2008/10/18

トレッシュ ボジョレー 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・シラーズ(豪:南西オーストラリア:06)\1580
・ガメイ(仏:ボージョレ:06)\699
・テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\790
・バルベーラ、ドルチェット、サンジョヴェーゼ(伊:ヴィーノ・ダ・ターボラ:NV)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トレッシュ ボジョレー 2006
【外観】
明るいルビー色。
底までハッキリ見える透明感。
色味はやや黒っぽく落ち着いている。
粘性はやや弱い。

【香り】
赤い果実。
少しなめし革。
薬箱のようなケミカル臭。
香りは弱い。

【味わい】
とてもライトボディ。
水増ししてる?ってくらいの軽さ。
苦味も酸味も頼りない。
余韻もほとんど無い。
セックで、後味にやや苦味が残るかな。
いやな甘さのようなものはなく、クリーンな印象。

【判定】
とても明るい外観なので、シラーは消える。
香りの印象はこれといって特徴がつかめない。
ただ、洗練された上品さというものは無く、やや野暮ったいまとまり。
飲み口はとても軽い。
というか水っぽい。
印象としては完全にテーブルワイン。
そうなると、イタリアかスペインだが、テンプラニーリョだったらもう少し野趣がありそうなので、この軽いまとまりはイタリアかな。

ファイナルアンサーで、イタリア
で、ブー

なんと、ガメイ。。

【総評】
トレッシュ ボジョレー 2006
TRESCH BEAUJOKAIS 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ

パスポートで、特売699円で購入。

なめし革の印象と、錠剤の風邪薬みたいな匂いがするんですよね。
ややケミカル臭が強い印象です。
ときどき、思いもよらない香りがふっと上がってきたりして、良し悪しはともかく、この複雑な印象はやはりフランスなんでしょうね。
特売で699円だったんですけど、素直にその値段って感じのワインです。
水増ししたような水っぽさはありますが、素性は悪く無い感じもします。
なにやら事情がありそうだねぇ、って感じ。

今日の晩御飯は冷凍の坦坦麺に、豚肉ともやしの炒め物をのせたもの。

すでにそんなものを合わせようとしてる時点で、ワインの方から怒られそうなんですが、スペシャルにライトなこのワインは坦坦麺の辛さを洗い流すのにぴったり。

イソギンチャクとクマノミというか、カバと口の中を掃除するトリというか、お互いの欠点を補い合うような危ういバランスで成り立ってます。

それにしても中華系の料理と赤ワインって合わせやすいですよね。
香りが強いからでしょうか。

塩分0の手むき素煎りピーナッツに合わせてみると、薄皮の苦味がケンカしてダメ。
薄皮を取って再び合わせてみると、神妙に合う感じ。

ビーフジャーキーは完全にワインの負け。

価格なりのワインですが、超ライトで水増ししたような印象以外、それほど気になる部分は少ないので、この価格帯の選択肢の一つとてしては良いかもしれませんね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

sakeです
ガメイは、それはそれでアリ(旨い)ですよね。ライトな味わいは日本食にも大変合わせやすいです。
中華といえば、
ゲヴェルツトラミネルをぐっと冷して飲まれてみては?
自分の尊敬する先生のオススメです。

にしのたけし さんのコメント...

ガメイは価格もこなれていて、デイリーとしては裏技っぽくて良いですよね。(⌒-⌒)
確かに家庭料理にも気軽に合わせやすいです。
ゲヴェルツトラミネルと中華はテンション上がりそうですね!(*^o^*)/
是非とも試してみたいですね。ありがとうございます。

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