2010/02/06

ガヴィ サン・クリストフォロ ステファノ マッソーネ 2008

 
ガヴィ サン・クリストフォロ ステファノ マッソーネ 2008
GAVI SAN CRISTOFORO STEFANO MASSONE 2008

ガヴィ サン・クリストフォロ ステファノ マッソーネ 2008
イタリア:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:コルテーゼ

リカーランドトップで、1750円で購入。

【外観】
わずかにグリーンがかった、中庸なレモンイエロー。
極小さな気泡が多くグラスの内側につく。
グリーンっぽさにオレンジの色合いも少し感じる。
少しムラのある複雑な色調。
艶っぽい輝きがある。
粘性はやや強めで脚があとからゆっくりと降りてくる。

【香り】
白い小石のようなミネラル香。
カリンや柑橘系のフルーツ香。
グラスを回すとシロップ漬けのモモのような甘い印象。
香りはそれほど強く無いが、爽やかで上品な印象。

【飲み口】
少し残糖を感じるセック。
柔らかく上品で、まろやかな口当たり。
後味にヒンヤリした印象が残る。
酸味は柔らかく上品。
果物の皮のような爽やかな苦味がある。
余韻は短い。

【総評】
フルーティなんですが、カジュアルな感じではなく、繊細で上品な印象。
ニューワールドでも、フランスでもない、イタリアならではの美味しさを感じます。
とてもバランスよくまとまているのに、個性を感じます。
しかもスイスイ飲める。
ネクターっぽい、まろやかでトロっとした飲み口なんですが、全体的には爽やかな印象。

食事に合わせると、また良さが引き立ちます。

アルコール度も控えめで、主張も強く無いので、合わせる食事の幅が広そうです。

晩ご飯の一品、ソーセージと野菜の炒め物と合わせみると、素朴な家庭料理がイタリアンに変身する感じ。

もう一つのおかず、すき焼き風の肉団子は甘辛い醤油ベースの味付け。
さすがにこれはワインが負けてしまってダメ。
でもあくまで裏方に回って、さっぱりとさせてくれる役目をします。

レトルトのペペロンチーノに合わせると、ワインがもったいない感じになります。
美味しいワインはちゃんとした料理に合わせましょう・・って事ですね。

それにしても、この組み合わせ、肉団子よりも合いません。
レトルトっぽい味が全然ダメみたい。

上品で繊細なまとまりのワインなので、痛んだ油のような匂いがするレトルトソースには合わないんですね。
まだ、バターやオリーブオイルと混ぜただけのパスタの方が合いそうです。

それにしてもこのワイン、フランスの真似でも、グローバルワインのテイストでもない、イタリアワインのしっかりした個性を持ってますね。

あえて文句を言うと、ずっと印象が変わらないってところですが、それでもグラスに手がのびます。

飲み口といい、香りといい、とても幸せを感じるワインです。

■楽天ショップへのリンク

ステファノ・マッソーネ ガヴィ “サン・クリストフォロ” [2008] 税込 1,880 円 送料別

※サイトより引用
約10haの畑でコルテーゼ種のみを栽培している小さな生産者です。
マッソーネでは、カヴィの特性を最大限に表現する為にその収穫に細心の注意を払い、最終的に瓶詰めされるのは全収穫量の半分にも満たない量となります。
雑誌「一個人」12月号 特集“2,000円以下の極旨ワイン大賞”にてイタリア白ワイン部門で第5位になりました!
サン・クリストフォロの畑は南向きの粘土質土壌の斜面で、1977年に植えられたコルテーゼから造られる、ミネラル豊かな深い味わいが特徴です。

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