2009/03/15

ボルゲス レロ ドウロ レッド 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー(仏:ローヌ地方:クローズ・エルミタージュ:03)\2780
・ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュ:06)\1630
・トウリガ・ナショナル、トウリガ・フランカ、ティンタ・ロリス、ティンタ・バロッカ(ポルトガル:ドウロ地区:07)\1080
・メルロー(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー:07)\840

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボルゲス レロ ドウロ レッド 2007
【外観】
やや濃い外観。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
色合いは赤味が強く若々しい印象。
小さな気泡が少し見られる。
粘性はやや弱い。

【香り】
赤系の果実。
やや炭酸を含んだ印象。
石灰のようなミネラル感。
グラスを回すとややキャンディっぽさが出てくる。
ヌーボーのような印象?
フローラルな要素もあり。

【味わい】
シャープで酸味が強くすっきりした味わい。
ライトからミディアムボディくらいで、後味は酸味が残る。
若々しく、フレッシュながらバランスよくまとまっている。
フルーティさがあるので、それほど辛口には感じないが、余分な残糖は無くドライな口当たり。

【判定】
若々しい外観で、さらにやや透明感があるので、シラーは消える。
紫の強い感じはガメイっぽい。
香りはボージョレっぽい要素が強く、ますますガメイ。
炭酸を含んでいる感じもガメイっぽい。
飲み口も良く出来たボージョレって感じ。
でも、伏兵のポルトガルが未知数。
品種の特徴も分からないし、ヌーボーっぽさは醸造方法で出るので、完全に外れない。
もう1本のメルローは、タンニンの印象が全然違うので外れる。
ほぼボージョレだけど、あとは価格の印象がマッチするか。
ポルトガルは1080円。
出来がよければ価格以上の印象がありそう。
ガメイは1630円。
一応ブルゴーニュなので、ブラインドだともう少し安い感じになるかな?
でもこのワインはとても繊細にまとまっていて、フィネスを感じる最近少ないタイプ。
とても美味しいので、ここはルイ・ラトゥールのボージョレで決まりかな。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ブー

ひぇ~、ポルトガルでした・・・

【総評】
ボルゲス レロ ドウロ レッド 2007
BORGES Lello Douro Red 2007

ポルトガル:ドウロ地区
アルコール度:13%
ブドウ品種:トウリガ・ナショナル、トウリガ・フランカ、ティンタ・ロリス、ティンタ・バロッカ

リカーランドトップで、1080円で購入。

そうそう、1点だけ、06なのにちょっと若すぎるかな、という点はひっかかってました。
フィネスを感じるルイ・ラトゥールのワインなどと褒めておきながら・・・お恥ずかしい。

とてもバランスが良いので単一品種かと思ったのですが、トウリガ・ナショナル、トウリガ・フランカ、ティンタ・ロリス、ティンタ・バロッカと馴染みのない品種ばかり並んでいます。

ライトからミディアムボディと言いましたが、飲み進むと完全にライトボディ。
でもとてもバランスがいいので、弱点はあまり感じません。

といっても、ボージョレ的なテイストが嫌いな人には合わないかもしれません。

ワインとしてはとてもクリアで繊細なまとまり方をしているので、安定感があって、安心して飲めるタイプです。

軽いので家庭料理にも合わせやすそうと思ったら、案外合わせるのが難しそう。
ちょうどボージョレと合わせる感じで、軽いんだけど香りが華やかだったり、フルーツの印象が強かったりするので、和食には合いません。
中華だと負ける感じだし、やっぱりパスタとかチーズの方が合いそうですね。

軽いのであっという間にボトルが残り少なくなってしまいましたが、飲み進むとジュースっぽい感じが気になってきます。

とはいえ、1000円程度のワインとしては美味しく飲めるのではないでしょうか。

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