2007/12/31

ムルソー・レ・ヴィレ・ドゥス ドメーヌ・パリゴ 2000

MEURSAULT Les Vireuils Dessous DOMAINE PARIGOT 2000
ムルソー・レ・ヴィレ・ドゥス ドメーヌ・パリゴ 2000

ムルソー・レ・ヴィレ・ドゥス ドメーヌ・パリゴ 2000 ボトル ラベル
フランス:ブルゴーニュ地域:コート・ド・ボーヌ地区:ムルソーAC
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、4180円で購入。

【外観】
濃い黄色。
輝きがある。
粘性高く、ディスクも厚い。

【香り】
爽やかさのあるフルーツ香。
やや甘い熟した感じがあり、洋ナシ、オレンジジャム、ドライパイナップルって感じ。
ミントのようなハーブ香もある。
すっきりした印象が強いが、その後に厚みのあるカラメルや蜜のような香りが立ってくる。
樽の影響も少し感じるが、それほど支配的ではない。
時間が少し経つと、とても独特なニュアンスで定着する。
ドライフルーツやシナモン、ミントなどを束ねたような印象。
複雑ながらとても香りの印象はすっきりしている。
時間が経つとクリーミーな香りも強くなってきてバランスが良くなる。

【味わい】
基本的にはキレイに消えていくベースがあり、少しエグみが残る。
口に入れたときに、ふわっと消えるとても上質なニュアンスがあるのだけど、他の要因で消えきれない苦味のようなものが若干残る感じ。
苦味がやや強いのかな?
とてもベールが良いのだけど、樽の影響と思われるエグミや収斂性のようなものがあり、ちょっと残念な感じ。
ボディはそれほど広がりや厚みは無く、割と平板な印象。
余韻は長く、かなり長い間印象が残る。

【総評】
ベースはいいワインなんだけど、樽の影響が悪い方向に働いているように感じる。
良い部分と気になる部分が交互に現れて、香りはそれなりに楽しめるんですが、飲み口が痩せた感じなんですよね。ちょっと酸化してるような印象です。
でも、ブリーと合わせるとバッチリ!
食べ物が無いと駄目なタイプなのかもしれませんね。
ブリーと合わせると、とてもすっきり爽やかな印象になります。

2007/12/30

シャトー フェラン セギュール 2003

シャトー フェラン セギュール 2003
Chateau Phelan Segur 2003

シャトー フェラン セギュール 2003 ボトル ラベル
フランス:ボルドー地域:メドック地区:サンテステフ村
アルコール度:13.5%

町田の蔵家さんで、5380円で購入。

【外観】
濃い色調、深い透明感。
黒っぽく落ち着いた紫色。
雫にはタンニンが残って溶けきれていない印象。
粘性は強く、脚が複雑にゆっくり下りてくる。

【香り】
強いスミレの香り。
ボルドーっぽさを主張している。
フルーツはブラック・チェリーからカシス。
焦げ臭もあり、少しカラメルっぽさもある。
香りはとても強く、

【味わい】
なめらかで力強い口当たり。
酸味がしっかりしていて、タンニンも良いバランスで感じる。
余韻はそれほど長くないが、後味はとてもキレイで、ふんわりと夢見心地で香りが残る。
やや辛さと塩味が残る部分でちょっと現実に引き戻される感じ。

【総評】
第一印象はとても良いワイン。
でも飲み進むとやや気になる点が出てきますね。
これって、個人的な感想なのかもしれませんが、雫にタンニンが残ってグラスがだんだん汚れてくるのって、ちょっと安いワインの印象があります。
プピーユの時もそうだったんですが、一般的にはとても評価の高いワインでも、いまいち感銘を受けないというか。
最初の印象はとてもいいんですが、深みがいまいちというか、表層的というか。
なんでしょうねー、難しいですね。
このワインに限っていうと、聡明な感じというか、フィネスというか、繊細さが足りないのかな。
ただ、時間をかけて飲めと蔵家のご主人に言われているので、もう少し時間を置いて様子をみたいと思います。

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開けてから8時間、だんだん良くなってきました。
深みと、フィネスが出てきたように感じます。
開けてから3日飲める、って言われているので、あとは明日飲んでみます。

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開けて24時間。
まだまだ飲める、というか良くなってる?
なめらかで、軽やかで爽やかな、すっきりとした飲み口になってます。
おいしいー。
すーっと入っていく感じ。
ゴルゴンゾーラと合わせると、最高でした。
一晩置いて絶対力が抜けていると思ったんですが、予想外。
しかもデキャンタで置いてあったのに。
これから赤ワインの飲み方が変わってくるかもです。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/wineschool/10000251/

※サイトより引用
1999年に出版されたトマス・ハリスの小説『ハンニバル』を原作にしたアメリカ映画で、『羊たちの沈黙』の続編にあたる。
リドリー・スコット監督で映画化され話題に!
アンソニー・ホプキンス演ずるハンニバル・レクター博士は、希代の美食家!
原作に出てくるワインはペトリュウス、イケム、バタールモンラッシェなど!
その映画の中で登場したのは飛行機の国際線でした。
不味い機内食は喉を通らない美食家のレクター博士!
さて、機内に持ち込んだ食事は、PARIS FAUCHON フォションで、特別に作らせたランチボックス!
それにあわせたワインが、このシャトーフェランセギュールでした。

http://www.rakuten.co.jp/bigbossshibazaki/743768/753800/#815818

※サイトより引用
グラン・クリュに匹敵する品質を持つシャトー。健全な果実味、厚みも程よく、心地よい涼しげな貴品が漂うワインです。

ニコライホーフ イム ヴァインゲビルゲ グリューナーフェルトリーナー フェーダーシュピール 2004

ニコライホーフ イム ヴァインゲビルゲ(グリューナーフェルトリーナー)フェーダーシュピール 2004
NIKOLAIHOF IM WEINGEBIRGE GRUNER VELTLINER FEDERSPIEL 2004

ニコライホーフ イム ヴァインゲビルゲ(グリューナーフェルトリーナー)フェーダーシュピール 2004 ボトル ラベル
オーストリア:ヴァッハウ地域:イム ヴァインゲビルゲ畑
格付け:フェーダーシュピール(カビネットクラス)
アルコール度:不明

町田の蔵家さんで、2880円で購入。

【外観】
中庸な黄色。
艶っぽさあり。
粘性は強そうでディスクは厚いが、脚の印象はさらっとしている。

【香り】
甘いフルーツの香り。
パッションフルーツとかアプリコットくらいかな。
グリーン系のハーブっぽい感じや、菩提樹のようなグリーンっぽいフローラル香の印象もある。
ちょっと時間が経つと、ミントの印象が出てくる。
全体的にはきりっとした凛々しい印象だが、スモーキーさが厚みを出している。
ぺトロール香とソーヴィニヨン・ブランの中間くらいの印象。

【味わい】
酸味が強く、ボディはスレンダー、余韻は短く、軽やかな味わい。
きれいな飲み口で、後味もさらっとしている。
とても軽いのだけど、安っぽさは無い。
秀逸なバランス。

【総評】
ドイツワインをまろやかにしたような感じ?
オーストリア(オーストリー?)のワインというとホイリゲの新酒とか飲んだ事ありますが、普通はあまり飲まないですね。
ほんのりペトロール香のような香りがドイツっぽさを感じさせます。
チーズフォンデュと一緒にいただいたのですが、なかなか良い感じで合ってました。
ちょっと甘さを感じるのですが、後味はすっきり。
酸がかなり印象的に効いています。
香りにも厚みがあって、スマートな飲み口と相まって、時間とともに良さが出てくる感じです。
どういったシーンで合うんでしょうね?
和食に合うような感じでもなくて、すっきり辛口でも無くて、一般的な家庭料理には合わなさそうですね。
どんな料理に合うかいまいち分かりませんが、いいワインですねー。

2007/12/29

シノン ピエール・シェノー 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%(シャトー・オーヴィニョー2003)\2180
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・カベルネ・フラン(シノン)\1380

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シノン ピエール・シェノー 2005 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調、深い透明感。
底がぎりぎり見えるくらい。
紫色の色味が強く、ややマゼンタの感じ。
粘性は強く、ねっとりとした印象。
脚がゆっくりと下りてくる。

【香り】
動物的な印象。
ミネラルなどの鉱物的な印象とやや鉄っぽいイメージ。
なめし革のようなイメージと生っぽい肉のようなイメージがある。
華やかさが無く、重く暗いイメージの香り。
哲学的っていうのか。

【味わい】
酸味がやや強いすっきりとしていてやや収斂性を感じるような飲み口。
すっぱい、って感じなのかな。
ボディのふくらみはなく平板な印象。
余韻も短い。
広がりや深みのようなものは無く、プリミティブでややそっけない飲み口。

【判定】
外観では3つとも可能性あり。
香りは、ややケミカルさを感じる動物香で、重く暗い印象。
個人的な印象ではまさにカベルネ・フランの香り。
味わいも厚みが無く、やや低価格な印象。
シノン以外ではピノ・ノアールが候補だけど、やや印象が違う。

ファイナルアンサーで、カベルネ・フラン
で、ピンポン

シノンでもやや素朴な印象なタイプ。

【総評】
シノン ピエール・シェノー 2005
CHINON Pierre Chanau 2005

フランス:ロワール地方:シノンAC
アルコール度:13%

ジャスコで、1380円で購入。

どちらかというと古風なシノンなのでしょうか。
やや飲みにくくてすっぱい感じ。
香りは哲学的で深遠な印象なのですが、飲み口は軽くて、少し新酒のようなイメージもあります。
マニアックな感じであまりおすすめ出来ませんが、個人的にはそんなに嫌いじゃないですね。
ただ、1380円ってのはちょっと高いかな。

PS.おいしいチーズと合わせると厚みとかコクが出ておいしくいただけました。

カステル ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー 赤

カステル ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー 赤
CASTEL Vin de Pays de l'Herault Rouge Sec

カステル ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー 赤 ボトル ラベル
フランス:ラングドック=ルシヨン地域:ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー
アルコール度:12%

ジャスコで、680円で購入。

【外観】
やや濃めで、透明感のある外観。
底がようやく見える程度の深い透明感。
色は黒っぽい紫。
粘性はそれほど強くなく、雫にしっかり色素が残る。

【香り】
なめし革くらいの動物香。
フルーツはブルーベリーくらい。
グラスを回すとやや焦げ臭が出てきて、カラメルっぽいニュアンスになる。
ちょっとフローラルで、グリーンっぽい印象もあり。
香りは全体的に弱いが、とても素直にまとまっていて、一部の香りが強調されていたり、樽の悪い影響などは感じられない。

【味わい】
なめらか、少しタンニンを感じる。
酸味は控えめながらほどよく効いている。
ちょっと甘さを感じる。
全体的にフレッシュでライトボディ。
余韻はとても短く、渋みと、ちょっとフルーツのニュアンスが残る。

【総評】
外観は、雫に色素が残りやすく、ちょっと安っぽく見えます。
香りは弱いながらも複雑で楽しめます。
味わいはやや甘さが気になるものの、繊細なバランスでうまくまとまっていて、コストパフォーマンスの高いワインです。
気になる点としては、食べ物と合わせると甘さの印象が強くなってきます。
ややジュースっぽい感じがあるのですが、新世界ワインでありがちなジュースっぽさとは違い、やや大人な感じというか、ワインとしての体裁は保っています。
軽いおつまみ(スナック菓子)と一緒だとおいしくいただけそうですね。
食事なしで飲むとか、宴会用としては重宝しそうです。

ブドウ品種は問い合わせ中ですが、グルナッシュがメインって感じでしょうか。

2007/12/26

ジョルジュ デュブッフ キュベ デュブッフ白(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380
・ヴァン・ド・ターブル(ジョルジュ デュブッフ)\698

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジョルジュ デュブッフ キュベ デュブッフ(白) ボトル ラベル
【外観】
やや薄い黄色。
粘性は弱く、さらっとしている。
少し脚が現れる程度。
艶っぽさはあり、ディスクもほどほどに厚い。

【香り】
南国系のフルーツ。
やや熟したフルーツ。
ヴァニラ。
すっきりしたフルーツ香。
香りは弱めだが印象は悪くない。
嫌な印象がまったくない、キレイな香り。

【味わい】
拍子抜けするほど軽い味わい。
悪く言えば水っぽいが、バランスが良いので、軽やかな印象にまとまっている。
ワインとしてギリギリの線でまとまっているような印象。
アルコール度やボディ、酸味などがとても微妙なバランスで成り立っている。

【判定】
これは、品種というよりは、価格帯でもう決まりですね。
香りを嗅いだ時は、ギガルかとも思いましたが、飲み口は明らかに違っていて、アメリカのシャルドネに至っては逆にこんな繊細なバランスは保てないだろうって感じです。

ファイナルアンサーで、ジョルジュ デュブッフ
で、ピンポン

芸術的に軽いワインです。

【総評】
ジョルジュ デュブッフ キュベ デュブッフ(白)
CUVEE Georges Duboeuf Vin de Table Francais Blanc

フランス:テーブルワイン
アルコール度:12%

ブドウ品種:コロンバール、ユニ・ブラン、クレーレット、ルーサンヌ
※サントリーお客様センターからの回答

グルメシティで、698円で購入。

私はこのワイン、とても好感が持てます。
軽くて、やや水っぽい感じもありますが、とてもキレイでクリーンです。
水っぽいワインにありがちな、無理して強さを出そうとしているようなバランスの悪さも無く、とても自然体な軽さです。
もちろん好みでかなり分かれるワインかとは思いますが、個人的にはおすすめなワインですね。

ちなみに、カミさんは一言「水っぽい」とコメントしてました。

2007/12/24

ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン 2005(ブラインド・テイスティング:当てる)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・ヴァン・ド・ペイ・デ・コートドガスコーニュ(カステル)\680

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い外観、
透明度もちょっとあり、底がぎりぎり見える程度
粘性もあるが脚は少なめですーっと流れる。

【香り】
なめし革。
ジャムのような濃縮感のある果実。
焦げ臭。
コーヒーのようなニュアンス
土っぽさ。

【飲み口】
まろやかだが、酸味が弱く、タンニンも弱い。
やや甘さを感じる、フルーティだが、ジュースっぽい飲み口。
余韻はほぼ無し。

【判定】
外観では、ピノ・ノアールがやや外れる。
香りの印象も最初メルローかな、と思ったが濃縮感のある果実味と焦げ臭の安っぽいバランスが新世界のワインっぽい。
飲み口もまさにそんな感じ。

ファイナルアンサーで、モンダヴィのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

チリカベっぽいのかな?

【総評】
ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ カベルネ・ソーヴィニヨン 2005
Robert Mondavi Woodbridge Cabernet Sauvignon 2005

アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ地区
アルコール度:13.5%

大丸ピーコックで、1039円で購入。

やっぱりどうも好きになれないんですよね、モンダヴィのウッドブリッジの赤ワイン。

ウッドブリッジのシリーズでは唯一、ソーヴィニヨン・ブランだけ好印象でしたね。

濃縮ブドウジュースみたいな味わいがどうもねー。
ワインっぽく作った、ワインじゃないお酒って感じなんですよね。
ロバート・モンダヴィのランクの上のものを飲むと違うんでしょうけど、なかなか手を出そうって気になりません。

人が良すぎて周りに迷惑かけちゃうひと、って感じかな。
ちょっと違うか・・・

ベルナール・レミー カルト・ブランシュ ブリュット NV(ハーフボトル)

ベルナール・レミー カルト・ブランシュ ブリュット NV(ハーフボトル)
Bernard Remy Carte Blanche Brut NV

ベルナール・レミー カルト・ブランシュ ブリュット NV ボトル ラベル
フランス:シャンパーニュ地方
アルコール度:12%

町田の蔵家さんで、ハーフボトルを2580円で購入。

中程度の黄色で、割と粘性を感じる

シャルドネの印象のあるやや癖のあるフルーツの印象。
爽やかさのある柑橘系のフルーツ香もある。
シャンパン独自の酵母の香りも強い。

すっきりとした飲み口で、泡も優しい感じ?
アルコール度はわりと強そうな印象。
少し塩味を感じる。

フルーティさと、ワインらしさがうまくバランスが取れているような感じ。
ボディはしっかりしているが、飲み口が軽快で、
シャンパンをあまり好きじゃないカミさんも一口飲んで「おいしい」って言ってました。

シャンパンはあまり飲まないので、比較できませんが、おいしかったです。

シャトー・ランゴワラン プルミエ・コート・ド・ボルドーAC 2004(ブラインド・テイスティング:外す)

・ガルナッチャ・ティンタ、カリニエナ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(バランク・デルス・クロソス2004)\2580
・カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%(シャトー・オーヴィニョー2003)\2180
・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・メルロー主体(ボルドー)\1580

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ランゴワラン プルミエ・コート・ド・ボルドーAC 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調、深い透明感。
黒っぽい紫。
粘性は強くゆっくり脚が下りてくる。

【香り】
ヴェジェタル
茎のようなグリーン香
ミネラル
フローラル
濃縮感のあるフルーツ
いわゆるボルドーっぽい感じ
というかカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい
グラスを回すとなめし革の香り。

【味わい】
なめらかで清涼感がありタンニンも酸味もとても良いバランス。
余韻は中くらいの長さ。
ミディアムボディながら飲みごたえのある味わい。

【判定】
外観、香り、飲み口すべてにおいて、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン以外には考えられない。
非常にスタンダードな感じ。

ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

なんと、メルローの方でした。。。が~ん。

【総評】
シャトー・ランゴワラン プルミエ・コート・ド・ボルドーAC 2004
Chateau Langoiran AOC Premieres Cotes de Bordeaux 2004 (rouge)

フランス:ボルドー地方:プルミエ・コート・ド・ボルドーAC
アルコール度:12.5%
セパージュ:メルロー73%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン2%

町田の蔵家さんで、1580円で購入。

絶対カベルネ・ソーヴィニヨンだと思ったんですが、全然違いましたね。
ちょっと反省。

プルミエ・コート・ド・ボルドーって、ぺサック・レオニャンのジロンド河を挟んだ向かい側ですね。
タイプとしてはメドックとかグラーブのような、左岸のタイプのイメージがありました。

今日の晩御飯、トリモモのオーブン焼きだと、ワインが派手でいまいち合いませんでした。
ワインのソースとか作ってもらいましたがいまいち。
やはり鶏にボルドーは合いませんね。(当たり前か)
チーズや、市販のゼリー寄せとかいろいろ合わせたけどいまいちしっくりこなくて、一番合ったのは食事の後に作ったガーリックトーストでした。

価格的に考えるととてもコストパフォーマンスの高いワインではないでしょうか。
あまり飲みやすいタイプでは無いかもしれませんが、正統派な印象があります。

2007/12/22

キュベ・プレジール プイィ・フュメ2006(ブラインド・テイスティング:外す)

・シャルドネ(ムルソー)\4180
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フィッセ)\1880
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインド・テイスティング。

キュベ・プレジール プイィ・フュメ2006 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い黄色で、すこしオレンジがかっている。
輝きも強く、ディスクも厚めで、粘性も強い。
この段階ではムルソーが有力か。

【香り】
トロピカルフルーツのような南国系のフルーツ香。
クリームっぽい、ヴァニラを含んだ甘い香りもある。
少し時間がたつと、スモーキーなグリーンの印象が顔を出す。
この取り合わせは完全にソーヴィニヨン・ブラン。

【味わい】
酸味がしっかりとしているが、やや抵抗感のある、重さを感じるのみ口。
ボディのふくらみはあまり無いので、シャルドネは外れる。
ただ、プイィ・フュメの印象でも無い。
エグみのある果実のような印象はグルナッシュで良くあるパターン?
舌に乗せたときの印象もやや安さを感じる。

【判定】
外観ではムルソーかと思ったが、香りではプイィ・フュメ。
でも飲んだ感じはグルナッシュ?
とにかく樽の影響が悪い方向にひっぱっているので、品種の個性がやや消されている印象を受ける。
トータルではやや南の印象を感じるのでグルナッシュかなー。

ファイナルアンサーで、コート・デュ・ローヌ
で、ブー

えー、プイィ・フュメでした。

【総評】
キュベ・プレジール プイィ・フュメ2006
CUVEE PLAISIR POILLY-FUME 2006

フランス:ロワール地方:プイィ・フュメAC
アルコール度:12.5%

町田の蔵家さんで、1880円で購入。

最近プイィ・フュメに当たりが多かったので期待していた一本でしたが、ちょっと残念なワインでした。
樽の影響が強すぎるんですよね。
時間がたつと、クリームやヴァニラの香りが強くなり、鼻につく感じになってきました。
ちょっと人工的な、後付けの印象を受けてしまいます。
決してまずいワインでは無いんですけどねー、気になるところがちょっと多いでしょうか。
基本的にはいいのに、もったいない、って感じ。

スモークチキンとか、ナッツとか入ると、フルーツの印象が際立って、樽の悪い影響は少なくなります。
ただ後味の苦味が少し強調される感じでしょうか。

樽の影響が強いとは言いながらも、悪くないんですよね、このワイン。
食べ物が入るとネクターっぽい、とろっとした果実の印象の飲み口が強くなります。

好みの問題になってしまいますが、我が家的にはあえてリピートしたくなるワインでは無いですね。

カルベ メドック 2003

カルベ メドック 2003
CALVET MEDOC 2003

カルベ メドック 2003 ボトル ラベル
フランス:ボルドー地方:メドックAC
アルコール度:13%

グルメシティで、ワゴンセール1270円で購入。

【外観】
深い透明感のある濃い色調。
底がぎりぎり見えるくらい。
少し濁っているような印象がある。
粘性はあまり感じない。

【香り】
なめし革のような動物香。
ミネラルの香り。
フローラルの印象。
茎ぽいグリーン香。
そしてややケミカルな硫黄のにおい。
グラスを回すと、生っぽい動物香がしてくる。

【味わい】
ミディアムボディで、かなり辛口な印象。
酸味も効いていてフレッシュな感じもあるが、とてもドライで、ちょっととげとげしい辛さが残る。
余韻もそれほど長くはない。

【総評】
そっけない感じがメドックっぽいのかなーと思わせますが、印象としては、融通がきかない優等生って感じのワイン。
とっつきにくくて、色気が無くて、リラックス出来ない感じですね。
通常、1508円のところを1270円で購入しましたが、それでもちょっと高い感じを受けてしまいます。
とてもしっかりと出来ている印象はありますが、余韻や深みを感じさせない、非常にソリッドな感じのワインです。
個人的にはあまりおすすめではないですね。

2007/12/19

ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(赤)2006

ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(赤)2006
GANDIA MARQUES DEL TURIA Bobal-Syrah 2006

ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(赤)2006 ボトル ラベル
スペイン:バレンシアD.O.
アルコール度:12.5%

グルメシティで、768円で購入。

【外観】
やや黒っぽいルビー色。
深い透明感がある。
粘性はややあり、脚が多く現れる。
雫に少しタンニンが残る。

【香り】
ブラックチェリーからカシス。
ややヴェジェタルな、グリーンぽい香り。
タバコのような香りとやや焦げ臭。
グラスを回すと動物香が強くなる。
土っぽい、濡れた動物のようなややワイルドな動物香。
ただ、フレッシュな果実の印象があって、全体に爽やかさを与えている。

【味わい】
フルーティですっきりとした爽やかな飲み口。
酸味とタンニンのバランスが良く、フレッシュ感を出している。
ミディアムボディで、甘さはほとんどなく、セックな味わい。
余韻は短いがすっきりとした印象の良い後味。

【総評】
最近のスペインワインは、低価格でも良いものが多いですね。
ワイン文化の深さというか、底力を感じます。

このワイン、最近の低価格ワインの中ではTOP5には入るんじゃないでしょうか。
香りには深みがあって、飲み口はとてもクリアですっきりとしてます。
しかも弱さや水っぽさはまったく無く、とてもしっかりとした印象のワインです。

軽い飲み口なので、家庭料理にも合うかなと思い、いろいろと合わせてみましたが、意外と神経質な感じであまり許容範囲は広くありません。

煮物やてんぷらはともかく、カレーには合うかと思って合わせてみると、ややワインが強く硬く感じるように変化します。
いわゆる小麦粉炒め系の欧風のカレーだとダメなのかもしれません。
ひき肉やカレー粉を使ったカレーだと合うかもしれませんが、ちょっと予想がつかない感じですね。
ワインだけで飲んでいるととてもバランスがいいのですが、食べ物と合わせると急に自己主張を始めて、バランスが崩れるような感じを受けます。

それでも肉には相性がいいみたいなので、家庭の肉料理だったら大体カバーできるような気がします。

ちなみ本日合わせてみたものでは、ちくわのてんぷらとは相性が最悪でした。
煮た大根とイカも、もちろんアウト。

ちなみにベルキューブのチーズをつまみに出して、「ハム」と「オニオン」に合わせてみたところ、なんとこれがあまり合わない。
双方がどーんと重くなってしまう感じになってしまいます。
ただ、両方が重なって厚みが出るという点では、この感じが好きな人もいるでしょうから、絶対合わないとは言えませんね。

とにかくこのワインはおすすめの1本です。

2007/12/16

シレーニ セラーセレクション ソーヴィニヨン・ブラン マールボロ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フィッセ)\1880
・ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド)\1680
・ルーサンヌ、クレーレット、ヴィオニエブール・ブラン、グルナッシュ・ブラン(ローヌ:ギガル)\1380

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シレーニ セラーセレクション ソーヴィニヨン・ブラン マールボロ 2007 ボトル ラベル
【外観】
かなり淡い黄色でややグレーっぽい色調。
粘性は強く、じわじわと脚が下りてくる。

【香り】
スモーキーでグラッシーな香り。
特徴的なソーヴィニヨン・ブランの香り。
フルーツは柑橘系でグレープフルーツのようなニュアンス。
やたら煙のような印象が強くて、他の香りを覆っている。

【味わい】
酸味がしっかりとしてるスッキリと爽やかな飲み口。
ほんのりフルーティな甘さを感じる。
余韻は5~8秒くらいで少し長く続く。
やや喉に残る感じがある。

【判定】
見た目はほとんど無色。
でも粘性は強い。
香りはまさにソーヴィニヨン・ブランだが、今回2種類あるので、プイィフュッセか、ニュージーランドかの判断が必要。
飲み口はすっきり爽やか、かなりシンプルでストレートなイメージ。
ソリッドというか、直球で複雑さとか深みとかは無い。
このストレートな印象は、ニュージーランドか。

【総評】
SILENI CELLAR SELECTION SAUVIGNON BLANC MARLBOROUGH 2007
シレーニ セラーセレクション ソーヴィニヨン・ブラン マールボロ 2007

ニュージーランド:マールボロ地区
アルコール度:12.5%

ジャスコで、1680円で購入。

とにかくフルーティで、すっきりしている。
香りはソーヴィニヨン・ブランの煙っぽい印象が支配的だが、柑橘系のフルーツやハーブの香りがあり、全体的にはフレッシュな印象。
飲み口もとてもフルーティでフレッシュ。
やや後味が重い印象があるので、ちょっとフレッシュジュースのようなイメージもある。
とても飲みやすく、どんどん無くなっていく。

飲みやすくおいしいけど、深みや複雑さが無いので、やや飽きてきますが、とても良く出来たワイン。

気軽に飲むのにおすすめです。

ワインボトルの重さ

先日飲んだ、メルシャンのビストロ。
このワイン、ボトルがプラスチックのように軽いんです。

メルシャンビストロ ラベル

ちょっとびっくりするような軽さなんですが、ボトルが重いほどワインはおいしいなどという俗説があるので、いくつか重さを量ってみました。

手元にあるボトルで調べると、一般的なワインの空瓶の重さは500グラム前後。

最軽量の、メルシャンビストロの空瓶の重さは310グラムで、一般的なワインの60%くらいのおもさです。
その点では、ある意味、高度な技術を感じさせますね。
流通過程でも軽い方が効率がいいでしょうから、この軽さはコストに反映してるものと思われます。

逆に我が家にある一番重い空瓶は、DRCのロマネ・サンヴィヴァン。
結婚10周年の時に、7万円くらい出して買ったものです。
ラベルは剥がしたんですが、ボトルも作りがキレイなので取ってあります。
貧乏性ですね。。。

DRCロマネ・サンヴィヴァン ラベル

なんとこれが810グラム。

メルシャンとDRCの間には空瓶だけで、500グラムも違います。
普通のボトル1本分。
というか、中身は720mlなので、DRCはボトルの方が重いじゃん、って事になります。

明らかにエコなのはメルシャンでしょうけど、ワイン好きはDRCのボトルの重さに感動するんですよね。

2007/12/15

E.ギガル コート・デュ・ローヌ 赤 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580 C
・メルロー主体(ボルドー)\1580 C
・シラー、グルナッシュ、ムールヴェドル(ローヌ:ギガル) \1380 C

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

E.ギガル コート・デュ・ローヌ 赤 2003 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調で深い透明感。
底がぎりぎり見えないくらい。
落ち着いた紫色でやや黒っぽい色調。
粘性は強く、複雑な形で脚が現れる。

【香り】
なめし革のような動物香。
スパイシーさがあり、濃縮感のある果実香。
ブラックチェリーからカシスくらい。

【味わい】
外観、香りからの印象とは違う、すっきりと爽やかな飲み口。
セックで、バランスの良い、酸味とタンニン。
やや軽さを感じる飲み口ながら、芯が強く、ワインとしての出来のよさを感じる。
余韻は6~8秒くらい。
後味はタンニンの印象が強く残る感じ。

【判定】
外観では、ピノ・ノアールは外れる。
メルローか、ローヌという事になるが、スパイシーさを強く感じる部分ではローヌが優勢。
飲み口はすっきり感と凛とした強さ。
この飲み口はギガルっぽいなー。

ファイナルアンサーで、ローヌ
で、ピンポン

これはローヌを当てたというよりは、ギガルを当てたって感じです。

【総評】
E.ギガル コート・デュ・ローヌ 赤 2003
E. Guigal COTES du RHONE ROUGE 2003

フランス:コート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%

ジャスコで、1380円で購入。

セパージュは、グルナッシュ50%、シラー25%、ムールヴェードル25%

いつもながらギガルはとてもおいしいです。
今日は煮込みハンバーグでしたが、食事と合わせるとまた良さが引き立ちます。
ギガルのワインは、センスがいいというか、人を魅了する味わいがありますね。
力強さと繊細さが両立していて、さらに奥深さを感じさせます。

カステル ヴァン・ド・ペイ・デ・コートドガスコーニュ(ブラインドテイスティング:当てる)

・ヴァン・ド・ペイ・デ・コートドガスコーニュ(カステル)\680
・ヴァン・ド・ターブル(ジョルジュ c)698

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カステル ヴァン・ド・ペイ・デ・コートドガスコーニュ ボトル ラベル
【外観】
明るい、ややオレンジっぽい黄色。
艶っぽさは少しある。
粘性はわりとあって、じわじわと脚が下りてくる。
ディスクも厚め。
小さな気泡が見受けられる。

【香り】
洋ナシくらいのフルーツ香。
ほんのりスモーキーな印象。
ややトロピカルフルーツのような印象とミネラル感がある。
ちょっとソーヴィニヨン・ブランのイメージ。

【味わい】
やわらかい口当たり。
酸味もほどよく効いていて、あまりボディの厚みを感じない、シャープなボディ。
余韻は短いが、あまり切れのよい感じではない。
ちょっと後味が残る印象。

【判定】
デュブッフの方だけ品種が分かっていて、
コロンバール、ユニ・ブラン、クレーレット、ルーサンヌ
が使われている。
カステルの方の品種が分からないので、ブルゴーニュっぽいか、ボルドーっぽいか、での判定となる。
洋ナシやアプリコットのようなフルーツ香と、スモーキーでグラッシーな香り。
さらにシャープさを感じるスマートな飲み口はまさにボルドー。
印象として、ブルゴーニュっぽさを感じない。

ファイナルアンサーで、カステル
で、ピンポン

これは二択ですからねー。

【総評】
カステル ヴァン・ド・ペイ・デ・コートドガスコーニュ
CASTEL VIN DE PAYS DES COTES DE GASCOGNE
※ノンヴィンテージみたい

フランス:ガスコーニュ地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コートドガスコーニュ
アルコール度:11.5%

ジャスコで、680円で購入。

シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ アルベール・ビショー(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・シャルドネ(シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ)\1680
・ヴァン・ド・ターブル(ジョルジュ デュブッフ)\698

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ 2006 ボトル ラベル
【外観】
かなり淡い色調。
ほんのり黄色がかったグレーって感じ。
艶っぽさと輝きがある。
粘性もあり、後から脚が下りてくる感じ。

【香り】
強いミネラル香。
ややスモーキーさと相まって、フリンティな印象。
フルーツはレモンや青りんごの柑橘系。
しかもやや抵抗感を感じるフルーツ香。
抵抗感ってのはスモーキーな印象だったり、ミネラルの印象だったりするのかもしれない。
グラスを回すと発酵香がたってくる。
ややチーズっぽいというか。
ちょっと時間がたつとヴァニラとアプリコットのような印象も出てくる。

【味わい】
セックで酸味が効いているが、ボディはやや膨らみを感じる、厚みのある味わい。
ちょっと苦味を感じる。
余韻はそこそこあり、後味が印象的に続く。

【判定】
見た目はかなり上質なワインの印象。
ヴァン・ド・ターブルでは無さそう。
香りはまさにシャブリ。
樽の印象は弱く、シャブリらしい、柑橘系やフリンティな印象もある。
飲み口はとても懐かしい、一昔前のシャブリの印象。
久しぶりにシャブリ飲んだ、って感じ。
そうそう、こういう味だったんだよね、シャブリって、いやー懐かしいって感じ。
これでシャブリじゃなかったらどうしよう。

ファイナルアンサーで、シャブリ
で、ピンポン

これ、予想以上にいいです!

【総評】
シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ 2006
CHABLIS LA CUVEE DEPAQUIT 2006

フランス:ブルゴーニュ:ACシャブリ
アルコール度:12.5%

大丸ピーコックで、1680円で購入。

15年前くらいのシャブリが好きだった人には懐かしく感じるんじゃないでしょうか。
ヴァニラやアプリコットなどのモダンなアプローチも入っていて、とてもセンスを感じるシャブリです。
久しぶりにおいしいシャブリにあたったのと、懐かしさを感じるのみ口に、ちょっと感動すら感じますね。
これが1680円なので、完全に買い置き候補です。

飲み進むとモダンなアプローチの印象が強くなりますね。
一昔前のシャブリに比べると、飲み口がとても柔らかく、すいすいと飲めてしまいます。

気がつくと、あっという間に1本無くなってしまってました。
また機会があったらレポートしたいと思います。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/wineuki/452051/452062/545040/688449/#705802

※サイトより引用
【生産地域】
ブルゴーニュ、ヨンヌ県シャブリ地方。ヴィヴィエール、ベリュ、シシェ、シャブリの村々に位置するぶどう畑。5~20度と緩やかな傾斜にブドウが植えられており、それぞれが多様性を持った地域。
【地質】
上ジェラ紀に形成された、貝殻の化石、粘土、石灰を含んだミネラル豊富な土壌。場所によっては泥灰土が少なく、非常に力強い個性を持った土壌もある。畑は様々な場所に点在しており、多種多様な個性が表れる。
【醸造】
機械収穫。加圧自動調整圧搾。マセレーションを行った後、100%温度調整されたステンレススチールタンクで発酵。発酵のあらゆる段階で、シャブリの特長であるシトラス、トロピカルフルーツといった果実感やサンザシのような花の香り、ミネラルを持った味わいをいかに表現できるかを努力してます。

2007/12/13

パスクア ヴァルポリチェッラ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・バボル、シラー(ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア)\768
・コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ(ヴァルポリチェッラ)\898

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

パスクア ヴァルポリチェッラ 2005 ボトル ラベル
【外観】
明るく、透明度が高い。
底がはっきり見える程度。
落ち着いた、やや黒っぽい紫。
粘性は割りとあって、まっすぐ何本も脚が現れる。

【香り】
なめし革の香り。
少しケミカルな印象。
フルーツも花の印象もやや弱い。
フルーツはチェリーくらいで、ややグリーンっぽい、茎のようなニュアンスもある。
全体に香りは弱め。

【味わい】
ライトボディで、フルーティ。
タンニンは控えめ、酸はわりと効いている。
甘さはほとんど感じず、セックな飲み口。
余韻は短いが細く続く感じ。
やや後味に渋みが残る印象。

【判定】
外観では、カベルネ・ソーヴィニヨンが外れる。
香りの印象は、動物的でちょっと土っぽい。
ただ、生肉の方向ではなく、加工された、やや枯れた動物香で、少しグリーンっぽいスパイスのようなニュアンスも含まれる。
この段階ではイタリアもスペインも両方ともあるかな。
飲み口はとてもライト。
すっきりとしていて、セック。
かなりアバウトな印象だが、スペイン的ではないような気がする。

ファイナルアンサーで、ヴァルポリチェッラ
で、ピンポン

今回は産地当てですね。

【総評】
パスクア ヴァルポリチェッラ 2005
PASQUA VALPOLICELLLA 2005

イタリア:ヴェネト州:
ブドウ品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ
アルコール度:12%

グルメシティで、898円で購入。

いくつか食べ物に合わせてみました。

ジャーマンポテト(ジャガイモ、ベーコン、玉ねぎを炒めたもの)は相性抜群。
ワインが活き活きとしてきて、両方おいしくいただける。

カレー粉で風味をつけた鶏のフリッターだと、ちょっとちぐはぐな感じ。
カレー粉が強調されて、ワインのバランスも崩れる。

タルタルは双方お構いなしって感じだが、やはりワインをゆでた卵と合わせるとちょっと気持ち悪い。(固定観念でしょうか)

ビーフジャーキーは、ややワインの軽さや甘い部分が強調される。

ちなみに、白米をしっかり咀嚼して甘みを出したところに合わせると、意外と悪くない。
ちょっと不思議なコラボレーションが生まれますね。
(あまりおすすめ出来ませんが)

キムチにはまったく敵わず、水のようになる。

山椒のきいた昆布の佃煮に合わせると、生臭くなって気持ち悪い。

このワイン、悪くないですね。
1000円に近いという価格が微妙ではありますが、宴会で飲むにはいいかもしれません。
もちろん、彼女と二人で飲む、というレベルではありませんけど。

メルシャン ビストロ 赤

メルシャン ビストロ 赤
MERCIAN BISTRO
メルシャン ビストロ 赤 ボトル ラベル
日本:輸入ぶどう果汁、輸入ワイン使用
アルコール度:11%

グルメシティで、298円で購入。

【外観】
明るく、透明感が高い。
色味はやや落ち着いた色調。
粘性は弱く、ふちに小さな気泡が出る。
炭酸を含んでいるような印象。

【香り】
なめし革のような香り。
動物的な印象とケミカルな印象が混ざった感じ。
ミネラルのような鉱物質な印象も強い。
白ワインっぽい香り?
グラスを回しても香りの印象は全然変わらず。

【味わい】
やや甘い。
ワインを使ったカクテルのような印象。
タンニンはほとんどなく、酸味が印象的に利いているが、あまり効果的ではない。
余韻は無く、ジュースを飲んだ後のような後味が残る。
アルコール入ってるの? ってくらいのジュース味。

【総評】
これはジュース、良くてカクテルですね。
香りはワインらしい印象があるのですが、飲んだときにちょっと残念、って感じです。

フードマッチとうたっているのでいくつか食べ物に合わせてみます。
ためしに白米と合わせてみると、ちょっと苦味が強調される感じになります。
大根の煮物には、何も影響なし。
甘辛く煮た挽肉は相性が良く、少し香りが良くなる感じです。
厚揚げは、あまり影響しないけど、苦味が少し出るかな。
ビーフジャーキーは最悪の相性で、ワインの悪いところが全部出て、ちょっとびっくり。
「うわっ」って感じになります。
醤油とみりん味の挽肉には合うのですが、どの辺が違うんでしょうか。

当たり前だけど、キムチには合いません。
でもキムチを食べたあとで辛さを洗い流すのにはとても最適。

いわゆる居酒屋の料理に合いそうなワインですね。
焼き鳥とか合うかも。

ワインとしては評価出来ませんが、飲み物としては割りといけるかな。
今回特売だったので特に安いですが、298円という値段では何も言えませんね。
またこのワイン、空のボトルが芸術的に軽い。
プラスチックか、ってくらいの軽さです。
この辺にも企業努力を感じます。
我が家的にはリピートする事はまず無いでしょうが、ひとつのジャンルとしては面白いですね。

2007/12/12

ル・シャン・デ・オリヴィエール ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー 赤(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ル・シャン・デ・オリヴィエール ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー(赤) ボトル ワイン
【外観】
濃い紫色。
透明度は弱く、やや濁りを感じる。
粘性は強く、脚があとからあとから下りてくる。
雫にはタンニンが残る。

【香り】
フローラル。
イチゴ。
キャンディ?
ちょっとヌーボーっぽい第一印象。
そのあとに、動物香。
なめし革のようで、やや土っぽい。
スパイスの印象もある。

【味わい】
スマートでスムーズでフレッシュな飲み口。
広がりは無いが、後味がとてもさわやか。
余韻は短いが、チャーミングな印象。
酸味がしっかりしていて、タンニンも主張している。

【判定】
外観では、どちらとも判定がつかず。
香りの印象はまず、ヌーボーっぽい感じで、ややフランス産がリード。
そのあとの動物的な印象でも、おそらく、グルナッシュとメルロー。
飲み口は洗練されていて、これは間違いなくモンダヴィの低価格ワインとは違う。
いわゆるフランスっぽい酸とタンニンを感じる。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、メルロー
で、ピンポン

二択だしねー、これは当たるでしょう。

【総評】
LE CHAMP DES OLIVIERS VIN DE PAYS DE L'HERAULT
ル・シャン・デ・オリヴィエール ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー(赤)
※町田の蔵家さんのオリジナルワイン

フランス:ラングドックルーション(エロー県):ヴァン・ドゥ・ペイ・ド・レロー
アルコール度:12%

蔵家さんで、780円で購入。

ちょっとヌーボーっぽいんですよね。
マセラシオン・カルボニック製法を使っているのでしょうか。
実に素朴な飲み口なのですが、素直で、とてもフレッシュで清涼感があります。
ミディアムボディで、食事に合わせなくてもおいしく飲めるタイプです。

食事に合わせるなら、肉よりはトマトソースのパスタとかでしょうか。
ピザだと、シンプルにチーズとトマトとバジルくらいのトッピングだと好く合いそうですね。

ほとんど甘さを感じない辛口で、後味は乾いたような印象が残りますが、頑固なワインではないので、どんどん進みます。
ただ、飲み口がいいからと飲み過ぎると危険。
一応、アルコール度12%はあるので、調子にのって飲んでいると痛い目にあいますね、きっと。

2007/12/09

ヴィーノ・デ・エィザグィーレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2004(ブラインドテイスティング:外す)

・ピノ・ノアール(ブルゴーニュ)\1580
・メルロー主体(ボルドー)\1580
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:ヴィーノ・デ・アイゼキア)\1080
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴィーノ・デ・エィザグィーレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2004 ボトル ラベル
【外観】
濃い色合いで、深い透明感がある。
底がぎりぎり見えないくらい。
やや落ち着いた紫色で彩度は高い。
粘性は強く、複雑に脚が現れる。

【香り】
濃縮感のあるジャムのような果実香。
カラメルのような甘い焦げ臭。
グラスを回すと、むっと動物香が立つ。
野性的な感じ。
植物系よりは動物系の印象。

【味わい】
タンニンの強い、渋みを強く感じる味わい。
それでいて、甘さを感じさせる。
余韻はそれほど長く無いが、じんわりと余韻が残る。
酸味はバランスよくあるがそれほど強くない。
果実味が主体で、タンニンがしっかりしていながら穏やかな飲み口。

【判定】
色調からはピノ・ノアールが外れる。
香りの大まかな印象はやや動物系。
カベルネ・ソーヴィニヨンが外れるか。
ただ飲み口が、チリカベっぽい。
動物系で渋みが強いとなるとメルローにも良く見られる傾向なので、メルローも候補になる。
タンニンがしっかりしているので、フランスっぽくもある。
グルナッシュだともう少しスパイシーかな。

ファイナルアンサーで、メルロー
で、ブー

なんと、カベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
ヴィーノ・デ・エィザグィーレ カベルネ・ソーヴィニヨン 2004
VINO DE EYZAGUIRRE CABERNET SAUVIGNON 2004

チリ:DOコルチャグア・ヴァレー
アルコール度:13.5%

町田の蔵家さんで、1080円で購入

ネタばれすると、こりゃチリカベだ、って感じの味わい。
ただ、サンライズなどに良くある、濃縮されたジュースみたいな感じはなく、しっかりワインになっています。
チリカベっぽい濃縮果実の印象とほんのりした甘さがありながら、繊細なフィネスを感じる部分が残ってい感じ。
タンニンは強いですが、実に飲みやすく、すいすいと進んでしまいます。
濃縮感のある果実香がメインですが、とり小屋のような、牧草と動物とやや糞尿系の入り交ざったような、ムスクっぽいのかな、ちょっと複雑な香りの印象もありますね。

飲み進むとやや単調で、変化の無い飲み口にやや飽きてくる。
やっぱりチリカベって印象が強くなってきました。
飲み口がジュースっぽいというか。
いいワインだとは思うので、あとは好みの問題かもしれません。

和風のソースがかかっているビーフステーキなんかだと良く合いそうですね。
ワインの清涼感がたってきて、料理もワインも両方おいしくなりそうです。

http://www.tanakaya3.com/Chili/Ci3153.htm
※サイトより引用
深く、濃い紫系の黒色で、落ち着きのある色相。トップノーズは果実味たっぷりで凝縮感があり、その後ローストした木、ココア、バニラ、そして少し黒ユリの花やピートモスのような香り。さらりとした口当り、適度な酸味と樽からのタンニン。タバコのような味わいと土の味。

2007/12/08

テレ・ド・セレ ヴァン・ド・ペイ・ドック ヴィオニエ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フィッセ)\1880
・シャルドネ(シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ)\1680
・ヴィオニエ(VDP 'Oc:テレ・ド・セレ)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

テレ・ド・セレ ヴァン・ド・ペイ・ドック ヴィオニエ 2005 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色。
やや艶あり。
粘性強く、ディスクも厚い。

【香り】
トロピカルフルーツの香り。
ややスモーキーな印象あり。

【味わい】
酸味がしっかりしたフレッシュなアタック。
それほど膨らみのあるボディではないが、スレンダーな印象でもない。
ぽっちゃりした感じで、ほんのり甘さも感じる。
やや苦味があり、全体を締めている。

【判定】
色合いではすべてが候補になるが、どちらかというとオレンジに振れた黄色なので、ソーヴィニヨン・ブランでは無いかも。
香りはフルーツが主体で、やや熟した南の果実の印象。
樽の影響もあり、独特なフルーツの香り。
ヴィオニエっぽい感じかな。
味わいは、シャルドネのようなボリューム感でも、ソーヴィニヨン・ブランのシャープでスレンダーな印象でもない。
いわゆるこってり系。

ファイナルアンサーで、ヴィオニエ
で、ピンポン

ヴィオニエらしいワインでしょうか。

【総評】
テレ・ド・セレ ヴァン・ド・ペイ・ドック ヴィオニエ 2005
TERRES DE SERRET Vin de Pays d'Oc Viognier 2005

ヴィオニエといえばコンドリューですが、微妙にその片鱗を見せる感じ。
熟した厚みのある果実香と、こってりとした飲み口。
ナッツ系のアーモンドのような香りもありますね。
ただ安いワインなので、完成度はそれほど高くありませんが、コストパフォーマンスは高いと思います。
悪くない、って感じかな。


楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/hanafusa87230/10000185/

※サイトより引用
南仏ラングドックの優良生産者が手掛けるヴァン・ド・ペイ。
まろやかな口当たりでドライフルーツのアロマ、すっきりした辛口。

ドライフルーツね、そうそう、一言でいうとそんな感じです。

ピクプール・ドゥ・ピネ コトー・デュ・ラングドック 2003(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ソノマ・カウンティ)\2080
・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フィッセ)\1880
・シャルドネ(シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ)\1680
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980
・ヴィオニエ(VDP 'Oc:テレ・ド・セレ)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ピクプール・ドゥ・ピネ コトー・デュ・ラングドック 2003 ボトル ラベル
【外観】
褐色。
ダークラムくらいの濃さ。
ブランデーよりは明るい。
トパーズと言っていいのかな?
粘性は強く、ディスクも厚い。

【香り】
熟したフルーツ香、カリンやパイナップル。
酸化した樽の印象。
蜜のような甘い香りと、少しスギやマツのようなグリーンっぽい爽やかさもある。

【味わい】
すっぱく収斂性がある。
フルーツビネガーのような味わい。
余韻は短く、酸の余韻が残る。
後味は良くない。
これって、痛んでる?ってくらいの荒々しい酸味。

【判定】
色合いは普通じゃない。
全然飲んだことの無い品種の可能性が強い。
香りはやや抵抗感のあるフルーツ香で、ちょっとトロピカル系。
ボルドーの白などに近い香りか。
少なくとも北の方の印象ではない。
熟したシャルドネもあるかも。
飲み口は完全に過熟というか、酸化というか、ほとんどお酢に近い飲み口。
ふくらみの無く、消えていく感じはシャルドネの印象では無い。
そうなると、ソーヴィニヨン・ブランが候補になるが、これがプイィ・フュメだとあまりに悲しい。
ヴィオニエっぽくも無いので、ここは飲んだことの無いワインにする。

ファイナルアンサーで、ピクプール
で、ピンポン

昔はこういったお酢っぽいワインが結構ありましたね。

【総評】
Picpoul de Pinet 2003 Coteaux du Languedoc Clos de l'Isabelle
ピクプール・ドゥ・ピネ コトー・デュ・ラングドック 2003

フランス:ラングドック地方:コトー・デュ・ラングドック AC
ピクプール・ドゥ・ピネもAOCみたいなんですが、コトー・デュ・ラングドックもAOCだし、そのあたりの事情は良く分かりません。
アルコール度:13%

町田の蔵家さんで、980円で購入。

多分、痛んでいると思いますが、香りは割りと良いんですよね。
お酢っぽい飲み口もノスタルジーを感じるというか、

ただ明らかに薦められるワインではないです。
ピクプール・ドゥ・ピネの実力もこれでは分からないので、また機会があったら買ってみましょう。

サンタ・アナ・マルベック 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サンタ・アナ・マルベック 2006 ボトル ラベル
【外観】
濃い色調だが、深い透明感がある。
底がぎりぎり見えないくらい。
色は黒っぽく、フチは落ち着いた紫。
粘性は強めで、雫にタンニンが残る。

【香り】
硫黄の香りが全体を覆っているが、主体は果実香。
煮詰めた、ジャムのような濃縮感のある果実。
そこに茎の青っぽさのような、ヴェジェタルな印象。
動物っぽさは少なく、植物っぽさの方が強い。
それほど強いスパイシーさは無い。
焦げ臭のような印象は少しあり、コーヒーやたばこの葉に通じるものがある。

【味わい】
なめらかで、タンニンは弱いが、酸味はしっかりしている。
余韻はなめらかに続かず、硫黄か何かにシャットアウトされるような印象。
全体にボリューム感は無く、ややジュースっぽい印象を受ける。

【判定】
外観では判定が出来ず。
香りではやや茎のようなグリーン香でカベルネ・ソーヴィニヨンが優勢。
飲み口は、明らかに新世界ワインのジュースっぽさ。
フランスを外して、マルベックかカベルネ・ソーヴィニヨンの二択となる。
飲み口は新世界ワイン独特の濃縮果汁を飲んでいるようなイメージなのでどちらとも言えない。
香りに関しては、マルベックのイメージが頭に入っていないので、カベルネ・ソーヴィニヨンかどうか、という判断になる。
何となく、茎っぽい感じがカベルネっぽいんだな、これが。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

マルベックでした。

【総評】
サンタ・アナ・マルベック 2006
SANTA ANA MALBEC 2006

アルゼンチン:メンドーサ州、サン・ファン州
アルコール度:13.5%

グルメシティで、特売698円で購入。

ネタばれしてみると、濃縮感の果実味やチョコやたばこっぽい印象など、南西地方のイメージがありますね。
今日の晩御飯、挽肉を使ったドライカレーに合わせてみました。
ワイン自体はとても濃厚なので、カレーに負けず、ちょっとフレッシュな飲み口になります。
カレーのスパイスをまろやかに包みこんで、さらに果実味を加えるような印象でしょうか。
とても良く合います。
家庭の料理だと、カレーや焼肉、ハンバーグなんかに合いそうですね。

他のおつまみ系に合わせてみると、ビーフジャーキーの濃い味付けにはとても良く合います。
アーモンドと合わせると、香りにアマンドグリエの印象が付加されて、ちょっと高いワインになったみたい。
基本的に焦がし系の食品には良く合うんでしょうね。

実に素直なワインなので、いろいろな料理にも良く合いそうです。
渋くも酸っぱくもないので、飲みやすく、万人受けするワインなんでしょうね。
しかも果実味たっぷり。

と、持ち上げておきながら、
我が家でリピートするかは微妙なラインですね。
もちろん好みの問題なんですけど。
マルベックという品種自体にはとても期待しているので、今後も買う事があるかと思いますが、このワインはどうかなって感じです。
ちょっと天真爛漫すぎるのかな。
とてもコストパフォーマンスが高いと思いますが、ひきつける魅力というか面白みが無いんですよね。

ただ、濃縮感のある、果実味たっぷりなワインが好きな人にはおすすめです。

2007/12/07

我が家のワイン リープフラウミルヒ QbA 2004

我が家のワイン リープフラウミルヒ QbA 2004
LIEBFRAUMILCH QUALITATSWEIN Nahe 2004

我が家のワイン リープフラウミルヒ QbA 2004 ボトル ラベル
ドイツ:ナーエ地方:リープフラウミルヒ
アルコール度:10%

グルメシティで、490円で購入。
※ワゴンセールだったので元値は615円

【外観】
やや明るい黄色で艶を感じる外観。
粘性は大変弱く、注いだときに泡が多く立つ。
小さな気泡も多く見られ、炭酸を含んでいると思われる。

【香り】
ミネラル感、鉱物感、ややペトロール香、発酵香。
レモンやグレープフルーツのような柑橘系の香り。
グラスを回すとペトロール香が強くなってくる。
白い花やハーブのような印象もある。

【味わい】
豊かな酸味とやさしい甘さ。
バランスが良く、スッキリとした飲み口。
ふくらんでいく感じは無く、余韻は短くスパッと消える。
後味に酸味の収斂性と雑味、やや苦味が残る。
炭酸を含んでいる影響もやや感じる。

【総評】
20年前くらいに、リープフラウミルヒやシュヴァルツ・カッツェがブームになった事がありましたが、その頃はドイツワインを良く飲んでましたね。
大好きでした。
フレッシュ&フルーティなドイツの白ワインが世界的に売れた時だと思います。
今はすっかり人気が低迷していていますが、和食には意外と合うと思うんですよね、中甘口のドイツワイン。

大根サラダとかにも良く合いますよ、これ。
以外に合いそうなのが、おでん。
いろいろなネタに合わせてみると面白いかもしれませんね。
カラシなんかも全然許容範囲でしょう、きっと。

ワゴンセールで490円で売ってましたが、とってもお買い得感のあるワインです。
もちろん中甘口のワインは好き嫌いがあるので、辛口しか飲まない人にはお勧めできません。
ただダイエーオリジナルのこのワイン、おそらく無くなっていく方向だとと思うので、買おうと思っても手に入らないのでしょうね、きっと。

「聖母の乳」って意味ですが、改めて飲んでみると、何となく分かる気がします。
まろやかな甘さがあるんですよね、包み込むような。
酸味がしっかりあっても、とてもマイルドな印象を受けます。
しかも口当たりがややトロッとしている、ネクターのようなイメージ。
このまろやかさがきっと、「聖母の乳」なんでしょうね。

2007/12/06

シャトー・ルリエール・デュ・クロゼ ブラン 2004(ハーフ)

シャトー・ルリエール・デュ・クロゼ ブラン 2004(ハーフ)
CHATEAU ROULIERE DU CLOSET 2004

シャトー・ルリエール・デュ・クロゼ ブラン 2004(ハーフ) ボトル ラベル
フランス:ボルドーAC
アルコール度:12%

大丸ピーコックで、598円で購入。(ハーフ)

【外観】
やや濃い黄色。
粘性ややあり、艶のある外観。

【香り】
フルーツ香が主体だが、やや樽の影響なのか、すっきりないフルーツ香。
全体に香りは弱く、グラスを回すとトロピカルフルーツのような香りが立って、すぐ消えた。
酸っぱい木の香りだけが残る。

【味わい】
酸味が強く、苦味がややあり、収斂性を感じる。
苦すっぱい感じ。
ボディは弱く、うすっぺらな印象。
余韻も短い。
飲み手に我慢を強いるような飲み口。

【総評】
ワインだけで飲むと次の一杯に手が出ないような味わいですが、食べ物が入るとすっきりおいしく飲めるようになります。
苦味も渋みも爽やかさに転じる感じ。
ほのかなフルーツ香も良い雰囲気で華を添えますね。
極端に食事偏重型のワインといった印象です。

ちなみにコンビニのボンゴレのパスタを食べてますが、ボンゴレのミネラル感にも良く合います。
マヨネーズを使ったサラダだとやや樽の印象が気になりますが、ワインだけで飲んだ印象とは全然違って感じます。

とはいえ、やはり樽の印象が悪い方に影響していることは否めないですね。
あまりリピートしたいタイプのワインではありません。

ただ、ハーフボトルという競争の少ない選択肢の中では、また買うワインかもしれませんね。

2007/12/04

メルシャン ビストロ(白)

MERCIAN BISTORO
メルシャン ビストロ(白)

メルシャン ビストロ(白) ボトル ラベル
国産:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用
アルコール度:11%

グルメシティで、298円で購入

【外観】
ややオレンジを感じる少し淡い黄色
思ったより輝きのある外観。
粘性も割りと強く、ディスクも厚め。

【香り】
フルーツ香と鉱物香がアンバランスに混在している。
フルーツはパイナップルのようなややトロピカル系の香り。
ミネラルは発酵香と混ざった印象。
とにかく出てくる順番がバラバラって感じを受ける。

【味わい】
ライトでフレッシュ、酸味はほどほどにある。
ほとんどジュースというか、カクテルっぽい。
余韻もとても短く、ややカルピスのような喉に残る印象がある。
クリーンな印象があって、飲み物としてはキレイにまとまっている。
ただ、ジュースとワインが混ざっている印象はいなめない。

【総評】
セールだったので極端に安い、298円というビール並の値段ですが、ワインライクなアルコール飲料としては納得して飲めるのではないでしょうか。

メルシャンらしいフレッシュ感あふれるワインで、ちょっとブレンドっぽい感じとか、ジュースっぽい感じもありますが、値段で帳消しではないでしょうか。
ただこのワイン、あまり酔わないので、よっぱらうのが目的の人にはおすすめできませんね。
飲み口がやさしい感じとか、何日か置いておいても変わらなさそうな感じとか(試してませんが)しかもこの低価格と考えると、日本の家庭用のデイリーワインとしてはひとつの完成形なのかもしれません。
企業努力を感じる、なかなか他のメーカーでは真似できない完成度ですね。

2007/12/03

ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ ヴィニュロン・ド・カルナス 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698
・シラー50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%(ヴァン・ヌーボー ヴィニュロン・ド・カルナス)\880

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ ヴィニュロン・ド・カルナス 2007 ボトル ラベル
【外観】
明るく透明度の高い外観。
マゼンタのようなピンクがかった紫色を帯びている。
粘性はそこそこあるが、脚はすーっと早く落ちる。
少し炭酸を含んでいるようで、フチに気泡が現れる。

【香り】
独特のマセラシオン・カルボニックの香り。
なんというのか、フローラルでやや炭酸っぽいというか。
いわゆる新酒の香りだが、ボージョレとは違い、少しスパイスの印象がある。
グラスを回しても香りの印象はそれほど変わらず、だんだん香りが飛んでいく感じ。

【味わい】
フレッシュで酸味がシャープな口あたり。
余韻はほとんど無く、すぐ消える。
ほんのり塩味のような印象が残るが、基本的にはとても切れのいい後味。
タンニンはほとんど感じられないが、甘さはほとんどなく、かなりセックな味わい。

【判定】
外観のピンクっぽい色調。
マセラシオン・カルボニックの香り。
タンニンのほとんど無いシャープで酸味のたった味わい。
どれをとっても、ヌーボー以外には考えられない。

ファイナルアンサーで、ヴァン・ヌーボー
で、ピンポン

シラーのヌーボー、そのまんまって感じのワインですね。

【総評】
Vin Primeur Vignerons de Carnas 2007
ヴァン・ヌーヴォー ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ルージュ ヴィニュロン・ド・カルナス 2007

マセラシオン・カルボニックはすべての品種の個性を覆い隠す、って言われてますが、まさにその通りで、誰が飲んでもヌーボーっていう香りと味わいがあります。
でもボージョレと比べてみると、微妙に品種の個性が残ってるんですよね。
ガメイの繊細なバランスに比べると、シラーは個性を主張せずにはいられない強さがあります。
こればっかりは好みの問題なんでしょうが、マセラシオン・カルボニックと相性がいいのは、やはりガメイじゃないかなー、って気もします。
でもこのワインはとてもよく出来ていて、とてもおいしい。
人によってはボージョレよりおいしく感じるのではないでしょうか。
ヌーボーながらメリハリがあり、スパイスの印象がアクセントになっています。
フルーティでありながらドライな味わいも、スッキリとよくまとまっていて、とても飲み口が良いです。
ライトボディなので、あわせる料理もそれほど気を使わなくていいし、この季節おすすめな一本ですね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/winekan/103630/106187/1814034/

※サイトより引用
非常にしっかりした果実味、そして適度な酸味は、かなり本格的に造っている感じがします。
通常、新酒はマセラシオン・カルボニック製法で造られるのが大半なのですが、このワインもそうなのかな???
それにしては、かなり本格的な赤ワインの味わいです。
といっても、タンニンはまろやかで、非常にフレッシュですよ!
気になるのが、このセパージュ(品種)です!!!
なんとシラー50%、カベルネ・ソーヴィニョン50%なんです!
これって、オーストラリアに似たブレンドですよね!
ちょっと意識してるのかな???それはわかりません・・・
このブレンドが、新酒にもかかわらず、ワインを複雑にしているような気がします。軽やかな果実味なのですが、どこかこのワインは、通常のヴァン・ヌーヴォーとは違う味わいがあります。『新酒』をいろいろ試されるなら、このワインも是非、一緒に飲み比べていただきたいです!


確かにこのワインがマセラシオン・カルボニックで作られているかどうかは不明ですね。
もし違ったら私のコメントはいったい・・・

2007/12/01

ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ・メルロー 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:ヴィーノ・デ・アイゼキア)\1080
・メルロー(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039
・グルナッシュ60% メルロー40%(ル・シャン・デ・オリヴィエール:蔵家さんオリジナル)\780
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ・メルロー 2005 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感で、底がぎりぎり見えるくらい。
黒っぽい紫色。
粘性はそれほど強くない。

【香り】
ヴェジェタルな印象。
スパイシー。
ミネラル。

【味わい】
なめらかで控えめな酸味。
ちょっと頼りない口あたり。

【判定】
色合いでは判定が難しい。
香りでは、ややヴェジェタルな印象で、カベルネ・ソーヴィニヨンっぽさを感じる。
ただ飲み口は、軽くて深みのない、安いワインの印象。
フランスっぽくないので、新世界ワインに絞る。
メルローかマルベックだが、ややスパイシーな印象や悪く言うと安っぽい飲み口でマルベックの方かな。

ファイナルアンサーでマルベック
で、ブー

モンダヴィのメルローでした。

【総評】
ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ・メルロー 2005
Robert Mondavi Woodbridge Merlot 2005

アメリカ:カリフォルニア州:ローダイ地区
アルコール度:13.5%

大丸ピーコックで、1039円で購入。

大変飲みやすく作られたワイン。
アルコール度は高いが、ジューシーですいすい飲める。
飲み物としては良く出来ている感じだが、ワインとしてはいまいちかな。
我が家的にはリピートしないタイプのワインです。

ボデガ・エルマノス・デル・ビリャール オロ・デ・カスティーリャ ベルデホ白 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン(プイィ・フィッセ)\1880
・シャルドネ(シャブリ・ラ・キュヴェ・デパキ)\1680
・ベルデホ(スペイン:ルエダ)\1380
・ピクプール(ピクプール・ドゥ・ピネ2003)\980
・ヴィオニエ(VDP 'Oc:テレ・ド・セレ)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボデガ・エルマノス・デル・ビリャール オロ・デ・カスティーリャ ベルデホ白 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや濃い黄色で、ほんのりグリーンを感じる。
粘性は強く、ディスクも厚い。
艶のある、てらてらした輝き。

【香り】
熟したフルーツ香が主体。
洋梨、桃、かりん、くらいかな。
そのあとに煙っぽいグリーン香が立ってくる。
いわゆるソーヴィニヨン・ブランの香り。
ちょっとペトロール香のような鉱物質な香りもある。

【味わい】
シャープで酸味のしっかりした味わい。
ボディの膨らみはあまりなく、すっきりとしていて、余韻は短め。
飲んだときに、ちょっとピリピリするような印象がある。
とてもすっきりと爽やかで、上質な印象。

【判定】
外観ではかなりしっかりしたワインの印象。
少し高いランクのワインか。
香りの印象はソーヴィニヨン・ブラン。
飲んだときのスッキリ感もソーヴィニヨン・ブラン。
クラスもプイィ・フィッセくらいのレベルを感じさせる。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ブー

なんとベルデホ、でした。

【総評】
ボデガ・エルマノス・デル・ビリャール オロ・デ・カスティーリャ ベルデホ白 2005
Bodega Hermanos del Villar Oro de Castilla Verdejo 2005

スペイン:スティーリャ・レオン州:ルエダD.O.
アルコール度:12.5%

町田の蔵家さんで、1380円で購入。

スペインのワインって、ソーヴィニヨン・ブランのような香りがする事が多いですよね。
スモーキーなグリーン香で、ちょっと鉱物質な香り。
スペインと分かると、確かにスペインらしい特徴もあります。
シェリーっぽいというか、コクのある感じというか。

このワイン、すっきりと上品にまとまっていて、とてもしっかりとしている印象のワインです。
スペインらしさも残しながらも、とてもモダンな印象ですね。
飲み口の清涼感というか、雑味の無いクリーンな感じというか、とても丁寧に作られている感じがします。
素直においしく、飲んだだけでちょっと幸せになるような良さがありますね。
やや青草のようなアロマティックな印象があるので、料理に合わせるとしたら、香草をつかったチキンソテーとか、ハーブ系の料理が良さそうですね。
魚よりはチキンくらいの方が合いそうな気がしますが、魚だったらフライやフリッターでハーブの利いたソースが添えられるとバッチリでしょう。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/kbwine/450503/450506/791166/#827466

※サイトより引用
「クリスピーで清らかで、熟したフルーツがぎっしり詰まったようなこの白ワインは樽を用いずフレッシュに仕上がっている。白桃、蜂蜜、柑橘の香りが鼻腔を抜け、エレガントで今なお強いフレーバーを持つワイン!!」
「ハーブと柑橘の華やかな香り。グラッシーな風味に溢れたフレッシュな味わい。ロワールの質の高いソーヴィニョン・ブランを彷彿とさせる味わい深さ!!」
「完熟果実、ハーブ、アプリコットなどのやや強めの心地良いアロマ。砂糖がけ柑橘類の甘苦いニュアンスの果実味が非常に美味しい!!」
このベルデホ種は良くソーヴィニョン・ブランと風味が似ているといわれる品種です。グラッシーで爽やかな風味が共通しており、このワインもロワールの質の高いソーヴィニョン・ブランを彷彿とさせる味わい。

オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド赤(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039 C
・メルロー(ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ)\1039 C
・グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン(VDT:オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド)\1000 C
・マルベック(サンタ・アナ・マルベック)\698 C

の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング。

オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド赤 ボトル ラベル
【外観】
濃く、深い透明感。
底はまったく見えない。
フチには紫色の色味が強く出ていて、全体に黒っぽい色調。
粘性はそれほど強くなく、脚はすーっと流れる。

【香り】
閉じた、硫黄の印象の強い香り。
どちらかというと動物系の印象が強いように感じる。
何度かグラスを回すが、閉じた印象は変わらず。

【味わい】
渋く、酸っぱい。
かなり収斂性が強く、やや荒々しい印象の飲み口。
渋みが強いながらも、清涼感を感じる。
飲み口は荒々しいが、ワインとしては出来が良い印象がある。
余韻は短く、スパッと消える。

【判定】
今回の4本の中では、色合いではほぼすべてが候補になり、香りも閉じている印象で特徴的なものは嗅ぎ取れない。
ただ、動物的な印象があり、グリーン系の印象が弱いので、とりあえずカベルネ・ソーヴィニヨンは外す。
飲み口はとても特徴があり、渋く、酸っぱい。
この、飲み手に優しくない感じはとてもフランスっぽい感じ。
他に考えられるのはメルローで、かなり渋みの強い時がある。
メルローだとモンダヴィだが、とても飲み手に優しい(やや人工的な)事が多いので、こんなに荒々しい飲み口では無いだろう。
とは思うが、最近安いモンダヴィワインでもフランスっぽいものがあるので、切り捨てられない。
マルベックはもうちょっと穏やかで優しいだろうと思われるのでこれは外しておこう。
南仏VDTとメルローの一騎打ち、って事で、決め手になるような香りの特徴が出てくるのを待っていたら、やや時間が経ってシラーっぽい、スパイスの印象が少し出てきた。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

おー、当たった、当たった。

【総評】
オ・フィル・デュ・タン ヴェルジェ・デュ・スッド赤
Verget du Sud Vin de Table Au fil du temps

フランス:ヴァン ド ターブル
アルコール度:12.5%

レシピ青葉台店で、1000円で購入。

全体に閉じている印象ながら、パフォーマンスの高さを感じさせる。
ちょっと時間をおかないと変化してこないかな、と思いながらもどんどん減ってしまう。
時間と共に、閉じた香りの印象は、鉄っぽさや、なめし革のような薬品っぽさを含んだ動物香が少し現れてきた。
スパイシーさもだんだん強くなってきて、シラーっぽさが表に出てきた。
焦げ臭や、ややチョコレートっぽい印象も少しあり、このワインのパフォーマンスの高さを感じさせる。
香りはボリューム感があり、強さを感じさせる。
飲み口も少し落ち着いてくると、荒々しかった印象が少し優しくなってきた。
ほんのり甘さも感じて、ローヌのエルミタージュみたいな印象を感じる。
非常に清涼感があり、飲み口が爽やかで、べたつき感や重さは感じられない。
良いワインだが、ややとっつきにくい感じがあるので、渋くっても、酸っぱくっても大丈夫、って人にはおすすめでしょうか。

楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/daiken/470057/462254/835624/

※サイトより引用
さらっとした軽いボディに南フランスを思わす果実味。酸味とタンニンがしっかりと存在しています。ソフトにスパイシーさもあってなかなかのデイリーワイン。
これはこの価格帯のデイリーワインとしてはなかなか!
南仏らしい気取りのないフルーティーで飲みやすいながら、タンニン・酸味のバランスが素晴らしい、エレガントなデイリーワインです。「さすがはヴェルジェ!」と思いました。

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