2008/06/29

エーデルワイン コンツェルト白(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300
・リースリング・リオン(日本:岩手県花巻市)\1007
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・アイレン(スペイン:テーブルワイン)\580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エーデルワイン コンツェルト白 ボトル ラベル
【外観】
淡い色調。
色味がほとんどなく、グレーっぽい。
粘性は中程度で、あとから脚が降りてくる。

【香り】
ややアルコールの印象。
白い花。
柑橘系のフルーツ。
わずかに過熟したような印象。
甘いシロップのようなイメージもある。
全体的に香りは控えめで上品。

【味わい】
酸味がしっかりと強いが、かなりライトな飲み口。
セックでシャープな印象で、後味はすっきりと消える。
悪くいうと水っぽい味わいだが、まとまりとしては悪くない。

【判定】
ほとんど色味のないグレーがかった色調は、日本のワインっぽい。
香りもちょっと力が無く、アルコールの印象があり、ちょっと酵母のような印象も日本酒っぽい。
飲み口もあきらかに力の無い品種で、醸造でがんばっている感がいなめない。

ファイナルアンサーで、リースリング・リオン
で、ピンポン

ワインとしては力が足りない感じですが、好感の持てるバランスです。

【総評】
エーデルワイン コンツェルト白
EDEL WEIN KONZERT

日本:岩手県花巻市
アルコール度:11%
ブドウ品種:リースリンス・リオン

伊勢丹で、1007円で購入。

エーデルワインは、15年前くらいに岩手に旅行に行ったとき初めて飲みました。
日本のワインって事であまり期待せずに飲んだのですが、ジューシーで美味しいことに驚いた記憶があります。
今回のワインもとても繊細な味わいでまとまっていて、最近の出来のいい日本のワインの印象です。
和食にも合いそうですね。

やはり香りが強いワインは和食に合わせにくいんですよね。
ちょっと香り控えめ、ボディも軽いタイプが合わせやすいかもですね。

ちなみにアジのみりん干しに合わせてみたところ、やはり生臭さが出てしまいダメでした。
焼酎の代わりにはなりませんね。
ピーマンの炒め物は、お互い干渉なし、って感じです。

きゅうりのぬか漬けは酸味が強くなって、ダメ。
イカの塩辛は以外と問題なく、レモンを絞ったような味わいになりますが、合うかどうかというと微妙な感じですね。

和食で合うとしたら、天ぷらとかでしょうかね。

リースリング・リオンという品種がどういった特徴なのか分かりませんが、いわゆるリースリングの感じではありません。

微妙に、石油化したミネラル香がありますが、シュールリーのような印象もあって、これだけで飲んだら甲州と思うでしょうね。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/edelwein/10000002/

「コンツェルト」は辛口タイプのシリーズです。
岩手県大迫町のぶどう栽培者全てがエコファーマーの認定を受けた、安心・安全で良質な原料を丹念に醸造しました。
白ワインはこの良質なぶどうを使用し、爽やかな香りと心地よい酸味が特徴です。
このワインは、第5回国産ワインコンクール(Japan Wine Competition2007)において
奨励賞を受賞しました。

2008/06/28

グラントバージ カベルネ・ソーヴィニヨン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\2680
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・カリニャン(仏:コルビエール)\1200
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

グラントバージ カベルネ・ソーヴィニヨン 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調、深い透明感。
底がぎりぎり見えるかどうか、って感じ。
色合いは落ち着いている。
フチの赤味もやや黒っぽい。
粘性は弱く、さらっとしている。

【香り】
すみれの香り。
ボルドーっぽさを感じる。
スパイスのニュアンスもあり、カベルネ・ソーヴィニヨンのグリーン香を感じる。

【判定】
あまりに香りがボルドーっぽいので、飲まずに判定。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

カベルネ・ソーヴィニヨンはオーストラリアの方でした。
ちょっと早まったか・・・

【総評】
グラントバージ カベルネ・ソーヴィニヨン 2006
GRANT BURGE CABERNET SAUVIGNON 2006

オーストラリア:南オーストラリア州:バロッサヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、950円で購入。

飲んでみたら、明らかにボルドーじゃない。
ちょっと早まったか。

とても香りはいいのですが、味わいは甘みが強く、単調で深みがありません。
いわゆるジューシーで飲みやすいワインですが、ちょっとシンプルすぎる印象でしょうか。

悪いワインじゃないとおもうのですが、ちょっといまいち感がありますね。

香りが良いので、飲み口が単調な感じが余計に気になるのかもしれません。

スラ・ヴィンヤーズ・シュナン・ブラン 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ)\2280
・ソーヴィニヨン・ブラン(インド)\1764
・シュナン・ブラン(インド)\1449
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

スラ・ヴィンヤーズ・シュナン・ブラン 2007 ボトル ラベル
【外観】
やや淡い黄色。
色味が薄く、グレーっぽい。
ほんのりグリーンもある。
粘性はやや強い。

【香り】
甘いシロップ漬けの、コンポートのような果実香。
わずかにグリーンの香り。
果実香が主体で、他の要素はあまり感じない。

【味わい】
中辛口くらいの甘さ。
酸味がしっかりしていて、甘さとのバランスが良い。
後味もクリーンですっきりしている。

【判定】
若そうで、色味が薄い感じは、インドの2種か。
グレーっぽい色調はシュナン・ブランっぽい。
香りはコンポートのような甘さに、わずかにグリーン香。
デザートワインを思わせる香り。
飲み口は甘く、これはもう決定的か。

ファイナルアンサーで、シュナン・ブラン
で、ピンポン

【総評】
スラ・ヴィンヤーズ・シュナン・ブラン 2007
SULA VINEYARDS CHENIN BLANC 2007

インド:マハーラーシュトラ州
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シュナン・ブラン

京橋ワインで、1449円で購入。

クリーンですっきりとしているシュナン・ブラン。
やさしい甘さもあり、第一印象は悪くないです。

飲み進むとやや力の無さが気になってきます。
甘さもやや重くなってきますね。
時間とともにバランスが悪くなってくる感じでしょうか。

シュナン・ブランってなかなか評価が難しい品種ですよね。

一定のレベルはクリアしているワインだと思いますので、あとは好みの問題でしょうか。

シャブリ ピエール・シャノー 2004

シャブリ ピエール・シャノー 2004
Chablis Pierre Chanau 2004

シャブリ ピエール・シャノー 2004 ボトル ラベル
フランス:ブルゴーニュ地方:シャブリAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

町田の蔵家さんで、1680円で購入。

【外観】
中庸な黄色。
ほんのりグリーン。
艶のある外観。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
強いミネラル香。
ほんのりフリンティ。
フルーツは柑橘系。
グレープフルーツやレモン。
過熟したイメージは無く、すっきりとしている。

【味わい】
酸味がしっかりとしていて、すっきりとした飲み口。
甘い印象はほとんどなく、セックだが、口当たりは柔らかい。
ふんわりとボディがひろがり、心地よい印象。
後味はとてもすっきりとしていて、キレイに消える。
悪く言うと水っぽいが、とてもクリーンなミネラルウォーターのよう。
余韻は短い。

【総評】
おいしいシャブリですねー。
いわゆるシャブリらしい味わいですね。
とても好感がもてます。

クリーンですっきりとしているけど、ミネラル感がしっかりとしていて、酸味がキリっと締まっています。
最近のシャブリは外れの方が多いけど、これは完全に当たりです。

厚みのあるタイプではないので、リッチ感はありませんが、カジュアルで気兼ねなく飲めるタイプで、ぐいぐい飲んでしまいます。

飲む進んで気がつきましたが、口当たりもまろやかでマイルドですね。
完成度がとても高いと思います。

この味わいで、1680円ってのはチョーお買い得!
もう一度買ってこよう。

キリっとした辛口なので、フルーティな印象はあまりありません。
フルーティさが好みな人には合わないかもしれませんね。

それにしてもこのワイン、ラベルデザインがちょっと損してますよね。
ラベルの印象と、飲んだときの印象が随分違います。

実はこれ、ブラインドテイスティングでカミさんに選んで開けてもらったときに、全然選ばなかったワインなんです。
オレンジの色使いがすでにシャブリらしくないですからねー。
過熟した、樽香の強いシャブリをイメージしたのかもしれません。

そう考えるとラベルのデザインって重要ですよね。

このワインは蔵家さんのご主人に薦められたから買いましたが、ただ棚に置いてあると買わなかったかも。

何となく美味しそうじゃないんですよね。

【飲み進んでからの感想】
フルーティじゃない、といいながら、ほんのりとある苦味と柑橘系の香りで、フレッシュなグレープフルーツのような爽やかな味わいがあります。
飲み進んでも飽きがきませんね。

進むにつれて新しい発見があります。
グラスに少量ワインが残っても、香りは強く、力を感じます。
焦げ臭のような印象も強くなってきました。

良く出来ているワインですね、これは。

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※サイトより引用
値頃なシャブリが見当たらないそんな時・・・・このシャブリがお助け!
最近、この価格帯のシャブリになかなか出会えないそんな時、シャブリ最大の生産組合がやってくれました!!
確かに、その価格も魅力的ではありますが、味わいもなかなかです!
風味が非常に豊かでマイルドながら薄っぺらさはなく、しっかり
と味わえる芳醇さも私は感じられました。
シャブリ・ファンならずとも、お手頃価格の白ワインとしてどうぞ!!

2008/06/22

スーラ・ヴィンヤード レッド・ジンファンデル 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・ジンファンデル(インド)\1659
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・カリニャン(仏:コルビエール)\1200
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

スーラ・ヴィンヤード レッド・ジンファンデル 2007 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
深い透明感で、そこは見えないくらい。
色味は若々しく、フチには赤味が強くみられる。
粘性は強く脚がいつまでも残る。

【香り】
焦げ臭。
コーヒーやチョコレート。
ちょっとケミカルでなめし革のような印象。
ちょっと野性的な動物香。
フォクシーぽさがある。
ヴェジェタルでグリーンの香りも強い。

【味わい】
甘みがあり、フルーティでまろやかな口当たり。
フルボディで、濃厚な味わい。
酸味がしっかりとしているがタンニンはまろやか。
余韻は6~8秒くらい残る。

【判定】
濃い外観なので、ボルドーはちょっと違うか。
またフチの赤味が強いのはオーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
香りは濃縮感があり、樽の影響を強く感じるが、グリーンっぽさが強く、ここでもカベルネ・ソーヴィニヨン

の印象。
口当たりもまろやかで、フレッシュなジューシーさがあり、フランスよりは新世界ワインの印象。
オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨン以外ではインドのジンファンデル。
ジンファンデルの特徴をつかんでいないが、たしかもうちょっと軽かったような・・

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

ジンファンデルでした。

【総評】
スーラ・ヴィンヤード レッド・ジンファンデル 2007
SULA VINEYARDS RED ZINFANDEL 2007

インド:ナシク
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:レッド ジンファンデル

京橋ワインリカーショップから、1659円で購入。

ジンファンデルの特徴として感じられるのは、野性的な動物香と生っぽい果実味、スパイシーさも強いですね。

スパイシーで、ちょっと野蛮な印象のカベルネ・ソーヴィニヨン、って感じでしょうか。
飲み口の甘さとフルーティさも今まで飲んだ中では共通項のようですね。

ちなみにこのワインは、万人受けしそうな、フルーティでカジュアルな味わいです。
丁寧に作っている印象を受けますね。
人気があるみたいですが、分かる気がします。

ちょっとブドウジュースが混ざっているような、発酵途中で止めたような、ブドウの生っぽさを感じますが、嫌味はありません。

フレッシュでジュースっぽい飲み口ですが、スパイシーな香りが強くて、ちょっとインドっぽさを感じてしまいます。
今度、カレーと合わせてみたいですね。

ただ、若干、1500円を超える価格設定は高いような気がします。

インドのワインって事で話題性があるので、ちょっとプレミアがついているのかな、って印象です。

とはいえ、話題性があって、丁寧に造られている印象のワインなので、話のネタに飲んでみるのもいいかもしれませんね。

2008/06/21

ビラ・オー コート・デュ・ルーション M.シャプティエ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ジンファンデル(インド)\1659
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ルーション)\1350
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ビラ・オー コート・デュ・ルーション M.シャプティエ 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
透明感はほとんど無い。
色味は鮮やかで若々しい。
フチは赤味が強い。

【香り】
タバコ、コーヒー、動物香。
濃縮感の強い、シラーっぽい香り。
スパイスの印象も強い。

【味わい】
ほんのり甘さのあるジューシーで厚みのある味わい。
官能的な濃縮感がある。
酸味は強めで、タンニンも程よくあり、収斂性を感じる。
後味はスッキリとしていて、余韻はそれほど長くない。

【判定】
濃い色合いとフチの赤味の感じでは、オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨン?
香りはまさにシラーって感じ。
官能的な動物香に濃縮感のある果実香、そしてスパイシー。
味わいも、ほんのりとした甘さと厚みがいかにもシラーっぽい。

ファイナルアンサーで、シラー
で、ピンポン

典型的なフランスのシラーって感じです。

【総評】
ビラ・オー コート・デュ・ルーション M.シャプティエ 2006
Bila-Haut Cotes du Roussillon M.Chapoutier 2006

フランス:ラングドック・ルーション地方:コート・デュ・ルーションAC
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラー、グルナッシュ、カリニャン

伊勢丹で、1350円で購入。

果実味があって、味わいに厚みがあって、すっきりとまとまっています。
シラーらしい、官能的な香りもいい感じ。

飲んだときにやや硬い印象があるのですが、これはカリニャンの影響でしょうか。

勝手なイメージ
シラー:官能的な動物香、濃縮感のあるフルーツ、スパイスなどの香り
グルナッシュ:フルーティで軽さを出す
カリニャン:渋みとボディの力強さを出す

あくまで勝手なイメージです。

濃縮感と厚みのある味わいが、飲み進むとちょっとくどい感じがしてきましたが、安心して飲める、よくまとまったワインです。

ヴァン・ダルザス リースリング ヴィエイユ・ヴィーニュ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(インド)\1764
・リースリング(仏:アルザス)\1680
・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・シュナン・ブラン(インド)\1449

の4本の中から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァン・ダルザス リースリング ヴィエイユ・ヴィーニュ 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
少しグレーがかっていてほんのりオレンジ。
粘性は中庸で脚が多く現れる。

【香り】
少し熟した果実香。
カリン、なし。
少し白い花の香りとハーブ。
リンゴっぽい酸化のニュアンスもある。

【味わい】
酸味がしっかりとした、ちょっと収斂性を感じるアタック。
すっぱい感じ。
ボディは薄めで、後味に酸が強く残る。

【判定】
色合いでは何となく、シュナン・ブランっぽい?
独特なグレーがかって、オレンジっぽい。
香りは独特な熟した果実香だが、やや熟成している印象。
何となく、酸化のすすんでいるリンゴのニュアンスがある。
これは出来の悪いボルドーで良く感じる印象。
今回の中で行くと、シャブリが一番仲間っぽい。
味わいは酸味が強く収斂性がある。
これはまずい時のシャブリの味かも。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ブー

ペトロール香が無いので外していた、リースリングでした。

【総評】
ヴァン・ダルザス リースリング ヴィエイユ・ヴィーニュ 2005
Vin d'Alsace RIESLING Vieilles Vignes 2005 RIBEAUVILLE

フランス:アルザス地方:アルザスAC(リボーヴィレ)
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:リースリング
※生産者不明

リカーランドトップで、1680円で購入。

ちょっと過熟したイメージ。
収斂性があって、後味が悪くて、とっつきにくいワインです。

3年目という時期が悪かったんでしょうかね。

だんだんペトロール香が強くなってきました。
最初からこれくらい香ると間違えなかったのに、残念。(言い訳)

飲み進んで分かったのですが、このワイン古風な味わいなんですね。
チーズを合わせると美味しくなってきました。

ちょっと癖のあるワインですが、個性とスタイルがしっかりとしてます。

最近はまろやかでフレッシュなワインが多くなってきましたが、昔は酸っぱくてキツイワインが結構ありましたよね。

舌が慣れてくると割とおいしいです、これ。
おすすめはしませんけど。

ヨハン シュトラウス ワイン 2002(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300
・グリューナー、フェルトリーナー(オーストリー)\1239
・リースリング・リオン(日本:岩手県花巻市)\1007
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヨハン シュトラウス ワイン 2002 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色。
やや色味が強い。
ちょっとグリーンっぽい。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
ややエグミのある、厚みのある果実香。
カリンくらいか。
スモーキーで、ミネラルの印象が強い。
ソーヴィニヨン・ブランとかリースリングのイメージ。
少しヴァニラ。

【味わい】
ちょっと水っぽい軽さ。
酸味は割としっかりしていて、ちょっとアルコールのニュアンスがある。
かなりセックで、甘い印象は少ない。
余韻は少しある感じ。

【判定】
色味が強い感じでいくと、チリとかが怪しいか。
でもサラッとしているので、日本あるいはオーストリーかもしれない。

香りは、ミネラルの印象が強く、そこにスモーキーなグリーンっぽさがある。
ソーヴィニヨン・ブランとも取れるような、リースリングとも取れるような、微妙な感じ。

味わいは、ちょっと水っぽい。
この段階で、シャルドネは消えるが、ソーヴィニヨン・ブランもちょっと違うかな。
リースリング・リオンという耳慣れない品種がかなり怪しいか。
水っぽい口当たりと、少しアルコールを感じさせるところは、日本のワインって感じ?

15年以上前に岩手で飲んだエーデルワインは、とてもフレッシュでフルーティだったけど、最近の辛口ブームで方向性が変わったんだなきっと。

ファイナルアンサーで、リースリング・リオン
で、ブー

なんと、オーストリーのグリューナー、フェルトリーナーでした。

【総評】
ヨハン シュトラウス ワイン 2002
Johann Strauss Wein 2003

オーストリー:
アルコール度:12%
ブドウ品種:グリューナー、フェルトリーナー

リカーランドトップで、1239円で購入。

ペトロール香にちかい、ミネラルの印象と、独特なグリーンっぽいハーブのような香りが特徴的ですね。
リースリングとソーヴィニヨン・ブランを混ぜたような感じ?

以前のコメントを読み返してみると、やはり同じ事が書いてありました。
オーストリーのグリューナー、フェルトリーナーの特徴は、リースリングとソーヴィニヨン・ブランの中間くらいの印象ってところでしょうか。
もうひとつ特徴としては、ちょっととろみのある果実味かな。

最初は水っぽくてドライでアルコールの味のするワインだと思ってましたが、時間とともに、まろやかさが出てきました。

後味に塩味が残る感じなのでドライな印象と思ってましたが、最初のアタックはほんのり甘さを感じます。

ドイツワインっぽさもありますが、まろやかで滑らかな感じが違うんですね、きっと。

このワイン、最初はあまり良い印象ではありませんでしたが、だんだん良くなってきました。

パスタとかチーズに合わせてちょっと気になるのは、塩味が強いことかな。
料理の塩味とケンカします。

以前のんだオーストリーのワインも合わせる料理のイメージが沸かなかったのですが、今回もやっぱり難しい。

オーストリーの料理って言われてもすぐにイメージがわかないのですが、郷土の料理には合うのかな?

飲み進むと酸がシャープなキリっとした印象が強くなってきました。
でも香りがやや重いので、全体的な印象としては爽やかでは無いんですよね。

ドイツワインとフランスワインの間、みたいな感じですね、オーストリーのワインって。

個性を尊重して、おすすめです。

2008/06/19

ブルーナン ドルンフェンダー、メルロー Q.b.A. 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ルーション)\1350
・カリニャン(仏:コルビエール)\1200
・ドルンフェルダー、メルロー(独:)\1050
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950

の4本のうち1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ブルーナン ドルンフェンダー、メルロー Q.b.A. 2005 ボトル ラベル
【外観】
わりと透明感のある濃い外観。
底はぎりぎり見えるくらい。
赤味が強い色合いで、フチは強い紫。
タンニンが溶けきれてなくて、雫に色素が残る。
粘性は強く、脚がいつまでも消えない。

【香り】
ヴェジェタルな印象。
ちょっとピーマンっぽい?
茎のようなグリーンの印象あり。
ややケミカルでなめし革の印象。
フルーツは黒系の果実で、プルーンの香りあり。
グラスを回すと動物系の香りがむっと立つ。
ちょっとムスクっぽい印象。

【味わい】
ライトでスムーズ、すっきりとした後味。
酸味は程よくあり、タンニンは優しい。
ちょっと軽すぎるくらい。
余韻はほとんど無い感じ。

【判定】
透明感のある濃い外観とタンニンに色素が残る印象は南フランスっぽい。
シラーと、カリニャンが候補か。

香りはとてもカベルネ・ソーヴィニヨン。
グリーン系でヴェジェタル。
他に可能性があるとしたらカリニャン?
(カリニャン自体、良く分かってない)

飲み口は新世界ワインの感じ。
軽くて、飲みやすくて、没個性的な印象。
そうなると、やはりオーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨン?
ただ、オーストラリアのカベルネにしてはやや大人しいというか、軽い感じ。

カリニャンで再考してみるが、これといって決定打にかける。
香りはカベルネ・ソーヴィニヨンなんだよね。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、ドルンフェルダー、メルロー。。ドイツでした。

【総評】
ブルーナン ドルンフェンダー、メルロー Q.b.A. 2005
BLUE NUN DORNFELDER MERLOT Q.b.A. 2005

ドイツ:ファルツ地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ドルンフェンダー、メルロー

オオゼキで、1050円で購入。

ドルンフェルダーは、ヘルフェンシュタイナーとヘロルドレーベの交配品種らしいです。
(両方ともあまり聞きませんが)
力強いワインが出来るという事で、最近注目されているドイツの赤ワイン品種なんですね。

香りの点では確かに力強さがありますね。
印象はカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい気がします。

ただ味わいの部分では、力強さはなくとても軽やか。

このワインの個性なのかもしれませんが、味わいの印象はグルナッシュくらいでしょうか。
メルローがやや軽い方向に引っ張っているのかもしれませんね。

あまり味わった事のないバランスで、なんとなくドイツっぽさを感じます。
仏、伊、スペインなどのラテン系の味わいでもないけど、新世界ワインともちょっと違う、みたいな、微妙な感じ。

ちょっと新酒っぽいし。

最近やたら、まだ半分ブドウジュースみたいな、新酒っぽいワインに当たるのですが、これはブームなんでしょうか。
ビオワインブームの影響とかあるんでしょうかね?

ドルンフェンダーはこれからも飲んでみたいですが、このワインはあまり好みでは無いかも。

2008/06/18

フランジア シャルドネ NV

フランジア シャルドネ NV
FRANZIA Chardonnay NV
フランジア シャルドネ NV ボトル ラベル
アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ85%、シュナンブラン10%、その他5%

ローソンで、788円で購入。

※メルシャンのサイト
http://www.mercian.co.jp/wine/franzia/lineup/white_ch/index.html

【外観】
中庸な黄色。
ややグレーがかっている。
艶、輝きがある。
粘性はやや強く、厚みのある脚が現れる。

【香り】
ミネラルと発酵の香り。
いわゆるシャブリっぽい印象。
香りはそれほど強くない。
フルーツは柑橘系で、グレープフルーツやレモン。
ミネラルやチーズのような印象が強く、フレッシュ感は少ない。
やや生っぽい発酵の印象がある。

【味わい】
力強く、厚みのあるアタック。
酸味はしっかりとしていて、アルコール度も高い。
ボディのふくらみもあり、余韻もほどほどに残る。
口当たりはややとげがあり、まろやかではないが、飲みにくい程の印象ではない。

【総評】
飲み進むとまろやかになってきました。

いわゆる厚みのあるシャルドネの典型的なタイプですね。
(と、いいながら、シュナン・ブランが10%混ざってました、後で判明)

恐らく樽で熟成させていると思うのですが、悪い影響はまったくありません。
とてもナチュラルなまとまりで、好感が持てますね。

もちろん、樽で熟成させているかどうかは分かりませんが。。

この価格だと、全然問題無いですね、このワイン。
コストパフォーマンスは高いと思います。
ちょっとアルコール度が高いので、お酒が強い人向けかな。

2008/06/17

KIRIN 世界のKitchenから 赤ワインで煮こんだ マセドニア グレープ

KIRIN 世界のKitchenから
赤ワインで煮こんだ マセドニア グレープ
ノンアルコール 果汁30% 350ml

1本あたり、168kcal

【外観】
濁りのある外観。
薄い、白っぽい紫色。
明るい色調だが濁っているので透明感は無く底は見えない。
当たり前だが、粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
強いフルーツの香り。
柑橘系のフルーツの皮を含んだフレッシュな香りが強く、モモやバナナのような甘いフルーツが混ざっている。
いわゆるサングリアの印象で、ちょっとワインっぽさもある。
ジンジャーのようなスパイス香もあり、アクセントになっている。

【味わい】
酸味が程よく利いている、フレッシュな飲み口。
ちょっとトロみがあり、ネクターのような印象。
色々なフルーツがうまく溶け込んでいて、ナチュラルなテイスト。

【総評】
外観は濁っているので、ワイングラスに入れても美味しそうにみえませんね。
厚手のグラスに氷と一緒に入れる感じが良さそうです。

香りはフルーツ主体ながら、ワインっぽさやスパイシーさがあり、大人な雰囲気。
飲み口は優しく、まろやかながらスッキリとまとまってますね。

ちょっと重いので、グビグビ飲むようなタイプではありませんが、ちびちびと飲んで美味しいので、それはそれでいいかも。

休肝日には良さそうな選択ですね。

美味しいし、ちょっとワインっぽいし、少しで満足しそうだし。
でもワインと違って、すぐお腹がたぽたぽになってしまいますね。

2008/06/15

アントワーヌ・シャトレ キュヴェ・シャトレ・ルージュ NV(ブラインドテイスティング:外す)

・カリニャン(仏:コルビエール)\1200
・ドルンフェルダー、メルロー(独:)\1050
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950
・シラー、サンソー、グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ターブル)\840

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アントワーヌ・シャトレ キュヴェ・シャトレ・ルージュ NV ボトル ラベル
【外観】
透明感のあるルビー色。
底が見えるくらい。
色味は若さを感じて、赤味が強い。
小さな気泡が多く見られる。

【香り】
イチゴ。
キャンディ?
新酒のような印象。
フローラルな香りもある。

【味わい】
やや炭酸を含んでいるような印象。
口に含んだときにピリッとくる。
とてもライトなボディ。
余韻はかすかに続く感じで、後味にやや重さがある。
酸味はしっかりあるが、タンニンはほとんど無い。

【判定】
これは品種というよりは造り方の問題か。
全体に新酒っぽさを感じる。
あまり飲んだ事が無い印象と、個性の強い品種では無さそうなので、ここはドイツの赤かな。

ファイナルアンサーで、ドルンフェルダー、メルロー
で、ブー

なんと、シラー、サンソー、グルナッシュ、でした。

【総評】
アントワーヌ・シャトレ キュヴェ・シャトレ・ルージュ NV
Antoine Chatelet Cuvee Chatelet Rouge NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:シラー、サンソー、グルナッシュ

ジュピターで、840円で購入。

これだけヌーボーっぽいと、フランス産と考えた方がいいのかな。
マセラシオン・カルボニックで造られているような印象をうけますが、実際にはどうでしょうか。

シラー、サンソー、グルナッシュとしてはとても明るい外観。
ピノ・ノアールほどではありませんが、かなり透明感があります。

味わいはガメイ以外の品種を使った新酒のイメージですね。
こういったタイプと割り切れば全然問題無いのですが、季節外れのヌーボーテイストにちょっと戸惑ってしまいます。

完成度やバランスもいまいちかなー。

このワイン、白は美味しかったんですけどね。
ちょっと残念です。

2008/06/14

シャン ヴァロン ブルゴーニュ ピノ・ノアール 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ)\1380
・シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ルーション)\1350
・カリニャン(仏:コルビエール)\1200

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャン ヴァロン ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2006 ボトル ラベル
【外観】
とても明るいルビー色。
底まではっきりと見える。
落ち着いた色味で、黒っぽさもある。
粘性は中程度で、脚が多く現れるがすぐ消える。

【香り】
キャンディやカラメルのような甘い印象。
イチゴやチェリーの赤系フルーツ。
グラスを回すとなめし革の印象が立ってくる。
香りは強く、鼻にずんとくる。
若干単調な印象。


【味わい】
収斂性のある、渋すっぱいアタック。
甘さをあまり感じない、セックな味わい。
ボディはライトな印象だが、曲者って感じがする。
余韻は短めで、後味は割りとすっきりとしている。

【判定】
明らかに明るいルビー色は、ピノ・ノワール。
落ち着いた色の感じなどもまさにそんな感じ。
香りは、ちょっとガメイっぽいキャンディのような印象があるが、グラスを回すとピノ・ノワールらしいなめし革の印象が出てくる。
飲み口はとてもドライで、ぶっきらぼうな、フランスのピノ・ノワールらしい印象。
ちょっと飲みにくさを感じるタイプ。
これはもう迷う事はないですね。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

これはサービス問題だな。

【総評】
シャン ヴァロン ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2006
CHAMP VALLON BOURGOGNE PINOT NOIR 2006

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

オオゼキで、1380円で購入。

カジュアルな印象のブルゴーニュ。
ライトからミディアムくらいのボディで、飲んだ印象はややそっけない感じがします。
軽いけど、今風なフルーティさはなく、辛口で、ブルゴーニュらしい気難しさを感じるワインです。

ブルゴーニュとしてはリーズナブルですが、ワインとしてはそれほどお買い得って感じではないかな。

まあ、価格なりって感じで。

メニュ ブラン 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー)\1740
・リースリング(仏:アルザス)\1680
・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

メニュ ブラン 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや落ち着いた色味の中庸な黄色。
少しグレーがかっているのか、黒っぽい。
輝きは強い。
粘性は強く、脚が多く現れて長く残る。

【香り】
パッションフルーツのような南国系の香り。
柑橘系も混ざっている。
少しリンゴっぽい感じもある。
ミネラル。
ハーブ香。
ほんのりヴァニラ。

【味わい】
やや落ち着いた、口当たり。
酸味はしっかりしているが、やや鈍調な印象。
アルコール度は高め。
いわゆるボルドーっぽい感じがある。
樽の影響を受けた収斂性というか。
ボディは平板でボリューム感は少ない。
甘い印象も少なくドライだが、優しい飲み口。

【判定】
落ち着きのある外観で、高いワインの印象。
香りの印象はソーヴィニヨン・ブランのフルーツ香。
すっきりと甘い、キレイなフルーツ香。
そこに樽の影響がプンプンしてくる。
飲み口はとても大人しいが、余裕というか落ち着きがある。
飲み進むと、ますます樽のニュアンスが強くなる。
トータルな印象はとてもボルドーっぽい。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

樽の影響は強いけど、嫌味はありません。

【総評】
メニュ ブラン 2005
Menuts Blanc 2005

フランス:ボルドー地区:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

リカーランドトップで、1740円で購入。

ボルドーの白に良く感じる、木酢液のような収斂性ですが、リンゴの酸っぱさに通じるものがあるような。
リンゴは、酸化を表すタームと言われてますね。
アリゴテなんかでは良く感じますが、ボルドーも何となく「リンゴ」がキーワードな気がしてきました。

このワインは、ちょっと落ち着きすぎな印象ですね。
ボルドーらしいまとまりですが、ちょっとゆるい感じがします。

コストパフォーマンスを考えると、ちょっと高いかなー、って感じ。

リベルタス ピノタージュ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\1380
・シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ルーション)\1350
・ピノタージュ(南アフリカ)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

リベルタス ピノタージュ 2005 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感のある、濃い外観。
底は見えない。
粘性は強く、脚が多く現れる。
色合いは黒っぽい紫。
やや雫にタンニンが残る。

【香り】
濃縮感のある果実香。
少し焦げ臭。
タバコのような印象。
動物香も強い。
スパイスのニュアンスもある。
グラスを回すと、ムスクっぽい動物香になる。

【味わい】
飲んだ最初の印象は甘みを強く感じるが、後味はドライな感じ。
酸味も渋みもそこそこ強い。
余韻は短く、ボディも弱い。
アルコール度は割りと強そうだけど、ワインの力はあまり無い。

【判定】
濃い外観からはピノ・ノアールが消える。
シラーが有力で、ピノタージュの可能性はあるかも。
香りの印象は、とってもシラー。
ただ若干、スパイスが弱いので、ピノタージュも可能性が消えない。
ボルドーの印象は無いので、一旦外れる。

飲み口の第一印象は、甘い。
そうなるとシラーがほぼ決定。
後味がドライな感じもフランスっぽい。
ただ、若干、香りの印象でスパイスのニュアンスが弱い事、甘さの印象が強すぎる事、酒格がやや低く感じられる事が、ちょっと気になる。

ピノタージュは、スパイシーなピノ・ノアール、と良く言われるが、なめし革の印象も強く、ピノ・ノアールっぽさも確かにある。
ちょっと新世界ワインっぽい印象も強い。

しかしながら、いまいち決定打に欠けるので、どちらかで悩んで決められない。
ギガルとか、シャプティエとか、第一印象で安っぽく感じてしまう事が良くあるからなー。

ファイナルアンサーで、シラー
で、ブー

ピノタージュでした・・

【総評】
リベルタス ピノタージュ 2005
LIBERTAS PINOTAGE 2005

南アフリカ:ウェスタン・ケープ
アルコール度:14%
ブドウ品種:ピノタージュ

リカーランドトップで、880円で購入。

Wikipediaより引用。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5
ピノタージュのワインは、非常に濃い鮮やかな赤で、スモーキーな香り、木いちごやドライフルーツ、あるいは茸のようなやや泥臭いアロマといわれ、酸味が強く、渋みもしっかりしている。南アフリカでは、カベルネ・ソーヴィニヨンと並ぶ赤ワイン用品種となっており、価格も手ごろなこともあり、日本でも人気商品になりつつある。


以前飲んだときもそうでしたが、色は濃いんですよね。
ついついピノ・ノアールの仲間と思って、色が薄いと思ってしまいますが、違うんですよね。
今日の印象は、ピノ・ノアールっぽいシラー、って感じ?

泥臭いアロマとありますが、なんとなくうなずけます。

このワイン、美味しく飲めるという点では全然問題ありませんね。

ややワインになりきれてないというか、荒っぽい印象はありますが、個性のひとつと考えると問題ありません。

カミさんいわく、「生っぽい」感じです。
どぶろくっぽいというか、発酵途中のお酒、って感じでしょうか。

ただ、バランスは良く嫌味の無い味わいなので、個性を尊重して、おすすめです。

2008/06/11

ビスケルト シャルドネ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・リースリング・リオン(日本:岩手県花巻市)\1007
・シャルドネ(仏:ボージョレ)\1000
・シャルドネ(チリ)\798
・グルナッシュブラン60%、ユニブラン20%、クレレット10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\525

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ビスケルト シャルドネ 2007 ボトル ラベル
【外観】
やや明るい黄色。
澄んだ色合いで、ほんのりグリーン。
粘性は弱くさらっとしている。

【香り】
フレッシュなフルーツ香。
モモや、洋ナシくらい。
シロップのような、甘い印象。
グラスを回すと、柑橘系の皮のようなちょっとエグミのある香り。
スモーキーな印象あり。
白い花のような印象もある?
全体的に香りは華やかな感じ。

【味わい】
シャープな切れのある味わい。
甘い印象があるが、酸味がしっかりしているので、バランスが良い。
ボリューム感のあるタイプでは無いが、肉付きは悪く無い。
余韻はそこそこのこり、後味に柑橘系のフルーツのような爽やかさがある。

【判定】
少し明るい外観はすべて候補になるが、岩手のリースリング・リオンなどちょっと怪しい。
香りはフルーティさが何重にも重なっていて、厚みがあり、華やか。
そうなると一気に、シャルドネが候補となる。
フローラルな印象もあるので、ひょっとして、ボージョレあたり?
飲み口はすっきり爽やか、甘みを感じながら、とても切れのいい後味。
天真爛漫な印象なので、これはやはりチリか。
酸味が強いところで、ヴァン・ド・ペイもちょっと疑ったが、このあっけらかんとした印象はフランスでは無いだろう。
しかも、この味、以前にも飲んだ事があるぞ。

ファイナルアンサーで、チリのシャルドネ
で、ピンポン

酸がしっかりしていながらも、甘い印象があるのが新世界のシャルドネの特徴?

【総評】
ビスケルト シャルドネ 2007
BISQUERTT CHARDONNAY 2007

チリ:コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

大丸ピーコックで、特売、798円で購入。

とてもバランスのいい味わいです。
ほんのりと甘さがありながら、しっかりとした酸味がフレッシュさを出してます。
ややフレッシュジュースのような飲み口ではありますが、とてもキレイな後味で、クリーンさを感じます。
シャルドネは結構当たり外れがありますが、このワインは美味しい方ではないでしょうか。

2008/06/08

J.モロー・エ・フィス ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300
・ミュスカデ(仏:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ)\980

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

J.モロー・エ・フィス ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ 2005 ボトル ラベル
【外観】
淡い黄色。
グレーがかっていて、色味をあまり感じない。
フチに小さな気泡が見られる。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
柑橘系のフルーツと、ミネラル香。
少しスモーキーな印象もある。
ややペトロール香を感じさせる。
ヴァニラやシロップのような甘い印象もある。
グラスを回すと、南国系のフルーツ香がたってくる。
少し日本酒のような酵母の印象もある?

【味わい】
かなりしっかりとした酸味。
ボディはスレンダーでシャープ。
甘い印象が少なく、セック。
アルコール度は強そう。
あまり力の無い品種のような印象。
余韻はあまり無い。

【判定】
淡く、グレーっぽい印象はミュスカデ。
ただ粘性はちょっと強いのが気になる。
香りはソーヴィニヨン・ブランっぽさが強いが、少しグラスを回すと酵母のような印象が出てきて、ミュスカデもやはり候補。
飲み口は酸味がしっかりとしていて、ソーヴィニヨン・ブランがまたまた上がってくるが、やや力が無いので、ここははやりミュスカデか。
何度が飲むと、全体の印象はやはりミュスカデっぽい。

ファイナルアンサーで、ミュスカデ
で、ピンポン

3択だし、これはサービス問題だったかな。

【総評】
J.モロー・エ・フィス ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ 2005
J.MOREAU&FILS Muscadet-sevre et maine 2005

フランス:ロワール地方:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)

オオゼキで、980円で購入。

フルーティさよりもアルコールの印象が強く、辛口な、酒飲み向けのワインの印象です。
少し日本酒のような印象も感じます。
シュール・リーだと良く感じる香りですが、このワインがシュール・リーで造られているかは分かりません。
アルコールのアタックは強く感じるのですが、実は12%とそれほど高くないので、すっきりとした飲み口です。

良く冷やして飲むと美味しいでしょうか。

魚介類のフライには良く合います。

2008/06/07

ベルベラーナ ドラゴン テンプラニーリョ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ルーション)\1350
・テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ)\1260
・カベルネ・ソーヴィニヨン(豪)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ベルベラーナ ドラゴン テンプラニーリョ 2005 ボトル ラベル
【外観】
細かい泡がたって、異物が浮いている?
海の泡のようにフチにある細かい気泡が消えない。
いままでに見たことが無いタイプ。
透明感を感じる深い色合いだが、底がぎりぎり見えるくらいの透明感。
赤味が強い、濃い紫で、フチはかなりマゼンタっぽさがある。
粘性は弱くさらっとしている。


【香り】
やや大人しく、弱い香り。
黒系の果実香。
グリーンっぽさもある。
なめし革くらいの動物香もある。
ちょっとケミカルな印象。

【味わい】
とても軽い飲み口で、少し甘みを感じるアタック。
酸味がしっかりとあり、タンニンもほどほどにある。
印象としてはやや新酒のような荒っぽさを感じる。
これはいわゆるビオワインかも。

【判定】
外観は若々しく、さらに独特な製法で作られているようだ。
香りはちょっと大人しいが、バランスは悪く無い。
印象としては、カベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
飲み口もやや甘く、オーストラリアのカベルネって感じ。

でも印象がビオワインっぽいんですよね。
そうなるとシャプティエのシラーがとても怪しい。
全体の受ける印象では、独特な哲学があるような感じなんですよね。

ファイナルアンサーで、シラー、グルナッシュ、カリニャン
で、ブー

えー、テンプラニーリョでした。

【総評】
ベルベラーナ ドラゴン テンプラニーリョ 2005
BERBERANA DRAGON TEMPRANILLO 2005

スペイン:
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

リカーランドトップで、1260円で購入。

いつもの事ながら、ネタばれしてみるとテンプラニーリョの特徴を感じる。
ちょっと野暮ったい動物香なんですよね。
ビオワインの香りかと思ってしまいました。

ちょっと出来損ないワインみたいな仕上がりなんですよね。

日本酒でいうと、どぶろくみたいな印象。

フルーティで飲みやすいワインなのですが、ワインの完成度としてはどうなのでしょうか??

メゾン ガロ ヴィオニエ ミュスカ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400
・ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:カサブランカ-クリコ・ヴァレー)\1300
・リースリング・リオン(日本:岩手県花巻市)\1007

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

メゾン ガロ ヴィオニエ ミュスカ 2006 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色。
ほんのすこしグリーンがかっている。
粘性は強めで、脚がゆっくりと降りてくる。
輝きのある印象。

【香り】
甘い熟した印象のフルーツ香。
かりん、やパイナップルくらい。
少しシロップ漬けのような印象もある。
グラスを回すとミネラルの印象が出てきた。
フルーツがやや爽やか系になる。
ちょっとグリーンっぽさ、スモーキーさもある?

【味わい】
甘みのあるくちあたり。
酸味が強く、アルコール度も強い。
ボディは厚みがあり、少しどっしりとした安定感。
力強いワイン。

【判定】
外観のほんのりグリーンとアルコール度が高そうな印象では、チリのソーヴィニヨン・ブラン。
香りはやや熟した果実系で、ちょっと南っぽく、ヴィオニエも候補になる。
ただ、パッションフルーツっぽさとわずかに感じるソーヴィニヨン・ブランの印象もある。
味わいは、アルコール度が高いせいか、甘みを強く感じるアタック。
酸味もしっかりとしているので、ソーヴィニヨン・ブランがますます怪しい。

全体的にカジュアルで単調なまとまりのイメージは新世界の印象がある。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー

ヴィオニエ、ミュスカでした。。。。とほほ。

【総評】
メゾン ガロ ヴィオニエ ミュスカ 2006
Maison Galhaud VIOGNIER-MUSCAT 2006

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン
アルコール度:不明
ブドウ品種:ヴィオニエ70%、ミュスカ30%

リカーランドトップで、1400円で購入。

この甘さはミュスカの甘さですね。
確かにマスカットの味わいがあります。

ヴィオニエの独特な果実味をミュスカでちょっと軽くしてる、って感じなのでしょうか。
あるいはミュスカだけだとアロマティックに仕上がってしまうので、ヴィオニエでバランスを取っているのかも。

このワイン少し甘くて重い印象がありますが、酸味がしっかりとしているのでバランスは悪くありません。

でもちょっと単調かな~。
あまり印象に残らないタイプなような。

ヴィオニエだともう少し個性が出てもいいかと思うのですが、ミュスカがちょっと邪魔してるのではないでしょうか。

またこのシリーズはボトルがとても重いんですよね。
うちにある、DRCのボトルより重い。

ボトル重くしておけば美味しく感じるだろ、みたいな下心を想像して、ちょっと拒絶反応が・・・

でも、ワイン的には厚みがあって、しっかりとしています。

気がつくと飲んでいるので、いいワインなんでしょうね。

サンタ カロリーナ プレミオ(白)

サンタ カロリーナ プレミオ(白)
SANTA CAROLINA Premio White NV
サンタ カロリーナ プレミオ(白) ボトル ラベル
チリ:セントラルヴァレーDO
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:不明

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

【外観】
少し淡い、中庸な黄色。
特に、オレンジにもグリーンにも振れていない感じ。
ワイン自体に明るさがある。
粘性は中程度で脚が出来てもすぐ消える。

【香り】
柑橘系のフルーツと、やや熟したフルーツが混ざってる印象。
最初に少し、アルコールの印象があった。
すこしオレンジっぽい感じがある。
普通はオレンジというタームは出てこないですが。
甘さを感じる柑橘系って感じかな。
マーマレードのようなやや加熱した印象も少しある。
少しミントのようなハーブ香。

【味わい】
最初にまず甘さを感じる。
酸味もしっかりとしていて、フルーティさも強い。
ここでもオレンジっぽさを感じる。
アルコールがちょっと強いのか、甘くて重い後味を感じる。
切れが良いタイプではなく、ややまったりと粘る印象。
ただ酸味がしっかりとしているので、バランスは良く、飲みやすい。

【総評】
これはブドウ品種不明なので、想像してみる。
あまりアロマティックな品種は無さそうなので、シャルドネ、セミヨン、グルナッシュ。
でも一番イメージに近いのは、シュナン・ブラン。
ちょっと甘さを強く感じるところがそれっぽい。

といいながら、明らかにそんな高級な品種を使っているとは思えないので、サンタ カロリーナの他の白を調べてみました。

Reserva de Familia
Chardonnay

Barrica Selection
Chardonnay

Late Harvest
Sauvignon Blanc

Reserva
Sauvignon Blanc

Reserva
Chardonnay

Varietals
Sauvignon Blanc

Varietals
Chardonnay

Vistana
Sauvignon Blanc - Semillon

で、見る限り、シャルドネかソーヴィニヨン・ブラン、あとはセミヨンしかないっす。

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランのブレンドってのはあまり聞かないですが、その可能性はとても高いですね。

ちなみにこのワインは、500円台だったらお買い得、って感じ。

アルコール度が高いのですが、気軽に飲めるタイプなので、カジュアルな飲み会には重宝しそうなワインです。

家で飲む時も食事と合わせるというよりは、そのままか、軽いおつまみ系が合いそうですね。

2008/06/01

オールド・ワイナリー ピノ・ノワール 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノワール(豪)\1440
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ)\1260
・ピノ・タージュ(南アフリカ)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

オールド・ワイナリー ピノ・ノワール 2007 ボトル ラベル
【外観】
透明感のあるルビー色。
色味は落ち着いていて、やや黒っぽさがある。
フチは透明感が強い。
粘性は中くらい。

【香り】
強いなめし革の香り。
フローラルな印象もあり、スミレくらいの感じ。
ケミカルっぽい、スパイシーな刺激的な印象もある。
フルーツはブラックチェリーくらい?
全体的に香りは強く、華やか。
雫にはタンニンが残る。

【味わい】
やや甘い。
ちょっとジュースっぽい。
かなりライトなボディ。
酸味は優しく、タンニンの印象は少ない。
薫香が付け足しのように後から香ってくる。
余韻はほとんど無い。

【判定】
透明感の高い外観からは、ピノ・ノワールと、ピノ・タージュが優勢。
香りはまさにピノ・ノワール。
強いなめし革の香りがあり、華やか。
ただ飲み口がとても軽く。ジュースっぽい。
ワインになってない?って感じ。
価格的にいけば、ピノ・タージュ
でも、オーストラリアのピノ・ノアールなので、これくらいフルーティな事もあるかな。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

外観と香りはまさにピノ・ノワールですが、味は・・・

【総評】
オールド・ワイナリー ピノ・ノワール 2007
OLD WINERY PINOT NOIR 2007

オーストラリア:ニューサウス・ウェールズ州
アルコール度:不明
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1440円で購入。

とてもフレッシュでジューシー。
すっきりとしていてとても飲みやすいワインです。

ただ、ワインとしてはどうなの?って思ってしまうんですよね。
あまりにジュースっぽくて。

また、樽の印象が付け足したような感じで、浮いてます。
スモークのチップを投げ込んだような味。

このまとまりだったら、ピノ・ノワールじゃなくていいじゃん、って感じです。

なんだかちょっと、もったいない気がしますね。

リネア・デル・ソーレ シャルドネ・デル・ヴェネト NV(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(仏:シャブリ)\1680 C
・ヴィオニエ、ミュスカ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1400 C
・シャルドネ(イタリア:ヴェネト州)\780 C

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

リネア・デル・ソーレ シャルドネ・デル・ヴェネト NV ボトル ラベル
【外観】
やや淡い中庸な黄色。
ややグレーで、少しオレンジがかっている。
粘性は強く、とろみがあり、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
バナナやパイナップルなどの南国系のフルーツ香。
熟してやや発酵しているようなイメージ。
シナモンのような独特の強いスパイス香。

【味わい】
軽くて柔ら内口当たり。
酸味も優しいが後味はすっきりとしている。
ボディは平板なイメージ。
アルコール度は高く、強いアタックを感じる。

【判定】
外観がやや独特な色合いで、シャルドネじゃないかな、って感じ。
香りも独特な南国系の熟したイメージのフルーツ香。
確かヴィオニエはこんな感じのフルーツ香だったような気がするが、大分飲んでいないので、ちょっと怪しい。
飲み口も独特な酸味があり、ちょっとアリゴテっぽい。
酸化したリンゴみたいな飲み口。
ボディは膨らみがなく平板。
可能性としては、イタリアのシャルドネって事もあるが。。。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ブー

なんとイタリアのシャルドネでした。

【総評】
リネア・デル・ソーレ シャルドネ・デル・ヴェネト NV
Linea del Sole Chardonnay del Veneto NV

イタリア:ヴェネト州 V.d.T.I.G.T.
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、780円で購入。

シャルドネは相変わらず、難しい品種ですね。
このワインからシャルドネらしさを見つけるのはなかなか難しいっす。

全体のイメージからは、力の無い二流のブドウ品種から作られているような印象があります。

逆に言うと、グローバルワイン的な印象は少なく、地元の品種で作られたローカルワインって感じなんですよね。

ちょっとオリエンタルなスパイスの印象があって、癖のある香りと味わいはそれなりに楽しめます。

でも我が家的にはいまいちかなあ。

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