2009/04/11

M.シャプティエ クローズ・エルミタージュ・ルージュ レ・メゾニエ 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ地区:ラドワ・セリニー村:ラドワAC:02)\2980
・シラー(仏:ローヌ地方:クローズ・エルミタージュ:03)\2780
・サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、マルヴァジア(伊:トスカーナ:キアンティDOCG:07)\1180
・メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:06)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

M.シャプティエ クローズ・エルミタージュ・ルージュ レ・メゾニエ 2003
【外観】
やや濃い外観。
深い透明感があり、うっすら底まで見える。
色あいは赤味が強いが少し落ち着いた印象。
ディスクは薄く、粘性は中程度。
雫にわずかに色素が残る感じ。
輝きのある深いルビー色。

【香り】
腐葉土。
なめし革。
ドライフラワー。
やや麝香のような動物香。

【味わい】
ミディアムボディでセック。
残糖はほとんど感じない。
酸味はしっかりとしていて、後味に酸味が残る。
タンニンは溶けていて渋みは弱い。

【総評】
深い透明感のあるわずかに明るさを感じる外観からはシラーが消える。
あとはピノ・ノワールもちょっと違うだろう。
香りは土っぽさや動物っぽさのあるやや地味系。
こうなるとサンジョヴェーゼが怪しい。
味わいもミディアムボディくらいで軽くまとまっていて、タンニンも柔らかい。
やはりこれはサンジョヴェーゼかな。
香りもちょっと紹興酒のようなオリエンタルスパイスをイメージさせる香りが出てきた。

ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ブー

なんと、シラー・・

【総評】
M.シャプティエ クローズ・エルミタージュ・ルージュ レ・メゾニエ 2003
M.CHAPOUTIER CROZES-HERMITAGE LES MEYSONNIERS 2003

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:北部地区:クローズ・エルミタージュAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー(100%)

リカーランドトップで、2780円で購入。

クローズ・エルミタージュですが、シラー100%。
ローヌのシラーは難しいです。
明らかに新世界のシラーとは違う。
しかも、シラーを飲む機会って、断然新世界ものが多いんですよね。
どうしてもシラーのイメージがそちらに引っ張られてしまいます。

実はこの銘柄、前もブラインドで間違えてます。
http://tnishino.blogspot.com/2007/08/blog-post_4965.html

前回はカベルネ・ソーヴィニヨンと間違えてますね。
ヴェジェタルで間違えたみたいですが、確かにありますね、ヴェジェタルな印象。
悪く言えばちょっと青臭いような。

シラーの一番の特徴といえばスパイシーさですが、香りの印象は大人しくて、タバコやコーヒーといった印象もありません。
華やかさや押しの強さは弱くて、ちょっと内向的にまとまっている感じです。

いわゆる一口目の評価が低いタイプですが、飲み進むと良さがじわじわと伝わってきます。

最初に軽いワインと感じたのはバランスが良いからでしょうね。
アルコール度も13%もあるのに、12%以下くらいの印象です。
まだまだ若い印象で、6年熟成しているワインとも思えない感じ。

でも、さらに飲み進むと、ちょっと酸味がギスギスしてきました。
ちょっと力が足りないのかも?

このワインは、食事とあわせた方が美味しく飲めるタイプですね。
チーズとクラッカーだけでも大分違いました。

悪いワインではありませんが、この価格を考えると、また買おうって気にならないかな。

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