・ピノ・グリージョ(イタリア:IGT:06)\1400
・シャルドネ(豪:ニュー・サウス・ウェールズ州:ハンター・ヴァレー:05)\1380
・ピクプール(仏:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック:03)\930
・アイレン100%(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOバルデペーニャス:NV)\765
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
中庸な黄色。
ややグレーがかっていて、すこしグリーン。
輝きが強く、フチに向かって色が薄く、無色になる。
粘性は強く、脚が長く残る。
【香り】
ミネラル。
熟した印象の果実。
ややスモーキー。
カリンやバナナくらいの印象。
バターのような印象も少し。
【味わい】
柔らかく、穏やかな口当たり。
酸味もしっかりとしているが、まろやか。
後味に苦味が残り、爽やかさを感じる。
とろみのあるネクターのような印象。
【判定】
輝きが強い外観からは、価格帯の高さを感じさせる。
香りはちょっと熟した果実香やミネラル、スモーキーさなどはシャルドネの印象。
味わいはまろやかで、こってり系のシャルドネって感じ。
まあ、ほぼシャルドネなんだけどやや気になる点がいくつかある。
まず、外観でフチにいくほど透明感の強くなるムラのある色調。
それから後味にのこる苦味。
ちょっとイタリアっぽいんですよね。
造りはモダンなグローバルワインの印象なんですが、何となく後味がイタリアっぽい。
オーストラリアのシャルドネだったら、もう少しこってりしてても良さそうだけど、微妙にスッキリ感があって軽さがある。
でも最近のシャルドネの傾向はあまりコテコテにしないと思うので、やっぱりシャルドネかな。
ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ブー
ああ、やっぱりイタリアだった。
【総評】
ラッケ ヴィタエ・ピノ・グリージョ 2006
RACKE VITAE PINOT GRIGIO 2006
イタリア:IGT
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・グリージョ
リカーランドトップで、1400円で購入。
モダンなグローバルワインをイメージさせるピノ・グリージョです。
なんだかイタリアっぽくないけど、素直に美味しいと思わせるワインです。
ただ、このこってり感とわずかに残る甘さが食事との相性を難しくするみたいですね。
レトルトのジェノヴェーゼソースのパスタとは、なんかケンカして合いません。
自家製チキンナゲットと合わせると甘さが強くなってダメ。
チーズだと合うんでしょうね。
モッツアレラくらいがちょうど良さそう。
重いチーズだと両方沈みそうです。
付け合せの、バターソテーしたキャベツはわりと馴染みました。
バターソテーした料理がいいみたいですね。
キャベツの甘みも馴染む要素になっているようです。
甘みのあるバターソテーの料理ってなんでしょうね??
とにかく、飲み進んでも素直な感じが続くので、最後まで美味しく飲めるワインだと思います。
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