2009/09/02

スエニョ・デル・メディテラネオ・ティント 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(3)ボバル60%、テンプラニーリョ40%(スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO:08)\750
(4)サンソー主体、カリニャン、グルナッシュ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー:NV)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

スエニョ・デル・メディテラネオ・ティント 2008
【外観】
黒っぽく、濃いガーネット。
とても深い透明感があるが、底は見えないくらい。
フチはタンニンが溶けきれてないような、色素が見えるような印象。
フチの色味は紫っぽいピンク。
粘性は強めで、脚が後からゆっくりと降りてくる。

【香り】
濃縮感のある果実香。
グリーン系のハーブ。
タバコの葉。
グラスを回すと生っぽい動物香。
香りは厚みがあって重い。

【味わい】
思いのほかフレッシュな飲み口。
酸味はしっかりしていて、ジューシー。
フルーティさも強い。
タンニンもしっかりしている。
ボディは、軽めのフルボディって感じ。
タンニンは舌の表面に残る。

【判定】
濃い外観から、ガメイは消える。
チリが有力。
香りの印象はカベルネ・ソーヴィニヨン。
濃厚さもチリカベのイメージ。
ただ味わいはやや軽め。
フルーティさが強く、ややジュースっぽい。
ボバル、テンプラニーリョという、スペインローカルな印象よりも、グローバル品種の印象が強い。
生産年でいくと、07より08って感じの若々しさ。
価格帯でいくと、1000円弱。
そうなるとスペイン。
んん、難しい。
ちなみにコルクのかけらが浮いていた時点で、スクリューキャップのヴァン・ド・ペイは消えている。
軽いカジュアル飲み口で、時間が立つとやや腰が砕けて、ボリューム感も薄れてくる。
これは安い方かな。

ファイナルアンサーで、ボバル、テンプラニーリョ
で、ピンポン

ニューワールドタイプのスペインワインです。

【総評】
スエニョ・デル・メディテラネオ・ティント 2008
Suenos del mediterraneo Tinto 2008

スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO
アルコール度:13%
ブドウ品種:ボバル60%、テンプラニーリョ40%

リカーランドトップで、750円で購入。

カジュアルに楽しむにはとてもいいワインです。
素直に美味しい、って感じるタイプ。
食事なしでグイグイいけそうですね。

ニューワールドタイプなのですが、アルコール度を低めに感じます。
13%あるとは思えないライトさ。

今日の晩御飯は、鶏の中華風甘酢の煮込みだったのですが、甘酢とワインの甘さがシンクロしてなかなか良い感じ。
ポテトのグリルも案外OK。
オニオンのサラダに合わせても、そこそこ問題なし。

料理を引き立てはしませんが、邪魔はしないって感じの合い方です。
フルーティだけど、甘さがほとんど無いってのがいいんでしょうね。

一番合いそうなのは・・・なんでしょうね。
肉系も合いそうですが、ピザとか、ラザニアとか、トマトソース系のだといいのかな?
後味をリフレッシュしてくれるタイプなので、油系の料理は何でもいけそうです。

飲み会やパーティにもってこいですね。

何ともいえない美味しさがあって、ついついグラスに手が伸びてしまいます。
華やかさがあるんですね、このワイン。

そうそう、ちょっとヒンヤリとした飲み口も好印象なんです。

また飲んでみたいと思わせるワインですね。
とてもいいと思います。

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