2009/08/29

シャトー・グラン・ポルタイユ 赤 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール、マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレー:07)\1680
(2)ガメイ70%、ピノ・ノワール30%(フランス:ブルゴーニュ:ブルゴーニュ・グラン・オルディネールAC:00)\1200
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1080
(4)ボバル60%、テンプラニーリョ40%(スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO:08)\750

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・グラン・ポルタイユ 赤 2006
【外観】
かなり濃い、黒っぽいが若々しさを感じるガーネット。
相当濃い。
ディスクは薄く、ふちのギリギリまで黒い。
フチは赤味が強いが少し落ち着いた印象。
粘性は中庸で、脚が現れるがすぐに消える。

【香り】
濃縮感のある果実香ながら、フレッシュな印象。
グリーン系のハーブ、あるいは香木のような印象。
ややタバコの葉のような焦げ臭。
グラスを回すと、動物香が出てくる。
なめし革くらいのイメージ。

【味わい】
セックで、ミディアムからフルボディ。
アルコール度はかなり強い。
タンニンはやや強めで、酸味もしっかりしている。
ややクールさを感じる飲み口。
後味は舌の表面が乾く印象。
ほとんど甘さを感じないドライな口当たりでフルーティさもあまり感じないが、重さがないので飲みやすい。

【判定】
とても濃い外観からはチリが怪しい。
ほとんど黒だが若々しさがある。
香りの印象もカベルネ・ソーヴィニヨン。
茎っぽいというか香木というか。
飲み口はフルボディながら、クールな印象。
ただ重くて暑い、チリカベとは違う。
かといって、ボルドーでは無いだろう。
ガメイは完全になし、スペインも価格的に違う。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、ボルドーでした。

【総評】
シャトー・グラン・ポルタイユ 赤 2006
Chateau Grand Portail Rouge 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1080円で購入。

そうとう濃いボルドーですが、良いワインだと思います。
新世界っぽくもありながら、ボルドーらしさも感じます。

ちなみに今回、チリカベと間違えたポイントは、色がものすごく濃い点と、価格的に1500円以上の印象だったから。

カミさんに価格の印象を聞いたら、1800円くらいって言ってました。

たしかにこのワイン、1080円だと格安な印象です。
ボルドーACだし。

辛口で、フルーティさも弱いので、食事には合わせやすい感じですね。

アルコール度が強い印象がありましたが、飲み進むと落ち着いてきます。

今日の晩御飯は、フツーのルーのカレーだったのですが、そこそこ問題なし。

このワイン、ちょっとドライすぎて、ギスギスした感じもちょっとあるので、そこはちょっと好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

フルーティなワインが好きな人にはいまいちかも。

品質的には問題ありませんが、ちょっとストロングな印象で、日本人好みじゃないかな。
香りもややケミカルな印象が強い??
味も塩味がある?

でも、うちのカミさんには好評でした。
(酒飲みなので)

なかなか評価の難しいワインですね。

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