2009/04/19

ロッカ ルポ ネロ シシリー ホワイト 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・グルナッシュ・ブラン50%クレレット30%ブールブラン20%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\1560
・甲州(日本:山梨県:甲州市勝沼町:06)\980(特売)
・カタラット、グレカニコ、インツォリア(伊:シチリア州:IGT:07)\680
・シャルドネ、シュナン、ヴィオニエ(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\680

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロッカ ルポ ネロ シシリー ホワイト 2007
【外観】
やや淡い、中庸な黄色。
ムラのある色合い。
輝きはやや大人しい。
粘性は中程度。

【香り】
モモのようなフルーツ香。
ハーブ。
やや発酵香。
アルコールの印象。

【味わい】
柔らかい飲み口。
酸味も穏やか。
後味には酸味が強く残る。
アルコールも若干高そう。
ボディはやや柔らかい厚みを感じる。

【判定】
イタリアだけスクリューキャップだったんですが、ちょっと聞こえちゃったんですよね、開ける音が。
なので、ホントにイタリアか、という検証になるのですが、外観からは特に判定出来る要素は無し。
香りはイタリアの白によくある、モモのようなフルーツ香。
わずかにクリーム系の印象もあるかも。
マロラクティック発酵が行われた香りでしょうか。
味わいもまろやかさがあって酸味が柔らかい。
バランスが良くてイタリアっぽいシャープさがありませんが、全体の印象はイタリアかな、やっぱり。
一応他の選択肢を検討してみると、グルナッシュ・ブランは結構あり、なんですよね。
でもワインの力強さが、1500円超えるような感じはない。
甲州は明らかに違う。
シャルドネ、シュナン、ヴィオニエもちょっと怪しいけど、ボディの厚みが全然違うだろう。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ピンポン

出来レースです。

【総評】
ロッカ ルポ ネロ シシリー ホワイト 2007
ROCCA LUPO NERO Bianco Sicilia 2007

イタリア:プーリア州:IGT
アルコール度:12%
ブドウ品種:カタラット、グレカニコ、インツォリア

町田の蔵家さんで、680円で購入。

この銘柄の赤も美味しかったけど、白もなかなか良い感じ。
ちょっと柔らかすぎるところが微妙に気になりますが、バランスが良いです。

イタリアっぽい部分とイタリアっぽく無い部分が同居してる感じです。

香りはイタリアワインによくあるタイプです。
モモの香りに、ちょっと爽やか系のハーブ。
青リンゴのような印象が一番近いかな。

でも口当たりはまろやか。

イタリアっぽいシャープさが無くて、まったりしてます。
ちょっとネクターのようですが、やや力不足な感じ。

水っぽくはありませんが、とてもライトな印象です。

冷やした方が美味しいのか、少し温度が高い方が美味しいのか、微妙なワインですね。

ちょっと冷蔵庫で冷やしてみると、飲みやすくはなりますが、より軽い印象になってしまいますね。

さらに合わせる食事は難しく、チーズに合わせると完全に負けて、チーズをパンに乗せてもやや負ける。
パンだけにするとようやく合いました。

悪くは無いんですけど、ちょっと軽すぎるかな、こりゃ。

でもこの価格を考えるとおすすめです。

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