2009/02/17

モメサン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロー90%、マルベック10%(仏:ボルドー:プルミエール・コート・ド・ブライAC:04)\1080
・テンプラニーリョ70%、シラーズ30%(スペイン:カスティーリャ地方:ヴィノ・ディ・ラ・ティエラ:06)\860
・カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\806
・ボバル、シラー(スペイン:バレンシア州:DOバレンシア:07)\720

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モメサン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
【外観】
濃い外観。
濁りは無いが底は見えない。
フチは赤味が強い。
若々しさを感じる。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
黒い果実香。
ブルーベリーくらい?
グリーン系スパイスの香り。
グラスを回すと腐葉土のような印象がむわっと上がる。
きのこのような印象もある。

【味わい】
ミディアムボディくらいで、セック。
残糖はほとんど感じないが、フルーティさはある。
タンニンがしっかりあり、酸味は柔らかい。
余韻も心地よくわずかに残る。

【判定】
外観は若々しいので、04のボルドーは無いかな。
香りはグリーン系が強く、いわゆる杉のような、茎のような印象。
とてもカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
というかシラーの要素を感じない。
味わいはセックでフルーティ。
程よいタンニンと、わずかに甘い余韻がある。
少し残糖はありそうな感じ。
香りと味わいは、カベルネ・ソーヴィニヨン以外にないでしょう、って感じ。
しかもモメサンのこのシリーズのメルローを以前飲んだときの印象にとても良く似ている。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

とてもカベルネ・ソーヴィニヨンらしいワインです。

【総評】
モメサン カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
MOMMESSIN CABERNET SAUVIGNON 2007

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

オーケーストアで、806円で購入。

モメサンのこのシリーズはいいですね。
軽さの中にも丁寧な印象というか、礼儀正しさというか、とても好感度の高いワインです。

すっきりしていて都会的でもありますね。
しかも1000円を大きく下回るプライス。

カジュアルな印象なので、ちょっとチリカベっぽさを感じますが、飲み口はあくまでドライでクール。
タンニンもしっかりしていながらとても上品。

ただ濃いだけのカベルネ・ソーヴィニヨンとは違いますね。

メドックの、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のグランクリュのセカンド、くらい言っても分からないかも・・・

香りは、華やかさはやや弱くて、ちょっと野暮ったい印象がありますね。
グラスに入れて時間が経つと、わずかにカラメルっぽい人工的な香りが出てきます。

でも飲み口がきれいなので、どんどんグラスを口に運んでしまうんですよね。

タンニンがしっかりしていて、やや渋みが強い印象はありますが、万人受けしそうなバランスのワインです。

しかも、家庭の肉料理にちょうど合いそうなくらいのボリューム感なんですよね。

今日の晩御飯は揚げワンタン。
中華風のソースがかかってます。

揚がってるワンタンの皮の部分はほどよくマッチしますが、中のひき肉がトリ挽らしく、ちょっと軽くていまいち。
(実は豚肉でした)

でも、しっかりした印象のカベルネ・ソーヴィニヨンで、こんなに家庭料理に合いそうなワインは珍しいかも。
そういう意味ではとても貴重なワインですね。

雫に色素が残ってグラスがむちゃくちゃ汚れるのは、ご愛嬌ってところでしょうか。

いやー、このワイン、いいですね。
モメサンのこのシリーズ、もっと飲んでみたくなりました。

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