの印象が強い。
酸味はフレッシュな果実のような強さ。
果汁が混ざっているような印象をうける。
ボディは細身だが、甘さのせいか肉付きがいい感じもある。
アルコール度は低め。
後味には苦味が残り、ややエグ味もある。
余韻は短い。

【判定】
淡くてグレーっぽい、ちょっと特殊な色合いんのある外観からは、ちょっと変わった品種のイメージ。
インゾリアやピノ・グリ?

香りは、厚みのある果実香ながら、少し特徴のある要素が混ざる。
ヴェジェタルなスパイスというか、茎っぽい感じというか。
シャルドネやグルナッシュ・ブランでは無さそう。

味わいは、甘い。
中辛口くらいの、かなり残糖を残したタイプ。
この、甘さと酸味がバランスを取る感じは、ドイツやアルザスの印象。
さらにアルコール度は低くて、このあたりもアルザスっぽい。

ピノ・グリの特徴は把握してないが、何となくそれっぽい感じ。

ファイナルアンサーで、ピノ・グリ
で、ピンポン

品種当てじゃなくて、産地当てでした。

【総評】
アーサー・メッツ ピノ・グリ 2007
Arthur Metz Pinot Gris 2007

フランス:アルザス地方:ヴァン・ダルザスAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・グリ

リカーランドトップで、1280円で購入。

最初は甘いかな~って思いましたが、酸味とのバランスが良くて、スッキリしているので、結構グラスが進みます。

飲み進んでも、温度が上がっても、スッキリとした印象は変わりません。

今日の晩御飯は手巻き寿司。

刺身と合わせてもそんなに違和感がありません。

ほんのり甘いワインって、和食に良く合うんですよね。

酢飯でも意外とOK。

カミさんに感想を聞いたら、「ちょっと甘いけど、バランスがよくて美味しい、1480円。」
アルザスってだけで、最低でもそれくらいはするイメージがありますね。

とても手軽でカジュアルなアルザスワインではないでしょうか。

バランスよくスッキリした味わいが、甘さのあるワインを飲まない人にも受け入れられると思います。

最近は、低価格のワインも多様化して、いろいろなタイプのワインが増えてますね。
そのうち、1000円の貴腐ワインとか出るんじゃないでしょうか。

たまには甘いワインも美味しいですよね。

このワイン、ディナーよりは、休日のランチくらいがちょうどいい感じ。
サンドイッチとか、とっても合いそうですね~。
ピクニックに持っていって、芝生の上で楽しみたいタイプでしょうか。

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