(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:イースト・コースト:07)\1199
(3)ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%(仏:ボルドー地方:グラーヴAC:07)\1080
(4)シャルドネ(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\780
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや緑がかった、中庸なレモンイエロー。
キラキラした輝きがあり、小さな気泡が少し見られる。
粘性は強めで、脚が後からゆっくりと降りてくる。
若々しさと力強さを感じる。
【香り】
スモーキー。
ミネラル。
青草香。
柑橘系のフルーツ。
炭酸の印象。
ややペトロール香。
【味わい】
セックで力強さを感じる味わい。
アルコール度は強い。
酸味も強く、かなりドライな印象。
口当たりは滑らかだが、強い酸味とアルコール度が当たりの強い印象を与える。
余韻は少し続き、後味は苦味と酸味が残る。
酸味は強いが、後味はやや乾く印象。
【判定】
外観は若々しく、力強い。
香りはソーヴィニヨン・ブランの印象。
ニュージーランドか、グラーブ。
飲み口はかなりの辛口で、アルコールが強い。
グラマーな印象なので、ここはニュージーランド?
でもグラーブの可能性も外せない。
セミヨンが入っているかどうかがポイント。
少し時間がたつと樽の印象が出てくる。
う~ん、残糖をほとんど感じない、フルーティさも少ない男っぽい感じは、新世界というよりはボルドーかな?
ちょっとセミヨンの熟した果実香のようなものも、何となく感じる。
ファイナルアンサーで、グラーブ
で、ピンポン
おお、良かった良かった。
【総評】
ガストン グラーブ 白 2007
Gaston Graves Blanc 2007
フランス:ボルドー地方:グラーヴAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン35%
リカーランドトップで、1080円で購入。
ちょっとそっけない感じのワインですが、やや古風な雰囲気でまとまっています。
かなりの辛口で、フルーティさも少ないので、今風な美味しさではありません。
ただ、セックで、無駄を削ぎ落としたソリッドな美味しさがあります。
いわゆる女性向けではなく、酒飲み用ですね。
食事が入ると、フルーティさが表に出てきそうですが、今日は鶏の炊き込みご飯で、いまいちでした。
チーズ系のおつまみをいろいろ作ってみましたが、ワインの辛さが気になりますね。
なかなか良いワインなんですが、どういったシーンで飲むといいかいまいちピンときません。
クリームソース系とかチキンのグリルとかかな?
ちょっと油脂分多めの方が合いそうな感じでしょうか。
コストパフォーマンスは高いですね。
ボルドーACよりさらに地域が限定されているグラーブACで、この価格はちょっと破格な感じがします。
カミさんに、グラーブACでいくら?って聞いたら、1980円って答えてました。
確かにこの品質だと、1980円って言っても通りそうですね。
なかなかお買い得ワインだと思います。
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