2010/04/02

ネダバーグ デュエット 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(3)シラーズ、ピノタージュ(南アフリカ:コースタル・リージョン:パール:09)\950
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ネダバーグ デュエット 2009
【外観】
濃く黒っぽい色調のガーネット。
わずかに透明感があるが、そこは見えないくらい。
フチは鮮やかな紫がかったピンクで若々しさを感じる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
閉じていて、還元的な印象。
その間から濃厚なフルーツ。
タバコの葉のような焦げ臭。
グラスを回すと生っぽい、赤味の肉のような動物香。
スパイスの印象も強くなる。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
ミディアムからフルボディでフルーティ。
酸味はしっかりしていて、後味もジューシー。
タンニンも細かいがしっかりしていて、舌の全面をタンニンが覆うような印象。
口当たりはやや若くトゲトゲしいが、その分フレッシュさもある。
アルコール度は高そう。
バランスはちょっとちぐはぐな印象を受ける。
酸味や渋みのバランスがズレてるというか。
後味がややものたりないというか。
余韻は少し続く。

【判定】
今回は4本中3本がシラー。
当たったらまぐれ?
濃く若さを感じる外観からは2009年の南アフリカ。
香りは弱めだが、濃厚な果実香やスパイスの印象はシラーっぽい。
でもカベルネ・ソーヴィニヨンもちょっと可能性があるかも。
味わいは、ミディアムでやや荒っぽくバランスの悪い感じがニューワールドをイメージさせる。
特に独特なバランス感覚は、普段飲み慣れない地域の印象もある。
ルーマニアのカベルネ・ソーヴィニヨンってのがやや浮上。
南アフリカか、ルーマニアに絞る。
時間とともにスモーキーな茎の青っぽさのような印象が出てきて、カベルネ・ソーヴィニヨンにちょっと傾く。
第一印象は、完全に南アフリカのシラーだったけど、印象が変わってきた。
ただ、何となくだけど、複数品種のブレンドのような気もする。
う~ん、難しい。
シラーにしてはドライかな。
タンニンもちょっとザラッとしてて、カベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
香りもますます、カベルネ・ソーヴィニヨン。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

残念・・南アフリカのシラー、ピノタージュでした。。

【総評】
ネダバーグ デュエット 2009
NEDERBURG DUET 2009

南アフリカ:コースタル・リージョン:パール
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラーズ、ピノタージュ

リカーランドトップで、950円で購入。

ネタバレしてみて、あらためて味わうと・・・
出来の悪いチリカベみたいな感じもありながら、やっぱシラーだよな、って感じがします。

このワインちょっと重いですね。

重いというのは重厚という意味じゃなくて、飲み口が鈍調というか、まったりしてるというか。
重苦しい、って感じですね。

ちなみに今日の晩御飯は、麻婆春雨と、刺身。

刺身は、得体のしれない、ちょっと色の変わった青魚みたいなやつだったのですが、怖いもの見たさにこの赤ワインに合わせてみました。

身震いするような生臭さに襲われる、と思いきや、そうでもない。
ニューワールドのフルーティさが主体の赤だと、刺身でも意外といけるのかも、ってちょっと発見でした。

生魚を食べるとお腹から生臭さが上がってきて、繊細な赤だと台無しになってしまいますよね。
なので、赤ワインの時は、絶対生魚は食べないと決めていたのですが、ワインの種類によっては意外と大丈夫?

ニューワールドのピノ・ノワールあたりだと、にぎり寿司でも合うのかもしれません。
ちょっと炙ってあったりすると、かなり美味しいかも。

ちなみに、麻婆春雨はお互い干渉なし、って印象。

残っていたウインナーパンがよく合いました。

しかしこのワイン、飲めば飲むほど、アラが目立ってきます。

取って付けたような樽香もだんだん気になってきました。

同じ銘柄の白もなんだか微妙な味わいだったのですが、赤もまったく同じで、つかみどころのない、微妙なバランスです。

たぶん、二度と我が家のテーブルには姿を見せない・・・でしょうね。

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