2008/04/06

シャトー レスパール 2005 アントル ドゥ メール(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン62%、セミヨン38%(ボルドー)\2310
・セミヨン60%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、ミュスカデル10%(仏:アントル・ドゥ・メール)\1280
・リースリング(独:ファルツ地方)\1140
・シャルドネ(豪)\525

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー レスパール 2005 アントル ドゥ メール ボトル ラベル
【外観】
やや濃い黄色で、少しオレンジがかっている。
艶と輝きがある。
小さな気泡がわずかに見られるが、炭酸を含んでいるような印象ではない。
粘性は強く、とろっとしている。

【香り】
強く華やかな印象。
蜜のような香り。
フルーツは柑橘系で、ややエグミあり。
樽の影響。
やや収斂性をもっているような酸の印象。

【味わい】
セックで力強い。
アルコール度が高そうなイメージ。
割とすっきりとしていて、ほんのりフルーティなので飲みやすい印象。
ただ、今どきのフルーティさではなく、かなり硬派なイメージ。

【判定】
外観ではリースリングが落ちる。
粘性も強く、輝きもあるので、クラスとしては高そうな印象。
香りではこれといって特定出来ないが、ややボルドーのワインによくある、収斂性を感じる酸のイメージがある。

ボルドー以外ではオーストラリアのシャルドネだが、クラスも傾向も多分違う。
となると、ボルドーが2つあるので、どちらか、という事になるが、ソーヴィニヨン・ブランが強いか、セミヨンが強いか、または価格が2000円オーバーか、1000円台前半か、という選択肢となる。

かなり力強さもあるので、2000円台の方かとも思うが、ソーヴィニヨン・ブランっぽさをあまり感じないので、セミヨンという方向もあるか。
でも、1000円台の方はアントル・ドゥ・メール。
かなり爽やかさが前面に出ている方向性だろうから、このこってりとした重さは違うかも。

ファイナルアンサーで、ボルドー、ソーヴィニヨン・ブラン主体
で、ブー

ボルドーは当たったけど、アントル・ドゥ・メールの方でした。

【総評】
シャトー レスパール 2005 アントル ドゥ メール
CHATEAU LESPARRE 2005 ENTRE DEUX MERS

フランス:ボルドー地方:アントル ドゥ メールAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン60%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、ミュスカデル10%

リカーランドトップで、1280円で購入。

すっきりとしていて、凛とした張りがあって、力強い。
ボルドーでも、左岸のメドックやグラーブを感じさせる正統派な白ワインって感じです。

辛口で、硬派な印象なので、フルーティで軽い白が好きな人にはちょっとキツイかもしれません。
ちょっとアルコール度が高すぎる印象もありますが、じつは12%しか無いので、バランスの問題かもしれません。

1000円台前半なりの厚みというかボリューム感なんですが、すっきりとまとまっていて、クリーンな飲み口です。

ただ、香りがややアルコール主体というか、ちょっと昔風というか、華やかさとかフルーティさが無いんですよね。

このフルーティさの無い、硬い、ややエグミを感じる香りが辛口のセミヨンの特徴かな?
いまだにセミヨンの特徴をつかんでないんですよね。

セミヨンというと、貴腐ワイン的な熟れた果実香や、蜜のようなイメージがあるのですが、少なくともこのワインではあまり感じません。
というか香りも味わいもかなりの辛口です。

また買う、あるいは人にすすめるか、となると条件付で、って感じになりますかね。

低価格なんだけど、本格的なボルドー白のイメージがある、というのがセールスポイントかな。

少し時間が経つと、硬さや強さが取れてきて、ちょっとフルーティな印象も出てきました。

【カミさんのコメント】

ちょっと水っぽいかな。

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