2008/07/31

タコネス 白 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・甲州(大和葡萄酒)\1625
・ヴィオニエ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1080
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・シュナン・ブラン、ユニ・ブラン(アルゼンチン)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

タコネス 白 2007 ボトル ラベル
【外観】
淡く、明るい外観。
色味は薄く、少しグリーンとグレーの印象がある。
粘性は弱くさらっとしている。
輝きがあり、若々しい印象。

【香り】
熟した果実の印象。
独特な果実香。
タネの部分の印象が強く、ややハッカっぽさもある。
チーズのような熟成香もあり、スモーキーさも感じる。
重い果実香で、デザートワインをイメージさせる。

【味わい】
中辛口くらいの残糖だが、やや辛口に近い印象。
まったくあてずっぽだが、5~7g/Lくらい?
酸味はほどほどにあり、後味にややカルピスのようなエグミが残る。
軽い口当たりで、余韻は中くらい。

【判定】
外観からはどれも候補になる。
香りの印象はデザートワインのような果実香で、シャルドネ、甲州は消えるか。
味わいはやや甘さを感じて、軽くて、低価格な印象。
ボディの厚みなどは無く、余韻や深みも感じられない。

ファイナルアンサーで、シュナン・ブラン
で、ピンポン

これは価格当てでしたね。

【総評】
タコネス 白 2007
TACONES 2007

アルゼンチン:メンドーサ
アルコール度:12・5%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、ユニ・ブラン

グルメシティで、398円で購入。

低価格なりのボディながら、まとまりは良く、コストパフォーマンスはとても高いと思います。
シュナン・ブランの良さもちょっと見せながら、ライトによくまとまっているのではないでしょうか。
思ったより甘さもそんなに気になりませんね。
スッキリ感があるからかな?
デイリーワインとしてはとても良い選択ではないでしょうか。

ほんのりとした甘さは、ワインを飲みなれていない人にも受けが良さそうなイメージがありますね。

ちなみに、カミさんに価格感を聞いたら、「980円くらい?」って答えでした。
安くても680円くらいかと思ったそうです。

価格当てに定評のある(?)カミさんが980円って事は、やっぱりこれはお買い得?

2008/07/30

ラ・トゥール シャト-・グランムーラン ブラン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・グルナッシュ・ブラン、ヴェルマンティーノ、マカブー(仏:コルビエール)\1580
・ヴィオニエ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1080
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・シュナン・ブラン、ユニ・ブラン(アルゼンチン)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ・トゥール シャト-・グランムーラン ブラン 2006
【外観】
中庸な黄色。
輝きがあり、若々しい。
小さな気泡が少し見られる。
粘性は中くらい。

【香り】
甘い蜜のような果実香。
マスカットのような香り。
白い花やハーブのような爽やかさがある。

【味わい】
ほんのりと甘みを感じるくらいの残糖。
まったくあてずっぽだが、2~4g/Lくらいのイメージ?
酸味は柔らかい。
飲み口は優しく、上品。
後味にやや喉に残る印象がある。

【判定】
外観ではどれも候補になるが、香りは明らかに果実の独特の香りを持つ品種。
ここでいくとヴィオニエとシュナン・ブラン。
ミュスカのような印象があるが、香りだけでいくとシュナン・ブランかな。
でも飲み口はセックなので、中甘口のアルゼンチンのシュナン・ブランは消える。
そうなるとヴィオニエしかないな。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ブー

なんと、コルビエール。

【総評】
ラ・トゥール シャト-・グランムーラン ブラン 2006
La Tour Chateau Grand Moulin 2006

フランス:ラングドック・ルーション地方:コルビエール
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュブラン・ヴェルマンティーノ・マカブー

町田の蔵家さんで、1580円で購入。

とてもアロマティック品種のブドウのイメージです。
ミュスカがあったら間違いなくミュスカって言ってますね。
あとは、アルゼンチンのトロンテスかな。

造りはとても丁寧な印象を受けます。
上品でまろやかでとても良いワインだと思うのですが、
やはりこの個性的な香りがとても気になりますね。

フルーツ香がとても強く、料理と合わせるにはちょっと気を使うのではないでしょうか。

ちなみに限られた今日の食事でいくと。。

晩御飯は豚肉と茄子の味噌炒め。
これは合うわけがない

トマトスライスとイタリアンドレッシングはまあまあ。

定番のおつまみの、ストリングチーズに乾燥バジルをふったやつはそこそこ合う、って感じでしょうか。

カミさんの感想は、ピスタチオっぽい味わい。
ナッティでオイリーという意見ですが、まさにそんな感じですね。

と言っている間にすっかり無くなってしまいました。

基本的にはとてもおいしいワインのようです。

2008/07/27

シャトー ドーレ 白 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・甲州(大和葡萄酒)\1625
・ヴィオニエ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1080
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー ドーレ 白 2006 ボトル ラベル
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
【外観】
中庸な黄色。
ほんのりグリーンっぽい。
粘性は中庸で脚はすぐ消える。
輝きがある。

【香り】
パイナップルくらいの南の果実の香り。
カシスの芽のような、独特の青っぽさ。
全体的にはフルーティで甘さを感じさせる印象。

【味わい】
セックで残糖は少なく、酸味はしっかりとある。
ボディは肉付きがよく、ややボリューム感がある。
余韻は割りと長く続く。

【判定】
外観ではどれも候補だが、香りはソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じる。
ボルドーとサンセールでどちらかに絞る。
違いは他の品種が混ざっているか。
香りの印象は、最初南の果実の印象があったものの、そのあとはカシスの芽が支配的。
ややもするとペトロール香に近いくらいの強さ。
これは単一品種かな。

ファイナルアンサーで、サンセール
で、ブー

ボルドーの方でした。

【総評】
シャトー ドーレ 白 2006
CHATEAU D'HAURETS BORDEAUX BLANC 2006

フランス:ボルドー:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

リカーランドトップで、1040円で購入。

やや真面目な印象のワインです。
華やかさが少なく、ソーヴィニヨン・ブランの青っぽい印象が強いですね。

まあ、価格なりって感じがします。
時間とともに香りもダレてくる感じがありますね。

マイナスな印象はあまりないんですが、これといって個性も無いというか。

辛口でフルーティさが少ないところがややクラシックな印象があって、今風ではありません。

悪くはないけど、それほどお勧めって感じでも無いでしょうか。

2008/07/26

シャトー・パイアス ルージュ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン15%(仏:ボルドー)\1080
・グルナッシュ、シラー(仏:コスティエール・ド・ニーム)\1080

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・パイアス ルージュ 2005 ボトル ラベル
【外観】
とても濃い外観でほとんど透明感を感じない。
フチは赤味の強い紫。
若々しさを感じる。
粘性は中庸で、脚は現れるがすぐ消える。

【香り】
スパイシーで、肉っぽい印象。
タバコのような焦げ臭。
濃縮感のある果実香。
強いスパイスの印象。
グラスを回すと、生っぽい動物香。

【味わい】
まろやかなアタック。
タンニンもとてもよく溶けている印象。
アルコール度はとても高そう。
程よく辛口だが、ほんのりとした甘さも感じる。

【判定】
外観からは、南の印象。
明らかに、ピノ・ノアールではない。
香りの印象もとても南っぽい。
味わいもおおらかで、これは他に選択肢は無いかな。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー
で、ブー

なんとボルドーでした。

【総評】
シャトー・パイアス ルージュ 2005
Chateau Pailhas 2005

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン15%

町田の蔵家さんで、1080円で購入。

南仏のようなボルドー。
でも、飲み進むと明らかにグルナッシュ、シラーではありませんね。

スパイシーなメルローですね。
それにしても色が濃い。

ボルドーとして飲むと、やや期待外れかもしれませんが、すっきりとした辛口で、飲みやすい良いワインだと思います。

1000円ちょっとだととてもコストパフォーマンスは高いですが、やや単調なところが気になりますね。

アンセルミ サン・ヴィンチェンツォ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・ガルガーネガ、シャルドネ(伊:ヴェネト)\2080
・甲州(大和葡萄酒)\1625
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アンセルミ サン・ヴィンチェンツォ 2007 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い黄色。
少しグレーがかっている。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱く、さらっとしている。

【香り】
フルーティな第一印象。
モモやカリンのような印象。
ヴァニラやミントの印象もあり、フルーツのコンポートのようなイメージ。
主にフルーツ主体で、他の要素はあまり無い。

【味わい】
炭酸を含んでいるので、少し刺激があるアタック。
ほんのり甘さを感じるが、糖度としては少ないと思われる。
2~4g/Lくらい?
酸も効果的にバランスよく効いているが、それほど強くない。
4g/Lくらい?
フルーティなイメージと炭酸の印象で、とてもジューシーに感じる。
酸味が利いて、飲んだ後にやや唾液が出るようなタイプ。
後味もとてもスッキリしている。

【判定】
色の濃い外観からは、ガルガーネガか?
炭酸を多く含んでいる感じでいくと、ひょっとして甲州も入る?
香りではモモのような核タネ系の香りで、イタリアっぽさを感じる。
味わいはとてもバランスが良くまとまっていて素直に美味しい感じ。
これといって判断出来る要素が見当たらない。

ファイナルアンサーで、ガルガーネガ
で、ピンポン。

何となく当てた感じですね。

【総評】
アンセルミ サン・ヴィンチェンツォ 2007
ANSELMI SAN VINCENZO 2007

イタリア:ヴェネト州:ヴェネトIGT
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルガネーガ、シャルドネ、トレッビアーノ

町田の蔵家さんで、2080円で購入。

樽の影響を強く感じる、ヴァニラやカラメルのような印象があります。
ワインとしては、ややがんばりすぎているような感じかなー。

時間が経つと、やや青草っぽい香りがしてきました。

熟成の要因が強すぎて、品種の個性はあまり感じません。

ひと昔前のワールドワインって感じで、とても努力はしてるけど、いまいち個性が無いかなって感じがあり

ますね。

コストパフォーマンス的にはいまいちかな。

ブリッコ・アル・ソーレ シラー 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・シラー(伊:シチリア州)\1250
・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン15%(仏:ボルドー)\1080
・プリミティーヴォ(伊:プーリア州)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブリッコ・アル・ソーレ シラー 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
深い透明感で、底がうっすらと見える。
黒っぽい紫で、フチの赤味は強い。
粘性は強く、脚が多く現れる。

【香り】
イーストのような発酵香。
黒系の果実。
ブルーベリーのような感じ。
なめし革くらいの動物香。
グラスを回すとスパイス香が強く出る。
香りは全体的に濃縮感がある。

【味わい】
残糖の印象はほとんど無い。
酸味がしっかりとしていて、タンニンも強い。
アルコール度も強く、ボディがしっかりとしている印象。
かなりセックな印象で、フルーティさは少ない。
ちょっと舌が痺れるような辛さ。
余韻は案外短いかな。

【判定】
外観からは、メルローとシラー。
色の印象などは、どちらかというとシラーっぽさを感じる。
香りはまず、イースト香。
アルコール度が強めで、繊細な香りを覆っているように感じる。
まだ香りが閉じている印象がある。
香りの印象では、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨン。
飲み口はかなりの辛口ながら、慣れるとほんのりフルーティさも感じる。
甘さをほとんど感じないので、シラーではないかな?
ただ、トータルの印象ではやや新世界っぽさがあって、イタリアのシラーってのがとても気になる。
価格帯のイメージでは、1500円以上の印象なので、やはりボルドーかイタリアのシラーのどちらかに絞りこむ。
時間とともに香りはスパイシーになってきた。
でも茎のようなグリーンっぽさがあるので、やはりシラーじゃないと思うな。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

シラーでした。。。

【総評】
ブリッコ・アル・ソーレ シラー 2006
Bricco al Sole Syrah 2006

イタリア:シチリア州:トラパニ地区(シチリアIGT)
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー

リカーランドトップで、1250円で購入。

■ワインデータ

格付け:シチリアIGT
生産地域:シチリア州、トラパニ地区
ぶどう品種:100% シラー
アルコール度数:13.00%
色:ルビーレッド
ボディ:ミディアムボディ
テイスティング:シチリア島でオーガニックで栽培されたシラー種のぶどうで造られました。ブラックベリーやプラムの果実の凝縮感あるアロマ。バランスの良いタンニンがあり、芳醇でフルーティな味わい。
適温:16-18℃
料理:肉のロースト、ジビエ

※日欧商事さん、ホームページより

残念ながら、熟成方法や残糖、酸量は分かりません。

オーガニックで、シチリアの暖かいところで出来たシラーというのがポイントでしょうか。

時間がたつとカラメルのような印象も出てきたので、樽で熟成しているのかな?
あと、オーガニックという点では、やや熟成途中のような、ヌーボーっぽいような感じがそうなのかな?

グラスが空になっても、カラメルっぽい焦げ臭が残るのは、ワインが力強い証拠でしょうか。

フランスのシラーともオーストラリアのシラーズとも違う、イタリアのシラーはなかなか興味深い味わいがしますね。

2008/07/22

シャトー・メルシャン 勝沼甲州2007年(ブラインドテイスティング:当てる)

・甲州(日本:山梨県勝沼)\1580
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー)\1040
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・メルシャン 勝沼甲州2007年 ボトル ラベル
【外観】
淡い色調。
グレーがかっていて、ほんのりグリーンの印象。
輝きがあり、若々しい。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
白い砂のようなミネラル感。
フルーティさは弱いが、柑橘系でもやや甘めの香りがある。
ちょっとオレンジっぽいのかな?
全体的に香りは弱く、大人しい。

【味わい】
強い酸味で、シャープなアタック。
すっきりと消える後味。
残糖は、2~4g/Lくらい?(適当)
酸量は、4g/Lくらいかな?(適当)
アルコール度は、12%くらい?

【判定】
グレーっぽい外観からは甲州が候補。
香りもやや抑え目のミネラル感で、甲州が怪しい。
シュール・リーのやや酵母を思わせる印象も感じる。
飲み口はすっきりと辛口。
ボディは中肉中背って感じ。

ファイナルアンサーで、甲州。
で、ピンポン

この3択だとサービス問題でしたね。

【総評】
シャトー・メルシャン 勝沼甲州2007年
Chateau Mercian Katsunuma Koshu 2007

日本:山梨県:勝沼町
アルコール度:13.4%
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、1580円で購入。

とてもおいしい!
個性もしっかりと出ている甲州です。
さすがメルシャン。

さらに、さすがメルシャン!
ワインの詳細な情報もしっかりとサイトに出ています。
http://www.chateaumercian.com/cm/wine/jfine/03/index.html

【産地】 山梨県甲州市勝沼町
【使用品種】 甲州
【栽培方法】 棚式
【収穫】 9月下旬~10月初旬
【醗酵】 ステンレスタンク 18-20℃ 約14日間
【育成】 ステンレスタンク 6ヶ月
【アルコール度数】 13.4%
【総酸度】 6.3g/L(酒石酸換算)
【残糖度】 1.5g/L
【生産量】 約21,600本(750ml)、約3,600本(360ml)
【容量】 750ml/360ml

ステンレスタンクでの発酵と熟成、シャープな酸味はまさにそんな感じですね。
それにしても総酸度は6.3g/Lなんですが、酒石酸換算なので、亜硫酸換算ではどのくらいになるんでしょうね??

残糖度は全然違いました。。。

なるほど、これで1.5g/Lなんですね、ふむふむ。
確かに舌では甘さをほとんど感じません。
どちらかというとアルコール度が高いので、それで甘みを感じていたんですね。
残糖の甘さとアルコールの甘さを感じ分けないとダメです。

このワイン、バランス的にはアルコール度が高いのでしょうか。

でもねー、とても美味しい、このワイン。
和洋折衷の家庭料理には合わせやすいんじゃないかと思います。

スパニッシュオムレツには良く合います。
焼いたタラコもそこそこ問題なし。
ゴマのドレッシングはとてもよく合いますね。

香りが強く無い分、合わせやすいみたいです。

ちょっとアルコール度が高いのですが、それがワインの厚みというかボリューム感をだしているみたいです。
アルコール度が低いと、急にへにゃへにゃになってしまうのでしょうか?

ロワールワインテイスティングセミナー報告(その1)

ロワールワインテイスティングセミナー
2008年7月21日(月:祝日)

主催:ロワールワイン委員会
会場:グランドプリンスホテル高輪
講師:石田 博氏、E.グレ氏

ソムリエ協会から案内のあったテイスティングセミナーに行ってきました。

いつも独学でやっているので、こういったセミナーに行くととても勉強になります。
特に勉強になったポイントを箇条書きで書いておきます。

思い出して、自分なりに咀嚼して書いているので、ちょっと表現が間違っているかもしれませんが、そのときはすみません。。

■テイスティングの順番

今回、テイスティングの順番が、ロゼ→赤→スパークリング→白、という順番で出ました。
一般的なテイスティングは、白→赤、というのが普通なのでちょっと違和感があったのですが、それにはきちんと理由がありました。

強い酸を飲んだあとに、弱い酸のワインを飲むとテイスティングの判断を間違ってしまう、というのがこの順番の理由でした。
酸の判断はテイスティングの原点だそうです。

ロワールのワインは、特に酸がポイントになる場合が多く、酸が弱い順にしたそうです。

また、酸はタンニンよりも口に残りやすいとも言ってましたね。

■テイスティングの訓練方法

ブラインドで品種やコメントを記述する練習方法は、資格試験に向けた勉強法。
次のステップに行くためには、ワインの情報を多く取得し、その情報を理解しながらテイスティングする方法が重要。

その年のブドウの熟成パターンや、土壌、醸造方法、熟成方法、残糖や酸度などをしっかりと理解し、それらがワインにどのような影響を与えているかをしっかりと認識する。

プロのテイスティングは、90%が知識で、感覚的なものは残り10%、とも言ってました。


■残糖について

今回出たロゼ・ダンジュは、残糖7g/L。
ほんのりと甘いが、わりとすぐ消える。

10g/Lくらいを境に辛口か甘口かで分かれるようだ。
貴腐ワインの良いものでは200g/Lくらいになる。
ちなみにあとで調べたところではドイツワインの辛口、トロッケンは、9g/L以下が基準だそうです。

舌の先だけで甘さを感じる場合は、10g/L以下が多く、舌の先から半ばにかけて甘さを感じる場合はそれ以上になるんだとか。。。

甘さは舌の先で感じるといいますが、先だけで味わっても甘く感じないんですよね。
これって修行不足なのでしょうか?
舌がおかしいのかな?

■テイスティングの際の舌の使い方

甘さを感じるときは、舌の先から流していく。
舌の半ばの、どのあたりまで甘さを感じるかで残糖を判断。

酸味は舌の両脇。
発泡しているワインは泡にじゃまされるので、泡が落ち着いてから判断。
強い酸を感じたあとは、次のワインは要注意。

アルコール度は舌の奥で感じる。

糖、酸、アルコール、それぞれ数値がどのくらいかをイメージしながらテイスティングが必要。

■酸度について

テイスティングでも重要なポイントとなる。

また、総酸量はフランスとアメリカで換算方法が違う。
フランスは亜硫酸換算、アメリカは酒石酸換算、同じ酸の感じでも数値が違ってくる。
(どっちが多かったか忘れました)

2008/07/20

シャトー・レ・マレショー 2002(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・シラー(伊:シチリア州)\1250

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・レ・マレショー 2002 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感のある、濃い外観。
やや落ち着いた色調で、フチに少しオレンジを感じる。
粘性は弱く、さらっとしている。

【香り】
なめし革。
ドライフラワー。
ドライフルーツ。
プルーンのような印象。
グラスを回すとなめし革の香りが強くなる。
ややケミカルで、スパイスの印象も少し。
多くの要素を感じる複雑な香り。

【味わい】
セックで、独特な酸味のある味わい。
渋みもやや強く、収斂性がある。
ボディもしっかりとしていて、アルコール度も強そう。
口が慣れると、ほんのりとしたフルーティさがある。
余韻も長く残る。

【判定】
濃い外観ながら、底がうっすらと見える程度の透明感がある。
ピノ・ノアールはもっと明るくて、シラーはもっと濃いだろうから、ボルドーっぽい。
香りは、複雑で、やや熟成が進んだ香り。
ドライフルーツとなめし革の香りが特徴的。
時間とともにヴァニラの香りもたってきた。
動物香はシラーによくある生々しいタイプではなく、ややケミカルで枯れた、なめし革くらいの印象なので

やはりボルドーだろう。
味わいは渋みが強く、収斂性が強い。
ドライでフルーティさを感じるあたりはボルドーでもメルロー比率が高いタイプだろう。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

メルロー比率の高いボルドーの味わいですね。

【総評】
シャトー・レ・マレショー 2002
Chateau Les Marechaux 2002

フランス:ボルドー地方:プルミエ・コート・ド・ブライAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロ75%、カベルネ・フラン8%、カベルネ・ソーヴィニヨン7%

リカーランドトップで、1390円で購入。

なんとこの価格で、クリュ・ブルジョワなんですね。

香りはとても複雑性があり、落ち着いてやや重い印象ですが、飲み口はフルーティさがあって軽やかです。
バランスが良くて飲みやすいですね。

時間とともにまろやかさが出て、フルーティさも強くなってきました。
チャーミングなフルーティさというか、ちょっとライトなジャムのような印象というか。

いいワインなんですが、インパクトが無いのがちょっと残念。
癖というか個性というか、記憶に残るものが少ないですね。

最後まで飽きずに飲めるという点ではとても良いワインだと思います。

マルキ・ド・ロマ 2006 リオハ(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・テンプラニーリョ主体だろう(スペイン:リオハ)\1180

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マルキ・ド・ロマ 2006 リオハ ボトル ラベル
【外観】
深い透明感がある、やや濃い外観。
底がギリギリ見えるくらい。
フチに多くの気泡が見られる。
粘性は中庸で、さらっとしているが、脚は多く現れる。

【香り】
濃縮感の果実香と、動物の印象。
コーヒーやタバコの焦げ臭。
グラスを回すとなめし革の印象。
やや官能的な印象。

【味わい】
まだまだ若い印象。
甘さとフルーティさを感じる。
ボディはミディアムからライト。
タンニンは良く溶けているがやや収斂性がある。
酸味はやや強い。

【判定】
やや濃い外観からはピノ・ノアールでは無さそうだ。
香りはシラー系。
ながらなめし革の特徴がある。
飲み口は若々しく、フレッシュ。
ブルゴーニュでも、ボルドーでもないな、これは。

ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ
で、ピンポン

ちょっとサンジョヴェーゼっぽい味わいです。

【総評】
マルキ・ド・ロマ 2006 リオハ
MARQUES DE LOMA 2006 Rioja

スペイン:リオハDOC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:たぶんテンプラニーリョ

町田の蔵家さんで、1180円で購入。

選択肢が無くてこれだけ飲んだら、サンジョヴェーゼって言ったかもしれません。

適度な透明感とワイルドななめし革の香り。
それに独特な酸の印象。

テンプラニーリョの特徴があるとしたら、やや土っぽい動物香でしょうか。

ワインとしては、やや熟成途中のような、若すぎる感じがあります。

とはいえ、あっという間に1本開いてしまったのは、やはり魅力があるからでしょうね。

若々しくてジューシーなタイプですが、華やかさがあって美味しいワインです。

ブーズロン・アリゴテ ドメーヌ・ア・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:サンセール)\2200
・アリゴテ(仏:ブルゴーニュ)\1880
・甲州(日本:山梨県勝沼)\1580

の3本のうちから1本を開けてもらいブラインドテイスティング。

ブーズロン・アリゴテ ドメーヌ・ア・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ 2003 ボトル ラベル
【外観】
黄色が強い、中庸な色調。
艶、輝きがある。
フチに小さな気泡が見られる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
ミネラル。
スモーキーなグリーン香。
ややフローラル。
華やかさがあり、香りも強い。
発酵由来のチーズのような印象もある。

【味わい】
少しピリッとする、酸味の強い、シャープなアタック。
ボディはやや重さがあり、舌全体に絡むような印象。
厚みのある味わいで、余韻もそこそこある。

【判定】
やや色調の強い外観からは、甲州とアリゴテは消える?
香りはミネラルとソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマ。
とてもスモーキー。
味わいは、キリッとした酸味で、すっきりとした後味。
ボディはあるが、シャープなイメージ。
これは、サンセール以外にはないかな。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー!

なんと、アリゴテ・・・

【総評】
ブーズロン・アリゴテ ドメーヌ・ア・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ 2003
Bourgogne Aligote Domaine A.et P.de Villaine 2003

フランス:ブルゴーニュ地方:ブーズロンAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:アリゴテ

リカーランドトップで、1880円で購入。

何度も飲んでいるヴィレーヌのアリゴテですが、見事に外してしまいました。 
恥ずかしい。。

アリゴテとしては完成度が高すぎるんですよね。(いいわけ)

樽熟成のヴァニラのニュアンスや柑橘系のジューシーな酸、それにちょっとふくよかなボディ。
何か以前の印象と変わっているような気が・・・

以前はもっと酸が強烈で、青リンゴの印象がありましたね。

初めてこのワインを飲んだときは、あまりに強烈な酸で「失敗したー。」って思いましたが、今日の印象はとてもマイルドです。

完成度が上がった分、個性がちょっと無くなったような感じ。

でもさすがに安定感があって良いワインです。

すぐ1本無くなりました。

2008/07/19

ペニャソル 白

ペニャソル 白
PENASOL VINEDOS DE ESPANA Airen

ペニャソル 白 ボトル ラベル
スペイン:テーブルワイン
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:アイレン

町田の蔵家さんで、580円で購入。

【外観】
淡い外観。
グレーがかっている淡い黄色。
粘性は弱くさらっとしているが、輝きを感じる外観。

【香り】
炭酸の印象。
ちょっとスモーキー。
香りは非常にか細いが、独特な個性を感じる。
ちょとシェリーっぽいのかな?
炭酸飲料のようなやや香料っぽさもある。

【味わい】
セックで、スレンダーで軽やか。
やはり独特の味わいがある。
シェリーっぽいというか、酵母の印象というか。
ちょっとワインっぽくない感じ。
後味にちょっと塩味を感じる。

【総評】
やや人工的な、添加されたような印象もありますが、軽やかにバランスよくまとまってます。
独特な、ちょっと斜に構えたような印象があって、個性的ではあります。

若干香りが弱い分、生っぽい香りの印象が顔を出すので、捉え方によっては水っぽさを感じるでしょう。

食事の時に水代わりに飲む、というシーンが想像される味です。
ランチのときに軽くいただく、なんてシーンも良さそうですね。

500円台のワインとしては、抜群にいいです。
無理せず、価格なりにライトにまとめている、という点がとてもグッドですね。

2008/07/15

シグロ(白)2006(ブラインドテイスティグ:当てる)

・ヴィウラ(スペイン:リオハ)\1340
・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー)\1040
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・アイレン(スペイン:テーブルワイン)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シグロ(白)2006 ボトル ラベル
【外観】
やや淡い黄色。
澄んだ色味。
ほんのりグリーン。
粘性はややあるが、さらっとしている。

【香り】
モモのような香り。
ちょっぴりシロップ。
フルーティさがメインで、白い花の香りも混ざっている。
独特なエーテルのような揮発性の印象がある。
ちょっと香料が混ざっているような感じ。

【味わい】
まろやかで、おとなしく、柔らかい口当たり。
やや独特の収斂性というか、後味に残る印象がある。
セックで、やや塩味を感じる。
柔らかいがフルーティさはなく、クラシックなワインのイメージがある。

【判定】
外観ではどれも候補になる。

香りは、やや独特な揮発性の印象がちょっとシェリーっぽく、さらに印象的な白い花の香りがあり、おおくくりではスペインっぽい。

飲み口も、やや後味がキツイというか、スムーズさがないところが、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランでは無さそうな印象。

香りはそれほど強くなく、あまり力のない品種を想像させる。

ただ、今回ボルドーが破格値なので、ちょっと警戒。
なんどが香りを嗅ぐが、印象的なのは白い花の香り。
しかもそれだけ際立って分離しているような印象がある。
恐らく揮発性の印象が花の香りを立たせているのだと思うが、やはりフランスでは無さそう。

飲み口はセックとはいえ、口で空気を混ぜると全体に甘さの印象が強く出てくる。

チャーミングなまとまりというのか、全体に寸詰まりなバランス。

スペインまでは決めたが、アイレンかヴィウラを判定しないとならない。
どちらも特徴をつかんでいないので、価格帯が1000円を超えているかどうかで判断する。

香りのバランスはエレガントにまとまっていて、割と高そうな印象。
飲み口はややバランスが悪い部分はあるが、ボディはしっかりしている。
低価格のアイレンはコストパフォーマンスの高い、町田蔵家さんで買ったものなのでちょっと注意が必要だが、ここは高い方を選んでおくか。

ファイナルアンサーで、ヴィウラ
で、ピンポン

おお、当たったすごい、すごい!

【総評】
シグロ(白)2006
Siglo BLANCO 2006

スペイン:リオハDOC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ヴィウラ?(確認とれてません)

リカーランドトップで、1340円で購入。

明確な個性をもった、おいしいワインです。
冷やした方がおいしいかと思ったけど、ぬるくても意外といける、というか、まろやかになりますね。

食事と合わせると、とたんに優しくてほんのりとした甘さが出てきます。

第一印象は、独特な香りと、セックでやや辛めの飲み口がとっつきにくい印象を与えてしまいますが、料理と一緒だと口をさっぱりさせて、さらに華やかさも出てきます。
ワインも料理も美味しくなりそうですね。

飲み進むにつれ、いろいろと表情を変えて飽きずに楽しめます。

最後の一口はとても名残惜しく、チャーミングでラブリーな味わいで去っていきました。

やっぱりこのワイン、温度が高くても爽やかさを保って、さらに味わいがまろやかになるようです。

う~ん、いいワインだった、って感じのフィニッシュ。
また買いたくなりますね。

■楽天ショップへのリンク

http://www.rakuten.co.jp/bigbossshibazaki/844065/743772/755742/#797641

※サイトより引用
ソフトで柔らかいアロマと、すっきりした辛口の口当たり
エキゾチックな風味で魚介類と素晴らしい相性良いワインです。

2008/07/13

ペレグリーノ アルカモ ビアンコ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ヴィウラ(スペイン:リオハ)\1340
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・カタラット・ビアンコ(伊:シチリア州アルカモ)\924

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ペレグリーノ アルカモ ビアンコ 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い目の黄色。
ややグレーがかっていて重い色合い。
艶っぽさがある。
粘性は中程度。

【香り】
南国系のフルーツ香。
パイナップルくらい。
シロップ漬けの印象もある。
モモの缶詰のような感じ。
ほとんどフルーツ香で他の要素は感じられない。

【味わい】
香りの印象とはまったく違う辛口。
酸味も尖っていて、ややキツイアタック。
ドライで酸味が強いが、フルーティさや甘さは無く、硬派な印象。
少し舌が馴染んでくると、ほんのりとしたまろやかさを感じる。
後味にはややエグミが残る。

【判定】
やや濃い目の色調で、オレンジっぽいようなグレーっぽいような色調はシャルドネじゃなさそう。
香りの印象はイタリアのワインでよくある、甘いフルーツ香。
また飲み口は、かなりセックでシャープな酸があり、これもイタリアっぽい?

ファイナルアンサーで、カタラット・ビアンコ
で、ピンポン

なんとなくイタリアっぽさを感じますが、かなり強い味わいです。

【総評】
ペレグリーノ アルカモ ビアンコ 2005
PELLEGRINO ALCAMO BIANCO 2005

イタリア:シチリア州:アルカモD.O.C.
アルコール度:12%
ブドウ品種:カタラット・ビアンコ

リカーランドトップで、924円で購入。

ちょっと強くてキツイ味わいですね。
クラシックな感じで、食事と合わせないとキツイタイプです。

ワインとしてはしっかりとしてますが、アルコールの印象が強くフルーティさが無く、昔ながらのワインの印象です。
良く言えば、コクがある感じ。

冷やして飲んだ方が美味しいでしょうね、このワイン。

カタラット・ビアンコという品種は飲んだ記憶が無いんですよね。

印象としては蒸留酒の原料になる、コロンバールのような、華やかさは無いけどしっかりとアルコールになる品種のようなイメージでしょうか。

ただ、ラベルのデザインのセンスはとてもいいですね。
ボトルに貼られたときに活きるデザインで、よく考えられています。

シュマン カタール コート・デュ・ローヌ2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・テンプラニーリョ主体だろう(スペイン:リオハ)\1180
・シラー、グルナッシュ(仏:コート・デュ・ローヌ)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シュマン カタール コート・デュ・ローヌ2006 ボトル ラベル
【外観】
やや濃いルビー色。
深い透明感があり、底まで見えるくらい。
粘性は強く脚がいつまでも残っている。

【香り】
チョコなどの甘い焦げ臭。
濃厚な果実味。

【味わい】
セックだが、ほんのりと甘さを感じる味わい。
酸味が程よくあり、渋みもまろやかだが、ちょっと収斂性を感じる。

【判定】
やや濃く透明感を感じる外観は、ローヌやボルドーくらいか。
香りはシラーっぽい濃縮感の果実香に焦げ臭。
スパイス香は弱めで、なめし革のような印象もあるので、メルローも怪しい。
飲み口は、セックながらまろやかで甘みを感じる。
いかにもシラーっぽい印象。

ファイナルアンサーで、シラー
で、ピンポン

洗練された上質なシラーって感じです。

【総評】
シュマン カタール コート・デュ・ローヌ2006
CHEMINS CATHARES COTES DU RHONE 2006

フランス:ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ

リカーランドトップで、1040円で購入。

新世界のシラーと違い、清涼感のある辛口で、すっきりとしています。
ただ収斂性があり、食事と合わせた方がおいしそうですね。

香りはそれほど強くなく、ボリューム感やリッチ感はありませんが、バランスが良いワインです。

時間とともに、スパイシーさも出てきました。
パンのような酵母の印象もありますね。
飲み進むにつれていろいろな表情が出てくるところにも良さを感じます。

とても素性が良い感じがする、コストパフォーマンスがとても高いワインだと思います。

スラ・ヴィンヤーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(インド)\1764
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000 C
・カタラット・ビアンコ(伊:シチリア州アルカモ)\924
・アイレン(スペイン:テーブルワイン)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

スラ・ヴィンヤーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2007 ボトル ラベル
【外観】
淡い色調。
グレーが強く色味が弱い。
ちょっとオレンジの色味がある。
フチにちいさな気泡が見られる。
粘性は弱い。

【香り】
シュールリーのような、熟成由来の香りの印象が強い。
やや熟したような果実香。
グラスを回すと少しチーズのような発酵香。
グリーンのハーブの印象もあり。

【味わい】
しっかりした酸味。
ちょっと舌にピリッとくる感じがある。
苦味というか塩味のような印象あり。

【判定】
色味が弱く、グレーな外観は、イタリアかスペインっぽい。
粘性が弱く、若干気泡が見られるので、イタリアの印象。
香りもフルーティさが弱く、ややクラシックな味わい。
しかも少し価格的には安い印象。

ファイナルアンサーで、カタラット・ビアンコ
で、ブー

なんとソーヴィニヨン・ブランでした。

【総評】
スラ・ヴィンヤーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2007
SULA VINEYARDS SAUVIGNON BLANC 2007

インド:マハーラーシュトラ州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

京橋ワインで、1764円で購入。

新世界のソーヴィニヨン・ブランのイメージとは全然違いました。
歴史のある産地で作られたワインのような印象を受けます。

いまどきの流行の味わいじゃないんですよね。
フルーティさは少なく、ちょっと生っぽい印象もあります。
時間がたつとようやく、ソーヴィニヨン・ブランらしい、スモーキーなグリーン香を感じます。

今日の晩御飯はタンドリーチキン。
(それでインドワインか!もっと早く気が付けばよかった・・)

実はこの取り合わせ、実に良く合います。

インドつながりだから気のせいかな、と思って何度か試してみましたが、やはり合うんですよね。

スパイシーさにレモンっぽい酸味が効いてとても美味しいです。
タンドリーチキンなので、ヨーグルトが入っていますが、これがよく馴染む要因みたいです。

白ワインでタンドリーチキン合うものはそんなに無いかと思いますが、これはおすすめですね。

スパイシーな料理に合いそうな感じはさすがにインドワインって感じ。

一度試して見ることをおすすめします。

2008/07/11

ハーディーズ・スタンプ シャルドネ・セミヨン 2006

ハーディーズ・スタンプ シャルドネ・セミヨン 2006
HARDYS STAMP CHARDONNAY SEMILLON 2006

ハーディーズ・スタンプ シャルドネ・セミヨン 2006 ボトル ラベル
オーストラリア
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ、セミヨン

リンコスで、958円で購入。

【外観】
中庸な黄色。輝きがあり、クリア。
粘性は中程度。

【香り】
ミネラル。
厚みのあるフルーツ香。
パイナップルから杏くらい?
ややスモーキー。

【味わい】
フルーティで、甘さを感じる味わい。
ボディは厚みがあり、後味がクリーンな印象。
余韻も長く続く。
ほんのりとした苦味が心地よい。

【総評】
ボリューム感のある口当たりの良いシャルドネ、って感じ。
セミヨンがフルーツの厚みを出しているのでしょうか。

誰からも好まれそうな、優等生タイプのおいしいワインです。

食事と合わせるとやや甘さが気になりますが、飲み口がすっきりとしているので、ベタつくような印象はありません。

おいしいんですけど、飲み会用ワインって感じでしょうかね。
飲み進んでも変化が無く、ちょっと単調な印象を受けてしまいます。

2008/07/09

ペニャソル 赤 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン15%(仏:ボルドー)\1080
・シラー、グルナッシュ(仏:コート・デュ・ローヌ)\1040
・テンプラニーリョ、ガルナッチャ(スペイン:テーブルワイン)\580

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ペニャソル 赤 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ ボトル ラベル
【外観】
やや明るめの外観。
深いルビー色。
色味は落ち着いていて、粘性は高い。

【香り】
動物香。
スパイス香。
タバコやコーヒーなどの焦げ臭。
濃縮感のあるフルーツ。
ややフローラル。

【味わい】
セックで、渋みが強い。
ライトからミディアムボディ。
酸味も程よく効いている。
余韻はほとんど感じない。
後味に渋みが残る。

【判定】
今回の取り合わせは間違えようが無いだろう、と思っていたが大苦戦。

外観の深いルビー色はどれも候補になる。
香りの印象では、シラー。
動物香が強く、スパイシー。
さらにタバコやコーヒーの印象も感じる。
これで飲み口に甘さがあると完全にローヌで決定なのだが、思いのほか飲み口がセック。
印象的な渋みがあり、メルローっぽさを感じる。
シラーと間違えるメルローも多いので、もう少しじっくりと判定。
テンプラニーリョの可能性を探るが、味わいはとても洗練されている印象なので、ちょっと違うか。
さらに味わいのセックさが、フランスっぽいので、ボルドーとローヌの二つから選ぶ。
時間が経つとなめし革の香りが出てきた。
これはメルローか?

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

なんと、テンプラニーリョでした、とほほ。

【総評】
ペニャソル 赤 ヴィノ・デ・ラ・ティエラ
PENASOL Tinto Vino de la Terra

スペイン:テーブルワイン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、ガルナッチャ

町田の蔵家さんで、580円で購入。

とてもコストパフォーマンスの高いスペインワイン。
最近とても美味しくて安いスペインワインが多いですが、これは大変お買い得です。
蔵家のご主人がまとめて買っていけ、って言ってましたが、これは買い置きしておいて損は無いですね。

飲み進むと、テンプラニーリョらしい、強めの動物香が出てきます。

ちょっとアルコールの印象もありますね。

ただ、グラスに少なくなっても、香りが弱くなりませんね。
とても500円台のワインとは思えません。

飲み口はとてもライトですっきりと感じますが、安っぽさはあまりなく、バランスがいいですね。

少し冷やすとまた飲み口が軽くなっていい感じ。

カミさんと飲んでいたらあっという間に無くなってしまいました。

2008/07/05

グラン・シャリオ コルビエール 2001(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・テンプラニーリョ主体だろう(スペイン:リオハ)\1180
・カリニャン(仏:コルビエール)\1200

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

グラン・シャリオ コルビエール 2001 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い外観。
透明感があって、深いルビー色って感じ。
底まではギリギリ見えないくらいか。
色合いは落ち着いていて、熟成を感じる。
粘性は中程度。

【香り】
枯れたバラ。
ちょっとキャンディ?
とても華やかな印象。
なめし革の印象もあり、グラスを回すとさらに強くなる。
少しカラメルのような甘い焦げ臭がある。

【味わい】
なめらかな口当たり。
やや甘さを感じる。
酸味がとても上品でバランスがとても良い。
余韻も印象的に残る。

【判定】
深いルビー色は濃いピノ・ノアールの印象。
香りはピノ・ノアールの特徴のバラの香りやなめし革の香りで、まず間違いない。
味わいはまろやかで、とてもよく出来た印象。
飲んだ瞬間に美味しさを感じる。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノアール
で、ブー

え~、カリニャン???

【総評】
グラン・シャリオ コルビエール 2001
GRAND CHARIOT CORBIERES 2001

フランス:ラングドック地方:コルビエール
アルコール度:13%
ブドウ品種:カリニャン

伊勢丹で、1200円で購入。

第一印象は、こってり感のあるピノ・ノアールみたいで、とても良い感じ。
飲み進むと、キャンディのような香りと、ちょっと動物小屋っぽい悪臭系の印象が強くなってきました。
全体的には、サンジョヴェーゼに近い感じでしょうか。

2001年なので、もう大分熟成が進んでいますが、程よくこなれている感じでとてもいいですね。

この熟成感が1000円台前半で味わえるというのはとてもお得かも。

ちょっと粗野な感じもありますが、独特な個性はなかなか良い感じです。

ドメーヌ・パラン ブルゴーニュ シャルドネ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ)\2280
・ソーヴィニヨン・ブラン(インド)\1764
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・アイレン(スペイン:テーブルワイン)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・パラン ブルゴーニュ シャルドネ 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い黄色。
艶っぽさがある。
粘性は強い。

【香り】
カリンくらいのフルーツ。
ややスモーキー。
少しシロップ。
グラスを回すととても上品な甘いフルーツ香になる。
ヴァニラもある。
香りの軸がしっかりしているような印象。

【味わい】
しっかりした酸味。
ほんのりと上品な甘み。
薄いボディでやや苦味が残る。

【判定】
濃く、粘性の強い外観からはやや時間の経過した、高めのワインの印象がある。
香りは上品なフルーツ香に芯がしっかりとしていて、これもまた高そうな印象。
ただ、飲み口はやや軽く、ちょっと安そう?
印象はシャルドネなのだが、ブルゴーニュの高い方か?ボージョレの安い方か?
アイレンという選択も捨てきれない。
何口か飲んでみるが、やはりワイン自体はしっかりと作られていて、それなりの価格感がある。

ファイナルアンサーで、ブルゴーニュのシャルドネ
で、ピンポン

【総評】
ドメーヌ・パラン ブルゴーニュ シャルドネ 2006
PARENT BOURGOGNE Chardonnay 2006

フランス:ブルゴーニュ地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

町田の蔵家さんで、2280円で購入。

樽での熟成がとても効果的に効いていながら、フレッシュ感もあり美味しいシャルドネです。
時間とともにヴァニラの香りも強くなってきましたが、まろやかふっくら系ではなく、シャープでフレッシュなタイプです。
安定感があって、いいワインですね。

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http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452062/503514/687617/#704686

アメリカ大統領トーマス・ジェファーソン御用達の経歴で有名!!
ポマールの銘醸ドメーヌ パランが送る白ワイン登場
柑橘類のフルーティーな香りが表現されたワイン。
白い花のエレガントな香りや、黄桃やパパイヤのようなふくよかな果実の味わいも感じられます。酸味は穏やかで、丸みがあり、優しくきれいな味わい。
明らかに価格より品質が上を行く典型ワインと言えます!!

モンテス クラシックシリーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・アイレン(スペイン:テーブルワイン)\580

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モンテス クラシックシリーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2006 ボトル ラベル
【外観】
やや淡い黄色で、グリーンを帯びている。
明るく、キレイな色味。
輝きのある外観。
粘性はやや強い。

【香り】
蜜のような印象。
グリーンっぽいハーブ香。
柑橘系の皮のような香り。
トロピカルフルーツ。
グラスを回すとややペトロール香をともなった、スモーキーなグリーン香。

【味わい】
シャープな酸味。
レモンやグレープフルーツの絞り汁のような印象。
苦味があり、爽やかさを出している。
スレンダーなボディ。
やや喉に残る後味。
キレイに消えるタイプではない。

【判定】
明るく、グリーンを帯びている外観はソーヴィニヨン・ブランっぽい。
香りは、トロピカルフルーツの印象や、スモーキーなグリーン香が完全にソーヴィニヨン・ブラン。
味わいはシャープでドライ。
これはソーヴィニヨン・ブラン以外には考えられない典型的なタイプ。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

こんなのが試験に出たらラッキーですね。

【総評】
モンテス クラシックシリーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2006
MONTES Classic Series SAUVIGNON BLANC 2006

チリ:カサブランカヴァレー、クリコヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

伊勢丹で、1300円で購入。

1週間がんばったご褒美としてはこれで十分かな、と思ってしまいました。
個性がしっかりとしている美味しいワインです。

レトルトですが、ボンゴレスパには良く合いました。
レモン汁を絞ったような爽やかな合い方です。

晩御飯は自家製チキンナゲット。
これも良く合う!
ちょっとビール的な合い方でしょうか。

イタリアンドレッシングのサラダだと酸味がケンカするかな、と思って合わせてみたら、以外と大丈夫。
強い酸味にはすっと譲って裏に回り、果実味のふくよかさが出てきます。

とても料理に合わせやすいワインですね、これは。

チーズで、雪印の芳醇ゴーダに合わせてみましたが、これもそつなくこなします。

誰とでもテンポを合わせられる、スーパー営業マンみたいな感じでしょうか。

しかし、このワインちょっと危険ですね。

料理を一口食べると、ぐぃっとワインを飲みたくなってしまいます。

白ワインとしては結構高めの13.5%。
これをぐいぐいいったらかなり危ないです。
女性は特に気をつけてくださいね。

それにしても、このワインはいいですね。
なんだかとてもいい。

どんどん無くなるのは、いいワインのバロメーターですね。

しかし、食事が無くなると印象がちょっと変わってきます。
ビールと同じく、ワイン単体で飲むにはちょっとキツイかも。

カミさんいわく、単調でイメージが変わらないので、ワインだけで飲んでいるとつまらない。
価格評価は、800円くらい。
このワイン、やはり食事と合わせることをお勧めします。

■楽天ショップへのリンク
モンテス クラシックシリーズ ソーヴィニヨン・ブラン 2007


■関連リンク(モンテスのワイン)

2008/07/04

タコネス赤 2007

タコネス赤 2007
TACONES ROUGE 2007

タコネス赤 2007 ボトル ラベル
アルゼンチン:メンドーサ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、ボナルダ

グルメシティで、398円で購入。

【外観】
濃い色調。
深い透明感があるが、少し濁りも感じる。
色合いは落ち着いていて黒っぽい。
フチに小さな気泡がみられる。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
黒系果実。
ブラックチェリーくらい?
なめし革。
焦げ臭。
グラスを回すとムスクのような動物香。
スパイスの印象も強い。
濃厚で野趣のある香りで、わりと強い。

【味わい】
濃厚な果実味。
酸味もしっかりとしている。
甘い印象が強く、ボリューム感は弱い。
タンニンはそこそこあり、収斂性を感じる。
アルコール度は低めか。
かなりジュースっぽい印象。

【総評】
ワインとしては未熟な印象ですが、飲み物としてはそこそこ美味しくいただけます。
最近流行の、濃厚でフルーティなテイストですね。

しかもビックリ価格の398円!

同じ価格帯のワイン(ってそれほどありませんが)の中ではダントツですね。

平日にちょっと飲みたい、って時には最適じゃないでしょうか。
350mlのビール2本と同じくらいの値段です。

わりと渋みがあるので、脂っこい料理のパートナーとしては良いですね。
レトルトのパスタソースはちょっと脂っこさがありますが、このワインはさっぱりとリフレッシュしてくれます。
合わせていませんが、コンビニ弁当のハンバーグなんかいいかもしれませんね。

ちなみに今日の晩御飯は豚キムチ。

合わせるととてもカオスな世界が広がります。
ドリフの舞台のエンディングのような・・・
舞台が回転しながら、あの音楽が流れる、まさにそんな感じ。
(良く分かりませんね)

このワイン悪くないのですが、飲み進むとちょっと飽きてきました。
ちょうど、ジュースを飲みすぎたときのような感じでしょうか。

とはいえ、この価格を考えるとあっぱれな出来です。

2008/07/02

キュヴェ・リオン・ドール(白)ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・アイレン(スペイン:テーブルワイン)\580
・グルナッシュブラン60%、ユニブラン20%、クレレット10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\525

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

キュヴェ・リオン・ドール(白)ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール 2006 ボトル ラベル
【外観】
中庸から、やや濃い黄色。
少しオレンジを帯びているような、緑もあるような複雑な色調。
艶っぽさは弱く、粘性は中庸。

【香り】
梅酒の香り。
(カミさんも同意見)
今までに梅酒の香りがするワインは飲んだ事がない。
やや過熟したイメージのフルーツ香。
それにちょっと酸化したような印象。
かすかにヴァニラ香があり、樽での熟成を感じさせる。
揮発性のある、少しケミカルな印象もある。
ちょっとセメダインのような感じ。

【味わい】
バランスが悪く、独特な味わい。
酸味はややダレ気味。
飲み口と後味は収斂性を感じる。
余韻は短く、酒精強化ワインのようなアルコールの印象がある。
辛口だが、アルコール由来のような甘みが少しある。

【判定】
外観はちょっと熟したイメージ。
正統派なワインからちょっと外れた印象。
香りは、ちょっとびっくりの梅酒香。
ただ時間とともに無くなってきた。
そのあとは独特な過熟してさらに酸化したようなフルーツのイメージ。
スティルワインではなく、シェリーのように少し加工されているワインの印象。
飲み口もやや癖のある印象で、あまり味わった事がないタイプ。

ファイナルアンサーで、アイレン
で、ブー

これ、ブショネかも・・

【総評】
キュヴェ・リオン・ドール(白)ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール 2006
Cuvee lions d'Or Vin de Pay du Gurd blanc 2006

フランス:ガール県:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール
アルコール度:12%
ブドウ品種:グルナッシュブラン60%、ユニブラン20%、クレレット10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

ひさびさに大外れなワインです。
ケミカル臭もちょっと強く、酸化しているような印象もあって、管理が悪かったのかもしれませんね。
ブショネなのか、二酸化硫黄が強すぎるのか、ちょっと鼻につく香りがあります。
やっぱり安いワインはダメですねー、がっかりです。

無理に飲むと体に悪そうな感じ。

という、第一印象でしたが、飲んでいるうちに少しケミカル臭も飛んできてそんなに悪くなくなってきました。

もちろんそんなに美味しいワインではありませんが、痛んでいる、というレベルではありませんね。

価格なりの味わい、って感じでしょうか。

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2007(ハーフ)

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2007(ハーフ)
JACOB'S CREEK CHARDONNAY 2007

ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2007(ハーフ) ボトル ラベル
オーストラリア:南オーストラリア州:バロッサ・バレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

大丸ピーコックで、620円で購入。

【外観】
中庸からやや濃い黄色。
黄色の色味が強く、緑色を帯びている。
粘性はやや強く、しっかりとした脚が現れる。

【香り】
爽やか系のフルーツの香り。
シトラスやミントの印象もある。
グラスを回すと、チーズのような発酵香。
ミネラルの印象もある。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
しっかりした酸味。
ゆったりとしたボディ。
まろやかな口当たり。
余韻はほどよくあり、少し苦味が残る。
たっぷりとしたリッチ感ではないが、貫禄を感じる味わい。
アルコール度はかなり高い印象。

【総評】
相変わらず完成度の高いワインですね。

ちょっと時間がたって、食事と合わせると、かわいらしい甘さを感じるチャーミングなワインの印象になりました。

グラタンなんてベストじゃないでしょうか。
あとはクリームのパスタ。

ポテトサラダはワインの苦味がちょっと出るんですよね。

このワインの料理との相性のキーワードは苦味でしょうか。

チーズやクリームのような苦味をまろやかに抑えてくれる食事だと、とても従順です。
かわいく、下から見上げてるような感じ。

でも苦味が抑えられない料理だと急に威張りだします。
とはいえ、バランスがいいので、破綻する事はありませんね。

料理によって表情を変える感じが楽しいワインかもしれません。

それにしても。
ハーフボトルだとすぐ無くなってしまうんですよね~。

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