2010/01/10

コディセ ドミニオ・デ・エグレン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(2)テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:06)\1590
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コディセ ドミニオ・デ・エグレン 2006
【外観】
濃く若々しいガーネット。
色は濃く、黒っぽい。
フチは赤身が強く、マゼンタ色。
若さを感じる。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくり降りてくる。

【香り】
黒いフレッシュな果実。
タバコ。
赤身の肉。
少しフローラルとスパイス。
果実香が中心で、フレッシュなイメージ。
あまり複雑性はなく、控えめな香り。

【味わい】
やや残糖を感じるほのかな甘みを感じるセック。
アルコール度がかなり高い。
酸味は強くフレッシュ。
ミディアムからフルボディながらフルーティ。
タンニンもしっかりしていて、舌の全体が乾くような印象。
飲み終わりに乾く印象は、アルコール度の強さも影響している。

【判定】
濃い外観からはピノ・ノワールが消える。
若々しい印象なので、07コルビエールか08マルベック?

香りの印象は、濃厚なフルーツ感で、ニューワールドっぽい。
外観と香りからは単一品種のような印象を受ける。
テンプラニーリョかマルベック?
これといって品種を特定できる特徴を嗅ぎとれない。

飲み口は濃厚フルーツでアルコール度が高く、ニューワールドっぽいんだけど、少し独特なクセがある。
テンプラニーリョっぽい感じ?
価格帯のイメージは1000円前後。
そうなるとやっぱりマルベック?
生産年では2008年くらいの印象なので、総合的に考えるとマルベックか。

う~ん、でもこれニューワールドっぽいスペインって感じがするんだよな~。
いやいや、この飲み口で、1590円は無いな。

ファイナルアンサーで、マルベック
で、ブー

ああ~、やっぱりテンプラニーリョ・・

【総評】
コディセ ドミニオ・デ・エグレン 2006
CODICE Dominio de Eguren 2006

スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

リカーランドトップで、1590円で購入。

うちのやや苦手なタイプの、濃厚フルーティなスペインワインです。
こんなにニューワールドっぽくなくてもいいのに、なんて思ってしまいますね。

グローバル品種を使った、ニューワールドワインとちょっと違うのが、微妙にあるクセですね。
少し重い感じとでも言いましょうか。

メルローとか、カベルネ・ソーヴィニヨンにはない、抵抗感みたいなものが、香り、味わいともにありますね。
ちょっと引っかかるような印象。
マイナーな、陰調なイメージなんですよね。

カミさんに値段の印象を聞いたら、1480円。
結構近いです。

濃厚なフルーティさですが、ちょっとヒンヤリしたクールな印象があって、そこはいいですね。

ただ、ずっと印象が変わらず、単調な味わいでだんだん飽きてきます。

ワインに深みが感じられないんですよね。

フレッシュなフルーティさは続くので、濃いフルーツ感が好きな人にはいいかもしれません。

■楽天ショップへのリンク

コディセ[2006]/ドミニオ・デ・エグレン 税込1,607円

※サイトより引用
ロバート・パーカーが大絶賛するのが
「エストラテゴ・レアル」の上級キュヴェ【コディセ】!!
レアルの評価もさることながら、このコディセも毎年パーカー氏がが絶賛し素晴らしいコスト・パフォーマンスを誇るスーパー・スパニッシュなのです(^^)v
≪コディセとエストラテゴ・レアルの違い≫
エストラテゴ・レアルはラマンチャとトロのブドウをブレンドしているのに対し、コディセはラマンチャのテンプラニーリョ100%です!
エストラテゴ・レアルは低温浸漬を行ないますがコディセは行わず、発酵期間ははレアルの2倍となる16日間、熟成期間はコディセが3ヶ月長い6ヶ月間行います。
その為、コディセは、レアルより更に上品な味わいへと仕上がっています♪
よく熟した赤い果実やカカオ、チョコやバニラのアロマ。
果実の凝縮感と酸味のバランスがよく余韻まで滑らかな飲み口を形成します。

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