2009/08/23

クーパーズ・クリーク ローン・カウリ ピノ・ノワール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール(ニュージーランド:イースト・コースト:07)\1580
(2)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1080
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:07)\798

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

クーパーズ・クリーク ローン・カウリ ピノ・ノワール 2007
【外観】
明るく透明感の強い、単調な色合いのルビー色。
底までハッキリ見える透明感。
クラレットって感じ。
ディスクは薄く、フチまで色がついている。
若々しく、輝きがある。
粘性はやや強め。

【香り】
濃縮感のある果実。
腐葉土。
なめし革。
ドライフラワーの印象もある。
グラスを回すと動物的な印象が強くなる。
ムスクのような生っぽい動物香。
外観の印象と違う、厚みがある香り。

【味わい】
なめらかな口当たり。
酸味は強く、後味はジューシー。
タンニンは滑らかで柔らかい。
セックながらアルコールがやや強めで甘さを感じる。
ミディアムボディくらいだが、ボリューム感がある。
余韻も心地よく残る。

【判定】
外観はピノ・ノワール、あるいはガメイ。
香りは思ったより厚みがあるが、基本構成はピノ・ノワール。
なめし革や、枯れた木の葉、ドライフラワーの印象。
飲み口がとても柔らかく飲みやすい。
ここで、わずかに残っていた、グラン・オルディネールが消える。
これは新世界的な、社交的な飲み口。
ブルゴーニュとは違う。

ファイナルアンサーで、ニュージーランドのピノ・ノワール
で、ピンポン

新世界らしい、ピノ・ノワールです。

【総評】
クーパーズ・クリーク ローン・カウリ ピノ・ノワール 2007
Coopers Creek LONE KAURI PINOT NOIR 2007

ニュージーランド:イースト・コースト
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1580円で購入。

なかなか良い感じのピノ・ノワールです。
いわゆるブルゴーニュのような、とっつきにくい感じはなく、万人受けするタイプですね。

新世界っぽい感じがこれからどう変化するかで、評価が変わりそうですが、第一印象はなかなか良いです。

ちょっと温度が高すぎたので、冷やしてみましたが、温度が下がるとタンニンの印象が強くなります。
収斂性が出る、とでもいうか。

微妙に飲み口がジュースっぽい、軽い感じもするんですが、全体的にはボリューム感があります。

なので、ちょっと合わせる料理が難しいんですよね。

今日の晩御飯は全然合わなかったのですが、チーズも普通のプロセスチーズでは合いません。
パンにのせて焼いたチーズに合わせても、ややワインが勝ってしまいます。

やっぱり牛肉が一番合いそうですね。
あとは鶏のトマト煮込みとか。

ちなみにカミさんに価格を聞いたら、1280円。

ニュージーランドのピノ・ノワールと考えると、1500円台というは破格なんですが、先入観無しに飲むと、それくらいの感じかな~。

ちょっとバランスが悪い感じもしますが、魅力のあるワインだと思います。

あとは好みの問題でしょうか。

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