2010/04/15

カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 2009

(1)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733
(2)インツォリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:09)\494

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 2009
【外観】
ほんのりベージュがかった、中庸なイエロー。
色あいはシンプルで、ベージュっぽい。
輝きは大人しい。
小さな気泡がグラスの内側に多く現れる。
ディスクはやや厚く、粘性は中庸。

【香り】
モモ。
白い花。
シロップ。
少しグリーンっぽいハーブ。
軽やかで爽やかな印象。
グラスを回すと、炭酸の印象が強くなる。
ラムネ菓子のような香りもある。
フルーツガムやラムネ、フルーツのシロップ漬けといった、お菓子っぽい印象。

【味わい】
とてもライトな飲み口。
少し残糖を感じるセック。
炭酸のニュアンス。
酸味は強いが、爽やかにまとまっている。
飲み口が水っぽいくらい軽いので、アルコールが若干浮く瞬間がある。
わずかに苦味があり、後味はスッキリしている。
余韻はちょっぴりある。

【判定】
今回は安ワインの2択。
こういうのを案外間違えるので、注意が必要。

外観は若々しいのにベージュっぽくて、シャルドネって感じではない。
高貴品種ではみられない色調で、ローカルなブドウを想像させる。
気泡も多く見られ、イタリアの白の印象。

香りもシロップ漬けモモや、フルーツガムのような、イタリアの白によくあるパターン。
なんというか、楽しくなるような、ラテンな香り?

味わいは相当水っぽい。
かなり低価格なワインのイメージ。
スッキリしたドライな印象もイタリア。

ファイナルアンサーで、インツォリア
で、ピンポン

このワイン、なかなかいいですね。

【総評】
カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 2009
CANTINE LAVORATA INZOLIA 2009

イタリア:シチリア州:シチリアIGT
アルコール度:12%
ブドウ品種:インツォリア

OKストアで、494円で購入。

イタリアらしい、陽気で楽天的なまとまりのデイリーワインです。

まず、香りがいいですね。
ガムやキャンディ、スイーツの要素が入ってて、陽気な感じなんですが安っぽくありません。

味わいは、最初びっくりするくらい軽いんですが、飲み進むと気にならなくなってきます。

今日の晩御飯は、ブリの照焼。

合わなくはないけど、「なんで?」って感じになりますね。
力が弱いので破綻は無いのですが、持っている良さを全部打ち消す、みたいな合い方になっちゃいます。

もやしを酢醤油であえたサラダは、お酢に完全に負けてアウト。

厚揚げの煮たやつも、微妙な感じ。

明日の朝のパンが焼けてたので、それに合わせてみたら、ようやく落ち着きました。(当たり前か)

小麦の香りに、このワイン独特のフルーティさが相まって、何ともいい感じ。

合わせる食事によってはグッと美味しくなりそうです。
ちょっと軽めの、トマトソースのパスタとか、ピザは合うでしょうね。

最初は、おおらかで可愛らしい、って感じでしたが、飲み進むと、苦くて辛い、おっさんワインの印象になってきました。

食事が欲しくなるタイプですね。
ついつい、明日の朝ごはんのパンをつまみ食いしてしまいます・・・

500円クラスの中では、コストパフォーマンスの高い、良いワインだと思います。

2 件のコメント:

Sugaihi さんのコメント...

こんにちは!
ガムやキャンディーですか!?
ある意味美味しそうです、
今度飲んでみます。

にしのたけし さんのコメント...

どうもこんにちは。
コメントありがとうございます。

ガムやキャンディは私の個人的な印象なので、もし違う香りを感じたら、是非教えてください!

このワイン、500円以下だったらお買い得だと思いますよ。

閲覧数の多い記事