2009/03/24

ボルゲス レロ ドウロ ホワイト 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・リースリング(独:モーゼル地区:07)\1320
・マルヴァジア・フィナ、ゴウベイオ、ヴィオジーニョ、コデガ(ポルトガル:ドウロ地区:07)\1080
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\998
・グルナッシュ・ブラン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー:08)\840

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボルゲス レロ ドウロ ホワイト 2007
【外観】
淡い黄色。
かなり無色に近い。
ややグリーンがかっている。
わりと輝きが強め。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
ミネラル。
特に白い石のような印象。
柑橘系のフルーツ。
白い花。
グラスを回すととても青っぽいハーブ香。
少し香木のような香り。
とても華やかで、複雑な香りがある。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じるやわらかい飲み口。
酸味はシャープで後味はドライな印象。
やわらかくまろやかにまとまっているが、意外とアルコール度は強そう。
余韻はほのかに香る。
全体にとても上品にまとまっている。

【判定】
明るい外観からはリースリングが候補。
香りの印象もリースリングっぽい。
ただ、ペトロール香は感じない。
ちょっと複雑で価格も高そう。
味わいはかろやかで上品。
リースリングのようでもあるし、もし違うとしたらポルトガルか。
恐らく、ボルドーとグルナッシュブランは違う。
ほぼリースリングながら独特なハーブ香が気になる。
香木のような印象のハーブ香。
あとは単一品種か、複数のブドウのブレンドか。
ちょっと複数のブレンドっぽくもあるが、素直に第一印象のままでいくか。

ファイナルアンサーで、リースリング
で、ブー

ぎゃふん、ポルトガルでした。

【総評】
ボルゲス レロ ドウロ ホワイト 2007
BORGES Lello Douro White 2007

ポルトガル:ドウロ地区
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:マルヴァジア・フィナ、ゴウベイオ、ヴィオジーニョ、コデガ

リカーランドトップで、1080円で購入。

このワインとても良いです。

個性もあって、上品で、繊細で、キレイにまとまっています。
飲んだ瞬間に、これは1500円クラスだなと思ったのも間違えたポイントですね。

飲み進むとちょっとエグみのような感じとか苦味が立ってきて、ちょっと荒さも感じるますが、トータルでは全然問題ありません。

やわらかくてとろけるような飲み口が良いんですね、このワイン。
ついついグラスに手が伸びるタイプ。

今日の晩御飯はキノコのバターソテーとわかさぎのフライ。

小さなしいたけのバターソテーなんですが、味が強すぎてワインが完敗。
強すぎるのは味じゃなくて、しいたけの香りですね。
サンジョヴェーゼとかピノ・ノアールくらいじゃないと合わないでしょう、きっと。

わかさぎのフライには良く合います。
頭からワタの部分は苦味とか生臭さが強くてちょっと難しいですが、尻尾の方は大丈夫。

さらに良く合うとしたら、鶏肉にチーズとハーブをはさんだフライ、なんてバッチリでしょうね。
チーズやチキン系の方が合いそうです。

我が家の定番おつまみ、ストリングチーズのバジルのせだと問題なく合いますね。
まあちょっと、ワインの苦味が気になるってくらいでしょうか。

親戚が漬けたタクアンがあったので合わせてみると、受け入れないけど、反発もしない、という微妙な合い方。

大根の葉っぱの漬物もあったので合わせてみると、青っぽさの相乗効果で、とてもグリーンな世界へ。
普通に飲んでいると、このワインそんなにグリーンっぽさは感じないんですが、大根の葉の青みに引き出されるみたいで、改めて青っぽいハーブ香が立ってきます。

ちょっとやけくそで、のりたまご飯にも合わせてみると、苦味がおらおらって出てきます。

というか、酔ってるだろ、俺。
ワインで遊んじゃいかーん!

気が付くと、ペースがとても早くなってます。
飲み口がいいので、次から次にグラスに手がのびるんですね。

平日なのに1本空いてしまいそう。
コストパフォーマンスの高い、楽しめるワインです。

■楽天ショップへのリンク

ボルゲス [2007] レロ ドウロ ホワイト 980円 (税込)

※サイトより引用
「レロ」は、ドウロ地方のワインを普段から楽しめるワインとして国内外に広めることに貢献したファミリー名に由来しています。
歴史ある生産地ドウロDOCの葡萄の特徴を生かしつつ、全ての世代に楽しんでいただくことを目指したモダンな味わいと外観が特徴。普段の食事と合わせて楽しんでいただける価格も魅力です。
葡萄は収穫直後に、軽くプレスしています。48時間の発酵前低温浸漬ののち、12℃~14℃で発酵。シュル・リーの状態で4ヶ月間ステンレスタンクで熟成。
レモンイエローの色調、柑橘系の果実の香りの中にミネラルを感じさせる。酸はバランスよくまとまり、爽やかな後味です。
インターナショナルワインチャレンジ2008奨励賞受賞。

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