2008/01/31

オスコ 白 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュル リーAC)\1522
・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・トレッビアーノ50%、マルヴァジーア50%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)
・カルロ・ロッシ(カリフォルニア)\468

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

オスコ 白 2006 ボトル ラベル
【外観】
やや薄い、中庸な黄色。
粘性は弱いが、少し艶っぽさはある。
小さな気泡が少し見られる。

【香り】
最初の香りはとても強い印象。
プチシャブリのような発酵香とミネラルのような印象。
フルーティさはあまり感じられず、少しグラスを回す。
最初の強い香りが落ち着いてくると、少しフルーツ香が少し出てくる。
そこにちょっとヴァニラっぽい印象と、ちょっとミントのようなハーブ香。
それぞれはとても弱いが、いろいろな香りが交互に顔を出す。

【味わい】
やわらかく、まったりとした飲み口。
ボディは頼りない感じで、余韻は短い。
酸味が少しあって、なんとか体面を保っている、って感じ。
炭酸を含んでいる影響が少しあり、苦味や塩味のようなものは感じられない。
とても軽い飲み口で、切れは良くないが、余韻はそれほど悪くない。

【判定】
小さな気泡がある点では、ヴィオニエ以外の3つが候補。
色合いの感じは、ミュスカデっぽくない。
香りは最初とても強く、ミュスカデ、ヴィオニエが候補かと思われたが、だんだん弱くなってきて、逆に高い方の2本が外れる。
飲み口も軽く、ボリューム感もなく、明らかに低価格なワインの印象。
そうなると、カルロ・ロッシとイタリアのどちらかだが、決め手がなく、とても難しい。
イタリアは、すもものようなフルーツ香がある場合が多いが、それは感じられない。
また、イタリアらしい、サバサバした酸味のしっかりした飲み口でもない。
ちょっと重さを感じるというか、しがらみを感じるというか。

ファイナルアンサーで、カルロ・ロッシ
で、ブー

イタリアでした。

【総評】
オスコ 白 2006
OSCO BIANCO 2006

イタリア:モリーゼ州:
アルコール度:11.5%

TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。

すっきりシャープな感じではなく、ややまったりとした穏やかな印象のワイン。

今日の晩御飯は自家製チキンナゲット。
なんか、頼りない感じで合いません。

昨日の残りの、しっかりつかったブリ大根。
ここで分かりましたが、このワイン、割と塩っけがあるので、塩気の強い料理には合いません。

雪印の「芳醇ゴーダ」と合わせると、チーズのボリューム感と塩味に完全に負けますが、相性は悪くないです。
ただ、この「芳醇ゴーダ」、懐かしいプロセスチーズの味がします、三角形のやつ。

裏ラベルによると、相性の良い料理は、ペスカトーレ、アンチョビのパスタ、すずきの香草焼き、などとなってます。
ペスカトーレは、魚介類とトマトソースのスパゲッティですね。

このワイン、そんなに良い感じはしなかったんですが、割と簡単にボトルが空いてしまいました。(カミさんと二人で)
飲みやすくて、嫌味が無いので、やっぱりお買い得ワインなのかもしれませんね。

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド NV
Carlo Rossi CALIFORNIA RED NV

カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド ボトル ラベル
アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:11.5%

グルメシティで、468円で購入。

【外観】
明るいルビー色。
小さな気泡がフチに見られる。
粘性はとても弱く、さらっとしている。
脚は見られない。

【香り】
なめし革。
ヴァニラ。
ミネラル。
いちごくらいのフルーツ。
グラスを回すと、土っぽい動物香。
そのかげからフローラルの印象も出てくる。
香りの厚みや深みは無いが、いろいろな香りがひょこひょこ顔を出す感じ。
おもちゃ箱みたいなイメージ。

【味わい】
ライトで、すっきり。
酸味が強めで、タンニンは弱め。
余韻はほんのりと少し続く。
とても軽い口当たりながら、ちゃんとワインになっている感じ。
極端に人工的な印象や、ジュースっぽい感じなどは無い。

【総評】
このまろやかで、なめらかな飲み口が、いわゆるカリフォルニアらしさでしょうか。
ちょっとポートワインというか、赤玉パンチのような口当たりです。

今日の晩御飯はラーメンとブリ大根。

さすがにぶり大根は全然合いません。
ワインは苦味が出て、料理は臭みが出ます。

ラーメンは、麺はそんなに気にならないんだけど、チャーシューが合わない。
豚肉の脂のあまさが、ワインの甘い部分とケンカするんですね。
煮卵は、合わないだろうと思いながらも挑戦してみると、案の定、気持ちの悪い取り合わせになります。

さすがにラーメンに合わせるっていう企画に無理があったようですね。

結構軽い飲み口なので、ある程度許容量があるかと思ったけど、意外と合いませんでしたね。

ピザとかだと合うのかな?

しかも飲み進むと、飲み口の甘さが気になってきます。
とにかく、ワインの量が減らない。

最近は安いワインでもおいしいものが結構あるので、我が家的には別の選択肢を選ぶかなあ。

2008/01/29

エストリーニャ 白(ブラインドテイスティング:当てる)

・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・トレッビアーノ50%、マルヴァジーア50%(イタリア:モリーゼIGT)\525(元値609円)
・パロミノ、マカベオ(スペイン:ガリシア地方)\525(元値609円)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エストリーニャ(白)NV ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色で、ややグリーンがかっている。
艶っぽさや輝きは少ない。
粘性はそこそこ。

【香り】
ミネラル、発酵香、柑橘系のフルーツ。
やや、プチシャブリのような感じ。
香りは弱く、フルーティさはあまりない。
発酵・熟成由来の香りが強い印象。

【味わい】
軽く、酸味がしっかりあって、フレッシュな飲み口。
余韻は短く、後味は水っぽさを感じる。
バランスは悪くない。
やや喉に残る感じはあるが、嫌な印象はない。

【判定】
色合いでは判定つかず、粘性や輝きでは、低価格のイタリア、スペインが怪しい。
香りはミネラルや発酵香が強くフルーティさは少ない。
イタリアによくある、スモモのような甘いフルーツ香は感じられない。
飲み口は軽くて酸味がしっかりしているタイプ。
ボリューム感はまったくなく、とてもスレンダー、というか痩せた印象。
イタリアでもスペインでもどちらでも考えられるが、少しじっくりと口に含んでいると、コクのような、独特な品種の癖がある。
いわゆるシェリーっぽい感じ。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ピンポン

ちょっとスペインっぽさが分かってきたような気がします。

【総評】
エストリーニャ(白)NV
estrelina BLANCO NV

スペイン:ガリシア地方:VINO BLANCO DE MESA(テーブルワイン:白)
アルコール度:11%

TESCO Expressで、525円(よりどり2本、1050円)で購入。

セパージュは、シェリーの品種として有名なパロミノ種、カバの品種として有名なマカベオ種。
※メルシャンのニュースリリースより
http://www.mercian.co.jp/company/news/2005/0571.html

やっぱりシェリーっぽくて正解だったんですね。(自己満足)
というか、やはり独特な味わいがあります。

香りに関しては、ミネラル・鉱物っぽい印象が割りとあって、そこにやや動物的なニュアンスが少し加わり、独特な香りになっています。
極端な表現でいうと、「わきが」のような印象です。
決して悪い意味ではなく、ほんの少し混ざると深みが出るタイプの香りです。

私の勝手な解釈かもしれませんが、ペトロール香とわきがって共通点が結構あるんですよね。
すみません。

低価格のワインなので、それなりの軽い口当たりですが、独特な味わいが深みを出しています。

今日の晩御飯のワンタンには良く合ってました。
ライトな感じの家庭の中華料理には良く合いそうですね。
青菜の炒め物とか、かに玉とか。
ぎょうざにも合うかもしれません。

我が家の定番おつまみ、ストリングチーズのバジルかけはちょっと落ち着かない感じです。
よそよそしいというか、接点が無いというか。
邪魔はしないんですけどね。

このワイン、価格を超えたおいしさって訳ではありませんが、価格なりにバランスよくまとまっている感じです。
スペインらしさも感じられるので、スペイン好きな人は試してみてはいかがでしょうか。

2008/01/27

トーレス サングレ デ トロ 白 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(エール・ド・リューセック)\2180
・シャルドネ(シャブリ)\1980
・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・パレラーダ(スペイン:トーレス サングレ デ トロ)\1180

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トーレス サングレ デ トロ(白)2006
【外観】
ややオレンジっぽさを感じる中庸な黄色。
艶あり。
粘性は強い。

【香り】
爽やかなフルーツ香が主体。
トロピカルフルーツやパイナップル。
グラスを回すとミネラルのニュアンス。
フルーツの香りは何層にもなっていて、梨くらいからバナナくらいまで幅が広い印象。
ヴァニラの印象もあり、フルーツ香の甘さを引き立てている。

【味わい】
酸味がしっかりとしている、シャープなアタック。
ボリューム感は無く、スレンダーな印象。
ちょっとイタリアワインっぽい?今回入って無いけど。
とても軽い飲み口ながら、アルコール度が高そうで、しっかりとした印象の余韻が残る。
苦味やエグみのようなものはなく、とてもすっきりとしていてクリーンな飲み口。

【判定】
見た目の印象では、何となくヴィオニエっぽい。
香りの印象は、フルーツ香主体という事でまたヴィオニエっぽい感じ。
ところが飲み口がとてもシャープで軽い。
ここでスペインが浮上。
エール・ド・リューセックとシャブリは、価格的に合わない印象。
飲み口の決定的にボリューム感の無いところで外す。

香りは以前飲んだときと印象が違うけど、トータルで考えるとサンクレ・デ・トロかな。

ファイナルアンサーで、パレラーダ
で、ピンポン

香りの印象が、以前のイメージとちょっと違うんですよねー。

【総評】
トーレス サングレ デ トロ(白)2006
TORRES SANGRE DE TORO WHITE 2006

スペイン:ベネデス地区(ペネデスDO)
アルコール度:11.5%

リカーランドトップで、1180円で購入。

やや甘さを感じる香りと飲み口なんですが、ベタつきや嫌味な部分はなく、とてもすっきりとバランスの良いワインです。

以前はもっとシャブリっぽい香りだったような気がしましたが、醸造方法が変わったんでしょうか?
それとも記憶違いかな?

1000円台前半では安定感のある、お買い得ワインですね。

レモンを絞って美味しい料理には良く合うと思います。
今日は中華の海老の揚げものでしたが、とても良く合いました。

魚のフリッターとか、香草焼きなんて合うでしょうね。

ワインのコルク壁紙(Wallpaper)

コルクの長さを調べるために、机いっぱいにコルクを出したので、写真を撮ってパソコンの壁紙を作ってみました。

1024×768のサイズのみですが、サムネールをクリックすると表示されます。
ご自由にお使いください。

■コルク壁紙その1
机いっぱいに広げたものをそのまま撮ってみましたが、ちょっと産業廃棄物みたい?
ワインのコルク壁紙

■コルク壁紙その2
特にキレイなコルクだけ集めて写真撮って見ましたが、コルクがやや大きすぎ?
ワインのコルク壁紙

■コルク壁紙その3
コルクの大きさは程よいんですが、ややピンボケだったのでトーン落としました。
ワインのコルク壁紙

■コルク壁紙その4
アイコンが乗るとうるさいのでWindows用に左側にアイコン置き場をつくりました。
ワインのコルク壁紙

■コルク壁紙その5
アイコン置き場ありバージョンの色違いです。
ワインのコルク壁紙

よろしければ、ご自由にお使いください。

■その他のワイン壁紙
他にもいろいろ作ってます。

コルクの長さ

貧乏症で、飲んだワインのコルク捨てられず、何かに使おうと思って数年前から取ってあるのですが、これといって使い道がありません。
(あたりまえか)

せっかくなので、コルクの長さを調べてみました。

ゴミ袋いっぱいくらいあるコルクを地道に大きさ分けして机に立てて並べてみましたが、おおきく分けて、大、中、小の3パターンあるみたいです。
ワインのコルクを並べたところ
小サイズは大体、40mm前後、中サイズは45mm前後、大サイズは50mm前後ですね。

※特に短いコルクたち
ワインのコルク 短いグループ

※特に長いコルクたち
ワインのコルク 長いグループ

※一番長いものと一番短いものはこんなに差があります
ワインのコルク 長いものと短いものだとこんなに差があります

その中で一番短いコルクは、34mm。
おそらくドイツのワインだと思われますが、銘柄は特定できません。
短いコルクの長さを計ったところ
アーペーヌンマー(A.P.Nr.)らしきものが入っているんですが、最初の「RP」ってのが良く分かりません??

50mm以上の長いコルクには、ボルドーのグランクリュやブルゴーニュのグランクリュなど、最近高くてなかなか買えないワインがたくさんありますが、その中で一番長いコルクだったのは、イタリアのスーパータスカン、フォンタローロでした。
一番長いコルクを計ったところ
56mm。長いです。

コルクの写真で壁紙も作りましたので、こちらからどうぞ。
ワインのコルク壁紙

2008/01/26

ジョルジュ デュブッフ ボージョレ ヴィラージュ シャトー ド ラ グランド グランジュ 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・メルロ40%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、カベルネ・フラン30%(ボルドー)\1580
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・ガメィ(ボージョレ:デュブッフ)\1070 (元値1308円)

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジョルジュ デュブッフ ボージョレ ヴィラージュ シャトー ド ラ グランド グランジュ 2003 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感。
やや黒っぽいルビー色。
色味は落ち着いている。
粘性は中程度、多くの脚が見られるがすぐ消える


【香り】
イチゴジャムのような甘さを感じる香り。
ドライフルーツ。
干しブドウ?
ややオリエンタルなスパイスやなめし革の印象もある。


【味わい】
すっきりとしていて、ボリューム感の無い、チャーミングな口当たり。

【判定】
色合いでは、ボルドーかなと思っていたが、イチゴジャムや干しブドウの香りはまさにガメイ。
飲み口もコンパクトにまとまっていて、いわゆる高貴品種では無さそうなイメージ。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

デュブッフはガメイのお手本でしょうね。

【総評】
ジョルジュ デュブッフ ボージョレ ヴィラージュ シャトー ド ラ グランド グランジュ 2003
Georges Duboeuf Beaujolais-Villages Chateau de la Grande Grange 2003

フランス:ブルゴーニュ地方:ACボージョレ ヴィラージュ
アルコール度:13%

グルメシティのワゴンセールで、1070円で購入。 (元値は1308円)

山奥の湧き水のような、キレイで透き通っている飲み口。
ガメイらしさをしっかり残しながら、とても素直に高品質にまとめあげる事ができるのは、デュブッフの底力を感じます。

バタシオーロ ガヴィ 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

バタシオーロ ガヴィ 2006 ボトル ラベル
・セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(エール・ド・リューセック)\2180
・シャルドネ(シャブリ)\1980
・コルテーゼ(ガヴィ)\1280
・ヴィオニエ(ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\1197
・パレラーダ(スペイン:トーレス サングレ デ トロ)\1180

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
中庸な黄色
艶あり
細かい気泡が見られる
粘性は中程度で脚の現れ方も少ない感じ


【香り】
梨、すももくらいのフルーツ香が主体。
香りは弱い。
ややミネラル。
ヴァニラ、クリームっぽい印象が出てくる。


【味わい】
炭酸を含んでいる、酸味が強い。
シャープでスレンダーなボディ。
セックで甘さをほとんど感じない。
炭酸が含まれているせいか、ややシャンパンのようなうまみ成分を感じるような印象がある。

【判定】
まず炭酸を含んでいる感じから、エール・ド・リューセックとシャブリは消える。
ガヴィが最有力、サングレ デ トロとヴィオニエも外せない。
香りはフルーツ香が主体で、独特な甘いフルーツの印象。
すっきりとしたフルーツ香なので、ヴィオニエは違うかも。
飲み口はシャープでクリーン、セックで、軽やか。
いわゆるイタリアの白の印象。

ファイナルアンサーで、ガヴィ
で、ピンポン

いわゆるイタリアらしい白ですね。

【総評】
バタシオーロ ガヴィ 2006
BATASIOLO GAVI 2006

イタリア:ピエモンテ州:ガヴィ DOCG
アルコール度:12%

ジャスコで、1280円で購入。

セックで酸味が強くシャープな飲み口ながら、余韻は柔らかく上品な飲み口です。
冷たい時にはシャープできりっとしていて、少し温まると、まろやかでクリーミーな感じに変わってきますね。
ガヴィらしい、シャープな酸味を残しながら、現代風なまろやかさを加えた感じです。

パルミジャーノ・レッジャーノに良く合いました。
多分ピザとか、スパゲティとかには良く合いそうです。
魚介を使っていて、レモンを絞ると引き立つような料理だとバッチリでしょうね。

いいワインですね、おすすめです。

オヤ・デ・カデナス レゼルバ テンプラニーリョ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロ40%、カベルネ・ソーヴィニョン30%、カベルネ・フラン30%(ボルドー)\1580
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・ガメィ(ボージョレ:デュブッフ)\1070(元値1308円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

オヤ・デ・カデナス レゼルバ テンプラニーリョ 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観ながら、透明感がある。
底がぎりぎり見える程度。
やや黒っぽい色調で、落ち着いた紫。
粘性は強く、あとからゆっくりと脚が降りてくる。
フチの透明感が強く、タンニンがきれいに溶けている印象。

【香り】
強いスミレの香り。
生肉のような動物香。
ヴァニラ。フレッシュなカシス。
香りはとても華やか、というかボルドーっぽい。
洗練されていて、深みがある。
冬場でかなり冷えた状態でも香りはしっかりとしている。

【味わい】
まろやかで、すっきりとしていて、とても上品。
クリーン感と華やかさがある。
偉大なワインの片鱗を感じさせる。
冷たいテロワールの印象とフィネスを持っている。
余韻は長くは無いが、とても後味が良い。

【判定】
これは、とってもボルドーっぽい。
そして、とても高品質な感じがある。
間違いないでしょう。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブーーーーー!!!

えーー、スペインっすか?

【総評】
オヤ・デ・カデナス レゼルバ テンプラニーリョ 2005
HOYA DE CADENAS Reserva Tempranillo 2005

スペイン:DOウティエル・レケーナ
アルコール度:12.5%

リカーランドトップで、1100円で購入。

サッポロへのリンク
http://www.sapporobeer.jp/CGI/wine/search.cgi/795?key=detail

やられました。
最近の高品質なスペインワインってとってもフランス的な上質感があるんですよね。

食事との相性も、わりと懐が深そうな印象です。

今日の晩御飯、カレーにも、とても爽やかに合います。
マカロニとキャベツをマヨネーズであえたサラダは、合う訳が無いと思って試したんですが、案外うまく包み込んで破綻がありません。
カレーの牛肉だけと合わせてみても、さりげなくエスコート。

そうそう、このワイン気負ったところがなく、とても自然体な感じがいいんですね。
特に食事と合わせると、脇役に回るというか、ちょっと引いた感じで食事のじゃまをしないんですね。
しっかりとした肉料理でもきちんと役目を果たしそうだし、パスタでもそれなりにちゃんと合わせてくれる。
しかも、脇役に回りながらも存在感がしっかりとしている。

福神漬けは、すごく遠くまで引いていって、邪魔しないって感じ。
ごはんだけに合わせると、初めてちょっと破綻した感じになりました。
苦味が出てくる感じです、って当たり前か。
ピスタチオはオイリーさと、コクを引き立てます。
ビーフジャーキーはちょっとワインが負ける感じでしょうか。
というかビーフジャーキーの方が悪い、って感じになりますね。

とあれこれ合わせている間に無くなってしまいました。

また買ってみようかな、と思わせるワインです。
おすすめ。

【カミさんのコメント】
このワインおいしいね、1400円くらい?

2008/01/24

シェ ピエール 白(ブラインドテイスティング:外す)

・コルテーゼ(ガヴィ)\1280
・パレラーダ(スペイン:トーレス サングレ デ トロ)\1180
・テレ・ブラン50%、グルナッシュ・ブラン30%、ソーヴィニヨン・ブラン20%(ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・レロー)\780

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シェ ピエール 白 NV ボトル ラベル
【外観】
淡い黄色、艶あり、小さな気泡が見受けられる。
粘性はそこそこ強く、後からゆっくりと脚が降りてくる。

【香り】
ミネラル。
シャブリのような発酵香。
柑橘系のフルーツ、青りんごのような印象。
微妙にヴァニラ?
ちょっとクリームっぽい柔らかさもある。

【味わい】
すっきりとしていて後味のキレイな飲み口。
ボディは中庸で、しっかりしてる印象。
ほんのり甘い印象が、しっかりした酸味ととても良いバランスを保っている。
全体的にはシャープで切れのある印象が強い。
余韻はそれほど長くないが、良い余韻を残す。

【判定】
ミネラル感たっぷりなシャブリっぽい香りで、すっきりしたシャープな飲み口。
これはいつか飲んだ事がある味わいだぞ。

ファイナルアンサーで、パレラーダ
で、ブー

サントリーのデイリーワイン、シェ ピエールでした。

【総評】
シェ ピエール 白 NV
Chez Pierre Blanc NV

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・レロー
アルコール度:11.5%

リカーランドトップで、780円で購入。

このワイン、想像と大分違ってました。
アルコール度は低めですが、とてもしっかりとした骨格を持った、すっきりシャープなワインです。
ブラインドでの印象は1000円台前半って感じなので、コストパフォーマンス高いですね。

しかし、サントリーの輸入ワインは外れが少ないですね。
ワインを選ぶ時に、サントリーというだけで安心して買ってしまいます。
しかもネットからの問い合わせにもすぐ答えてくれます。
ワインのセパージュを夜中に問い合わせて、次の日にすぐメールが届きました。
サントリーのサポートセンターの人、どうもありがとう。

ちなみに、テレ・ブランって馴染みがないですよね、あまり。
コロンバールみたいな位置づけじゃないかと思うんですが。
印象としてはテレ・ブランで構造を作って、グルナッシュ・ブランやソーヴィニヨン・ブランで飾りつけしたような感じなんでしょうか。(あてずっぽ)

牡蠣の鍋に合わせてみましたが、割と良く合います。
アルコール度が低めで、香りもあまり強くないので、和食に合うかもしれませんね。

ちなみに、ハーブの入ったソーセージに合わせると、負けてしまって水っぽくなります。
豆腐だとちょっと強すぎ、鍋の長ネギだとチグハグな感じで、ネギの香りと甘さにうまくバランスが取れません。

白米のみと合わせると、意外と面白いバランスで合いました。
ストリングチーズに乾燥バジルをふったものだと問題なく合いますね。
余計な甘さを感じないすっきりした飲み口なので、食事にも合わせやすいのではないでしょうか。

グラスに長い時間残しておくと、少しアルコールの印象が強くなってしまいますが、あらためてグラスに注ぐととてもフレッシュな印象で、また飲み進んでしまいます。
時間とともにソーヴィニヨン・ブランのグリーンっぽいハーブ香もちょっと出てきました。

週末に飲むにはちょっと物足りないけど、平日なら全然OKって感じのワインでしょうか。
ただ飲み口が良いので、平日に飲むときは飲みすぎに注意しましょうね。

2008/01/22

アンジュ ピエール・シェノー 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・ガメィ(ボージョレ:デュブッフ)\1070(元値1308円)
・カベルネ・フラン(アンジュ)\1080

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アンジュ ピエール・シェノー 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観ながら、透明感あり。
紫色が強く黒っぽい色調。
粘性は割りとある。
脚は少なめに現れるが、雫があとからゆっくりと降りてくる。
やや雫に色素が残り、タンニンが溶けきれていないような印象。

【香り】
ややケミカルな印象が強いなめし革。
とても悪く言うと、アンモニアっぽい匂いがある?
鉄っぽい鉱物香と、ちょっとキャンディっぽい匂い。
フルーツはチェリー、イチゴくらい。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
渋みが強く、酸味が強い。
やや荒っぽい口当たりの印象。
余韻はそれほど長くなく、広がりも無い。
ボディはスレンダーで、やや弱々しい骨格。
とてもそっけない印象だが、嫌味は無いので印象は悪くない。

【判定】
最初かなり透明感があるように感じたので、ガメイ、ピノ・ノアール、カベルネ・フランを候補にする。
雫にタンニンが残る感じではカベルネ・フランが優勢。
香りの印象では、やや陰気ななめし革の香りで、低価格のカベルネ・フランに良くある感じ。
ただ、時間が経つと香りに厚みが出てきて、ピノ・ノアールも候補になる。
ガメイに関しては、私の方で唯一ヴァラエタルアロマとして認識している干しブドウの香りが無いので、やや後退。
でも少しキャンディっぽい香りのニュアンスがあるので、完全には外れない。
飲み口はとてもサバサバしていて、渋すっぱい。
価格的には、安い感じ?
ピノ・ノアールは割りと評判のいいやつだし、デュブッフのワインはこんな粗雑な飲み口じゃないだろうし、やはりそうなるとカベルネ・フランかな。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

この間飲んだシノンと同じ作り手ですが、こちらの方がおいしい。

【総評】
アンジュ ピエール・シェノー 2006
ANJOU Pierre Chanau 2006

フランス:ロワール地方:アンジュAC
アルコール度:12.5%

ジャスコで、1080円で購入。

カベルネ・フラン独特な、やや重く、ケミカルっぽいなめし革の香りがします。
ロワールのカベルネ・フランにいつも感じますが、哲学的というか、理性的でとても抑制された落ち着きがあります。
ボルドーやブルゴーニュにはない魅力でしょうか。

やや痩せた飲み口で渋くて酸っぱいので、手放しでおいしい、って訳ではないのですが、きっと何かピッタリのシチュエーションがあるんだろう、って感じさせるワインです。

多分この間飲んだシノンとほぼ同じ味わいだろうと思いますが、印象としてはこちらの方がまだ飲みやすくて美味しいような気がします。
とっつきにくさみたいなものが少ないのかもしれませんね。

2008/01/20

ドロスディ・ホフ スティーン(シュナン・ブラン)2007

ドロスディ・ホフ スティーン(シュナン・ブラン)2007
DROSTDY-HOF STEEN CHENIN BLANC 2007

ドロスディ・ホフ スティーン(シュナン・ブラン)2007 ボトル ラベル
南アフリカ:沿岸地方
アルコール度:12.5%

ジャスコで、980円で購入。

【外観】
淡い黄色で、グレーっぽい色合い。
艶っぽさがある。
少し黄色っぽい日本酒くらいなイメージ。
粘性は割りと強く、脚がいつまでも残る。

【香り】
ミネラル、スモーキー、鉱物香。
フルーツは柑橘系、レモン、グレープフルーツくらいで、全体的にとても爽やかな印象。
少し白い花のような印象もある。

【味わい】
酸味がしっかりしたシャープでフレッシュな飲み口。
やや苦味が後味に残るが、全体的にとても爽やかな印象。
余韻は長くは無いが、きれいに消えていく感じ。

【総評】
ラベルが無骨な感じであまり期待していませんでしたが、すっきとしていて、クリーンで、爽やかなおいしいワインです。

全体の印象は、シュナン・ブランというよりはソーヴィニヨン・ブランの感じでしょうか。
ブラインドテイスティングをしていたら、確実に間違ってますね。
ちょっとスモーキーな麦わらっぽい印象がソーヴィニヨン・ブランっぽいんですよね。

フルーツ香も柑橘系が主体ですが、時間が経つとほんの少し蜜のようなニュアンスが出てきてます。

スティーンの特徴がいまいち良く分からないですが、やさしさというか、柔らかさというか、ほんのちょぴり、力が抜けているような印象がありますね。
香りにしても口あたりにしてもそうですが、品種自体の力の弱さというか、控えめというか、ちょっと角が取れているような感じでしょうか。

時間が経つと、かすかにヴァニラのようなクリームのような印象も出てきました。

1000円未満という価格で考えると、すっきりとしていて美味しい、お買い得なワインではないでしょうか。

モメサン カベルネ・ソーヴィニヨン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・ガメィ(ボージョレ:デュブッフ)\1070 C(元値1308円)
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ヴァン・ド・ペイ・ドック:モメサン)\880

4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モメサン カベルネ・ソーヴィニヨン 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い、透明感の無い外観。
フチに強い紫色。
ちょっとマゼンタっぽい感じ。
粘性は中庸で、多くの脚が現れるがすぐ消える。

【香り】
カラメル、チョコレート、たばこ。
煮詰めたフルーツ。
スパイスとなめし革の香り。
複雑だが、香り全体は弱い印象。

【味わい】
見た目と香りの印象よりずっと軽い飲み口。
やや開いていないせいか収斂性を感じる。
ボディはふくらまず、すーっと萎むような印象。
余韻も短い。

【判定】
外観から、カベルネ・ソーヴィニヨンとテンプラニーヨに絞る。
香りは樽の影響と熟成感を感じる。
飲み口はやや平板でふくらみの無い印象。
収斂性も強く、少し低価格なイメージ。
カベルネ・ソーヴィニヨンはフランスなので、もう少しクリーンな感じじゃないかな?

ファイナルアンサーで、テンプラニーヨ
で、ブー

カベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
モメサン カベルネ・ソーヴィニヨン 2006
MOMMESSIN CABERNET SAUVIGNON 2006

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%

ジャスコで、880円で購入。

カベルネ・ソーヴィニヨンとネタばれしてみると確かにチリカベっぽい。
ニューワールド的なカベルネ・ソーヴィニヨンの印象です。

最初、少しゴムのようなケミカルな香りがありましたが、時間が経つと馴染んできました。

タンニンが強いので、ワインだけで飲んでいると渋みが口に残ってつらくなってきます。

しっかりお肉の味がする料理だと相性が良さそうですね。

コストパフォーマンスは高い方だと思います。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/chateau-kamiya/427152/546120/429308/

モメサン社の創業は1865年。その歴史はゆうに1世紀を越えていますが、モメサン社の誇りは、歴史の長さではなく、ワインのクオリティ。ブルゴーニュ、ボジョレの伝統に培われたワインたちは、変わらぬ愛情と最高の技術によって大切に受け継がれてきました。

ラベルのイラストはカシスです。
カベルネの特長的フレーバー、ベリー系の力強く澄んだ香りを表わしています。
限りなくフルーティな味わいの中に、上品な芳香が広がる飲みやすいワインです。
赤身のステーキやシチューなどの肉料理、胡椒などを使うスパイス料理などと良く合います。

Bourgeon de cassisとラベルに書いてありますが、「カシスの芽」という意味らしいですね。

モメサンのセパージュシリーズはそれぞれの特徴を現したイラストと言葉がラベルにデザインされていますね。

シャルドネは「Nid d'Abeille」蜂の巣。
メルローは「Palet d'Or」チョコレートのお菓子の名前。
シラーは「Baton de Reglisse」カンゾウの事みたいですが、イラストはシナモン?
ガメイは「La Papillote」パピヨットというキャンディみたいに包まれたチョコレート菓子の事みたいです。
ちょっと面白いアプローチなので、一通り飲んでみたくなりますね。

2008/01/19

モンキーベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

・セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン(エール・ド・リューセック)\2180
・ソーヴィニヨン・ブラン(NZ)\1480
・コルテーゼ(ガヴィ)\1280

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モンキーベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2006 ボトル ラベル
【外観】
やや薄い黄色。
艶っぽさあり。
粘性は強い。

【香り】
トロピカルフルーツ。
青草香。
ペトロール香にもつながるような、鉱物質なむせ返るような強いヴァラエタルアロマがある。

【味わい】
やや甘さを感じる、酸味がしっかりしたシャープなアタック。
ややトゲのある酸のイメージ。
後味はやわらかく消えていく。

【判定】
これだけ、ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマがあると迷いようが無いです。
飲み口もシャープで、いかにもって感じ。
ただちょっと甘いところが気になります。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

ちょっと鼻が痺れるくらい強いヴァラエタルアロマです。

【総評】
モンキーベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2006
Monkey Bay Sauvignon Blanc 2006

ニュージーランド:マールボロ
アルコール度:12.5%

ジャスコで、1480円で購入。

酸味が強くフレッシュ感が強くニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランらしい味わいなのですが、少しエグ味があってすっきり感がありません。
後味も喉に残る感じがあって、さらに香りは重い鉱物香が主体です。
ちょっといまいちな感じかなー。

強い香りと少し甘い口当たりが、食事にも合わせにくい感じがします。

2008/01/18

ロベール スカリ メルロ 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・ガメィ(ボージョレ:デュブッフ)\1070(元値1308円)
・メルロー(ヴァン・ド・ペイ・ドック:ロベール スカリ)\940(元値1108円)

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロベール スカリ メルロ 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い外観。
色味は黒っぽく、彩度は低め。
透明感はほとんど感じられない。
粘性は強く、複雑な脚が多く現れていつまでも消えない。

【香り】
なめし革。
やや濡れたような動物香。
フルーツはブラックチェリーくらい。
あまり華やかな印象ではなく、重く暗いイメージ。
ちょっと野性的な動物香を感じる。

【味わい】
最初なめらかな口当たりで、後味にはしっかりとタンニンを感じる。
酸味もバランスよく効いているが、ややおとなしい飲み口。
ボリューム感はあまりないが、アルコール度は強い印象。
すっきりとまとまっているが、やや重い印象がある。
余韻はすっと弱くなるが、細く続く感じ。

【判定】
濃い外観からは、メルローとテンプラニーヨが残る。
香りの印象は動物香が強く、メルローもテンプラニーヨも考えられるが、やや野性的な印象があるので、どちらかというとテンプラニーヨの方に傾く。
華やかさはほぼ皆無で、フランスというよりはスペインのイメージ。
口当たりは柔らかく、ちょっと単調で奥行きの無い印象があり、渋みもそれほど強くないので、フランスのメルローというよりは、スペインのテンプラニーヨかな。

ファイナルアンサーで、テンプラニーヨ
で、ブー

なんとメルローでした。

【総評】
ロベール スカリ メルロ 2004
ROBERT SKALLI MELROT 2004

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%

グルメシティのセールで、940円で購入(元値1108円)

最近、2択に絞り込んでから外すケースが多いですね。
しかも、スペインが入った時はダメです、スペイン品種の個性を捕らえきれていません。

このワイン、香りは野性味が強い印象がありますが、飲み口はすっきりとしていています。

肉っぽい印象が強いせいか、ビーフジャーキーには良く合います。
干しブドウに合わせると、フルーティさが強調されておいしいのですが、ワインの個性は消えてしまいますね。

しっかりした辛口なので、食べ物には合わせやすそうです。
1000円前後と考えると、コストパフォーマンスは高い方でしょうか。
ハンバーグとかステーキ、焼肉なんかには合いそうです。

2008/01/17

ルイ シュヴァリエ ブルゴーニュ ルージュ ピノ・ノワール 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノワール(ブルゴーニュ)\1344
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・ガメィ(ボージョレ:デュブッフ)\1070 C(元値1308円)
・メルロー(ヴァン・ド・ペイ・ドック:ロベール スカリ)\940 C(元値1108円)

の4本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ルイ シュヴァリエ ブルゴーニュ ルージュ ピノ・ノワール 2005 ボトル ラベル
【外観】
明るいルビー色。
底まではっきり見える。
色味はやや落ち着いていて少し黒っぽい。

【香り】
冷たいせいもあるが、とても香りが弱い。
キャンディっぽいようなカラメルっぽいような甘い香りがある。
少しなめし革のような動物香。
フルーツはしいていえばイチゴくらい。

【味わい】
とても痩せた飲み口で、渋みを強く感じる。
酸味もほどほどにあるが、フレッシュな印象は少ない。
ちょっとギスギスした、荒っぽい飲み口。
余韻もほとんど無く、悪く言うと水っぽい後味。

【判定】
明らかに明るい色調ではピノ・ノワールかガメイ。
色味はやや落ち着いているので、ピノ・ノワールが優勢か。
ただ雫に色素が残る感じは、いまいちタンニンが溶けきれてない印象で、少し安い感じを受ける。
香りはとても弱く、判定が難しい。
なめし革のような印象もあるので、ピノ・ノワールかとも思うが、香りが弱すぎるのでガメイも考えられる。
ガメイならいわゆる干しブドウのような香りがあるので、少し暖めてみて香りが立ってくるのを待つが、かなりぬるくなっても香りは弱いまま。
味わいはとても痩せていて、ちょっとピノ・ノワールとは思えない。
とはいえ、デュブッフのボージョレがこんなに痩せた味わいかというとそれも疑問。
ただ、力が弱いなりの繊細なバランスを感じるのと、この間の低価格デュブッフがとても力の無いなりのバランスを保っていたので、これはボージョレかな?

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ブー

ピノ・ノワールでした。

【総評】
ルイ シュヴァリエ ブルゴーニュ ルージュ ピノ・ノワール 2005
LOUIS CHEVALLIER BOURGOGNE ROUGE PINOT NOIR 2005

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%

ジャスコで、1344円で購入。

裏ラベルには「JUCIY」と斜めに入っているが、そっけなく大味なジューシー。

バランスは悪く無いように感じますが、なにしろカジュアルすぎるというか、乱暴な感じというか、ブルゴーニュのピノ・ノワールを期待して飲むとちょっとがっかりしますね。

カミさんも「これピノ・ノワールっぽくないね」と言っていたくらいです。

ただ、そっけなく乱暴な印象はあるものの、ちょっと光るものも感じるんですよね。
時と場合によってはこんなピノ・ノワールもいいかも。

でもどんな時かは、想像がつきませんが・・・う~ん?

2008/01/13

ルイ・ラトゥール ポマール 1997

ルイ・ラトゥール ポマール 1997
Louis Latour pommard 1997

ルイ・ラトゥール ポマール 1997 ボトル ラベル
フランス:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ地区:ポマールAC
アルコール度:13.5%

町田の蔵家さんでハーフボトルを、2184円で購入。

【外観】
明るいルビー色。
おちついたオレンジがかった色調。

【香り】
なめし革だけど、かなり使い込まれた感じ。
紹興酒のようなオリエンタルなスパイスの印象。

【味わい】
スムーズできれいな抜けるような味わい。
すこし冷たいテロワールを感じる。
とても上品で落ち着きがあり、余韻はとても細く長く続く。
いわゆる孔雀の羽ってやつ?

【総評】
ルイ・ラトゥールの赤ワインは色が明るいところがとても共感がもてます。
奥行きのある特徴のある香りと、キレイで深みのある飲み口。
最近あまりない、フィネスを感じるワインでしょうか。

やや癖があるので、人によっては受け入れられないかもしれませんが、個人的にはとても好きなタイプです。

ちょっとケミカルな香りが強く、しなやかな動物香があります。
なめし革でもやや薬品の香りが強い感じで、ちょっと鼻が痺れるような強さです。
多分、もう少し熟成が進むと鳥小屋のような香りになっていくんでしょうね。
繊細なバランスながら、まだまだ熟成できそうな力強さも感じます。

10年経っているのに目立ったオリもなく、デキャンタージュしなくても飲める所も好印象。
やたらオリのある、濃い色合いのブルゴーニュワインが増えている中で、ルイ・ラトゥールのアイデンティティを感じます。

ペドロンチェリ・シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・コルテーゼ(ガヴィ)\1280
・パレラーダ(スペイン:トーレス サングレ デ トロ)\1180

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ペドロンチェリ・シャルドネ 2005 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色、ややグリーンがかっている。
艶と輝きがあり、粘性は強い。
脚がゆっくり下りてくる。

【香り】
ミネラル。
強いバターの印象。
樽の影響を強く感じる。
ヴァニラの香りもあり。
フルーツは柑橘系が少し、ちょっと甘さを感じる南の印象のフルーツもあり。

【味わい】
ボディたっぷり、酸味しっかり、樽の香りも口の中に広がる。
ボリューム感たっぷりの飲み口。
余韻は8秒以上続く感じ。
酸味がしっかりしているので、かなりボリューム感のあるボディと樽の印象をきりっと締めている。

【判定】
グラマラスな香りと味わい。
アメリカのシャルドネ以外は考えられない。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

シャルドネらしいシャルドネです。

【総評】
ペドロンチェリ・シャルドネ 2005
PEDRONCELLI CHARDONNAY 2005

アメリカ:ソノマ・カウンティ:ドライ・クリーク・ヴァレー
アルコール度:不明

町田の蔵家さんで、2080円で購入。

樽の影響が強いしっかりとしたボディに、フレッシュな酸味、というちょっと不思議な組み合わせのワインです。
二つのワインをブレンドしたようなイメージでしょうか。

完成度としてはやや詰めが甘いような印象を受けますが、それなりにおいしく飲めるワインですね。

香りは樽由来の要素が支配的で、バターやヴァニラ、ナッツ(アマンド・グリエ)の印象が強く、味わいは香りの印象とは違い、フレッシュな酸味が基本になってます。

後味がちょっと悪く、バランスがちょっと人工的なところがややマイナスポイントです。

チキンや魚のフライとか、ハーブのソーセージくらいが合う感じでしょうか。

2008/01/12

E&J ガロ ターニング・リーフ ソーヴィニヨン・ブラン 2004

E&J ガロ ターニング・リーフ ソーヴィニヨン・ブラン 2004
E&J Gallo Turning Leaf Sauvignon Blanc 2004

E&J ガロ ターニング・リーフ ソーヴィニヨン・ブラン 2004 ボトル ラベル
アメリカ:カリフォルニア州:ターニング・リーフ
アルコール度:13%

リカーランドトップで、1134円で購入。

【外観】
薄い黄色、細かな気泡あり。
少しグリーンがかっている。
艶っぽさはあるが、粘性は中程度。

【香り】
グリーン系の香り。
発酵香。
ミネラルもあり、ややシャブリっぽい印象。
フルーツは柑橘系。
時間が経つとしっかりとソーヴィニヨン・ブラン独特な、カシスの芽のような香りが出てくる。
実はカシスの芽、ってやつの匂いをよく知らないんですが、麦わらよりもやや生っぽい、かといって、猫のおしっこ、ほど動物っぽくないくらいの香りじゃないかな、と勝手に思ってます。

【味わい】
柔らかい飲み口、やわらかい酸味。
酸味に独特のえぐみがあって、後味がやや重い。

【総評】
香りはやや重く、飲み口もすっきり感が無い。
全体的に重苦しい印象かな。

バランスがいまいちなのか、我が家的はいまいちなワイン。

サヴニエール ニコラ・ジョリー 2003(ブショネ)

サヴニエール ニコラ・ジョリー 2003
SAVENNIERES Nicolas JOLY 2003

サヴニエール ニコラ・ジョリー 2003 ボトル ラベル
フランス:ロワール地方:サヴニエールAC
アルコール度:14.3%

町田の蔵家さんで、4180円で購入。

【外観】
濃い黄色。
ややオレンジがかっている。
輝きがあり、粘性も強い印象。

【香り】
最初コルクの匂いを嗅いだときに、ブショネの印象があったのですが、ワインを嗅いでみるとやはりケミカルで、カビっぽい匂いがありました。
すえたような、ちょっと雑巾のような、明らかに痛んでいる匂いです。

【味わい】
とても嫌な酸味があります。
いつまでも残るような苦い酸味で、梅酢のようなイメージでしょうか。

【総評】
今年最初の目玉ワインだったのですが、とても残念。
ブショネの奥にとても良いワインの要素を感じるだけにさらに残念。
何とか飲めないかな、といろいろ考えてますが、ちょっとこれは無理かな。
カミさんがホットワインにしてみたけど、かび臭さがさらに強調されて駄目でした。
一日置いてから飲んでみます。

ビオテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァン・ド・ペイ・ドック レ ヴィニョロン デ ガリッグ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1344
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\890

の3本から1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ビオテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァン・ド・ペイ・ドック レ ヴィニョロン デ ガリッグ 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調。
深い透明感。
底がぎりぎり見えないくらい。
紫色は強いがやや黒っぽい。
粘性は中程度で、雫にタンニンが残る。

【香り】
濃縮感のある果実香と、なめし革のようなケミカルな動物香。
鉱物や鉄の印象もあり、カラメルっぽい甘い感じと、ほんのりヴァニラの印象もある。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
なめらかでおおらかな印象の飲み口。
広がりはほとんど無く、余韻も短く、良く言えば切れのいい感じ。
悪く言うと、やや水っぽい後味。
全体の印象は悪くなく、穏やかでライトなバランスでまとまっている。

【判定】
外観では、ピノ・ノアールは外れる。
カベルネ・ソーヴィニヨンかスペイン。
冬場のせいで、ワインが冷たく、なかなか香りがたってこないので、グラスを両手で暖めながら香りが開くのを待つ。
濃縮感のある果実香となめし革の印象が強いが、やや野暮ったいというか土っぽい印象がある。
茎の部分のようなグリーンのイメージもややあるが、カベルネ・ソーヴィニヨンと断定するほどの強さは感じない。
というか、どちらかというとやや動物っぽい印象の方が強い。
飲み口はまろやかで角がとれているので、あまりフランスっぽい印象は受けない。
どちらかというとニューワールドっぽい飲み口。
そうなると、良く分からないスペインの方かな?

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ブー

カベルネ・ソーヴィニヨンでした・・・とほほ

【総評】
ビオテラ カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァン・ド・ペイ・ドック レ ヴィニョロン デ ガリッグ 2005
BIOTERRA CABERNET SAUVIGNON VIN DE PAYS D'OC 2005

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%

リカーランドトップで、890円で購入。

ネタばれしてみると、確かにチリカベっぽい印象もある。
やや野性味があって洗練されていない点がビオロジック?
いまいちビオワインの特徴をつかんでいません。

このワインはわりと飲みやすいタイプのワインで、気軽に飲むには良いですが、フランスのカベルネ・ソーヴィニヨンと思って飲むとちょっと印象が違うかな。
ニューワールドっぽいんですが、安いチリカベよりはずっと洗練されている感じがします。

口当たりは柔らかく飲みやすいけど、飲み進むとタンニンの渋みが口に残ってくるので、何か一緒に食べながらの方が美味しく飲めるワインです。

つまみ系だと、ビーフジャーキーはワインの甘さが顔を出していまいちな相性でしょうか。
ドライフルーツ(レーズンミックス)はワインの甘い印象を包み込んで、フレッシュな合い方をします。
ただ、ドライフルーツだけだとフルーティな印象が強すぎるので、チーズも一緒に合わせるのがいいですね。

コストパフォーマンスはいい方だと思います。
低価格のビオワインを探している人は試してもいいのでは。

2008/01/10

ドン ルチアーノ 2006 ラ・マンチャD.O(ブラインドテイスティング:当てる)

・コルテーゼ(ガヴィ)\1280
・アイレン(スペイン)\580
・カルロ・ロッシ(カリフォルニア)\468

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドン ルチアーノ 2006 ラ・マンチャD.O ボトル ラベル
【外観】
やや濃い黄色。
艶があり、ほんのり黄金色。
粘性も強く、アルコール度は高そう。

【香り】
ミネラル。
シャブリによくある、発酵香。
(未だにこれを何と表現していいのか分からない)
柑橘系と、やや熟した感じのカリンくらいのフルーツ香。
香りは割りと強く、厚めな印象。

【味わい】
外観と香りからは想像できない、拍子抜けする軽さ。
水っぽいと感じるくらい。
酸味はややあるが、全体を締めるほどの力はない。
ボディは平板で薄っぺら、紙のよう。
飲んだ瞬間に余韻が消えるようなイメージ。
ただ、アルコール度は結構ありそう。

【判定】
外観、香りの印象からは、カルロ・ロッシは外れる。
イタリアはガヴィ、スペインは低価格ワイン。
香りの印象は、品種の個性よりも土壌や醸造での香りの印象が強いみたいなので、どちらとも判定がつかない。
ただ飲み口は明らかに力の無い品種。
というか安い。
イタリアはガヴィなのでDOCGだし、1000円超えてるし、この飲み口だったらクレームもんだ。

ファイナルアンサーで、スペイン、アイレン
で、ピンポン

これは価格当てでしたね。

【総評】
ドン ルチアーノ 2006 ラ・マンチャD.O
Don Luciano 2006 La mancha D.O

スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:ラ・マンチャD.O.
アルコール度:11.5%

ジャスコで、580円で購入。

ブラインドテイスティング段階では散々な評価でしたが、このワイン決して悪くないです。
ちょっと温度が高かったみたいで、冷やすとそれなりに楽しめます。

なにより嫌味な部分が無く、クリーンな印象で、気がつくとすいすい飲んでいるところがこのワインのポイントかもしれません。

あまりに淡白な味わいなので、和食に合うかと思って、晩御飯に合わせてみました。

ジャガイモの煮物:じゃまはしないけど平行線って感じ。
小あじのみりん干し:さすがに合わず、生臭さが出る。
めんたいこ+ごはん:めんたいこが台無し。

雪印のストリングチーズ(プレーン)に乾燥バジルをふったもので合わせると、とてもいいバランスで合いました。

意外とアルコール度も低かったので、平日に気軽に飲むにはいいワインかもです。

2008/01/08

ラ パッション グルナッシュ 2006 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1344
・グルナッシュ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン)\1150
・テンプラニーリョ(オヤ・デ・カデナス・レセルバ)\1100
・カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\890

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ パッション グルナッシュ 2006 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン ボトル ラベル
【外観】
やや濃い色調ながら透明感があり、底まで見える。
色は紫色が強く、ピンクっぽい。
粘性はやや強め。

【香り】
野暮ったい動物香。
濡れた犬のような香り。
濃縮感のある果実香。
ややヌーボーのようなキャンディっぽい印象もある?

【味わい】
軽く、やや浮ついた味わい。
ちょっと炭酸を含んでいるような印象。
ほんのり甘さを感じるが、後味はセックで切れの良い感じ。
収斂性があってややタンニンを強く感じる。

【判定】
外観では透明度が割と高いので、グルナッシュくらいが候補か。
あとはスペインが二番手。
色味は紫色が強く、ピノ・ノアールはやや外れる。
透明感があるので、カベルネ・ソーヴィニヨンもやや外れるが透明度のあるやつもあるので、完全には外れない。
香りの第一印象では野性的な動物香が強く、やや古典的なスペインっぽい感じがある。
あとはヌーボーのようなキャンディっぽい感じではグルナッシュか。
飲み口はやや軽くて落ち着きの無い感じ。
スペインともフランスともつかないが、ここで候補はスペインかグルナッシュに絞る。
香りをもっと引き出そうとして、グラスを回し、やや時間をかけて開かせてやると、動物っぽい印象が薄らいで、なめし革のややしっかりとした香りになる。
透明感も結構あるし、んん?これはピノ・ノアール?
飲んだことの無い銘柄だけど、ちょっと安いやつ買ってきたので、ひょっとするとこんな味わいかも。
と、急に方向転換。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノアール
で、ブー

やっぱグルナッシュでした。

【反省点】
ラ パッション グルナッシュ 2006 ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン
La Passion Grenache 2006 van de pays des cotes catalanes 

フランス:ラングドック&ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・カタラン
アルコール度:15℃(パーセントでなく℃で記載)

リカーランド トップで、1150円で購入。

グルナッシュだけのセパージュのワインってあまりないので、今回グルナッシュの特徴を知るには良いサンプルかもしれませんね。

実はちょっと暗いところで色合いを見ていたので、ピノ・ノアールと間違えてしまいましたが、明るい所で見ると明らかにピノ・ノアールとは違います。

かなり濃い色調で、底はぎりぎり見えないくらいの透明感。
それからタンニンが溶けきれてなく、雫に色素が多く残ります。
どちらかというとカベルネ・ソーヴィニヨンに近いかも。
外観でいくとチリカベに近いような印象です。

香りは動物香が割りと強いのですが、キャンディっぽいやや人工的なフルーツ香があります。
裏ラベルにはイチゴジャムという記述がありますが、イチゴのようなややキャンディっぽいイメージと、濃縮感のあるジャムっぽいイメージはやや別々にあるような気がします。
またスパイシーで情熱的、という記載もありますが、確かにだんだんスパイスの印象が強くなってきました。
フルーティなシラー、って感じなんでしょうか??
全体的にはやや荒っぽい印象というか、洗練されていない感じの香りです。

飲み口は滑らかでライトな口当たりながら、タンニンが強く、収斂性があり、ワインだけで飲んでいるとややつらくなってきます。
ただ、ジャムとキャンディを合わせたような甘さの印象が、合わせる料理を限定してしまいそうです。

ちなみに今日の晩御飯のボロネーゼスパゲティにはちょっと合わず、残っていた酢豚にも合わず、タラモサラダにももちろん合いませんでした。
食べ物に合わせると急に甘い印象が強くなるんですよね。
ちなみにつまみ系で、ビーフジャーキーに合わせてみましたが、これもいまいちでしたね。
チーズだと合うのかもしれません。

我が家的にリピートするワインかというと、ちょっと難しい感じでしょうか。
もちろん、絶対買わないっていうレベルではないので、改めてグルナッシュを確認したくなった時にはまた買うかもしれませんね。

■楽天ショップへのリンク

http://item.rakuten.co.jp/morisawa/661961/

※サイトより引用
今や限られた本物のプロの間(造り手も含む)で【南仏のピノ・ノワール】と言われるグルナッシュ100%の単一品種。
果実味の質・力強さの次元が違う!
イチゴジャムを煮詰めたようなニュアンスやチョコレートのニュアンス。
タンニンの渋みは、心地よいばかりで今飲んでも最高のバランスの美味しさ。
他とは別次元のミネラル感!
パワフルな中に気品がある緻密な味わい!
酸が控え目なので、たとえば普段ワインをあまり飲みなれない人も
「ワインって実はこんなに美味しいの?!」
低酸とはいえ、もともと高いレベルでのバランスの中での個性のですので、上級者のみなさんも同じ感覚!
これが【1,239円】なの?!?! \(★O☆)/
とてもこの価格と思えない素晴らしいポテンシャル!

2008/01/05

シャトー・オーヴィニョー 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%(シャトー・オーヴィニョー2003)\2180
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・オーヴィニョー 2003 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調で深い透明感。
底がぎりぎり見える程度。
粘性は中程度、タンニンもよく解けている感じだが、雫に色素が残る。

【香り】
スミレの香り。
濃縮感のある果実香。
なめし革の香り。
グリーン系のヴェジェタルな印象。
焦げ臭、ややカラメルの印象。

【味わい】
なめらかで、やさしい口当たり。
キレイな飲み口、解けたタンニン、バランスの良い酸味。
余韻は控えめに長く続く。

【判定】
今回、ボルドーとブルゴーニュの2択なので、サービス問題なんですが、またこのワイン、典型的なボルドーテイストです。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

動物香を強く感じるけど、メルローの比率が高いのかな??

【総評】
シャトー・オーヴィニョー 2003
Chateau Haut-Vigneau 2003

フランス:ボルドー地方:グラーブ地区:ぺサック レオニャンAC
アルコール度:12.5%

町田の蔵家さんで、2180円で購入。

ボルドーらしさをしっかりと残しつつ、滑らかで穏やかな口当たりのモダンなニュアンスを感じるワインですね。
香りはボルドーで、飲み口はグローバルワイン、それぞれ良い部分を合わせたような印象でしょうか。

おつまみ系で合わせてみると、ゴルゴンゾーラはいまいち、ビーフジャーキーもワインの甘さが出てきていまいち。
ブリーはトマトと合わせて食べると、すっきりとした合い方をします。

ワイン単体でまとまっているのと、ややフルーティさが強いので、料理によっては甘さが気になってしまうかもしれませんね。
合わせる料理が意外と難しいワインかもしれません。

全体的な印象は、ボルドーというよりは、グローバルワインのまとまりの感じがします。
とても美味しいワインなので、また買って何か料理と合わせてみたいですね。

コート・デュ・ローヌ・ブラン 2005 E・ギガル(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380
・コルテーゼ(ガヴィ)\1280

の3本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

コート・デュ・ローヌ・ブラン 2005 E.ギガル ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色。
ややオレンジがかっている。
粘性は中くらい。
フチの方は無色に近い。

【香り】
甘いフルーツ香。
よく熟した果実のイメージ。
かりん、パイナップルくらいか。
柑橘系の印象や、ややハーブっぽい爽やかさもある。
白い花の印象もちょっとあるかも。

【味わい】
なめらかで酸味がしっかりとしたアタック。
余韻はやや短く、突然消えるようなイメージ。
塩味をわりと強く感じる。
ボディはわりと薄い感じ。

【判定】
抜けるようなすっきりとしたフルーツ香なので、シャルドネを外す。
ローヌとイタリアとが候補になるが、飲み口がやや痩せていて、平板なイメージと、塩味を強く感じる部分ではイタリアの方かな。

ファイナルアンサーで、イタリア、ガヴィ
で、ブー

ギガルでした。

【総評】
コート・デュ・ローヌ・ブラン 2005 E.ギガル
Cotes du Rhone Blanc 2005 E.Guigal

フランス:コート・デュ・ローヌ地域:コート・デュ・ローヌAC
アルコール度:13%

ジャスコで、1380円で購入。

今回外したのは結構反省点が多いですね。
ローヌの印象も確定してないし、ガヴィだともっと酸がしっかりしてるだろう、って感じですね。

ギガルのワインは良く外すんですけど、その要因が第一印象があまり良くない事が多いですよね。
ギガルだからもっと美味しいだろうと思って、他のワインを選んで実はギガル、ってパターンが多い。
でも飲み進むと、やはり美味しいんですよねー、ギガルは。

今回も最初はやや飲み口が痩せているような印象がありましたが、飲み進むとやはりふところの深さというか、余裕というか、とてもスケール感のある味わいです。
完成度が高いですね、やはり。

うちは相変わらずギガルのファンです。
(って、外したじゃねーかー)

2008/01/04

レ・ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・ドック シャルドネ 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ドック レ・ヴィニュロン・ド・カルナス2003)\1780
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380
・コルテーゼ(ガヴィ)\1280

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

レ・ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・ドック シャルドネ 2003 ボトル ラベル
【外観】
濃い黄色。
艶っぽさあり。
粘性強く、ディスクも厚め。

【香り】
やや抵抗感のあるフルーツ香。
カリン、すもも、柑橘系の印象もある。
最初は香りが閉じていたが、少し時間をおくとふわっと香りが広がってきた。
果実の印象も強くなり、樽のニュアンスも出てきて、ヴァニラやクリーム、バターのような印象も出てくる。
香りは全体にふくよかな印象。

【味わい】
なめらかで、ボリューム感のある飲み口。
グラマーな印象。
樽の影響も強く感じて余韻がとても長い。
アルコール度も強そう。

【判定】
見た目でいくと、意外とイタリアあたりが怪しいかも。
ちょっと人工的で、濃く、彩度の高い黄色。
果実が熟して色味が強くなったというよりは、熟成段階で人工的に着いた色のような印象がある。
香りは、果実の印象が強く、カリンやスモモのような印象。
イタリアも候補になるが、香りに厚みがあるというか、ボリューム感があって、どちらかというとシャルドネが近い。
濃い色調と、樽の影響が強そうな事を考えると、アメリカのシャルドネが一番あやしいか。
口に含んでみると、ボリューム感の印象はやはりシャルドネ。
ヴァニラやクリームの印象があり、ネクターのようなとろっとした飲み口があり、新世界のシャルドネっぽい。

ファイナルアンサーで、アメリカのシャルドネ
で、ブー

なんとヴァン・ド・ペイでした。

【総評】
レ・ヴィニュロン・ド・カルナス ヴァン・ド・ペイ・ドック シャルドネ 2003
Les Vignerons de Carnas Vin de Pay d'Oc Chardonnay 2003

フランス:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、1780円で購入。

こってりとしたシャルドネながら、樽の影響がとて良い方向に出ています。
とてもバランスが良く、ひとつの完成形をみせてるワインではないでしょうか。

基本的な味わいはフルーツが主体ですが、ヴァニラやバターのようなこってりとした味付けと、少しナッツっぽい香ばしさもあり、飲み口はきれいでなめらか、ネクターのようなとろっとした飲み口ながら、後味はとてもすっきり爽やか。

う~ん、これはとてもいいですね。
ワインとしてはもちろん、飲み物として完成されている感じでしょうか。
ちょっと人に勧めたくなるワインです。
あまりこういったこってり系のシャルドネは好みじゃないんですが、最近飲んだシャルドネの中ではベストなワインですね。

ちなみに、ブリーとトマトのオードブルには、ぴったりと合いました。

2008/01/03

マス・イグネウス バランク・デルス・クロソス 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

・ガルナッチャ・ティンタ、カリニエナ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バランク・デルス・クロソス2004)\2580
・カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%(シャトー・オーヴィニョー2003)\2180
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マス・イグネウス バランク・デルス・クロソス 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い紫色。
赤みが強く、マゼンタの印象。
粘度は高く、雫がなかなか下りてこない。
やや色素が残る感じで、タンニンが溶けきれていない印象。

【香り】
動物的な印象。
なめし革のような香り。
濃縮感のある果実香。
バラのような花の印象。
プルーンのジャムのような印象。
焦げ臭もあり、ちょっとタバコの葉のような香りもある。

【味わい】
なめらかで、さわやか、すっきりとした飲み口。
余韻はとても繊細に長く続く。
切れのいい後味で、酸とタンニンはとても穏やかだが絶妙なバランス。
フルーティな印象が強く、ちょっと炭酸を含んでるような印象もあり。

【判定】
外観からは明らかにピノ・ノアールではない。
ボルドーかスペインという事になるが、かなり紫色が強いので、ボルドーっぽい感じでもないかな。
香りの第一印象は、ピノ・ノアール。
なめし革の印象と萎れたバラのようなイメージ。
ただその後に、生っぽい肉の印象と、濃縮感のある果実香で、どちらかというと南の方の印象が強くなる。
明らかにボルドーっぽくはない。
味わいは割りとすっきりしているが、とてもフルーティ。
新世界ワインの印象。
これは消去法でスペインかな。

ファイナルアンサーで、スペイン
で、ピンポン

このワイン、割と期待していたんです。

【総評】
マス・イグネウス バランク・デルス・クロソス 2004
Mas Igneus Barranc dels Closos 2004

スペイン:北東部海岸地方:プリオラトD.O.C.
アルコール度:13.5%

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

ガルナッチャ・ティンタ、カリニエナ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローというセパージュはほとんど、グローバル品種って事ですね。
確かに飲んだ印象は良く出来た新世界ワインって感じです。
香りではあまりフルーティさを感じないんですが、飲み口はとてもフルーティです。
ベタついた感じや重い印象が無く、スムーズですっきり爽やかな味わいが、高い品質を感じさせます。

晩御飯のビーフカレーにも問題無く合ってました。
牛肉の料理には良く合いそうな感じです。   
チーズはゴルゴンゾーラよりはブリーの方が合う感じ。
ちなみにトマトとブリーを一緒に食べると、とてもすっきりと合わせる事ができました。

全体的には悪く無いんですが、飲み進んでも印象が変わらない一本調子な印象がありますね。
悪く無いんですが、2580円はちょっと高いかなー。
カミさんに値段を聞いたら、「1680円くらい?」って言ってました。
確かに印象はそのくらいなんですよね。

ボトルの残りを全部グラスに注いでみたらすごいオリ。
最近は濾過しない生産者も多くて、オリがあるワインにも結構当たりますが、一般家庭ではちょっと困惑してしまいますね。

2008/01/02

ヴォルネイ プルミエ・クリュ カイユレ 1997 ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール

ヴォルネイ プルミエ・クリュ カイユレ 1997 ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール
Volnay 1er Cru EN Cailleret 1997 Domaine de la Pousse d'Or

ヴォルネイ プルミエ・クリュ カイユレ 1997 ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール ボトル ラベル
フランス:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ地区:ヴォルネイ プルミエ・クリュAC
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、6980円で購入。

【外観】
透明度が高く、明るい外観。
最近のワインでは珍しいくらいに明るい透明感。
ちょっと濃いロゼ、ってくらい?
色合いはレンガ色(テュイレ)がかっていて、熟成を感じる。
粘性は高く、タンニンはしっかりと溶けている印象。

【香り】
なめし革の香り、金属っぽい香り、ミネラルの印象、やや萎れた花のような印象。
むっとする動物香がじわじわ立ってきて、ムスクっぽい印象が強くなる。

【味わい】
スムーズなアタックで、とても上品な余韻が長く続く。
印象としてはミディアムボディだが、アルコール度やボディはしっかりしているので、とても充実感のある飲み口。
酸とタンニンもバランスよく、適度に効いている。

【総評】
10年熟成の懐の深さを感じるワインです。
香りの印象は動物的な生っぽい印象を強く感じます。
やや華やかさに欠けるようなイメージはありますが、むせ返るような官能的な魅力というのでしょうか。
ムスクのような印象と、ポプリのバラのような印象で、アダルトな艶っぽい深みを感じます。
ところが、飲み口はとてもスムーズで馴染みやすく、気軽な印象がなんですよね。
アルコール度も強く、骨格もしっかりとしているのにとても軽やか。
大人の余裕を感じるワインですね。

今日の晩御飯の豚の角煮に合わせてみましたが、豚の甘さと合わず、ワインが浮いてしまうような印象でした。
おせちで意外と合ったのは黒豆、味の構造が似てるみたい。
チーズは、ブリーだと、ややチーズが負ける感じ。
ゴルゴンゾーラだといいバランスになりますが、今回ドルチェタイプのゴルゴンゾーラだったので、ちょっと甘さが邪魔しました、残念。
おつまみ系では、ビーフジャーキーに合わせると、しっくりきました。
ちょっと血を感じる鉄っぽい鉱物香と、肉の印象という構成が牛肉に良く合うみたいです。
このワイン、特にビーフに合いそうな要素が多くあります。
スパイスとかソースを使わないでシンプルに焼いたステーキなんてベストマッチなんじゃないでしょうか。
あとはローストビーフとかでしょうか、おいしそう。
熟成しているブルゴーニュはなかなか飲む機会が無いですからね。
とてもおいしくいただきました。

デキャンタリングしたボトルの残りのワインももったいないから飲んでみましたが、フルーティでとてもチャーミングな印象がありました。
大人な印象と、可愛らしいチャーミングな印象が同時に味わえるってのも、熟成したブルゴーニュの特徴なのでしょうか。

2008/01/01

アデガス・バルミニョール バルミニョール・アルバリーニョ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・アルバリーニョ(バルミニョール・アルバリーニョ)\2380
・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・シャルドネ(ヴァン・ド・ペイ・ドック レ・ヴィニュロン・ド・カルナス2003)\1780
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アデガス・バルミニョール バルミニョール・アルバリーニョ 2006 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色、ほんのりグリーン。
やや気泡を含んでいる。
粘性は中程度。

【香り】
かりん、グレープフルーツ。
きれいで澄んだ フルーツ香。

【味わい】
最初に強いインパクトがあって、すーっと伸びながら余韻が続く。
すっきりして切れの良い後味。
とてもクリーンな印象。
最初のアタックはやや甘さを感じる。

【判定】
香りの印象はすっきりしたフルーツ香が主体。
どちらかというと南の方のフルーツ香。
すっきりしたフルーツ香でやや南の印象というとソーヴィニヨン・ブランだけど、今回は入ってない。
ソーヴィニヨン・ブラン独特なスモーキーなグリーン香があるとスペインの可能性もあるが、それも感じない。
味わいは最初のインパクトが強く、余韻を残しながらキレイに消えていく。
後味にやや炭酸を含んだ印象がある。
フルーツ香がすっきりしている感じやボディがスレンダーな印象でシャルドネは外れる。
ローヌかスペインだが、どちらとも判定つかず。
最初のアタックの甘さの印象がやや強いのと、とてもすっきりした飲み口で上質なフランスのやや南のワインという判断がやや優勢。
スペインのワインも可能性として捨てがたいが、ソーヴィニヨン・ブランっぽかったり、シェリーっぽかったりで癖のある印象が強いので、このあまり癖のない感じがやはりギガルかな?

ファイナルアンサーで、ローヌ
で、ブー

スペインでした。

【総評】
アデガス・バルミニョール バルミニョール・アルバリーニョ 2006
Adegas Valiminor Valiminor Albarino 2006

スペイン:ガリシア地方:リアス・バイシャスDO
アルコール度:12.5%

町田の蔵家さんで、2380円で購入。
 
時間が経つとややスモーキーなグリーン香がしてきました。
この香りが最初からしていたら当たっていたんですけどね(言い訳)。

TANAKA-YA WINEさんのサイトから引用
http://www.tanakaya3.com/Spain/S4103.htm
“バルミニョール アルバリーニョ 2005”が『最優秀旧世界白ワイン』に選ばれました!
2000年以来、毎年アイルランドの首都ダブリンで開かれているコンクール “アイリッシュ・ワイン・ショー・ゴールド・スター・アワード”での受賞です。
ワイン・ライターや小売、輸入元といった専門家で構成される審査員が、500を超える出展ワインの中から「品質と価格のバランス」で 選出します。
5つの部門に分けて審査され、各部門は3つの価格帯に分けられるので、合計15アイテムが受賞します。
ヨーロッパ中の白ワインと競い合っての受賞です。ヨーロッパ最高のコストパフォーマンスと言えるのではないでしょうか!


以前飲んだベルデホもそうでしたが、スペインの上質なワインは、ロワールのソーヴィニヨン・ブランのような爽やかさがあります。
すっきりとして雑味の無い、クリーンな飲み口で、とてもバランスの良いワインですね。
今年最初のワインとしては当たりです。

お正月なのでおせちに合わせてみました。
数の子、田作りは、生臭くなってアウト
ブリの刺身、かまぼこ、筑前煮は、お互い干渉なし、って感じ。
意外と合ったのが、栗きんとん。
ちょっとレモンを絞ったような爽やかな味わいになります。
そのまま食べるよりもおいしくなりますね。
同じ甘いものでも合わないのが、錦卵。
卵はワインには合わないって言われますが、やはり不思議と合いませんね。

とてもバランスが良くておいしいのですが、2380円ってのはちょっと高いかなーって感じもします。
やや炭酸を含んでいる感じと、少し甘い口当たりが個人的にはやや気になる点です。
でもトータルでとてもバランスが良いですね。
あっという間に無くなってしまいそうで、セーブしながら飲んでしまいました。

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