2009/10/03

デュオ・ミティーク 赤 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1390
(3)メルロー(仏:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー:07)\1180
(4)シラー、グルナッシュ(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

デュオ・ミティーク(赤)2008
【外観】
濃い鮮やかな赤紫色のガーネット。
深い透明感があり、底がなんとなく見えるくらい。
ほとんど黒に見えるがフチの色は鮮やか。
若々しさを感じる赤紫。
ディスクは薄く、フチギリギリまで色素がある。
粘性はやや強く、脚が多く現れるがわりと早く消える。

【香り】
濃い、濃縮感のあるプラムのような果実香。
タバコの葉。
やや生っぽい動物香。
スパイスの要素もある。
グラスを回してもあまり印象が変わらず、濃縮感のあるフルーツ香が強くなる。

【味わい】
濃厚なフルーツの印象が強い、フレッシュ感のある飲み口。
フルボディで、アルコールも強い。
甘さを感じるが残糖は少なく、アルコール度が強い事が甘さになっていると思われる。
酸味はしっかりしているが、タンニンは柔らかく、まろやかな口当たり。
ただ、アルコールが強いせいか、後味はやや乾く印象。
余韻はやや長めに続く。
後味に収斂性を感じる。

【判定】
見た目はチリカベ。
ニューワールドの印象。
香りはフルーツ中心で濃厚なニューワールドテイスト。
強い焦げ臭もやや荒っぽさがある。
トータルでは、複雑性があり、しっかりしている印象。
味わいは、甘さを感じる、やはりニューワールドテイスト。
フルーツ感の強さもチリカベっぽい。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、シラー、グルナッシュでした。

【総評】
デュオ・ミティーク(赤)2008
DUO MYTHIQUE ROUGE 2008

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ

リカーランドトップで、特売980円で購入。(参考小売価格:1100円)

ミティークの弟分、デュオ・ミティークです。
ニューワールドチックなヴァン・ド・ペイですが、ネタバレしてみると、ややキャンディのような甘い印象もあります。
ちょっとヌーボーみたい?

でも相変わらず、ネタバレしたあとでもニューワールドテイスト。
フルーツ中心の味わいですね。
品種の特徴というよりは、醸造・熟成の要素を多く感じて、やや人工的に作り上げられたようなイメージでしょうか。
なんとなく、マーケティングの匂いを感じますね。

今日は焼肉だったのですが、カルビだと負け、豚ロースはダメ、骨付きの鶏肉が一番合う感じ?

口をフレッシュにしてくれる、という点ではバッチリ問題ありません。

ただ、食事に合わせると、ちょっとジュースっぽい感じが強くなります。

そのまま楽しんだり、軽いオードブルくらいが良さそうですね。
とにかくカジュアルな印象が強いワインです。

飲み進んでも、嫌な要素は出てきません。
この価格帯のワインの中では安定感のあるひとつではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/tabuchi-shuho/0102fra000055/

※サイトより引用
南仏の太陽をいっぱいに浴びた2種類ぶどう品種からつくられたワインを絶妙にブレンド。
フレッシュで果実味豊かな味わいが楽しめる新しいミティークです。
デュオは2重奏の意。南仏の代表的な2つの葡萄品種シラー、グルナッシュの絶妙なデュオが楽しめるワイン。まろやかな口あたりで飲みやすく、日常の料理にも合わせやすいワインです。
手頃な価格で開けやすいスクリューキャップ採用。もっと気軽に楽しんで頂きたいミティークです。
パッケージは日本向けオリジナルデザインです。

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