2008/06/19

ブルーナン ドルンフェンダー、メルロー Q.b.A. 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ルーション)\1350
・カリニャン(仏:コルビエール)\1200
・ドルンフェルダー、メルロー(独:)\1050
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950

の4本のうち1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブルーナン ドルンフェンダー、メルロー Q.b.A. 2005 ボトル ラベル
【外観】
わりと透明感のある濃い外観。
底はぎりぎり見えるくらい。
赤味が強い色合いで、フチは強い紫。
タンニンが溶けきれてなくて、雫に色素が残る。
粘性は強く、脚がいつまでも消えない。

【香り】
ヴェジェタルな印象。
ちょっとピーマンっぽい?
茎のようなグリーンの印象あり。
ややケミカルでなめし革の印象。
フルーツは黒系の果実で、プルーンの香りあり。
グラスを回すと動物系の香りがむっと立つ。
ちょっとムスクっぽい印象。

【味わい】
ライトでスムーズ、すっきりとした後味。
酸味は程よくあり、タンニンは優しい。
ちょっと軽すぎるくらい。
余韻はほとんど無い感じ。

【判定】
透明感のある濃い外観とタンニンに色素が残る印象は南フランスっぽい。
シラーと、カリニャンが候補か。

香りはとてもカベルネ・ソーヴィニヨン。
グリーン系でヴェジェタル。
他に可能性があるとしたらカリニャン?
(カリニャン自体、良く分かってない)

飲み口は新世界ワインの感じ。
軽くて、飲みやすくて、没個性的な印象。
そうなると、やはりオーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨン?
ただ、オーストラリアのカベルネにしてはやや大人しいというか、軽い感じ。

カリニャンで再考してみるが、これといって決定打にかける。
香りはカベルネ・ソーヴィニヨンなんだよね。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、ドルンフェルダー、メルロー。。ドイツでした。

【総評】
ブルーナン ドルンフェンダー、メルロー Q.b.A. 2005
BLUE NUN DORNFELDER MERLOT Q.b.A. 2005

ドイツ:ファルツ地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ドルンフェンダー、メルロー

オオゼキで、1050円で購入。

ドルンフェルダーは、ヘルフェンシュタイナーとヘロルドレーベの交配品種らしいです。
(両方ともあまり聞きませんが)
力強いワインが出来るという事で、最近注目されているドイツの赤ワイン品種なんですね。

香りの点では確かに力強さがありますね。
印象はカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい気がします。

ただ味わいの部分では、力強さはなくとても軽やか。

このワインの個性なのかもしれませんが、味わいの印象はグルナッシュくらいでしょうか。
メルローがやや軽い方向に引っ張っているのかもしれませんね。

あまり味わった事のないバランスで、なんとなくドイツっぽさを感じます。
仏、伊、スペインなどのラテン系の味わいでもないけど、新世界ワインともちょっと違う、みたいな、微妙な感じ。

ちょっと新酒っぽいし。

最近やたら、まだ半分ブドウジュースみたいな、新酒っぽいワインに当たるのですが、これはブームなんでしょうか。
ビオワインブームの影響とかあるんでしょうかね?

ドルンフェンダーはこれからも飲んでみたいですが、このワインはあまり好みでは無いかも。

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