2009/04/08

バロン・ド・レスタック ボルドー ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・リースリング(独:モーゼル地区:07)\1320
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\998
・カタラット、グレカニコ、インツォリア(伊:シチリア州:IGT:07)\680
・シャルドネ、シュナン、ヴィオニエ(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\680

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

バロン・ド・レスタック ボルドー ブラン 2007
【外観】
淡い黄色。
ややグレーっぽさと、グリーンっぽさがある。
なんだか穏やかな色合い。
輝きがあり、とろみのある外観。
粘性は強く、脚が長く残る。

【香り】
強いバター香。
エステルの印象。
濃い果実香。
ゴマのようなナッティさ。
オレンジのような果実香。
グラスを回すと樽の印象が強くなる。
全体に香りは強い。

【味わい】
まろやかな口当たり。
セックで、残糖はわずか。
酸味が強く、シャープな印象。
樽のニュアンスも強い。
ボディは案外スレンダーで、しなやかな印象。
余韻は長く残るが、ほぼ樽の印象。

【判定】
外観は淡くて穏やかな色調で、アルゼンチン以外は候補になる。
ただ、とてもアルコール度も高い印象なので、イタリアは違いそう。
香りは樽由来のバター香主体。
クリーミーさのある香り。
おそらく、リースリングはこんなに樽熟成させているとは思えないので、ここはボルドーか。
味わいもシャープさがありながらまろやか。
樽の影響は強いながらも、とても良くまとまっている。
ワンランク上のワインみたい。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

バロン・ド・レスタック、さすがのまとまりです。

【総評】
バロン・ド・レスタック ボルドー ブラン 2007
BARON DE LESTAC BORDEAUX BLANC 2007

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

オーケーストアで、998円で購入。

カミさんが最初に飲んで一言、「このワインむちゃくちゃ、まずいね!」
そう、樽香が嫌いな人はまるでダメなワインです。

良く捉えると、クロ・フロリデーヌの方向性なんですが、やはり力が少し足りないって感じでしょうか。
樽香がやたら強いんですよね。

でもこの価格で考えると、とてもがんばっているワインだと思います。

おそらく完全なブラインドで飲むと、2000円超のワインと間違えるのではないでしょうか。

まあ、樽の影響に関しては好き嫌いが出ますね。
私もそんなに好きな方では無いですが・・・

ただこの樽熟成のおかげで、香りの深みや複雑性が出ているので、一概に悪いとばかりも言えませんね。

ここは好みで飲み分ける、ってのが大人の対応って事で。

なんとなくですが、男には受けて、女性にはいまいち、って感じです。

彼女にお土産に持っていくときは避けた方がいいかな。

男同士の飲み会ではいいと思いますね。
確かにちょっと男っぽい感じがします。

フルーティでは無く、ある意味、一昔前の流行ワインって感じですが、樽香がしっかりとした硬派なワインが好きな人にはおすすめです。

バロン・ド・レスタック ボルドー ブラン 2004

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