2008/06/14

リベルタス ピノタージュ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\1380
・シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ルーション)\1350
・ピノタージュ(南アフリカ)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

リベルタス ピノタージュ 2005 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感のある、濃い外観。
底は見えない。
粘性は強く、脚が多く現れる。
色合いは黒っぽい紫。
やや雫にタンニンが残る。

【香り】
濃縮感のある果実香。
少し焦げ臭。
タバコのような印象。
動物香も強い。
スパイスのニュアンスもある。
グラスを回すと、ムスクっぽい動物香になる。

【味わい】
飲んだ最初の印象は甘みを強く感じるが、後味はドライな感じ。
酸味も渋みもそこそこ強い。
余韻は短く、ボディも弱い。
アルコール度は割りと強そうだけど、ワインの力はあまり無い。

【判定】
濃い外観からはピノ・ノアールが消える。
シラーが有力で、ピノタージュの可能性はあるかも。
香りの印象は、とってもシラー。
ただ若干、スパイスが弱いので、ピノタージュも可能性が消えない。
ボルドーの印象は無いので、一旦外れる。

飲み口の第一印象は、甘い。
そうなるとシラーがほぼ決定。
後味がドライな感じもフランスっぽい。
ただ、若干、香りの印象でスパイスのニュアンスが弱い事、甘さの印象が強すぎる事、酒格がやや低く感じられる事が、ちょっと気になる。

ピノタージュは、スパイシーなピノ・ノアール、と良く言われるが、なめし革の印象も強く、ピノ・ノアールっぽさも確かにある。
ちょっと新世界ワインっぽい印象も強い。

しかしながら、いまいち決定打に欠けるので、どちらかで悩んで決められない。
ギガルとか、シャプティエとか、第一印象で安っぽく感じてしまう事が良くあるからなー。

ファイナルアンサーで、シラー
で、ブー

ピノタージュでした・・

【総評】
リベルタス ピノタージュ 2005
LIBERTAS PINOTAGE 2005

南アフリカ:ウェスタン・ケープ
アルコール度:14%
ブドウ品種:ピノタージュ

リカーランドトップで、880円で購入。

Wikipediaより引用。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5
ピノタージュのワインは、非常に濃い鮮やかな赤で、スモーキーな香り、木いちごやドライフルーツ、あるいは茸のようなやや泥臭いアロマといわれ、酸味が強く、渋みもしっかりしている。南アフリカでは、カベルネ・ソーヴィニヨンと並ぶ赤ワイン用品種となっており、価格も手ごろなこともあり、日本でも人気商品になりつつある。


以前飲んだときもそうでしたが、色は濃いんですよね。
ついついピノ・ノアールの仲間と思って、色が薄いと思ってしまいますが、違うんですよね。
今日の印象は、ピノ・ノアールっぽいシラー、って感じ?

泥臭いアロマとありますが、なんとなくうなずけます。

このワイン、美味しく飲めるという点では全然問題ありませんね。

ややワインになりきれてないというか、荒っぽい印象はありますが、個性のひとつと考えると問題ありません。

カミさんいわく、「生っぽい」感じです。
どぶろくっぽいというか、発酵途中のお酒、って感じでしょうか。

ただ、バランスは良く嫌味の無い味わいなので、個性を尊重して、おすすめです。

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