2010/03/13
カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ・ロゼ 2009
カッシェロ・デル・ディアブロ シラーズ・ロゼ 2009
Casillero del Diablo Shiraz Rose 2009
チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ
リカーランドトップで、1350円で購入。
【外観】
赤味の強い、鮮やかな、濃いロゼ。
少し青みがかった、紫っぽい赤。
薄い赤ワインくらいの濃い色合い。
輝きは強めで、宝石のような輝きがある。
フチは無色で、ディスクはやや厚い。
粘性も強く、脚が後からゆっくり降りてくる。
【香り】
フレッシュな赤い果実。
少しキャンディっぽいさもある。
香りはそれほど強くない。
グラスを回すと醗酵香が立ってくる。
フレッシュなフルーティさが主体だが、少しスパイスの印象も香る。
素直で爽やかな印象。
【味わい】
少し残糖を感じるセック。
酸味はしっかりしていて、後味はジューシー。
ほんのり苦味があり、ワインに爽やかさを与えている。
ボリューム感はあまりなく、小さくチャーミングにまとまっている。
アルコール度は13.5%あるが、それほど強く感じない。
フルーティで、カジュアルなまとまり。
余韻は少し続く。
【総評】
我が家的にはとても評判のいい、カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズのロゼです。
シラーズの赤は、「濃くて強いんだけど、チャーミングな味わい。フルーツ感がとても強くて、誰が飲んでも美味しいって言いそうなワイン。」でしたが、このロゼも同じ傾向です。
もちろん、ロゼなので「濃く」はないのですが、一般的なロゼと比べると濃い色合いです。
この濃い色合いが影響しているのかどうか分かりませんが、フルーツ感がこのワインの最大のアピールポイントですね。
カジュアルですっきりしたフルーツ感がとても好印象。
今は、伝統的産地でも「フルーツ感」というキーワードが最大のテーマなのではないでしょうか。
カッシェロ・デル・ディアブロ・シリーズの持っている、すっきりしたフルーツ感は、伝統産地もなかなか真似できない強みじゃないかと思いますね。
ホントにこのシリーズ、アルコール度が強いのに、グイグイ飲んじゃいます。
で、気がつくとすっかり酔っぱらい。
フルーツ感が実にチャーミングなので、気が緩んでグラスをどんどん空けちゃいます。
ニューワールドワインのお手本ではないでしょうかね。
グラスに入れて時間がたつと、フルーティさが薄れてきますが、ワイン自体がしっかりしているので、また違う香りと味わいを楽しめます。
ロゼに良くある酵母のような旨みの印象と、フルーツやスパイスが混ざった深みのある香り。
残り少なくなったグラスにも、カラメルのような甘い香り、フルーツ、フローラルの印象が残ります。
アルコール度が高く、しっかりしたボディだからでしょうか。
1000円台前半のワインとは思えない良さがあります。
カミさんに価格を聞いたら、1890円。
ロゼなのでちょっと高めと思ったみたいですが、最近はロゼも手頃な価格で手に入るようになりましたね。
すっきりとしたフルーティなロゼが楽しみたいなら、このワインはピッタリです。
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