・ガルナッチャ・ティンタ、カリニエナ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バランク・デルス・クロソス2004)\2580
・カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%(シャトー・オーヴィニョー2003)\2180
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
濃い紫色。
赤みが強く、マゼンタの印象。
粘度は高く、雫がなかなか下りてこない。
やや色素が残る感じで、タンニンが溶けきれていない印象。
【香り】
動物的な印象。
なめし革のような香り。
濃縮感のある果実香。
バラのような花の印象。
プルーンのジャムのような印象。
焦げ臭もあり、ちょっとタバコの葉のような香りもある。
【味わい】
なめらかで、さわやか、すっきりとした飲み口。
余韻はとても繊細に長く続く。
切れのいい後味で、酸とタンニンはとても穏やかだが絶妙なバランス。
フルーティな印象が強く、ちょっと炭酸を含んでるような印象もあり。
【判定】
外観からは明らかにピノ・ノアールではない。
ボルドーかスペインという事になるが、かなり紫色が強いので、ボルドーっぽい感じでもないかな。
香りの第一印象は、ピノ・ノアール。
なめし革の印象と萎れたバラのようなイメージ。
ただその後に、生っぽい肉の印象と、濃縮感のある果実香で、どちらかというと南の方の印象が強くなる。
明らかにボルドーっぽくはない。
味わいは割りとすっきりしているが、とてもフルーティ。
新世界ワインの印象。
これは消去法でスペインかな。
ファイナルアンサーで、スペイン
で、ピンポン
このワイン、割と期待していたんです。
【総評】
マス・イグネウス バランク・デルス・クロソス 2004
Mas Igneus Barranc dels Closos 2004
スペイン:北東部海岸地方:プリオラトD.O.C.
アルコール度:13.5%
町田の蔵家さんで、2580円で購入。
ガルナッチャ・ティンタ、カリニエナ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローというセパージュはほとんど、グローバル品種って事ですね。
確かに飲んだ印象は良く出来た新世界ワインって感じです。
香りではあまりフルーティさを感じないんですが、飲み口はとてもフルーティです。
ベタついた感じや重い印象が無く、スムーズですっきり爽やかな味わいが、高い品質を感じさせます。
晩御飯のビーフカレーにも問題無く合ってました。
牛肉の料理には良く合いそうな感じです。
チーズはゴルゴンゾーラよりはブリーの方が合う感じ。
ちなみにトマトとブリーを一緒に食べると、とてもすっきりと合わせる事ができました。
全体的には悪く無いんですが、飲み進んでも印象が変わらない一本調子な印象がありますね。
悪く無いんですが、2580円はちょっと高いかなー。
カミさんに値段を聞いたら、「1680円くらい?」って言ってました。
確かに印象はそのくらいなんですよね。
ボトルの残りを全部グラスに注いでみたらすごいオリ。
最近は濾過しない生産者も多くて、オリがあるワインにも結構当たりますが、一般家庭ではちょっと困惑してしまいますね。
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